1 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 14:26:01 ???00
※この話はフィクションであり実在の人物とは関係ありません


2 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 14:27:29 ???00
uism「どうしてこんな事態になったのでしょう……?」

mek「どうしてって、雨が急に降ってきたから避難してきたわけで」

uism「そこまでは理解しています。どうして  ホに、しかも二人でお風呂に入るのか、ということです!」

mek「ちょうど近くにあったんだからさ。体調管理は過度なくらいがちょうどいいのよ」

mekさんはボディソープを手になじませながら答えた。

mek「一度しっかりuismの体を見てみたかったんだよね~」

少しひんやりとした手が私の肩に触れる。

仔犬を扱うように優しく撫でられる。

こしょばゆくて、声が出てしまう。

uism「ううっ…」

mek「いつもタチっぽいuismがしおらしくしてるの、かわいいw」

uism「別にタチとかではありません」

mek「可愛い、は否定しないんだ。uismもちゃんと女の子だもんね、可愛いと言われたいのかな?」

uism「絡めなくていいです」


3 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 14:28:30 ???00
mek「私もuismくらいあったらな~」モミモミ

uism「せ、せくはらです」

mek「いまさらすぎる……」

mekさんのヌルヌルとした細く長い指が、わたしの双丘を持ち上げては落として遊ぶ。

ほんと、こんなにいやらしい人だったとは思わなかった。

もしかして、わたしもみんなからこんな風に見られてたのかしら、自重しなきゃ。

まあmekさんは美人だからゆるせるけれど。


4 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 14:29:26 ???00
mek「色も形も大きさも今まで見てきた中で最高だよ、uism」

uism「っ」

今まで──。

そうよね、mekさんもいろんな人とこうして交わってきたわけで……。

当然の事実に、なぜか胸がズキッとする。

mekさん、か。

別に好きではないはずだけれど、他人のナイーブな部分に触れたくはないもの。


5 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 14:30:36 ???00
mek「私のは、ほら、こんなだから」

mekさんは自分の胸に泡をつけて笑った。

uism「でも、きれいだと思います」

mek「そう?」

手のひらで泡を取り除き、胸を張って私に見せつけてくる。

確かに大きくはないけれど、左右のバランスが整っている上に、張りがあって、つい触りたくなるような造形をしている。


6 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 14:31:58 ???00
uism「……」ジッ

mek「……///」

頬と胸が少しずつ赤らんできたところで、それはmekさんの前腕に隠された。

腕につぶされた柔らかそうな凹凸に見とれていると

mek「もういいよね///」

uism「自分から見せつけてきたはずでしょう?」

mek「目つきがいやらしいんだよぉ」

uism「あなたがいいますか。ふふっ、意外と純情な反応をするんですね」

mek「意外って、私を何だと思ってるんだよ」


7 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 15:06:23 ???00
円形の浴槽の中に向き合う二人。

mekさんがふざけて点けたピンク色の光が水面に反射して天井で揺れている。

mek「正面から見るとなおさらすごいね」

uism「?」

mek「    」

uism「おっ……/// mekさんだってすごくスタイルいいですよ」

mek「モデル体型ってやつ?」

uism「はい。なかなか大きな浴槽のはずですが、mekさんの脚が長すぎて少し狭く感じます」

mek「私の脚の上にのせていいよ」

uism「でも……」

mek「言っとくけど、いまの   脚めちゃくちゃ  いよ」

uism「見ないでください///!!!」

咄嗟に  を手で隠した。


8 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 15:06:56 ???00
mek「まあいいや、隣行っていい?」

uism「変な目で見なければ」

mek「それは無理かも」

言いながらmekさんは肩を寄せてきた。

mek「uismって安心感あるよね」

uism「声が落ち着くというのはよく言われますね」

mek「声もだし、なんていうか存在感?一緒にいると安心してふざけたくなっちゃう」

uism「それは嬉しい限りですが、まだ知り合って間もないのですからもう少し遠慮してもいいですよ?」

mek「uism大人っぽいから」


9 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 15:07:45 ???00
mekさんは甘えるように私の脇に腕を差し込み、指を絡めてきた。

mekさんは今夜私をどうするつもりだろう。

やっぱり、するのかな。

そういう噂をよく聞くものだし。

私はそれに応じるのか。

それはその時にならないと分からない。

この時点で強く拒絶していないということは、やぶさかではないということなのかもしれない。


10 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 15:08:44 ???00
視線を感じる。

uism「なんでしょう?」

mek「あ、いや、uismは横顔もきれいだなと思ってね」

uism「そんなことありませんよ」

mek「私、uismのこと結構好きだよ。いや、結構というか、かなり、かも」

uism「ふふっ、またからかってますか?」

mek「んー、どうだろうね」

これがmekさんの手練手管なのかもしれない。

女の子たちをその気にさせて食べようという魂胆なのだろうか。

負けませんよ。


11 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 15:09:36 ???00
少し目を閉じて、息を吐く。

uism「はー、あたたかい」

mek「なんかそれ、面白いね」

uism「何がですか?」

mek「  ホでお風呂を堪能してため息吐く人ってあんまりいなくない?」

uism「そうですかね」

mek「だって  ホのお風呂って、大体その、準備のために入るものじゃん?そんなに落ち着いてられないんじゃないかな」

uism「ん、言われてみれば」

mek「でも、uismはそのままでいいからね」


12 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 15:10:29 ???00
再び目を閉じてお湯の温もりに身を委ねていると、まぶた越しに目の前が暗くなるのを感じた。

耳を澄ます。

呼吸音が聞こえる。

mekさんが顔を覗き込んでいるんだ。

きっとこのまま目を閉じていれば、私はキスをされる。

どうするべきか、体に聞いてみる。

だけど、私の体は目を閉じたまま。


13 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 15:10:46 ???00


────。

.


