1: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 17:46:58 ID:???MM
・ちょい長めのSSです
・最後まで書いてあります
・画像を使いながら進めていきます

それではいきます



※このSSに出てくる画像はAIを使用して作成したものがあります。苦手な方はご注意ください

2: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 17:48:03 ID:???MM
ザ――――――――――――



冬毬「現在時刻は日曜日の午前七時。我々Liella!一、二年生は三年生を含めた全体練習の前に先に集まって軽く練習をしておこうと学校へ出てきましたが、予報外れの大雨でまさかの屋上が使用不可という事態に」

マル「体育館はこの後他の部活で使われるし、校舎内は全面的に運動禁止。私たちは練習する場所を確保できず、部室で全員ボーっとしてるってわけ」

メイ「あーもーなんだよ……これじゃあクッソ眠いのに朝早く出てきた意味ねえじゃねえか……」

きな子「きな子も眠いっす……ふぁ~……」

四季「私も。このままだと全体練習もできないし、正直言えば帰りたい」

メイ「どうしたもんかね……」

3: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 17:49:12 ID:???MM
??「ふっふっふ……やることが無くて困っている皆さんはこちらですの?」

メイ「あん?」

??「じゃあみんなが持て余した日曜朝の貴重なこの時間、他ならぬこの私が……」


ダラララララララララララララララ……


バーン!


夏美「もらい受けますの~!」


ドンドンパフパフー♪

4: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 17:50:37 ID:???MM
メイ「あ~、またなんか面倒くさそうなのが始まったぞおい……」

四季「じゃあ私、家に帰ってジャパネットの通販番組を見ないといけないから」スタスタ

きな子「きな子もこの後アマゾンの注文が届くっす」スタスタ

夏美「ちょおおおおおい待ち!ほらマルガレーテ!ボーっとしてないでキングスライムが馬車にするみたいに部室の入り口を塞ぐんですの!」

マル「はあ?何よそれ?」

5: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 17:51:19 ID:???MM
夏美「みんなまずは話を聞くんですの!聞きもしないで解散するのはあんまりなんですの!私と冬毬なんて牛久から来てるっていうのに!」

冬毬「姉者、二十分後の電車に乗ればちょうどいい感じに常磐線に乗り換えができますよ」

夏美「冬毬まで!?」ガーン

メイ「(姉妹漫才……)」

7: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 17:53:02 ID:???MM
夏美「うわーんもう!いいから聞くんですの!最近練習ばっかりで忙しいからたまにはみんなで遊びたいんですの!普段時間が無くてできない遊びをどうしてもやりたいんですのー!」ジタバタ

四季「普段できない遊び?」

きな子「夏美ちゃん、ひょっとしてまた何か考えてきたっすか?」

夏美「!」ニヤッ

メイ「あっ……」

夏美「ほーーーら気になるんですの!ささっ、四季もきな子も座るんですの。いま冬毬が美味しーいお茶を入れますの!」

きな子「えっ?き、きな子、この後宅配ボックスに置き配が届くからそれを受け取らないと……」

四季「私も、一体誰が買うのか分からない型落ちの炊飯器を言葉巧みに売り捌く様を見届けないと」

夏美「二人ともどー考えてもひ、ま、で、す、の!ほーら座りますの!付き合う付き合う♡」

きな子「あぁ~……ちょ、ちょっとだけっすよ?」

四季「Me too.」

冬毬「お茶入れますね」

メイ「(また逃げきれなかったか……)」

8: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 17:54:55 ID:???MM
きな子「それで、一体なにをするっすか?」

マル「変なことなら付き合わないわよ?」

夏美「ふふん!それでは早速発表しますの!本日の企画は……こちら!」


ダラララララララララララ…………(ドラムロール)


バアアアアアアアアアアアアン!



夏美「最新技術を使って画像を作れ!想像力具現化ゲーム~!!!」



マル「最新技術で」

きな子「画像を作るっすか?」

メイ「おいおい大丈夫か?そんなのできるヤツこの中じゃほとんどいなさそうだけど……」

9: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:02:10 ID:???MM
夏美「ふふーん♪まずはこれを見ますの!」


バーン!


きな子「夏美ちゃんのノートパソコンっす」

メイ「ステッカーべたべた貼りすぎだろ。ってか同じステッカー何枚貼ってんだよ?この野球のユニフォームのやつ」

夏美「数は愛ですの!テルがヒロインを受けるたびに増やしますの!」

きな子「(テル?)」

夏美「さっ!これを見るんですの!オープン!」


ジャン!


no title

10: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:03:45 ID:???MM
メイ「えっと、これは……写真か?」

きな子「秋葉原っすね。夏美ちゃんも写ってるっす」

四季「これ、夏美ちゃんが秋葉原に行ったときの写真?」

マル「なんの変哲もない写真ね」

メイ「かなりはしゃいでんな」

夏美「ではメイ!この写真を見てどう思いますの?」

メイ「アキバ行っただけではしゃぐんだなーって。やっぱ牛久はアニメイトとか無いk」

夏美「冬毬」


ガシッ!


メイ「んげっ!?あだだだだだだだ!!」

11: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:04:50 ID:???MM
冬毬「もう一度言ってくださいメイ先輩。手首が捻じ切れてもいいのならですが」ギリギリ

メイ「ノーッ!ノーッ!ジョーク!軽いジョークだってばー!」バンバン!

夏美「二度と言いませんの?」

メイ「言わねえよ!言いませんってば!都会!牛久は大都会!牛久最高!最高ーっ!!」

冬毬「その通り」パッ

メイ「ぐはっ!」グシャアッ

12: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:05:25 ID:???MM
冬毬「メイ先輩の言うとおり、牛久は誇りある大都会です。アニメイトが無くても立派な都会なのです。それを胸に刻んで、これからも生きていってください」

メイ「うう……トカイ……トカイ……」シクシク

きな子「だ、大丈夫っすか?」

マル「過激ね……」

四季「(アニメイト無いのコンプレックスなんだ)」

13: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:07:00 ID:???MM
マル「それで、この写真は?」

夏美「この写真と、もう一枚見てもらいたい写真がありますの。それがこちら」


パッ


きな子「ん?また夏美ちゃんの写真っす」

マル「これあそこでしょ?千砂都先輩のたこ焼き屋の近くに最近できたフォトスポット」

メイ「ああ、あそこか」

四季「これも何の変哲もない写真に見えるけど」

きな子「んー……あれ?」

メイ「どうかしたか?」

きなこ「この写真の夏美ちゃん、さっきの秋葉原の夏美ちゃんと、全く同じような気が……」

メイ「んー?そうか?」

四季「確かにポーズは同じだけど」

マル「そうよ、同じポーズで撮ったってだけでしょ?光の当たり方も違うし」



no title

14: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:08:55 ID:???MM
夏美「ふっふーん♪マルガレーテ残念。きな子が正解ですの!」

マル「え?」

メイ「じゃあ本当にこの写真とさっきのアキバの夏美が同じ夏美ってことか?」

きな子「自分で言っておきながらだけど……ホントっすか?」

夏美「これを見ますの。この二枚を重ねると……」カチャカチャ


夏美「こうですの」ターン!



no title

15: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:10:10 ID:???MM
メイ「わっ!本当に全く同じだ!」

マル「じゃあ元は同じ写真……ってこと?」

冬毬「いわゆる合成というものですか?粗茶ですが」コトッ

きな子「冬毬ちゃん、ありがとう」

四季「合成……にしては精度が高い。ここまで精巧な物を作るのは相当な時間と労力が必要なはず。この二枚は昼と夕方で光の当たり方も違うから尚更」

メイ「そうなのか?」

夏美「では四季、もしもこの写真二枚を合成で作ったとして、制作時間はどれくらいになると思いますの?」

四季「んー……分からない。私はこういう画像を自分でいじったりしたことがないから」

16: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:11:28 ID:???MM
きな子「冬毬ちゃんは?かなりパソコン強いっすよね?」

冬毬「簡単なものなら作れますが……ここまでクオリティが高いものは作れませんね。作るとしたら果たしてどのくらい時間がかかるか。光の処理まで全部自分でやったとなると……私だったら少なくとも一枚で数時間は……」

メイ「なにーっ!映画見れちまうじゃねえか!鬼滅見ようぜ鬼滅!」

きな子「きな子はコナンがいいっす!」

マル「(子供っぽい……)」

冬毬「というか姉者、まさかこれを作ったせいで中間試験であんな点を取ったなんてことは」

夏美「ノーノー!違いますの冬毬!あれはただ単に私のやる気が無かっただけで!」

マル「なんて情けない姉なの……」

17: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:13:11 ID:???MM
夏美「オホン!気を取り直して……ではこの二枚の画像の真実をお伝えしますの。この合成で作ったと推測された画像。実は、三枚目がありますの」

メイ「ええ?」

きな子「三枚目っすか?」

夏美「それがこちら」カチャ



no title

18: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:14:17 ID:???MM
四季「また同じポーズの写真」

冬毬「あ」

マル「ん?何よ?」

冬毬「この写真、少し前に姉者が私に撮らせた写真ですよね?そこの階段の踊り場で」

夏美「そうですの。ようやく気付きましたの」

冬毬「どこかで見たポーズだとは思っていたのですが、まさかこれだったとは」

マル「じゃあ、この写真からさっきの二枚を作ったってわけ?」

四季「いくらなんでも大変なんてレベルじゃ……」

19: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:16:49 ID:???MM
夏美「みんなの言った通り、最初の秋葉原で撮った写真、そして映えスポットで撮った写真。この二枚は間違いなく、最後に見せた階段の踊り場で撮った写真から作ったものですの」

メイ「そりゃすごい技術だぜ」

きな子「さすが我らのCEOっす!

冬毬「姉者に本当にそんなことができるのですか?おそらくプロの編集者でも相当時間がかかると思いますが」

マル「そんなに」

四季「少なくとも私はやりたくない」

夏美「さあそれではこの踊り場の写真から、二枚の写真をどうやって作ったか。それが……」カチャカチャ

夏美「これですの!」



ジャーン!

20: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:26:27 ID:???MM
no title

21: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:27:07 ID:???MM
きな子「んー、これは……『KMSN』……ってサイトっすか?」

四季「あ、知ってる。ちょっと前にアメリカの会社が始めたAIのサイト。今凄い人気」

夏美「その通りですの。まだサービスを開始したばかりで利用料が安いから、学生も利用している人が多いんですの。私もキャンペーンがきっかけで登録しましたの」

メイ「AIかー。触ったことないな」

きな子「同じくっす」

マル「それで、このAIサイトがどうしたっていうのよ」

22: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:28:27 ID:???MM
夏美「まあ見ててほしいんですの。まず、この画像」

冬毬「さっきの踊り場の画像ですね」

夏美「まずはサイトにこの画像をアップしますの」カチャカチャ

きな子「ふむふむ」

夏美「そしてパソコンにUSBでスマホを繋いで……」カチッ

夏美「マイク機能をオン」ピッ

メイ「へー、そんな使い方ができるんだな」

夏美「そしてサイトの音声読み取り機能をONにして……いきますの」ピッ


夏美「今アップした画像の女性に当たっている光を昼間の町中にいるようにナチュラルにして、背景を消して白一色にして」ピッ


メイ「え」

きな子「そんなまさか……」

23: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:29:53 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



パッ



no title

24: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:31:38 ID:???MM
メイ「おおーっ!言った通りになった!」

きな子「えーーーっ!?こんな一瞬で今のをやったんすか!?」

冬毬「10秒かかりませんでした」

マル「しかもすっごく綺麗じゃない。本当に昼間に撮った写真みたい」

四季「なんて技術」


夏美「ふふん♪これで終わらないのがこのAIの凄い所、次いきますの!」ピッ

夏美「今処理した女性の画像から新しい画像を作って。背景は日本のどこかの観光地で」

メイ「そんなアバウトな……」



no title

25: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:33:40 ID:???MM
メイ「ぬおおおおおおおおおおおおおお!?」

きなこ「すごいっす!本物の写真みたいっす!」

マル「たしかに。ここで撮ったって言われたら信じちゃうわね。このクオリティだと」

冬毬「疑う余地もないほど精巧です」

メイ「くそ!夏美が邪魔だもっとSLを見せろ!おいAI!この女を今すぐ消し去れ!」

夏美「んなっ!?」

きな子「メイちゃん悪の親玉みたいっす!」

マル「メイ先輩ってあんなに電車好きだったっけ?」

冬毬「そのようなことは聞いたことがありませんが……」

26: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:34:58 ID:???MM
四季「なるほど、つまり夏美ちゃんはこのAIを使って、さっきの秋葉原と映えスポットの写真も作った、と」

夏美「そういうことですの。今見てもらったように、画像を一枚作るくらいならほとんど時間はかかりませんの」

マル「しかもこのクオリティーで」

メイ「はー、すっごいんだなーAIって。なんかまだ遠い世界の話だと思ってたわ」

夏美「まあ急激に進歩しすぎて弊害も多いけど、間違った使い方をしなければこのように一個人でも簡単に高度な技術を扱うことができるんですの」


マル「ふーん……それで?」

27: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:36:06 ID:???MM
夏美「ん?」

マル「ん?じゃないわよ。これ使って何かしようってことなんでしょ?」

夏美「おお!マルガレーテは話が早くて助かりますの!優秀な後輩がいて助かりますの!」

マル「べ、別に優秀だなんて……///」

28: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:37:08 ID:???MM
夏美「それではそれでは!今日やることを改めてタイトルコール!」


ダラララララララララララ…………(ドラムロール)


バアアアアアアアアアアアアン!



