1: 名無しで叶える物語◆bP41LDoR★ 2026/06/08(月) 18:35:17 ID:???00
泉と沙知のお話
2: 名無しで叶える物語◆bP41LDoR★ 2026/06/08(月) 18:37:28 ID:???00
マイカとの邂逅後
泉「私たちは歓迎する……か」
泉「私たち。自然とそう言ってしまった」
泉「……我ながら本当に変わったものだ」
「やあ、桂城泉さん」
泉「っ!あなたは……」
泉「私たちは歓迎する……か」
泉「私たち。自然とそう言ってしまった」
泉「……我ながら本当に変わったものだ」
「やあ、桂城泉さん」
泉「っ!あなたは……」
3: 名無しで叶える物語◆bP41LDoR★ 2026/06/08(月) 18:39:29 ID:???00
沙知「こんな所で考え込んでどうしたんだい?まさかスクールアイドルクラブの展示を見ていたわけでもないだろう?」
泉「いえ、先程まで人と会っていましてそれで少し」
沙知「人と……ああ、あの子たちか」
沙知「どうだ、部活の先輩になる心境は?」
泉「正直なことを言うと実感はありません、スクールアイドルを始めてからはずっと後輩の立場だったもので」
沙知「ん、セラスは……いや、そっか君たちは」
泉「はい、彼女は学年こそ一つ下ですがスクールアイドルに関しては先輩でしたし……なによりパートナーでしたから」
泉「いえ、先程まで人と会っていましてそれで少し」
沙知「人と……ああ、あの子たちか」
沙知「どうだ、部活の先輩になる心境は?」
泉「正直なことを言うと実感はありません、スクールアイドルを始めてからはずっと後輩の立場だったもので」
沙知「ん、セラスは……いや、そっか君たちは」
泉「はい、彼女は学年こそ一つ下ですがスクールアイドルに関しては先輩でしたし……なによりパートナーでしたから」
4: 名無しで叶える物語◆bP41LDoR★ 2026/06/08(月) 18:41:26 ID:???00
沙知「あの子は瑞河のときから頑張っていたからね、実は君が瑞河に転校する前から彼女の話は聞いていたんだ」
泉「セラスのことを……ですか?」
沙知「生徒会長時代に瑞河のOGと話す機会があったんだけどさ、なかなかに気合の入った中学生がいるから2年後は覚悟しとけって言われたよ」
泉「ふふ、確かにあの頃のセラスは文字通り気合が入っていましたものね」
沙知「その時はさやかたちが3年生になる頃に直接対決もあるかな~なんて思っていたんだけど……まさか1年繰り上がるなんてねぃ」
泉「その節は……」
沙知「あははっ!いいステージだったよ」
泉「セラスのことを……ですか?」
沙知「生徒会長時代に瑞河のOGと話す機会があったんだけどさ、なかなかに気合の入った中学生がいるから2年後は覚悟しとけって言われたよ」
泉「ふふ、確かにあの頃のセラスは文字通り気合が入っていましたものね」
沙知「その時はさやかたちが3年生になる頃に直接対決もあるかな~なんて思っていたんだけど……まさか1年繰り上がるなんてねぃ」
泉「その節は……」
沙知「あははっ!いいステージだったよ」
5: 名無しで叶える物語◆bP41LDoR★ 2026/06/08(月) 18:42:29 ID:???00
沙知「いやぁそれにしても泉とこうして話をするのは初めて……だっけ?」
泉「小鈴さんの時はお互いに時間が取れませんでしたし、ブルパの準備期間も担当が違いましたからね」
沙知「そだねー、あたしがエーデルに会いに行くときはなぜかセラスだけしかいなくて、いっつもタイミングが合わなかったもんね」
沙知「リハの時もあたしが話しかけに行くタイミングでなぜか泉だけトイレだったり音響チームのところに行ったり、ブルパ前夜祭の時はセラスを連れて逃避行してたりね」
泉「気づいてましたか……」
沙知「まーね、なんか避けられてるなって」
沙知「とっくに卒業したロートルが先輩ヅラして絡みにくるのは面倒だって気持ちもわかるけど、ちょっと露骨すぎやしないかい?」
泉「いえそう言うわけでは……ただ、少し」
泉「小鈴さんの時はお互いに時間が取れませんでしたし、ブルパの準備期間も担当が違いましたからね」
沙知「そだねー、あたしがエーデルに会いに行くときはなぜかセラスだけしかいなくて、いっつもタイミングが合わなかったもんね」
沙知「リハの時もあたしが話しかけに行くタイミングでなぜか泉だけトイレだったり音響チームのところに行ったり、ブルパ前夜祭の時はセラスを連れて逃避行してたりね」
泉「気づいてましたか……」
沙知「まーね、なんか避けられてるなって」
沙知「とっくに卒業したロートルが先輩ヅラして絡みにくるのは面倒だって気持ちもわかるけど、ちょっと露骨すぎやしないかい?」
泉「いえそう言うわけでは……ただ、少し」
6: 名無しで叶える物語◆bP41LDoR★ 2026/06/08(月) 18:44:08 ID:???00
泉「……少し怖かったんです」
泉「あの後……小鈴さんとさやか先輩の一件の後、花帆先輩たちからあなたのことを聞きました、スクールアイドルクラブを守るために部を離れ、たった一人で大人たちと戦ってくれたんだと」