14 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 15:11:13 ???00
しばらく待っていると、瞼の向こうの影が消えた。

あれ?

目を開けると、mekさんが隣で下を向いていた。

uism「mekさん、キスしないんですか?」

mek「う、うぇ!?キス!?いや、べつにしないけど!?」

uism「いま、しようとしてませんでしたか?」

mek「うーん、まあなんていうか、uism綺麗だなぁーと思って見てただけだけど……」

uism「……」


15 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 15:12:06 ???00
こしょこしょ。

mekさんの脇腹をくすぐる。

mek「きゃっ、あはははは!あははは!やめて、やめて!」

uism「キスしようとしてましたよね?」

mek「ひいっ、してたから、やめて、認めるからぁ!!」

やめた。

mek「はぁーーー。ごめんて」

uism「怒っているわけではありませんが、どうしてなんだろうって」


16 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 15:12:42 ???00
mekさんは口をお湯につけてブクブクと泡を吐く。

mek「ぼこぼこぼこ……///」

uism「はい?」

何を言ってるのかさっぱりわからない。

もう少し具体的な質問をぶつけてみることにする。

uism「mekさんってキス慣れてますよね?」

mek「ん?まあ、一般的なレベルよりかは慣れてる、かも」

uism「なら別にキスする流れだったじゃないですか、いま」

mek「それはそうなんだけどさ、んーーーー」

mek「いや、違うんだよuismは」

uism「違う?」

mek「なんかわかんないけど、uism相手だとすごく緊張する」

uism「緊張しますか?あんなに胸を触ってきたあなたがですか?」

mek「うん、キスしようと思ったよ?それでじっと顔を見てたらさ、なんか違うんだよ、わかんないけど」

uism「じゃあ仕切り直しますか?」

湯けむりに遮られたmekさんの存在を確かめるように手をぎゅっと握ろうとしたところで、その手はするりとすり抜けた。

mek「ごめん、先出るね」



22 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 18:05:02 ???00
お風呂から上がると、部屋は間接照明のみが点けられていた。

薄暗いなか先に上がったmekさんはすでにベッドに入っていた。

uism「mekさん」

呼びかけても何も返事はない。

uism「…………」

uism「mekさん、もしかして本当に私のことが好きなんでしょうか」

mek「ギクッ!!」

布団が大きく跳ねた。

わかりやすすぎます。

少しズレた布団の隙間に体を滑り込ませ、mekさんの背中に胸を当てる。

uism「mekさん、好きです」

mek「っ!」

uism「って私が言ったらどうします?」

mek「はぁ……」

uism「ふふふ、鼓動からmekさんの感情が手に取るように分かります」

mek「一応私のほうが先輩なんだぞ?」

頬を赤らめながらmekさんが振り向く。

uism「mekさん、キス、したいんでしょう?」

mek「……ん」

uism「いいですよ、キスくらいなら」

mek「ほんと?」

uism「はい」


23 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 18:06:11 ???00
仰向けになったmekさんに覆いかぶさり、見つめ合う。

やっぱり、顔がきれい。

この暗さの中でも、すっぴんのmekさんは美しかった。

照れて赤くなった頬、視点の定まらない潤んだ瞳、震える唇。

あのmekさんが目の前で小さく縮こまりながらキスを待っているという事実に、そこはかとなく興奮を覚えてしまう。

顔を近づけるとmekさんは目を閉じた。

視界の全部がmekさんで埋まる。

ああ、好きかもしれない。

唇に唇を重ねた。

mekさんの温かくて立体的な唇。

その感触を唇で味わう。

はじめは緊張で固く結ばれていた唇がだんだんと解れていく。

少し空いた隙間に唇を滑らせた。

舌と舌が出会った。


24 : 名無しで叶える物語◆Ue7pBYSb★ :2025/01/01(水) 18:07:32 ???00
mek「んっ///」

私の知らない部分が引きずり出される。

それと同じくらい、mekさんの知らないところを引きずり出したい。

今はとにかく、窒息するくらいmekさんで胸をいっぱいにしたくなる。

これ、好きかも。

mek「ぷはっ」

uism「んっ」

mek「はぁ…はぁ…長い!」

mekさんは手の甲で唇を触りながら叫んだ。

uism「どう、でした?」

mek「ん、よかった。けっこう、かなり」

uism「もっと素直な人だと思ってました」

mek「ん~、じゃあ素直になるよ」

mekさんは腕を広げ、抱きついてきた。

mek「好きだよ、uism」

uism「私も、mekさんのこと、結構好きかもしれませんよ?」

mek「なにそれ、やり返したつもり?」

uism「やり返してもなにもmekさんの完敗でしょう?」

mek「へへ、じゃあ再戦しよっか」