夏美「最新技術を使って画像を作れ!想像力具現化ゲーム~!!!」



ドンドンパフパフー♪

29: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:39:35 ID:???MM
メイ「おーなるほど、これ使って画像作って遊ぼうってわけか」

夏美「その通りですの!さっきの画像は元の画像から背景だけを変えたけど、この画像編集機能を使えば、人間のポーズや服装だって自由に変えることができますの」

マル「服装まで?」

夏美「そうですの。じゃあまず一回やってみますの」


夏美「自分の画像を選択して……」カチャカチャ

夏美「よし」ピッ


夏美「えーっと、服装を阪神タイガースを応援するユニフォーム姿にして。ホームのユニフォームで、黒のキャップもかぶせて。黄色いサコッシュも肩に掛けて。両手を前に突き出してダブルピースにして。背景は阪神甲子園球場のバックネット裏にして。スタンドを満員のタイガースファンで埋め尽くして!」ピッ

30: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:40:42 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



パッ



https://i.imgur.com/l0HYneC.jpeg

31: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:42:18 ID:???MM
メイ「おおすっご!マジで甲子園じゃん!」

きな子「すごいっす!お客さんでビッシリ!」

夏美「うおおおおおおお!我ながらすっごい出来!行けーっ!打てーっ!テルーッ!!」

マル「(テル?)」

四季「(テル?)」

32: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:44:25 ID:???MM
夏美「まあこんな風にある程度細かい指示を出せば、かなり自由に画像を生成してもらえますの。これを使えば行ったこともない甲子園球場まで画像の中でひとっ飛び♪」

きな子「大阪は遠いっすもんね」

夏美「兵庫や!!!」クワッ

きな子「うわぁ!!」ズテーン

夏美「間違えたらアカンで!甲子園は大阪やのうて兵庫にあるさかい!」

きな子「ご、ごめんなさいっす~……!」ガタガタ

マル「ねえなんとかしなさいよ。あんたの姉でしょ?アレ」

冬毬「アレ、なんて言ってはいけませんよ。姉者が一番喜ぶ言葉です」

マル「?」

33: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:45:09 ID:???MM
マル「大丈夫?きな子先輩」ヨイショ

きな子「いてて……ありがと、マルガレーテちゃん」

メイ「で?これでどうやって遊ぶんだ?」

34: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:47:58 ID:???MM
夏美「じゃあこの想像力具現化ゲームのルールと流れを説明しますの」



夏美「まずルーレットアプリを使って、このゲームに『誰が挑戦するか』と『何の画像を作るか』を決めますの」

夏「最初にルーレットを回して、当たった人が挑戦者になって画像生成に挑戦しますの」

夏美「挑戦する人にはまず、生成に挑戦するお題をルーレットで決めてもらいますの。そのお題に沿った画像を、自分をモチーフにして生成してもらいますの」



夏美「ここから大事なのでよく聞いてほしいですの」



夏美「挑戦者は一回の挑戦で二回!二回生成に挑戦することになりますの」

夏美「まず最初に一回目の挑戦。やり方はさっき私がやったみたいに、スマホのマイクに向かって指示を出すだけでOK。一回目の制限時間は1分。1分間、目一杯指示を出していい画像を作るんですの。1分経ったら一回目の挑戦は終了ですの」

夏美「一回目の挑戦が終わったら、ここで指示した内容を一度AIに出力してもらって、画像を生成しますの」

夏美「出来上がった画像をじっくりと見て、その画像を基に次どうするかを考えますの。考えがまとまったら、そのあと二回目の生成に挑戦しますの」

35: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:50:34 ID:???MM
夏美「二回目の生成は、一回目の挑戦で出来上がった画像に手を加える形で指示をしていきますの。この人物の表情をもっと明るく~とか、この店の看板の色をオレンジに変えて~とか、もっと思い切ったこともやっていいですの」

夏美「ただし注意するのは、二回目は制限時間が30秒しかありませんの。もたもたしてたら時間切れになって、中途半端な画像になってしまうから注意するんですの」

夏美「二回目の挑戦が終わったらAIに出力してもらって、画像を生成しますの。それが完成品になりますの」



夏美「そして完成した画像を、生成に挑戦した人以外で審査して、無記名で点数をつけていきますの」

夏美「採点は一人最大10点で、最低は1点。私は採点だけ参加するから、最大が50点になりますの。審査基準は『どれだけいい画像か』で」

36: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:52:23 ID:???MM
冬毬「姉者は参加しないのですか?」

夏美「テストプレイで何回もやってたらコツを掴んでしまったので、私が参加したらぶっちぎりで優勝してしまいますの。そうなったら面白くないんですの」

四季「審査基準が『どれだけいい画像か』というのは随分アバウト」

夏美「お題がかなりバラバラだから、何かの基準で括れなくて。それは私の力不足。申し訳ないですの」

きな子「でも面白そうっす!」

メイ「おう!さっきの甲子園の画像スゴかったもんな!アレを自分でやるんだもんな!」

37: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:54:58 ID:???MM
夏美「まあ気楽にやって欲しいですの。さっき私がやったみたいに指示がある程度細かい方が、AIもこちらの思った通りの画像を生成してくれやすくなりますの」

マル「変な画像が出来なきゃいいけどね」

夏美「あ、それ結構重要だから注意してほしいですの。AIで画像生成をすると、意図的ではないにしろ時々センシティブな画像ができてしまうことがありますの」

夏美「今回は私のパソコンでやるからいいけど、いつか自分のパソコンでやったりする時に万一そういうものができてしまっても、絶対に悪用しないように」

夏美「この中にそういうことをする人がいないのは分かるけど、それは一応念を入れて言わせてもらいますの。万一でもそういう画像を作ってしまったら、今回その挑戦者は問答無用で失格で」


四季「了解」

メイ「OKだ。まあそんな画像作るヤツないだろうけどな!」

きな子「もちろんっす!」

マル「当然」

冬毬「アグリーです」

38: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:57:05 ID:???MM
夏美「さーて、それじゃあ早速始めますのー!ルーレットアプリセット完了!みんな準備OKー?盛り上がっていきますのー!」

メイ「おお!なんかテンション上がってきたな!」

きな子「きな子も!きな子もっす!」ピョン ピョン

夏美「まずは誰が挑戦するかを決めますの。準備はいいですの?」


一同「おーーーっ!」

39: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 18:59:11 ID:???MM
夏美「それではいきますの!まずはトップバッター!このゲームの令和ロマンになるのは一体誰だ!挑戦者決めルーレット!用意……スタート!」ピッ


ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『メイ』

40: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:01:25 ID:???MM
メイ「おおー私だ!来る気がしたんだよ!切り込み隊長だぜ!」

夏美「では次に『何の画像を作るか』を決めますの。メイ、ルーレットが止まったらすぐに生成の1分間がスタートするから準備しておくんですの。冬毬、スマホで1分計ってほしいですの」

冬毬「はい」


夏美「あ、それとみんなの写真はもう取り込んであるから、自分自身の表情とか服とかポーズを変えたりしたい時は『この画像の人物の〇〇を××して』みたいにお願いすればOKですの」

夏美「『この画像の人物の表情を笑顔にして』とか、『この人物の服を野球のユニフォームにして』みたいな感じで。かなり細かく言っても対応してくれるから、挑戦してみてほしいですの」

メイ「なるほどな」

冬毬「姉者、準備OKです」

夏美「冬毬、30秒の時点で一度教えてあげますの」

冬毬「はい」

41: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:03:29 ID:???MM
夏美「それではあらためて、メイ!準備はいいですの?」

メイ「よっしゃ!どんとこい!」


夏美「ではいきますの!メイが何の画像を作るかのお題決めルーレット!用意……スタート!」


ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『応援』

42: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:07:19 ID:???MM
夏美「それじゃあメイは、自分をモデルに使って『応援』をテーマに画像を作るんですの!3、2、1……用意、スタート!」

ピッ


メイ「おーっと予想もしてなかったなそんなお題!えーっと、えーっと、やっぱ応援っつったら……応援応援……応援……はっ!応援団だ!応援団にするぞ!」

きな子「メイちゃん思いついたっす!」

メイ「えーっとじゃあ、応援団が応援してる画像を作ってくれ!かっけーやつな!この画像の人物、だっけ?この画像の人物を学ラン姿にしてくれ!学ラン姿でハチマキ巻いt」


冬毬「残り半分です」


メイ「えっ!早っ!」

夏美「落ち着いて的確に!」

メイ「ああえーっと、それでこの画像の人物の後ろに沢山の……沢山の……子分たち!えっとえっと、応援団って何を応援するんだっけ……ああそうだ!受験生!受験生を応援だ!メガホン持って頑張れー!頑張れー!ってな!

メイ「この画像の人物は団長だから凄くって!全身にこう金のオーラを纏ってだな!熱く!とにかく熱く応援だ!熱血に!受験に打ち勝つ熱血!さらに」


冬毬「1分です」

夏美「しゅーりょーーー!」ピッ

43: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:09:30 ID:???MM
メイ「のわーっ!?早過ぎるだろ!」

夏美「ふふん♪これがこのゲームの面白さであり、難しさでもありますの」

きな子「でもメイちゃんかなり情報言えてた気がするっす!いいんじゃないっすか!」

四季「言えてたけど抽象的な指示も多かった。かっこいいやつ!とか、とにかく熱く!とか」

マル「たしかにね」

メイ「いやマジで短いぞ1分!お前らも気をつけろよマジで?で、夏美。どうするんだっけ?」


夏美「ここで一度作品を見て、どう手を加えるかを考えて、二回目の30秒間で追加の指示をするんですの。それでできたものが完成品ですの」

メイ「なるほど。よっしゃ!早速見せてくれ!」

夏美「今生成中ですの。少々お待ちを~」

44: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:11:18 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「それでは、メイの生成した一回目の画像は……こちらですの!」ポチ



パッ



https://i.imgur.com/uPPdfCJ.jpeg

45: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:13:12 ID:???MM
メイ「うおおおおおおおお!結構いいんじゃねえか……ってどこで応援してんだこいつら!?」

冬毬「受験会場……に見えますね、大学入試の」

きな子「メイちゃんの言った通り、受験生を応援はしてるっすけど……」

メイ「くっそ迷惑じゃねえか!今から入試ってのにこんなバカな催しする奴がいるかよ!」

四季「おまけにみんな半袖を着てる。受験は基本冬なのに」

マル「人間の大きさもまちまちね。メイ先輩の後ろにいる黒い服の人たち、女子生徒の二倍くらいあるわよ」

きな子「しかもよく見たら応援団の後ろの人たちは宙に浮いてるっす」

メイ「ぬわーっ!ぱっと見かなりいいと思ったけど、よく見りゃ粗だらけじゃねえかー!」ジタバタ

46: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:15:07 ID:???MM
きな子「でもこのメイちゃんはめちゃめちゃかっこいいっす!応援団ともテイストは合ってるっすよ!」

夏美「そうですの。ここを残して上手く修正していけばなんとかなるかも」

四季「でも二回目は30秒しかない」

メイ「そうだ!どうすんだよ!」

夏美「そういう時は背景をすべて別の物に描き直してもらえばいいんですの。シチュエーションを変えればぐっと完成度が上がることもありますの」

メイ「おおなるほど!受験会場じゃなくせばいいのか!じゃあ……」

冬毬「応援団の定番と言えば、野球部の大会や体育祭の応援が思い浮かびます」

メイ「それだ!冬毬ナイス!」

四季「中学の時に袴姿で応援団長をやってる女子生徒がいたけど、アレはかっこよかった」

メイ「そういえばいたなーそんなのも」

47: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:16:47 ID:???MM
夏美「さああんまり長々と練られても面白くないので、そろそろ二回目いきますの!二回目は制限時間30秒!」

メイ「げっ!もういくのか!?」


夏美「メイ二回目の生成タイムまで3、2、1……スタート!冬毬30秒!」

冬毬「はい」ピッ


メイ「えーっと!一回全部消してくれ!ああそうじゃなくてえーっと、一番前の女と後ろの応援団だけ残して、他全部消して体育祭にしてくれ!旗と応援団でみんなを応援!友情!努力!勝利!女の根性見せる感じで!景気よく花火がドーン!」

四季「袴」

メイ「袴ァ!」


冬毬「終了です」ピッ

夏美「しゅーりょーーー!」

48: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:20:24 ID:???MM
きな子「おおーっ!メイちゃん凄いっす!言い切ったっす!」

マル「すごいじゃない。これでどのくらい変わるものなのかしら」

メイ「ぜぇ……ぜぇ……お、おい四季!お前最後何勝手に参加してんだよ!」

四季「だってメイの袴姿、見たかったから」

メイ「自分の番でやれ!」


夏美「さーあどうなったか見物ですの!画像生成っと!」ピッ

49: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:23:09 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「それでは発表しますの!ファーストチャレンジャー、メイの完成した作品は……」

メイ「ゴクリ……」

夏美「こちら!」ポチッ



パッ



https://i.imgur.com/HmYIFi4.jpeg

50: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:25:02 ID:???MM
きな子「おおおおおおおおおお!すごい!メイちゃんこれめちゃめちゃかっこいいっす!」

メイ「コレはいい!さっきよりかなりよくなっただろコレ!」

四季「しゃああああああああああ!!!」グッ

マル「うわびっくりした!」ビクッ!