沙知「あいつら、また大袈裟なことを」
泉「大袈裟なんて謙遜を、3つのユニットを兼任し、大三角の先輩たちだけでなくその後輩であるさやか先輩たちを導いてくれたことも聞きました」
泉「大賀美沙知がいなければクラブどころか今の蓮ノ空女学院もきっとなかっただろう、それくらい偉大な人だった」
泉「あとは、一人で基礎工事から八重咲きステージを建設して高い高いされるのが好きで大倉庫で遭難した生徒を救い上げる妖精さんだとか」
沙知「まったく、それを言ったのは慈だろうなあ」
泉「これは冗談だとしても……あなたに会うのが怖かったんです」
泉「外部からやってきて3ユニット制という伝統から外れた私たちを……快く思っていないのではないかと、ずっと」
泉「あの後……小鈴さんとさやか先輩の一件の後、花帆先輩たちからあなたのことを聞きました、スクールアイドルクラブを守るために部を離れ、たった一人で大人たちと戦ってくれたんだと」
沙知「あいつら、また大袈裟なことを」
泉「大袈裟なんて謙遜を、3つのユニットを兼任し、大三角の先輩たちだけでなくその後輩であるさやか先輩たちを導いてくれたことも聞きました」
泉「大賀美沙知がいなければクラブどころか今の蓮ノ空女学院もきっとなかっただろう、それくらい偉大な人だった」
泉「あとは、一人で基礎工事から八重咲きステージを建設して高い高いされるのが好きで大倉庫で遭難した生徒を救い上げる妖精さんだとか」
沙知「まったく、それを言ったのは慈だろうなあ」
泉「これは冗談だとしても……あなたに会うのが怖かったんです」
泉「外部からやってきて3ユニット制という伝統から外れた私たちを……快く思っていないのではないかと、ずっと」
7: 名無しで叶える物語◆bP41LDoR★ 2026/06/08(月) 18:45:18 ID:???00
沙知「そっかそっか……まあ正直なことを言うとEdel Noteのことを悪く言うOGもいた、伝統を蔑ろにする異分子だ~なんて」
泉「やはり……そうでしたか」
沙知「でもね、それがなんだってんだ!」
泉「……は?」
沙知「そもそも3ユニット制すら芸楽部の時代にはなかったものだし、なにより"今この瞬間"を必死に生きるのが君たちだろう?」
沙知「そんな君たちに文句を言う権利なんて地球上の誰にもないんだよ」
沙知「大丈夫!君たちは紛れもなく蓮ノ空のスクールアイドルだ!あたしが保証する!」
泉「やはり……そうでしたか」
沙知「でもね、それがなんだってんだ!」
泉「……は?」
沙知「そもそも3ユニット制すら芸楽部の時代にはなかったものだし、なにより"今この瞬間"を必死に生きるのが君たちだろう?」
沙知「そんな君たちに文句を言う権利なんて地球上の誰にもないんだよ」
沙知「大丈夫!君たちは紛れもなく蓮ノ空のスクールアイドルだ!あたしが保証する!」
8: 名無しで叶える物語◆bP41LDoR★ 2026/06/08(月) 18:46:22 ID:???00
泉「沙知……先輩」
沙知「それとも何かい?偉大な大賀美沙知先輩の大丈夫より顔も知らないOGの文句が優先されるのかな」
泉「いいえ、そんなこと……そんなことないです…!」
沙知「ならよし!」ニカッ
沙知「と、こんな時間か……ライブのリハもあるしあんまりゆっくりはしてられないねぃ」
泉「そうですね、保健室もセラスに任せっきりでしたし今頃怒り心頭でしょうね」
沙知「可愛いほっぺをぷくぷくにしてそうだねぃ」
泉「ふふっ、では私はこれで失礼します、可愛いセラスに怒られてこなければならないので」
沙知「おう、しっかり絞られておいで」
沙知「ああ、そうだ」
沙知「それとも何かい?偉大な大賀美沙知先輩の大丈夫より顔も知らないOGの文句が優先されるのかな」
泉「いいえ、そんなこと……そんなことないです…!」
沙知「ならよし!」ニカッ
沙知「と、こんな時間か……ライブのリハもあるしあんまりゆっくりはしてられないねぃ」
泉「そうですね、保健室もセラスに任せっきりでしたし今頃怒り心頭でしょうね」
沙知「可愛いほっぺをぷくぷくにしてそうだねぃ」
泉「ふふっ、では私はこれで失礼します、可愛いセラスに怒られてこなければならないので」
沙知「おう、しっかり絞られておいで」
沙知「ああ、そうだ」
9: 名無しで叶える物語◆bP41LDoR★ 2026/06/08(月) 18:46:56 ID:???00
沙知「泉、スクールアイドル好きかい?」
泉「はい、こわいくらいに」
泉「私は───スクールアイドルが好きです!」
沙知「うん、それなら大丈夫だ」
沙知「頑張れよ、スクールアイドル桂城泉!」
泉「はい、こわいくらいに」
泉「私は───スクールアイドルが好きです!」
沙知「うん、それなら大丈夫だ」
沙知「頑張れよ、スクールアイドル桂城泉!」
10: 名無しで叶える物語◆bP41LDoR★ 2026/06/08(月) 18:47:08 ID:???00
おしまい


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