冬毬「おかしなところといえば、引き続き応援団が宙に浮いてしまっているところ……くらいでしょうか。他に変な所は見当たりません」

夏美「たしかに。変な所もほとんどないし、屋外になったこととメイの服が赤い袴になったことで、グッと絵が明るく華やかになりましたの」

マル「特にこの袴の金の刺繍がいいわね」

きな子「カリスマ感出てるっす!」

メイ「いやー言ったこと全部叶えてくれてんな!サンキューサンキュー!四季も袴サンキューな♪」

四季「イエース」ピース

51: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:26:11 ID:???MM
夏美「それじゃあみんなそこの小さな紙に無記名で点数を書いて私に渡してほしいですの。一人最大10点で最低が1点。私を含めて5人で審査するから最大が50点満点ですの」



カキカキカキカキ……



夏美「はいそれじゃあ全員から紙をもらったので、得点を発表しますの。冬毬はメモ帳に記録をお願い」

冬毬「アグリーです」


夏美「それでは発表ですの!ファーストチャレンジャーメイの得点は……」


ダララララララララララララララ


メイ「こい……こい……!」ドキドキ


ダダダン!



夏美「8点!8点!7点!7点!8点!合計38点ですのー!」

52: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:29:26 ID:???MM
メイ「うおおおおおおおおお!結構いいだろこれ!令和ロマン!令和ロマンだ!」

きな子「ひえ~!やっぱ高いっす!」

マル「まあ減点するところが本当に応援団が浮かんでるってところくらいしかないし」

冬毬「構図もいいし、何よりメイ先輩が掛け値なしにかっこいいです」

四季「冬毬ちゃん、あとでアルフォートをあげる」

冬毬「え?あ、はい……」

マル「なんで四季先輩が……」

53: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:30:47 ID:???MM
夏美「いやーこれは凄いことになりましたの。トップバッターでこれだと抜くのが大変ですの」

四季「でも今のでかなり傾向は掴めた。やはり情報は多く詰め込んだ方が完成に細かく反映される」

冬毬「そうですね、それに大雑把な情報もかなり拾われてしまいます。できるだけ余計なことは言わず、汲み取ってほしい情報だけを多く詰め込むのがいいでしょう」

夏美「分析班がガチですの……」

きな子「きな子、上手くできるか不安っす……」

メイ「まあまあ!きな子、気楽に気楽に♪」

マル「終わったからって随分余裕ね」

メイ「ぶっちゃけウイニングランだろこれ!はっはっは!」

54: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:31:47 ID:???MM
ここまでの成績
メイ:38点

55: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:32:57 ID:???MM
夏美「では早速次に……」


ガラッ


すみれ「おはよー。って、あれ?」

可可「おはようございマス……」ビッチョリ

夏美「あ、おはようございます。先輩たち早いですね?」

すみれ「そういうあんた達こそどうしたの?練習9時からなのにもう一、二年生全員いるじゃない。まだ8時よ?」

可可「うう、冷たいです……寒いデス……」

すみれ「ほら、あんたは着替える」

可可「へっくし!うぃー……」

冬毬「可可先輩、ずぶ濡れですね」

すみれ「ふざけて歩いてて転んだのよ。しかも水溜まりの中に」

メイ「ありゃまあ」

夏美「冬毬、先輩達に温かいお茶を入れてあげますの」

冬毬「アグリーです」

56: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:34:42 ID:???MM
すみれ「それで、なんでこんなに揃ってるの?」

四季「全体練習前に一、二年生だけでちょっと練習しておこうと思って」

すみれ「ほう、それは感心ね」

メイ「まあこの雨だから結局できなくてさ、夏美が考えたゲームで遊んでたところ」

きな子「すみれ先輩達はなんでこんなに早く?」

すみれ「可可が部室にスマホ忘れて、早めに出て取りに来たの」

可可「冗談じゃないデスよ。スマホは忘れるわ水溜まりの中で転ぶわ、まったくツイてません!」

すみれ「どっちもあんたのせいでしょうが……」

可可「へっくし!ア゛~」

夏美「(オッサンみたいなくしゃみですの……)」

57: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:35:51 ID:???MM
メイ「すみれ先輩たちもやるか?面白いぜこのゲーム!」

すみれ「んー?何して遊んでたの?」



ーーー夏美が説明しましたーーー



すみれ「へえー、AIで画像をねえ」

メイ「出来上がったのがこれだ!」


ジャン!


すみれ「うわすっご!これ今作ったの?」

メイ「へっへーん!」

可可「オオー素晴らしい!可可たちもやりたいデス!」

きな子「いいっすね!みんなでやるっす!」

58: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:37:41 ID:???MM
可可「やった!すみれ!やってみてクダさい!」

すみれ「え、私?」

可可「早く早く!」

すみれ「でもどうしたらいいか」



ーーーまた夏美が説明しましたーーー



すみれ「そんな簡単に作れるのね。いいわ、やってみる」


冬毬「一応対戦形式でやっていましたが、採点はどうします?人数が変わりますが」

夏美「んー、じゃあここからは平均点勝負にしますの。小数点第一位以下は切り捨てで。メイは38点を5で割って7.6点で。」

メイ「あいよ」

マル「そう聞くとやっぱり高かったわね、メイ先輩の得点」

四季「実際文句なしだった。完璧。メイの良さがすべて出てた」

メイ「おお、ほ、褒め過ぎだぞ……///」

四季「本当のこと、メイはもっと自信を持って」


きな子「(四季ちゃんの中では宙に浮いてた応援団は無かったことになってるっすね)」ヒソヒソ

マル「(そりゃそうでしょ)」ヒソヒソ

59: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:39:41 ID:???MM
カタカタカタカタカタカタカタカタ


ターン!



夏美「三年生五人のデータをAIに読みこませましたの」

可可「すみれ、間違えて裸の写真なんか作らないようにしてクダさいね?」

すみれ「作るわけないでしょそんなの……」

夏美「まあ一応そうなったら失格だから注意しますの」

メイ「いきなり行って大丈夫か?」

すみれ「言われてみたらそうね。これ、なんかコツとかあるの?」



ーーー夏美が諸々説明しましたーーー



夏美「ざっとこんな感じで。まあ気楽にやりますの」

可可「細かく指示シテ、余計なことは言わナイっ、と」

すみれ「OK、わかったわ」

60: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:41:56 ID:???MM
冬毬「準備OKです」

夏美「それじゃあすみれ先輩いきますの!ルーレットを回して、お題が決まった瞬間にスタートですの!」

すみれ「よーし!」


夏美「セカンドチャレンジャーすみれ先輩のお題決めルーレット!用意……スタート!」ピッ


ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『盛り上がること』

61: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:44:53 ID:???MM
夏美「お題は盛り上がること!冬毬!」

冬毬「いきます、3、2、1……」

夏美「スタート!」ピッ


すみれ「盛り上がることね、盛り上がると言えば……盛り上がる盛り上がる…………あ、いいかも!よし決まったわ」

メイ「さーて、お手並み拝見」

すみれ「詳しくよね……えっと、まずこの画像の人物の服装はチアリーダーの格好にして。上半身はノースリーブ、下は短めのスカートで。服の色は緑……いや、エメラルドグリーンがベースで、白、金を散りばめて。細かくいい感じに……」

冬毬「残り半分です」

すみれ「え!?で……な、なんかこう……どうしよう……あ、ゴ、ゴージャス!とにかくゴージャスに見えるようになんかこうカッコよくして!照明が反射してキラキラ~!って光る感じで!なんてったてゴージャス!キラキラゴージャスにね!ゴージャス!ゴージャスにね!ゴージャスゴージャス!」


冬毬「終了です」ピッ

夏美「そこまでー!」

62: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:46:27 ID:???MM
すみれ「よ、よし!」

メイ「よしじゃねえ!途中からゴージャスしか言ってなかったぞ!」

四季「途中までよかったのに」

すみれ「うぐ……だ、だって思ってたより早く残り半分とか言われてテンパったのよ!」

マル「まあ分かるけど……」


夏美「テーマが盛り上がること、なのにまず人物から行きましたの」

すみれ「それはもうこの私がいないと場が盛り上がらないでしょ?チア姿の私がいればもうそれだけで大盛り上がり間違いなしなんだから、とりあえず先に私の衣装を何するのが当然よね」

メイ「なんつー自尊心だ……」

可可「いかにもすみれって感じデス」ヤレヤレ

きな子「でもあんな指示でちゃんと画像ができてるんすかね?」

冬毬「逆にテータが取れそうではあります」

63: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:48:30 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「それじゃあ見てみますの!すみれ先輩の一回目はこちら!」



パッ



no title

64: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:49:53 ID:???MM
メイ「げえっ!?」

マル「なっ……!」

すみれ「ほーーーら見た事!!やっぱすごいじゃない私!」

四季「オーマイガー」

きな子「た、たしかにすごいクオリティっす……!」

冬毬「これは……」

夏美「あー、大当たり引きましたの……。AIがデレるとたまーにこういうのありますの」

65: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:51:43 ID:???MM
可可「ナッツ、すみれは一体どういう不正を働いたんデスか?」

すみれ「不正前提!?」

夏美「残念ながら不正はしていませんの。言った通り緑のチアの衣装で生成されてますし、なによりあれだけ連呼した甲斐あってちゃーんとゴージャスになってますの」

マル「たしかに……ゴージャス以外の言葉は浮かばないわ」

メイ「地球儀とか持ってりゃよかったのに」

夏美「それは別のゴージャスですの」

冬毬「指示していませんでしたが、靴と靴下もそれとなく服に合うものになっていますね」

四季「それに髪飾りも」

すみれ「あら本当。うふふ、美には美が集まるのかしら……」キラキラ

きな子「な、なんてドヤ顔……」

メイ「先輩じゃなかったら殴ってるぞ……」

66: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:52:52 ID:???MM
夏美「じゃあすみれ先輩、二回目の生成にいきますの。次は30秒で指示を出して、これで出来上がったものが完成品になりますの」

すみれ「うふふ、もう勝ったも同然よね♪」

メイ「掬われろ……足元掬われろ……!」

四季「背景廃墟になれ背景廃墟になれ」

すみれ「そんなことにはなりませーん!もうちゃんと考えてあるんだから♪」

69: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:56:47 ID:???MM
夏美「それじゃあ行きますの!すみれ先輩の二回目!」

すみれ「はーい」

冬毬「いきます。3、2、1」


夏美「スタート!」ピッ


すみれ「背景を大きなスポーツの大会のハーフタイムショーにして。レーザービームとか……火柱とか……花火とか……で、演出もかなりゴ ー ジ ャ スに!」

すみれ「後ろで他のダンサーも踊っててみんなの視線が釘付け!スタンドが一丸となって超盛り上がってる感じで!特にこの女の子だけステージも別で特別扱い!その名はスーパーギャラクシーアイドル!平安名すみれ!平安名すみれよ!」


冬毬「時間です」ピッ

夏美「しゅーりょーーー!」


すみれ「よし!」

70: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:57:44 ID:???MM
メイ「ぐぬぬ……!」

きな子「か、完璧な内容だったっす……」

マル「かなりまとまってたわね」

すみれ「ふっふーん♪本場アメリカのショービジネスも勉強してるもの。やっぱ一番盛り上がるって言ったらスポーツの大会よね。人もいっぱいいて賑やかよ、賑やか♪」

四季「(名前言う必要あった?)」

71: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 19:59:53 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「さあそれでは!完成したすみれ先輩のギャラクシーな作品を発表しますの!」

すみれ「さあ来なさい!」

夏美「出来上がったすみれ先輩の作品は……こちら!」



パッ



no title

72: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:00:57 ID:???MM
可可「な゛っ……!」

メイ「だあああああああああ!やっぱすげえええええええ!」

すみれ「やった!大成功!」

冬毬「これまたメイ先輩に引き続き、文句のつけようもないくらいのクオリティですね」

きな子「会場との雰囲気もバッチリっす……!」

可可「ナッツ~!なんでこんなことに~!」

夏美「いやいいことですの……AIの実力がバッチリ出てる、素晴らしい画像ですの」

すみれ「そうよ可可。うふふったらう・ふ・ふ♪」ニコニコ

きな子「メイちゃんの画像みたいに応援団が浮いてるとかもないし、これは高得点の予感っす……」

メイ「ぐぬぬ……!」

73: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:02:21 ID:???MM
四季「ん……?」

冬毬「四季先輩、どうしました?」

四季「いや、別に目立っておかしいとかじゃないんだけど……」

メイ「お、なんだなんだ?」

すみれ「ん?」

四季「このすみれ先輩の左右の客席の人たち」

可可「ふむふむ」

きな子「観客がどうかしたっすか?」


四季「この人たち、誰もすみれ先輩のことを見てない」


全員「…………」

74: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:03:33 ID:???MM
メイ「ホントだ!マジで誰もすみれ先輩を見てねえ!」

すみれ「なんですって!?」ガシッ

可可「本当デス!みんな後ろのダンサーの子たちを見てマス!」

すみれ「な……な…………!」ガタガタ

冬毬「姉者……これは?」

夏美「んー、でもすみれ先輩は釘付け~!とか言ってた気がしますの。ちょっとログを確認……」カチカチ


ポチ

75: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:04:56 ID:???MM
ログ『……で、演出もゴージャスに!後ろで他のダンサーも踊っててみんなの視線が釘付け!超盛り上がって……』


きな子「あーっ!この部分!」

四季「まさか『みんなの視線が釘付け』の部分が、『他のダンサーも踊ってて』の部分にかかってる?」

夏美「つまりそれを『他のダンサーにみんなの視線が釘付け』と、AIが判断したということに……?」

メイ「あーなるほd」


すみれ「なんでよおおおおおおおおおおおお!」バンッ!


メイ「うわっ!?」ビクッ

76: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:07:37 ID:???MM
きな子「す、すみれ先輩落ち着くっす!」

すみれ「何考えてんの!私を見なさいよ!主役でしょうが主役!誰だと思ってんの私を!私はショービジネスの申し子!子役からこの世界でやってる!その名も、平安名す」

可可「子役グソクムシ」

すみれ「おんどりゃあ上海パンダァ!!」ブチッ

きな子「あーっ!すみれ先輩がキレたー!」

メイ「おい止めろ!冬毬手ぇ貸せ!」

すみれ「ぬがあああああああああ!!!」

四季「オーマイガー」

79: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:10:42 ID:???MM
5分後



すみれ「うう……なんでよ…………私……私が主役なのに……」メソメソ

四季「まあまあ、AIのやったことだし」サスサス

メイ「(よりにもよってクリティカルな部分撃ち抜かれてんな……)」

夏美「まあこういうことも結構ありますの。日本語は複雑だから一文字違うだけでもニュアンスが全く変わってしまったりしますの」

冬毬「勉強になりますね」

マル「対策のしようはなさそうだけど」

夏美「ま、気を取り直して投票行きますの」

きな子「すみれ先輩、ドンマイドンマイっす!」

すみれ「うう……」

80: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:13:21 ID:???MM
ーーーみんな投票しましたーーー



夏美「それでは!みんなに点数を書いてもらったので結果を発表しますの。人数が変わったのでここからは全員の平均点で発表しますの」

全員「はーい」


夏美「では発表しますの!セカンドチャレンジャーすみれ先輩の得点は……」


ダララララララララララララララ


すみれ「構成はよかった……!構成はよかった!」ドキドキ


ダダダン!



夏美「8点!10点!8点!8点!7点!8点!7点!合計56点!平均が8点ジャストですのー!」

81: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:14:41 ID:???MM
すみれ「おおっ!」

メイ「な゛っ!?」

冬毬「というわけで、すみれ先輩現在暫定一位です」

すみれ「やったあああああああ!!」

メイ「ぬわあああああ負けたあああああああ!!」


きな子「すみれ先輩が勝ったっす!」

マル「まあそうでしょ。クオリティーは文句なしだったし」

冬毬「設定、構図、描写の細かさ、どれを取っても素晴らしかったです」

四季「作品として減点要素が無かったのは大きいと思う。メイのはやっぱり応援団が浮いてたのが玉に瑕だった」

すみれ「どうよ!やっぱり私が一番ね!」

可可「やれやれ……怒ったり笑ったり、すみれはやかましいデス」

メイ「(なあ、一人10点つけてる奴がいたよな?)」ヒソヒソ

四季「(詮索しない)」ヒソヒソ


夏美「というわけで、現在すみれ先輩が一位ですの!おめでとうございま~す!」

すみれ「ありがと~!」

82: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:15:31 ID:???MM
ここまでの成績(平均点)
メイ:7.6点
すみれ:8点

83: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:17:02 ID:???MM
メイ「じゃあ次だな」

可可「可可!可可やりたいデス!」

夏美「可可先輩、実は先輩たちが来る前はみんなルーレットで順番を決めてましたの。先輩も当たるまで待ってほしいですの」

可可「ああ、そうデシたか」

四季「でも私もそろそろやりたい」

きな子「たしかにっす」

マル「私はいつでもいいわ」

冬毬「先の二人が上手くいきすぎましたからね。やるならこのあたりがいいです」

夏美「まあたしかに。プレッシャーが無いのはこの辺ですの」

84: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:18:16 ID:???MM
夏美「それじゃあ三人目いきますの!まずは誰がやるのかルーレット!用意~……スタート!」ピッ


ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『きな子』

85: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:19:21 ID:???MM
きな子「きな子っす!」

メイ「おおー頑張れきな子!」

すみれ「自分に注目が集まるようにするのよ!」フンス!

マル「それは人によるでしょ……」

86: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:22:00 ID:???MM
夏美「じゃあ何の画像を作るかを決めますの。ルーレットが止まったらすぐスタート。最初の制限時間は1分!きな子、OK?」

きな子「まかせるっす!すみれ先輩を超えるっす!」

マル「そうね。頑張りなさい」

冬毬「タイマー準備OKです」


夏美「それじゃあ行きますの!きな子のお題決めルーレット!用意……スタート!」


ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『動物』

87: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:22:46 ID:???MM
きな子「え!?」

メイ「おお!」

四季「きな子ちゃんにこれは神引き」

88: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:23:48 ID:???MM
夏美「それじゃあきな子、自分をモデルに『動物』で画像を作るんですの!」

冬毬「3、2、1」


夏美「スタート」ピッ



きな子「あわわわわわ……どうしよ……どうしよ……えーっと、あーっと……」

メイ「おいおいどうした落ち着けきな子!」

マル「動物よ動物!」

可可「キナキナ!昨日の晩御飯何食べました!」

きな子「え?えーっと……昨夜は牛カルビ弁当を……」

可可「それデス!」

きな子「ハッ!なるほど!」

可可「ヨシ!」グッ!

すみれ「嫌な思いださせ方……」

89: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:26:20 ID:???MM
きな子「えっと、じゃあ牛さんを描いてほしいっす!背景は広い牧場で、そこにきな子……じゃなくてえーっと、画像の人物がいて」


冬毬「残り半分です」


きな子「え゛っ!?あわわわ!」

マル「落ち着いて!服よ!」

きな子「服!服は……牧場で働いてる、動きやすい格好!熱中症対策に、麦わら帽子を被って、えーっと、あっ!牛さんがいるから嬉しくて笑顔になるっす!腰に手を当てて、牛さんが見てる方をきな子、じゃなくて画像の人物も一緒に見てほしいっす!それから……それか」


冬毬「終了です」

夏美「そこまで!」ピッ


きな子「ええっ!?うわあああああああああああああ!」

90: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:28:11 ID:???MM
夏美「おお……これは……」

メイ「何やってんだきな子!どうしちまったんだ!」

マル「基本的な情報しか言えてないわね……」

きな子「うああああ…………こんな……こんなはずじゃ…………」シクシク

すみれ「大分言葉が出てこなかったわね」

四季「せっかくお題が動物だったのに」

夏美「そうですの、きな子のためのお題のようなものだったのに」

きな子「うう……動物のお題来い!動物のお題来い!って思ってたけど、まさか本当に来ると思わなくて……」

可可「テンパりましたか」

きな子「うう……」シクシク

夏美「まあ、まだ手直しはできますの。とりあえず一回見てみますの」カチカチ

91: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:29:32 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「それじゃー見てみますの。きな子の一回目はこちら!」



パッ



no title

92: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:31:41 ID:???MM
きな子「え゛っ!?」

すみれ「おお?」

メイ「あっはっは!何でこんなグラビアアイドルみたいになったんだよ!」

冬毬「牛はいますし、背景はちゃんと牧場ですが……」

きな子「思ってたのと全然違うっす!」

すみれ「なんでこうなったの?」

夏美「ログを見てみますの」カチャカチャ

93: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:34:16 ID:???MM
ログ『服!服は……牧場で働いてる、動きやすい格好!熱中症対策に、麦わら帽子を被って、えーっと』


四季「牧場で働いてる動きやすい格好?」

すみれ「まさかこれ……カウガール?」

メイ「それだ!」

きな子「えええええええ!?」

夏美「ああ、そういう拾われ方を……」

可可「このAI、賢いんだかどうだかわかりまセンね」

すみれ「で、麦わら帽子と腰に手を当てての指示で、グラビアアイドルが完成した、と」

冬毬「この腰に手を当てて、というのは?」

きな子「牛さんの腰に手を当ててって意味だったっす……」

マル「なるほどね」

94: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:35:38 ID:???MM
きな子「うわああああここからどう対策すればいいっすか!助けて夏美ちゃーん!」ガシッ

夏美「私はゲームマスターなので肩入れできませんの……すみれ先輩、何かきな子にアドバイスを」

すみれ「え、私?うーん……まあ服を変えるのはマストとして……ん、後ろがかなり殺風景じゃない?」

四季「たしかに。カウガールに目が行って気付かなかったけど、この広い土地をあまり活かしきれてない」

メイ「こういう牧場って何飼ってるもんなんだ?馬とか?」

冬毬「あとは羊でしょうか」

可可「ジンギスカン……」ジュルリ

きな子「食べちゃダメっす!」

すみれ「人の心無いんか……」

95: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:37:23 ID:???MM
夏美「まあさすがにこの辺にしときますの。あんまりヒントを与え過ぎても面白くありませんの。きな子、あとは自分で頑張るんですの」

きな子「よーし……!みんなありがとうございますっす!きな子頑張るっす……!頑張るっす……!」

可可「キナキナ!加油加油!」

メイ「ドンと行けー!」

96: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:40:26 ID:???MM
夏美「それじゃあきな子の二回目行きますの!冬毬!」

冬毬「準備はいいですか?きな子先輩」

きな子「はいっす!」

冬毬「ではいきます。3、2、1……」


夏美「スタート!」ピッ


きな子「まず後ろの方の草原に、羊さんたちをいーっぱい追加してほしいっす!羊さんたちはみんなでお昼ご飯の草を食べてるっすよ!大きい子も小さい子も可愛くたくさん描いてほしいっす!」

「それからこの人物っす!この人物……あ、お馬さんを追加してほしいっす!危うく忘れるところだったっす!穏やかな見た目だけど足の速い子で、耳がぴんと立ってる栗毛の子をお願いしたいっす。あ、服装っすけど、肌をもっと」


冬毬「終了です」

夏美「そこまで!」ポチ


きな子「は」

97: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:42:09 ID:???MM
きな子「えええええええええ!?ちょちょちょちょ……!?」

マル「ちょっと、二回目は30秒よ!まさか忘れてたの?」

きな子「あーっ!そうだったっすー!!」ガーン

四季「これは……」

メイ「大やらかしだな……服変わってねえぞこれ……」

すみれ「動物の情報とかデティールとか言ってる場合じゃなかったでしょ。馬の足が速そうとか、要る?」

きな子「要らなかったっすー!」ジタバタ

すみれ「でしょうね……」


夏美「まあまあ。どんな感じになってるかは見てみないと分かりませんの。最後まで諦めちゃダメですの、きな子」

すみれ「とは言ってもねえ……」

可可「どうなるんでショウか?」


きな子「うう……」

98: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:46:04 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「それでは!3人目の挑戦者、きな子の完成した画像はこちらですの!」

きな子「奇跡!奇跡を……!」

夏美「画像、オープン♪」



パッ



no title

99: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:47:42 ID:???MM
きな子「!?!?」



可可「のわああああああああああああ!!///」

メイ「でええええええええええええええ!?///」

四季「あっかんぞコレ!あっかんぞ!」

マル「何やってんのコレ!?こんなのダメでしょ!///」

冬毬「あ……あ……///」

すみれ「ちょっと夏美!消して消して!///」

夏美「ハッ!中断!ちゅうだーん!!」

100: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:50:50 ID:???MM
マル「ちょっと何よこれ!?誰がポルノ作品作れって言ったのよ!あれだけ夏美先輩がこういうの作るなって言ってたでしょ!」

きな子「きな子のせいじゃないっすよー!」オロオロ

メイ「いやいや牛柄ビキニってお前……///」

四季「ハレンチ極まりない」

可可「ちょっとナッツー!何でこんなことにー!」

夏美「たしかに……ちょっと見てみますの。えーっと……」カチャカチャ


ログ『あ、服装っすけど、肌をもっと』


すみれ「ちょうどここで終わったのよね」

夏美「肌をもっと、に続くとすれば……出して!か隠して!のどっちかに決まってますの」

マル「じゃあそれをまたAIが勝手に判断して、今回は肌を出す方にシフトしたってこと?」

きな子「そんなー!?こんなの隠す方に決まってるっすー!」

すみれ「いやでも元がグラビアカウガールだもの……」

可可「そりゃこうなりマスよ」

101: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:53:39 ID:???MM
メイ「なあ、あと馬どこ行ったんだ馬?羊はいるけど馬いねえぞ?こんなに細かく指示してるのに」

四季「メイ、きな子ちゃんの頭」

メイ「へ?……おお!?」

可可「これ、ひょっとして馬の耳デスか?」

メイ「いや何できな子が馬になってんだよ!」

夏美「ログ、ログっと」カチャカチャ


ログ『それからこの人物っす!この人物……あ、お馬さんを追加してほしいっす!危うく忘れるところだったっす!』


すみれ「ああ……これね」

冬毬「たしかにここだけ見ると、この人物に馬の要素を追加してくれ、と言っていると取れなくもありません」

きな子「えーっ!そんなぁ~!」ガーン

マル「AIがバカ真面目過ぎる……」

可可「これじゃどう見てもウマムスm」

四季「それ以上いけない」

102: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:55:16 ID:???MM
冬毬「えっと姉者、この場合は……どうします?」

夏美「もっちろん!問答無用できな子は失格ですの!」デン!


きな子「えええええーっ!?」ガーン

可可「うえええ失格デスか!?」

夏美「そういうルールですの。わざとじゃないにしろ、こういう画像を作るのは絶対ダメですの!言語道断!桜小路きな子、失格ーーー!」ドーン!

きな子「あああああああ!」

四季「残念だけど仕方ない」

マル「まさかきな子先輩がこうなるとは……」

103: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:57:38 ID:???MM
メイ「ん?……なあ夏美、今更だけどさ……これまさか、サイトで公開されてたりしないよな?」

きな子「え!?」ビクッ

夏美「大丈夫、そこはちゃんと非公開に設定して、共有も切ってあるから安心してほしいですの」

可可「それはよかったデス」

きな子「ホッ……」

夏美「でも、変な画像ばっかり作ってたらいつかアカウントがBANされて私が泣くから、そこは注意して欲しいんですの。一応なけなしの手持ちで利用料払ってるから」

四季「了解」

マル「BAN、そういうのもあるのね」


冬毬「ということで残念ながら」

夏美「きな子は失格ですの。動物だけにあとでうさぎ跳びでグラウンド三周の刑ですの!」


きな子「いやあああああああああ!」

104: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 20:58:10 ID:???MM
ここまでの成績(平均点)
メイ:7.6点
すみれ:8点
きなこ:失格(うさぎ跳びでグラウンド3周)

105: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:00:40 ID:???MM
ザ――――――――――――



夏美「さあ雨も強くなってきてもう練習する気なんかさらさらありません!どんどん次行きますの!」


可可「オーーーッ!」

四季「多分今が一番やりやすい」

すみれ「そうね」

きな子「シクシク……」

冬毬「姉者、ルーレットを」


夏美「行きますのー!次の挑戦者はー、誰っ!」ピッ

106: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:02:05 ID:???MM
ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『冬毬』

107: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:03:31 ID:???MM
冬毬「私ですか」


メイ「分析班キターーー!」

夏美「これは期待ですの!我が妹よ、その実力をいかんなく発揮しますの!」

冬毬「頑張ります」

マル「冬毬なら安心ね、色々と」

きな子「シクシク……」

すみれ「ほらもう泣かない」サスサス

可可「そうデスよキナキナ。画像のキナキナの方がおっ○いが大きかったからって、落ち込まないでクダさい」

きな子「ガーン!」

すみれ「傷口に塩を……」

108: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:05:59 ID:???MM
メイ「冬毬は何か対策あんのか?」

冬毬「そうですね、何かを指示する時はできるだけまとめて言う、指示は他の物と混同しないようにする、分かりづらい言い回しをしない、指示の順番を前後で行ったり来たりしない、一つの指示を短く端的、でも正確に。これが基本線になると思います」

すみれ「おおー、分析できてる」

四季「これは牛柄ビキニを着そうにない」


夏美「マルガレーテ、冬毬の代わりにタイマーお願いしますの。30秒で残り半分って教えてあげるんですの」

マル「はいはい。冬毬、夏美先輩のアカウントをBANさせないようにね」

冬毬「アグリーです」

109: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:08:11 ID:???MM
夏美「分かってると思うけど、お題が決まったらすぐスタートですの。冬毬、準備は?」

冬毬「いつでも」

マル「余裕ね」

可可「なんだか貫禄を感じマス……!」

すみれ「難しい言葉知ってるわね」

メイ「果たして私とすみれ先輩に勝てるかな?」ニシシ


きな子「(冬毬ちゃん、悪いけど仲間……!きな子は仲間が欲しいっす……!)」

110: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:09:19 ID:???MM
夏美「それでは行きますの!冬毬のお題決めルーレット……スタート!」ピッ


ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『地元自慢』



メイ「げっ!またいいお題を!」

111: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:11:56 ID:???MM
夏美「お題は『地元自慢』!マルガレーテ!」

マル「3、2、1」


夏美「スタート!」ピッ


冬毬「まず画面下半分に牛久駅の駅舎を配置してください。その後ろに牛久の町を少しだけ足してください、町は駅舎に隠れても構いません」

「それから画面右側に水戸黄門を配置してください。水戸黄門の後ろには旅のお供の助さんと格さんも配置してください。助さんと角さんは水戸黄門より小さくしてください。お供の助さんが徳川家の紋所の入った印籠を手に持って前に突き出してください。」


マル「残り半分」


きな子「すごい情報量っす!」

メイ「言いよどみが全くねえ!」


冬毬「画面の左上に牛久大仏を足してください。大仏は画面に納まるギリギリまで大きくしてください。大仏の近くに魚のあんこうを足してください。あんこうは口を開けて少し不気味に見えるように」

「画面左下に茨城のご当地キャラクターのイバライガーと画像の女性を一緒に配置してください。画面の空いているところに納豆を配置してください。納豆は一粒一粒をきちんと描画して糸で粘り気を表現してください。全体的にコミカルでユーモラスな仕上がりになるようにしてください」


マル「終わり」


夏美「それまでー!」

112: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:13:28 ID:???MM
メイ「すげええええええええ!」

きな子「冬毬ちゃん凄いっす!鬼っす!情報量の鬼塚っす!」

冬毬「牛久と茨城の名物を列挙しました。牛久駅の前で名物が飛び交ったりしたら面白いかなと思ったので。多分上手くいったと思います」

可可「冬毬は凄いのにクールですね。すみれも見習ったらどうデスか?」

すみれ「まーだ分かんないわよ?AIが冬毬を水戸黄門にしてなきゃいいけど」

メイ「いかにもありそうなんだよなー……それ」

きな子「ふん!ふん!」コクコク

四季「でも今回は位置情報までしっかり言ってるし、聞いた限りでは変なことが起きそうにないけど」

マル「たしかに」

夏美「まあどうあれ、見てみないことには始まりませんの」

113: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:16:17 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「さあできましたの!」

メイ「さあどうなってるか」

夏美「では、冬毬の一回目!結果は……こちら!」


冬毬「まあ思い通りにできているのd」



パッ



no title

114: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:17:40 ID:???MM
冬毬「あれまあああああああぁ!!!?」ガーン


メイ「いっ!?」

可可「アレ!?なんか今までとテイストが全然違いマス!」

四季「カオス」

すみれ「ど、どこからツッコめばいいのかしら……」

冬毬「あ……あ…………」ズルズル

きな子「(やった!仲間!仲間っす!)」

マル「きな子先輩、なに笑ってるのよ」ジトー

きな子「笑ってないっす♪」ニコニコ

115: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:18:58 ID:???MM
夏美「えっと、ログを見ながら……。まず下半分は……これ、牛久駅ですの?」

四季「JR牛まで書いてるから恐らく」

きな子「きな子の地元でもここまで古い駅舎は見た事ないっす」


夏美「で、右が黄門様御一行」

メイ「どこが黄門様だよ!黄門様って黄色い服のじいさんじゃねえのか!」

すみれ「なんか武将様みたいね。どっちかというと……信長?」


きな子「左奥のが、牛久大仏っすか?」

マル「これはちゃんと大仏ね」

夏美「いえ、右手が上がっていないのでこれは牛久大仏じゃないですの。色も違うし」

マル「じゃあどこの大仏なのよコレ!」

可可「んー、カマクラ?」

116: 名無しで叶える物語◆JzTdvaRE★ 2026/06/16(火) 21:19:00 ID:???00
初音ミクみたいで草

117: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:20:09 ID:???MM
夏美「右の魚があんこう」

四季「キモッ」

メイ「おい絶対そんなこと言うな!たしかにキモいけどあんま言ってやるなって!」

すみれ「っていうかあんこうなのこれ?なんかフォルムおかしくない?」


夏美「左下のがイバライガー……の格好をした、冬毬」

きな子「イバライガー?」

夏美「茨城のご当地キャラですの。残念ながら冬毬と合体してしまっていますが……」

四季「キメラ爆誕」


メイ「んで、この空を飛んでる茶色い粒が……」

すみれ「納豆……」

夏美「汚ったね」

メイ「おい絶対そんなこと言うな!たしかに汚ないけど絶対言うなよ!地元民だろお前!」

夏美「食べ物で遊ぶなですの」

可可「なんかちょっと隕石っぽいデスね」

きな子「きな子はジャガイモに見えるっす」

118: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:21:55 ID:???MM
すみれ「んー……しっかし見れば見れるほど……」

メイ「まあ何と言うか……まとまりがないというか、とっ散らかってるというか……」


ログ『全体的にコミカルでユーモラスな雰囲気の仕上がりになるようにしてください』


マル「この一文でかなり変わっちゃった感じがするわね。前の三人と明らかに雰囲気が違うわ」

夏美「前の三人の作品がドラマだとしたら、これは吉本新喜劇ですの」


冬毬「…………」チーン


メイ「冬毬のやつ、くたばってやがる……」

四季「これを立て直すのは至難の業」

きな子「冬毬ちゃーん、起きるっすー」ツンツン

冬毬「起きたくないです……」

119: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:25:01 ID:???MM
可可「んー……しかしどうしたモノでしょう。これをイチからやると言っても30秒しかナイのでは……」

すみれ「たしかにね」

冬毬「……いや、もういいです」ムクッ

夏美「ん?」


冬毬「早く終わらせましょう……私で後が支えても、時間がもったいないです」

四季「あれは、諦めの表情」

すみれ「あーあ、可哀想に。あんなに頑張って分析してたのに……」

可可「うまくいかないモノですね」

夏美「可愛そうな我が妹よ……今介錯してあげますの……!」シクシク

マル「ま、最後まで頑張りなさい」

120: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:26:52 ID:???MM
夏美「それでは冬毬の2回目行きますの!頑張るんですの!頑張るんですの……!」

冬毬「はい……」

マル「いくわよ?3、2、1……」


夏美「スタート!」ピッ



冬毬「あー……えーっと……」


メイ「(うーわ目に光がねえ……)」

可可「(これは終わりデスね……)」


冬毬「……えー、左下の人物を普通の服に戻してください。改めて茨城のご当地キャラのイバライガーを空いている所に配置してください。えー……」


マル「これはダメね……」

可可「時間もないデス」


きな子「ああえーっと……と、冬毬ちゃん!」

冬毬「……」チラ

きな子「も、もう何か思い切ったことを言ってみては?最後に一言!」

冬毬「……」


冬毬「……なんか、君の名はみたいにしてください。映画の」


マル「時間よ」

夏美「終了ー!」ピッ


冬毬「」チーン

121: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:28:40 ID:???MM
メイ「終わったか……」

きな子「よくがんばったっす……」

可可「トマリ、何で君の名はなんデスか?」

冬毬「いえ、何かもう隕石でも飛んでこないかなーと思いまして」

メイ「(ヤケクソ……)」

可可「アイヤー……」

すみれ「ねえ、君の名ははたしか彗星でしょ?隕石じゃなくて」

メイ「まあ豆なら飛んでるけどな……」

122: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:31:17 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「それじゃあ画像の処理が終わったので、うう……介錯しますの……」

きな子「心中お察しするっす……」

冬毬「姉者、早く……」

夏美「無念!冬毬の完成作品はこちらですの!画像、オープン!」



パッ



no title

123: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:33:22 ID:???MM
冬毬「はあああああああああ!?!?!?」



全員「えーーーーーーっ!?!?!?!?」



マル「ちょっと何よコレ!?いきなり超絶怒涛のクオリティーになったわよ!」

すみれ「あっはっはっは!ほ、本当に君の名はのポスターみたいじゃない!あっはっは!ひーっ!ひーっ!」

メイ「おいこの光ってるの!これ彗星かと思ったらあんこうのちょうちんじゃねえか!あっはっはっは!」

きな子「ブフォオ!ほ、本当だ!ちょうちん、ちょうちんっす!」

四季「冬毬ちゃんと分かれたイバライガーが空間を埋めてて構図がいい感じになってる」

夏美「あっはっは!納豆のスピード感エグいですの!地球滅びますのこんなの!」

可可「ちょっとすみれ!大仏様の頭の所見てクダサイ!納豆の糸引いてマス!」

すみれ「ブフォオ!///」

メイ「だーっはっはっは!やめろよ笑わせんなって!あっはっはっは!は、は、腹痛い!痛い痛い痛い!」

マル「冬毬の顔も何これ……どこ見てんのよ一体?///」ププッ

きな子「あ、冬毬ちゃんの服よく見たら袴っす!何で和装してるっすか!」

夏美「あーっはっは!ちょ、ちょいタイム!タイムですのー!」

124: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:34:58 ID:???MM
5分後



メイ「あー……この一年で一番笑ったわ……」

すみれ「私も……ちょっと疲れちゃった……」

きな子「とんでもないもの作ったっすね、冬毬ちゃん」

冬毬「何故こんなことになったのでしょうか……」

夏美「これは……」カチャカチャ

夏美「あ」


ログ『……なんか、君の名はみたいにしてください。映画の』


夏美「ここですの」

可可「たしかに君の名はみたいになってマス」

夏美「いや、これは多分……解析して……」カチャカチャ


パッ


ログ『effect:「Your Name.」 by Makoto Shinkai, Cinematic』


夏美「あ、やっぱり!君の名はみたいな雰囲気の絵柄にするエフェクトともう一つ、映画みたいな雰囲気にするエフェクトが別で入ってますの!」

きな子「ええ?」

125: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:38:42 ID:???MM
冬毬「特別そんな指示はしていませんが」

四季「冬毬ちゃん、ここ」


ログ『……なんか、君の名はみたいにしてください。映画の』


きな子「あ」

冬毬「ひょっとして『ください。』で一旦区切れて、最後の『映画の』でもう一回エフェクトが掛かっているということでしょうか?」

夏美「そういうことですの。処理上一度君の名はの絵柄にするエフェクトが掛かって、そのあとに映画の雰囲気にするエフェクトが重ね掛けされてますの。それが融合して」

すみれ「こうなったと」

可可「奇跡デス!」


メイ「いやーマジでスゲーな。文字でも入れたら本当に映画のポスターに見えそうなクオリティだ」

マル「あとでやってみれば?エキシビジョンで」

メイ「おお!いいなそれ!」

夏美「まあまずは今の採点から行きますの。みんな紙に点数を書いてくださいですの」


みんな「はーい」

126: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:41:26 ID:???MM
夏美「それでは!点数を書いてもらったので発表しますの!復活のT!冬毬の得点は……」


ダララララララララララララララ


ダダダン!



夏美「10点!10点!8点!9点!9点!8点!10点!合計64点!平均が9.1点ですのー!」


冬毬「!!」



きな子「うわああああああ!凄すぎるっすーーー!」

メイ「いやー悔しいけど納得なんだよなぁ……」

すみれ「さすがにちょっと面白すぎたわね。普通にクオリティー高過ぎたし」

可可「文句なしデス!」


夏美「というわけで、冬毬が文句なしの暫定トップですのー!」



テッテレー!

127: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:43:23 ID:???MM
冬毬「みなさんありがとうございます。完全にラッキーパンチでしたが」

マル「ラッキーパンチって言っても、最初にちゃんと計算して配置とか構成とか組み立ててたんだから、そこまでの観察と考察の賜物でしょ。冬毬の実力よ、実力」

四季「最後も諦めながらちゃんとイバライガーを配置し直してた。やることをやったから逆転が起きた」

きな子「やっぱ冬毬ちゃんはすごいっす!」

冬毬「いえ、そんな……」

128: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:44:20 ID:???MM
可可「つまり、追い込まれた者の一撃は強いということデスね!これぞバンプオブチキンです!君の名はダケに!」

すみれ「君の名ははバンプじゃなくてRADWIMPSだけど」

可可「あるぇ?」

すみれ「アルエはバンプ」


夏美「というわけで、暫定首位は冬毬!冬毬に拍手ー!」


パチパチパチパチパチパチパチパチ
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冬毬「あ、ありがとうございます」ペコリ

129: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:45:02 ID:???MM
ここまでの成績(平均点)
メイ:7.6点
すみれ:8点
きなこ:失格(うさぎ跳びでグラウンド3周)
冬毬:9.1点

130: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:51:46 ID:???MM
夏美「さあ次のちょうs」


ヘーックション!!


夏美「おっ?」


ガラッ


千砂都「ういっすー……」ビッチョリ

かのん「へーっくしょい!……はよー」ビッチョリ


すみれ「うーわびしょびしょ!可可よりひどい濡れ方してる」

きな子「タオルタオル!冬毬ちゃん、温かいお茶を入れてあげて欲しいっす!」

冬毬「アグリーです」

131: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:53:41 ID:???MM
かのん「ねえきな子ちゃん、生徒会の権限で雨の日に爆走するトラックはみんな粉々に爆破してもいいって条例に変えられないかな?」

きな子「何言ってるっすか!早く服を脱ぐっす!」

メイ「いたなー……昔のアニメに出てくるやたら権力の強い生徒会」

千砂都「かのんちゃん、私あのトラックのナンバー覚えたよ。今度ちょっと湘南までカチコミに行ってくるね」

きな子「千砂都先輩も物騒なこと言ってないで早く脱ぐっす!」

132: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:54:11 ID:???MM
かのん「ねえきな子ちゃん、生徒会の権限で雨の日に爆走するトラックはみんな粉々に爆破してもいいって条例に変えられないかな?」

きな子「何言ってるっすか!早く服を脱ぐっす!」

メイ「いたなー……昔のアニメに出てくるやたら権力の強い生徒会」

千砂都「かのんちゃん、私あのトラックのナンバー覚えたよ。今度ちょっと湘南までカチコミに行ってくるね」

きな子「千砂都先輩も物騒なこと言ってないで早く脱ぐっす!」

133: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:55:12 ID:???MM
千砂都「ぷはーっ!温まるー!」

かのん「ありがとうきな子ちゃん冬毬ちゃん。今度うちの店でコーヒー飲ませてあげるね」

冬毬「是非いただきます」

マル「まったく……またそうやって勝手に店の商品に手を出して、ありあに怒られても知らないわよ?」

かのん「コーヒー淹れるのはマルガレーテちゃんだよ?」

マル「なんでよ!」


可可「トマカノーテ漫才が始まりマシた」

すみれ「仲良いわね」

134: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:58:02 ID:???MM
千砂都「ところで、なんか面白いことしてるんだって?すみれちゃんからLINEきてたよ」

かのん「そうそう、早く来た方がいいわよーって」

夏美「あら、聞いてましたの」

冬毬「姉者、先輩方に説明を」

夏美「はいはい」



ーーー夏美が諸々説明しましたーーー



夏美「で、今四人挑戦して、できてる作品がこちらですの」ポチ

千砂都「あっはっは!なにこれ!映画のポスターみたいなのがある!」

かのん「あれ?三つしかないけど」

夏美「誰かさんが牧場の真ん中で牛柄ビキニを着てしまったので失格になりましたの」

かのん「あーっ!マルガレーテちゃん!そんな子に育てた覚えはないよ!」

マル「私なわけないでしょ!っていうか何で母親目線なのよ!」

135: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 21:59:25 ID:???MM
夏美「ま、こういうことをやってましたの」

すみれ「今日はもう雨も止みそうもないし、諦めてこのゲームだけやって帰りましょ。二人ももう濡れたくないでしょ?」

千砂都「あー、まあしょうが無いか」

かのん「やるやるー!で、どうやってやるの?」



ーーー夏美が諸々説明しましたーーー



千砂都「なるほど、そんな簡単にできるんだ」

かのん「やりたーい!」

すみれ「かのん、経験者からのアドバイスだけど、一回は人がやってる所を見ておいた方がいいわ。特にあんたみたいなタイプはね」

かのん「え、そう?」

千砂都「そうだよかのんちゃん。誰かがやるところ見てみようよ」

可可「そう、ここは”見”にまわるのが正解デス」

メイ「何でアカギ……」

すみれ「てかあんたここに着いた瞬間に私にやらせたじゃない……」

夏美「それじゃあとりあえず次までは今まで通りいきますの。お二人はその次から参加ということで」


千砂都・かのん「はーい」

136: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:01:11 ID:???MM
夏美「じゃあ行きますの!先輩方のお手本となるような画像を作るんですの!」

マル「余計なプレッシャーを……」

四季「大丈夫、この流れ的に100%マルガレーテちゃんだから」

可可「謎の安心感がありマスね」

マル「はあ?そんなのルーレットが決めるんだから分からないじゃない!」

メイ「フラグだな」

すみれ「フラグね」

137: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:02:07 ID:???MM
夏美「ルーレット、スタート!」ピッ


ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『マルガレーテ』



四季・可可「よし」

マル「なんでよ!」


きな子「これは分かってたっす」

冬毬「ですね」

138: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:03:43 ID:???MM
夏美「じゃあマルガレーテは準備をしますの」

マル「仕方ないわね……」


夏美「かのん先輩と千砂都先輩、今みたいに挑戦者が決まったら、次にお題決めのルーレットを回しますの。それが止まってお題が決まった瞬間にゲームスタートなので、その流れとマルガレーテのゲームプレイを見て、感じを掴んでほしいですの」

かのん「はーい!」

千砂都「さすがは信頼と実績の株式会社オニナッツ。しっかりしてるなー」

四季「ご利用は計画的に」

メイ「それじゃオニナッツファイナンスじゃねえか……」

139: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:05:37 ID:???MM
夏美「それではマルガレーテのお題を決めますの!お題が決まったら即スタート!マルガレーテ、心の準備は?」

マル「まかせなさい。こんなのどうってことないわ」

きな子「マルガレーテちゃーん!一人は寂しいっすー!一緒に牛柄ビキニ着るっすー!」

マル「着るわけないでしょ!///」

かのん「あ、きな子ちゃんだったんだ」

千砂都「意外だねえ」

140: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:06:38 ID:???MM
夏美「それでは行きますの!マルガレーテの挑戦!ルーレット……スタート!」ポチ


ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『将来の夢』

141: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:08:33 ID:???MM
夏美「マルガレーテのお題は『将来の夢』!冬毬!」

冬毬「3、2、1……」

夏美「スタート!」ピッ


マル「(将来の夢はもちろん歌手だけど、それだけじゃちょっと画的に寂しいわよね。えーっとじゃあ……)」←この間1秒


マル「決めた!じゃあいくわね」

メイ「早っ!?」


マル「まずこの画像の人物の服装を、髪の色にあった紫色のドレスにして。ドレスはオーケストラのコンサートでソリストが着るような上品で気品のあるものにして、細かい装飾も入れて」

「そして画像の人物にバイオリンを演奏させて。この画像の人物はバイオリンを演奏していて、すごく集中しているわ。この画像の人物を全ての中心にして」


冬毬「残り半分です」


千砂都「かなり細かく指示していくんだね」

かのん「自分のことは画像の人物って言う、っと」


マル「画像の人物の背後にオーケストラ、そしてその後ろに観客を配置して。画像の人物とオーケストラは舞台の上、観客は観客席にいる構図にして。観客席はポディウム席にして全ての席に人を座らせて」

「全体的に照明は薄暗くして、この画像の人物にだけピンスポットが当たるようにして。画像の人物の表情は凛としていて……凛としているわ」


冬毬「終わりです」

夏美「しゅーりょーーー!」


マル「ふう」

142: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:10:11 ID:???MM
かのん「スゴい!マルガレーテちゃん、なんか凄かったよ!」

マル「もっと具体的に褒めなさいよ……」

すみれ「お題が出て一瞬で喋り始めたわね。ここら辺流石だわ」

可可「マルマルは頭がいいデス」

メイ「最後どうした?凛として~のところ」

マル「なんか時間がなさそうだったから一旦そこまでにしたわ。ここまで指示しといて最後の一言で裸になったら堪らないもの」

きな子「あー!マルガレーテちゃんがきな子のことバカにしたっす!」

千砂都「逆にきな子ちゃんは何したの……」

冬毬「流石に言いよどみもありませんでしたね。私のように最後に変な指示もありませんでしたし、これは期待できると思います」

四季「うん」

143: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:11:51 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「それではマルガレーテの一回目ですの!画像オープン!」



パッ



no title

144: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:14:25 ID:???MM
千砂都「わっ!すごーーーい!」

きな子「おおーーー!マルガレーテちゃんかっこいいっす!めちゃくちゃキマってるっす!」

メイ「すげー……マジで音楽室に飾っときたいくらい綺麗だ」

可可「ほあー、マルマルは画になりマスねえ」

冬毬「指示した内容が何一つ外れていませんね。紫のドレスも照明もオーケストラも観客も全て完璧です」

四季「素晴らしい」パチパチ


パチパチパチパチパチパチパチパチ
パチパチパチパチパチパチパチパチ 


マル「まあね。ま、こんなところでしょ♪」キラキラ

メイ「まあそんな顔にもなるわな……」

145: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:15:52 ID:???MM
すみれ「さあこれで二回目をどうするかね」

夏美「んー、すでに手の加えようが無いように思えますの。何から何まで」完璧ですし」

マル「まっ、本当にパスでもいいけどね。この画像で全然勝負できr」



かのん「そうかな?」



夏美「え」

マル「は」

146: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:18:00 ID:???MM
メイ「(うわ出やがった!伝家の宝刀「そうかな」!)」ヒソヒソ

きな子「(これが出ると正直ろくなことが起きないっす……)」ヒソヒソ



かのん「たしかに、今のままでも十分かもしれない」スッ



夏美「(うわ立った!立ちましたの!)」

四季「(why?)」



かのん「今のままでも、マルガレーテちゃんは高得点を取って上位入賞をするかもしれない。それで上機嫌になって、今日の帰りに屋台でケバブ丼とか買って食べちゃうのかもしれない」ツカツカ



冬毬「(この雨の中ケバブ丼を?)」

可可「(かのん、なんだかお芝居みたいになってマス)」

すみれ「(これ長いのよね……)」スマホポチ


マル「いや……これで十分でしょ?なんだったら二回目いらないk」

かのん「でもさ!」ダン!

マル「は」


千砂都「(聞きやしないんだよなあ、こうなると)」ボール コロコロ


かのん「もっと大きく飛ぶべきなんだよ!マルガレーテちゃんは!」

マル「は、はあ?」

かのん「だってさ!せっかく日本にやってきて、スクールアイd」



ーーーかのんヒートアップの為、少々お待ちくださいーーー

147: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:20:29 ID:???MM
5分後



かのん「だって世界はこんなに広いんだk」


夏美「すみれせんぱーい、ポッキー食べますのー?」

すみれ「いるいるー」

千砂都「新しい味出たんだー」

メイ「新しいのっていったら、もっちゅりん買えないよなー」

四季「予約しないと無理。お母さんが小さいミスドに50人くらい並んでたって言ってた」

メイ「げっ、マジかよ……」

きな子「きな子偶然買えたっす!イチゴ味美味しかったっs」



かのん「みんな!!」ドン!



きな子「へ?」

148: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:21:30 ID:???MM
かのん「マルガレーテちゃん、やっぱり二回目挑戦するんだって!」

マル「私……やるわ!この手で最高の画像を作ってみせる!」

かのん「そうだよ!挑戦だよマルガレーテちゃん!」

マル「やるわ!」ドン!

夏美「あー、はいはい。分っかりましたのー」ポリポリ

千砂都「(あーあ、ほだされた)」

可可「(最近カリスマ出す機会がなかったからここで出してきまシタか)」

149: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:23:14 ID:???MM
夏美「じゃあマルガレーテの二回目ですの。本当にやるんですの?」

マル「早くきなさい!私のこの情熱の炎がm」

冬毬「それではいきます。3、2、1」


夏美「スタート!」ピッ



マル「スポットライトをやめて全体照明にして!そこにレーザー光線とか紙吹雪を足して画力と華やかさをプラスして!紫ドレスの女性のバイオリンと弓をアクリル製にして色をパープルにして発光させて!」

かのん「うんうん!」

メイ「うん?」

マル「クラシックコンサートじゃなくてもっとお客さんもみんなで楽しめるような最高のライブにして!みんなで楽しむの!笑顔になるの!私が笑顔にさせるの!私はウィーン・マルガレーテ!日本一!いや、世界一のスクールアイドルよ!」ドン!


冬毬「時間です」

夏美「それまでー!」

150: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:24:24 ID:???MM
かのん「凄いよマルガレーテちゃん!言いたいことを言えたんだね!私、感動したよ!」ウルウル

マル「かのん!これが私よ!目一杯やり切ったわ!これで冬毬にも負けない画像ができるかしら!」クルクル

かのん「できる!できるよマルガレーテちゃーん!」ダキッ

マル「かのーーーん!」ダキッ


きな子「なんすかこれ」

四季「シラネ」

冬毬「ポッキー美味しいです」ポリポリ

151: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:25:27 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「さあそれではできましたの!いよいよ発表、マルガレーテ入魂の作品は……こちら!」


パッ



no title

152: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:27:04 ID:???MM
千砂都「おおーーー!一気に雰囲気変わったね!」

すみれ「ええ!?思ってたより全然良いんだけど!」

きな子「きな子、さっきのやつより好きっす!」

可可「可可もデス!このライブ行ってみたい!」

四季「すごい、さっきもだけど、今回も言ったことが全部形になってる」

メイ「本当だ。反映されてない指示無いんじゃないか?」

冬毬「物凄い華やかさですね」

夏美「一回目と二回目で一番変わったのは……多分顔ですの。二枚目のマルガレーテの顔が良すぎますの」

可可「たしかに、これで雰囲気がガラッと変わってマス」

メイ「でもマルガレーテ、顔に関しての指示はしてないんだよなー」

マル「人を笑顔にするには、まずは自分からってことなのよ、メイ先輩!」

メイ「誰だお前……」

かのん「いい顔してるよ、マルガレーテちゃん……!」ウルウル


夏美「採点行きますのー」

153: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:29:20 ID:???MM
夏美「それでは!点数を書いてもらったので発表しますの!マルガレーテの得点は……」


ダララララララララララララララ


ダダダン!



夏美「8点!9点!8点!9点!8点!8点!7点!9点!8点!合計74点!平均が8.2点で暫定二位ですのー!」



千砂都「おおー」

メイ「これで二位はもう厳しいな……」

すみれ「マルガレーテも良かったけど、ちょっと冬毬が強過ぎね」

かのん「でも立派立派!良い画像が一枚増えたよ」

夏美「ごもっともですの」


マル「…………」


きな子「マルガレーテちゃん?どうしたっすか?」

メイ「なんかボーっとしてんな。おーい、日本一のスクールアイドルー」トントン

154: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:31:04 ID:???MM
マル「んー……」

マル「…………」

マル「……はっ!」ピクッ

メイ「おーい、マルガレーテー?」

マル「あ……あれ……?私、一体今まで何を……」

メイ「何をって、今感想戦をだな」

マル「かんそう……」

マル「?」キョロキョロ

マル「ん……?」

マル「…………」ジーッ

マル「ん!?」


ガシッ



マル「はあああああああああああああああ!?!?」

155: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:32:56 ID:???MM
すみれ「うわ!ど、どうしたのよ!」

マル「ちょっと何よこれ!誰よ私の画像勝手にいじったの!」

メイ「はあ?お前が自分で作ったじゃねえか」

四季「凄く的確な指示だった。平均8.2で点で暫定二位」

マル「えーーーっ!?ウソ!?全っ然覚えてないんだけど!?」

きな子「ええ?そんなことが……」

夏美「……まさか」チラ


かのん「?」


千砂都「(ひょっとして、「そうかな」パワーで洗脳?)」

可可「(ないと言い切れないのが怖いデス……)」

156: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:33:30 ID:???MM
夏美「という訳で、以上マルガレーテでしたのー!拍手ー!」

マル「ええええええ!?ちょっと待ちなさいよーーー!」


パチパチパチパチパチパチパチパチ
パチパチパチパチパチパチパチパチ


メイ「おい胸を張れよマルガレーテ。二位だぞ」

マル「順位はいいけど納得いかなーーーい!!」

157: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:33:57 ID:???MM
ここまでの成績(平均点)
メイ:7.6点
すみれ:8点
きなこ:失格(うさぎ跳びでグラウンド3周)
冬毬:9.1点
マルガレーテ:8.2点

158: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:38:03 ID:???MM
夏美「さあ次に行きますの!」

メイ「マルガレーテ、凹んでないで元気出せよ!」バシッバシッ!

マル「何よアレ……バイオリンアイドルって何よアレ……」ズーン

きな子「まあまあ、元気出すっす」サスサス


夏美「ではここからはかのん先輩と千砂都先輩にも参加してもらいますの。ルールと流れはだいたい掴めましたの?」

千砂都「OKー!の、まるーっ!」

かのん「まかせといて!いいの作るよー!」

きな子「最初から参加してる人で残ってるのはもう四季ちゃんだけっすね」

四季「大丈夫、”見”にまわってるだけだから」

すみれ「別にカッコよくないわよ、それ」

159: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:39:07 ID:???MM
夏美「それでは次のプレイヤーを決めていきますの!ルーレット、スタート!」ピッ


ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『かのん』

160: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:39:53 ID:???MM
かのん「うわ!私?」

きな子「おおー、早速っすね」

千砂都「かのんちゃん、ファイト!」

かのん「うん!頑張るよ!」

161: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:40:21 ID:???MM
かのん「えーっと、出来るだけ細かく指示を出して、自分のことは画像の人物って言うっと!他に何かコツある?」

すみれ「マルガレーテもやってたけど、最後の最後に変なことを言わないことね。時間が来そうって感じたら思い切ってやめる。たった二文字とかでもかなり影響出るから」

夏美「日本語ですので」

かのん「なるほど、肝に銘じるよ!」ブン!ブン!

メイ「さーてどんなのができることやら」

きな子「お題が大事っす!」

162: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:40:59 ID:???MM
夏美「それではお題決めルーレット行きますの!かのん先輩、ルーレットが止まったらすぐスタートなのでもう準備を」

千砂都「深呼吸深呼吸!」

かのん「すうー……ハアアアアアアアアアアアア……」 

四季「(吐く量が多い)」

可可「加油加油!」

163: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:42:02 ID:???MM
夏美「それではかのん先輩の運命やいかに!いきますの!お題決めルーレット!用意……スタート!」


ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『一番かっこいい自分』

164: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:42:49 ID:???MM
夏美「かのん先輩のお題は一番かっこいい自分!冬毬!」

冬毬「3、2、1……」

夏美「スタート!」ピッ


かのん「一番かっこいい自分!一番かっこいい自分!一番かっこいい自分!一番かっこいい自分!一番かっこいい自分!?」

可可「ああ時間がムダに!」

千砂都「かのんちゃん頑張って!かのんちゃんはかっこいいよ!」

メイ「なんのアドバイスにもなってねえ!」

かのん「かっこいい!?私かっこいいの!?やったー!」

きな子「喜んでる場合じゃないっす!」

冬毬「時間は止まりませんよ」

夏美「冬毬なだけに」


かのん「えーっと、かっこいいっていったら……かっこいいっていったら……!」キョロキョロ


音楽雑誌『うっーす』


かのん「!」ピーン

かのん「これだ!」

165: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:46:21 ID:???MM
かのん「えーっと、えーっと!ギターを持ってかっこいいポーズを決めてください!ああ、この画像の人物!この画像の人物がギターを持って」


冬毬「残り半分です」


かのん「ええっ!?早っ!」

すみれ「止まらないで!」

かのん「ああ!そ、それでファッションは!全身すっごくセンスのあるストリート系のファッションにしてください!ジャージっぽいかっこいいジャケットと、黒のダメージジーンズと、大きめのセンスのいいスニーカーと、それと長めのチェーンをかっこよく腰に着けてください!」

「首にはチョーカーっていうか、首輪っぽいやつを着けてください!あ、ジャケットの中はシャツで、このシャツも」


冬毬「時間です」

夏美「それまでー!」ピッ

かのん「かっこよ……え?」ピタッ

166: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:48:16 ID:???MM
かのん「えっ!?もう1分!?うそ!?」


メイ「あー、やっばいぞこれ……」

きな子「なんか嫌な予感がするっす……」

冬毬「すみれ先輩の時と同じ感じですね」

四季「でもすみれ先輩は先に服装をちゃんと指定してから後でゴージャスって連呼したから、今回とはちょっと違う」

可可「かのんは何を着ているかを言っただけで、何も細かく指定していまセンね」

すみれ「センスのいい、をAIに丸投げするのは流石に危険な気がするわ……」

かのん「な、なにみんなして!大丈夫だよ!AIならやってくれるよ!さっきのマルガレーテちゃんのやつも凄かったもん!ね、マルガレーテちゃん!大丈夫だよね!」

マル「そうかな……」

167: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:50:30 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「それではー、かのん先輩の一回目の画像ができましたの!」

冬毬「かのん先輩、心の準備はいいですか?」

かのん「頼むー!神よー!」

メイ「(メッチャ祈ってる……)」


夏美「ではいきますの!画像、オープン!」


パッ



https://i.imgur.com/rJkgUEA.jpeg

168: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:51:33 ID:???MM
マル「ブフォォ!?///」

四季「だせえええええええええええええ!!!」

すみれ「うおっヤバッ!」

きな子「アカンすよ!」

メイ「アッハッハッハ!原宿2時間探してもいねえよこんなやつ!」

千砂都「あ……あ…………カノンチャン……」フラッ

可可「ウワッ!千砂都、しっかりシテください!」ユサユサ

169: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:52:42 ID:???MM
夏美「え、えっと……これが、かのん先輩の一回目ですの……」

冬毬「これは……具体的にどこがいけないのでしょうか?」

かのん「いけない前提!?」


すみれ「うーん……やっぱり服がまずちょっと……」

マル「そうね、このジャケットがかのんに絶望的に合ってないわ。服単品で見るとまだいけなくも……いや、うーん……」

四季「なんかオシャレに目覚めたての高校生が古着屋で買いそうなジャケット」

メイ「分かるわー。本人はかっこいいつもりで着て行って、あとでみんなにクスクス笑われるヤツな」

きな子「きな子は一生手にも取らないと思うっす」

可可「可可も願い下げです」

170: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:56:37 ID:???MM
かのん「ちょ、ちょっとちょっと!ねえコレそんなダメかな!?そんなに否定されるものかな!?こういうファッションの人たまーにいるよ!怒られるよ!」

すみれ「いやでも……」

かのん「もう!ちょっと夏美ちゃん!そのAIに聞いてよ!この服装がダメかどうか!」

夏美「ええ……」

メイ「いやいや、AIが自分で作った服装ダメって言うわけないだろ……」

かのん「いいから!答え合わせしようよ!私はいい……と思うよこの服!夏美ちゃん!やってくれてる?」

夏美「はいはい、やってますの」ポチポチ


メイ「かのん先輩、ウィーンって芸術の都だぜ?これをいいと思う人が表を歩いてちゃいけないと思うんだけど……」

すみれ「オーストリアで裁判とかにならなきゃいいけど。クソダサファッション肯定罪とかで」

かのん「なっ!?だ、大丈夫だよ!大丈夫だよ!!」

マル「(反復するのは不安の裏返しよ、かのん)」


夏美「あ、結果が出ましたの」

かのん「どれどれ!?」


パッ



no title

171: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 22:59:33 ID:???MM
かのん「ウソ!なんで!?」ガーン

メイ「アッハッハッハ!AIに裏切られてるじゃねえか!」

四季「このAI曰く、服はいいけどかのん先輩が服に着られてる、らしい」

かのん「私のせい!?」ガーン

夏美「さすがにこれをデザインした方にも責任はあると思いますが……」

可可「責任転嫁ってやつデスね。AIが人間にムホンを起こした瞬間デス」

すみれ「難しい言葉知ってるわね」

冬毬「かのん先輩、残念ながら一回目はこうでしたがまだ巻き返せます。私も一回目はひどかったですから。かのん先輩もこのひどい画像をきっとまだなんとかできますよ。今の所かなりひどいですけど。あとみんな触れていませんが正直ポーズはゴミです」

かのん「ゴミ!?」ガーン!


千砂都「カノンチャンハカッコイインダ……カノンチャンハカッコイインダ……」

きな子「千砂都せんぱーい、帰って来るっすー」ツンツン

172: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 23:02:00 ID:???MM
夏美「それじゃあそろそろ二回目行きますの」

かのん「えーっ!みんながこの反応じゃあ私ビリっけつ確定なんだけど!ねえすみれちゃーん!助けてよー!」

すみれ「はあ?知らないわよ……私も同じ条件でやったんだから。ゲームマスターに聞けば?」

かのん「夏美ちゃーん!」

夏美「うーん……まあこのままだとアレなので、流石にちょっと教えますの。かのん先輩、メイは一回目であまりうまくいかなかったのを、二回目でガラッと雰囲気を変えてうまくいきましたの」

かのん「ほう!」

夏美「かのん先輩もまだ背景を描いてないんだし、この服がマズいと思うのならスパっと損切りをして、『一回全部リセット!』と言って最初からやり直すのも手ですの」

かのん「なるほど!」

冬毬「ただし二回目は制限時間が30秒です。気を付けないと一瞬で終わってしまうので、どうするのかを今のうちに練っておくのも必要かと」

かのん「そっか、今のうちに……」

夏美「ですが一回目を表示してからもう充分時間が経ちましたので、このまま二回目いきますのー!」

かのん「え!?」

173: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 23:04:10 ID:???MM
夏美「いきますの!冬毬!」

冬毬「制限時間30秒です、3、2、1」

かのん「ちょちょちょちょ」

夏美「スタート!」ピッ


かのん「え、あ、そんな!い、一回リセット!一回服装全部リセットで!」


メイ「さあどう悪あがきするか」

すみれ「見物ね」


かのん「ああもう分かんない!なんかもう……す、すっごくして!私はカリスマ!カリスマミュージシャン!!ファン、いや信者達に囲まれて、めちゃくちゃ凄いライブをするの!」

「そのカリスマ性はもう人間じゃない!異次元の何か!メイクをバッチリ決めて、後ろでスモークがゴーッって焚かれて、炎もめらめら燃えて!信者たちの雄叫びが飛び交う中、ステージいっぱいに私というカリスマの圧倒的存在感を見せつける!でもあくまでk」


冬毬「時間です」

夏美「そこまでー!」ピッ


かのん「あああああああああああああ!」

174: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 23:07:54 ID:???MM
すみれ「やっぱこうなるか」

きな子「30秒じゃ仕方ないっす」

かのん「こんなの無理だよちぃちゃーん!」ダキッ!

千砂都「よしよし」ナデナデ

四季「テンパってる割に口は回ってた」

メイ「けど指示が抽象的すぎてなにがなにやらだったな」

可可「どうなるコトやら」

マル「それこそ裸にならなきゃいいけど」


かのん「うう……」

175: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 23:10:22 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「かのんせんぱーい、画像できましたのー」

千砂都「かのんちゃーん、できたってー」モフモフ

かのん「うう……自信ない……ちぃちゃん代わりに見て……」

千砂都「えーっ、仕方ないなあ、もう」


夏美「それでは、かのん先輩の完成した作品はこちらですの!せーの!」ポチ



パッ



no title

176: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 23:11:51 ID:???MM
千砂都「GYAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」ギューッ

かのん「いだだだだだだだ痛い痛い痛い!!!」


メイ「いいっ!?なんじゃこりゃ!」

すみれ「いやどういうことよこれ!?」

かのん「なになn……へっ!?はあっ!?」

きな子「えらいこっちゃっす!えらいこっちゃっすよ!」


マル「ちょっとかのん!オーストリアはカトリックの国よ!留学しようって人間が逆十字はマズいわよ!」

可可「流石に冗談じゃすまないデス!」

かのん「私じゃないってー!」

177: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 23:13:43 ID:???MM
四季「夏美ちゃん、かのん先輩のログを見せて」

夏美「はいはい……」カチャカチャ

夏美「はいですの」ターン

すみれ「えーっと……まずなんで悪魔に……」


ログ『カリスマの圧倒的存在を見せつける!でもあくまでk』


冬毬「恐らくここですね、終わりの部分」

メイ「なるほど、よりにもよって最後が『あくまで』で終わってるな……」

夏美「例によってAIがこれをデビルの方の悪魔で受け取ってしまった、と」

可可「デビルかのん爆誕デス」

かのん「えーっ!?そんなことある!?」


きな子「あるんすよ」

冬毬「あるんすよ」

178: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 23:15:44 ID:???MM
夏美「よく見たら指示の中で『もう人間じゃない!』とか言ってますの」

マル「いやたしかに人間じゃないけど……」

きな子「『メイクをバッチリ決めて』も指示通りっすね」

かのん「こんなメイクするなんて思うわけないでしょ!スクールアイドルがこんなことするわけないよ!」

可可・メイ「いやー、それは……」


すみれ「あと信者たちに囲まれてって書いてるけど、よく見たら客層ヤバイわね……」

可可「腕ダケならまだしも、頭にタトゥー入ってる人までいマス!」

メイ「ってかツノ生えてるぞこいつら」

四季「徹頭徹尾にカオス」

すみれ「とんでもないわね……」


夏美「まあこうなってしまった以上どうしようもないですの。かのん先輩、腹をくくりますの」

冬毬「皆さん採点をお願いします」

かのん「うわーん!」

179: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 23:18:00 ID:???MM
夏美「じゃあ全員点数を書いたので、結果を発表しますの!

かのん「聞きたくない……聞きたくない……!」

夏美「かのん先輩の得点は……」


ダララララララララララララララ


ダダダン!



夏美「3点!5点!5点!6点!4点!2点!4点!3点!え、点数なし?!合計32点!平均が3.5点でぶっちぎりの最下位ですのー!」



かのん「あああああああああああああ!」


メイ「あーあ、やっちまったなこれ……」

四季「でも仕方ない」

180: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 23:20:06 ID:???MM
かのん「ねえみんなちょっと点数低すぎないかな!?もうちょっと技術点とかあってもいいんじゃないかな!」

マル「それ足してもこれだって言ってんのよ!逆十字なんかあっていいわけないでしょ!」

かのん「あーっ!そんな怒って!さては点数なしにしたのマルガレーテちゃんだね!私マルガレーテちゃんのやつに9点つけたのにー!」

マル「当たり前でしょ!私オーストリア人よ!」

181: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 23:21:14 ID:???MM
夏美「ちなみに逆十字架には意味が二つあって、ひとつはキリスト教で『敬虔』を表すもの、もう一つは反キリストや悪魔崇拝のシンボルとして用いられるものがあるそうですの」ポチポチ

かのん「ほら敬虔!敬虔かもしれないでしょ!」

マル「自分の作った画像見返してから言いなさいよ!」

きな子「ステージの上にDEATHって文字が4つあるっす」

夏美「小さい悪魔みたいなのが闊歩してますの」

すみれ「そもそもステージの上に邪神像が置いてあるんだけど……」

マル「ほら!」

かのん「うぐぐ……!」

夏美「かのん先輩、もう諦めますの……」ポン

冬毬「残念ながら、ゲームオーバーです」


かのん「うわああああああああ!なんでこうなるのーーー!」

182: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/16(火) 23:22:49 ID:???MM
ここまでの成績(平均点)
メイ:7.6点
すみれ:8点
きなこ:失格(うさぎ跳びでグラウンド3周)
冬毬:9.1点
マルガレーテ:8.2点
かのん:3.5点


夏美「(そもそもかのん先輩のお題が『一番かっこいい自分』だったことはもう誰も覚えていませんの)」

185: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:27:48 ID:???MM
夏美「さっ、残りは三人ですの。次の挑戦者を決めますの~♪」

四季「そういえば恋ちゃん遅いね?休みの日の練習はいっつも早く出てくるのに」

すみれ「LINEしたけど返事がないわ。既読もつかないから急いで来てるんじゃない?」

四季「なるほど」

夏美「じゃあ挑戦者決めのルーレット、行きますのー」

186: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:29:01 ID:???MM
夏美「それではいきますの!次の挑戦者はー……この人!」ピッ


ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『千砂都』

187: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:30:13 ID:???MM
千砂都「おお私だ」


可可「えーっ!結局二人に先を越されまシタ!」

四季「完全に機を逃した感はある」

夏美「まあまあ、完全ランダムだから仕方ありませんの。順番が来たらこれまで蓄えたノウハウをたっぷり活かしてほしいですの」

かのん「お願いちぃちゃんカタキとってー!」

すみれ「カタキって……」

きな子「千砂都先輩ファイトっす!」

メイ「かのん先輩みたいになるなよー」

千砂都「大丈夫だよー!悪魔になんてならないってー」フリフリ

四季「これが後の壮大なフラグに」

すみれ「いやいや、さすがに悪魔はないでしょ」

188: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:32:02 ID:???MM
夏美「それではお題決めルーレットですの!」

冬毬「ルーレットが止まったらすぐ開始です。千砂都先輩、準備はいいですか?」

千砂都「アグリーだよ、冬毬ちゃん!」


夏美「それではいきますの!千砂都先輩のお題決めルーレット、用意……スタート!」ピッ


ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『好きな食べ物』

189: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:34:12 ID:???MM
夏美「お題は好きな食べ物!」

可可「おぅ!これはウッテツケ!」

冬毬「ではいきます。3、2、1」

夏美「スタート!」ピッ


千砂都「私にこれはラッキーお題だね。じゃあいくよ!」

かのん「うわ、早っ!」

すみれ「もう何言うか分かるわ」


千砂都「この画像の人物の服装をラフなシャツと飲食店のエプロン姿にしてください。この人物は真剣な表情でたこ焼きを焼いています」


メイ「だろうな」

四季「それ以外だったら引くレベル」


千砂都「たこ焼きは本格的な鉄のたこ焼き機で焼いています。油多めで外をカリッと焼き上げる揚げたこ焼きスタイルです」

すみれ「その情報は……いるの?」


千砂都「この人物は信じられないほど素早く華麗な手つきでたこ焼きを焼いています。手にかわるがわるたこ焼きを焼く機材や調味料や食材をもって躍動感いっぱいにたこ焼きを焼いています」


冬毬「残り半分です」

190: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:35:46 ID:???MM
千砂都「大量のたこ焼きを相手にゾーンに入っています。顔はちょっとキマっています。えーっと、店内は明るくて清潔感のある感じのたこ焼き屋で、中がお客さんから見えるキッチンにしてください」


千砂都「…………」


千砂都「……んー」



夏美「え、どうかしましたの?」

かのん「ちぃちゃん?」

千砂都「……もう言うことない」

かのん「え!?」

191: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:38:18 ID:???MM
千砂都「いや、言うこと全部言ったっていうか。その……自分がたこ焼きを焼くところしか思い浮かばなくて……終わり……かも」

きな子「このゲームで時間巻くことがあるっすか!?」

冬毬「まだ時間はありますが」

千砂都「いや、終わり……で」

冬毬「は、はい……」


夏美「しゅーりょーーー!」ピッ

192: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:40:02 ID:???MM
可可「ええっ!ホントに!?」

メイ「マジで巻きで終わりやがった……!」

かのん「ちぃちゃん大丈夫!?これで私のカタキ取れる!?最後まだ何か言えたよ!」

千砂都「え、いや、ホ、ホントに何も浮かばなくてさ……」アハハ


冬毬「(姉者、これは……)」ヒソヒソ

夏美「(恐らくかのん先輩の画像みたいに、最後に何か中途半端に言って悪魔になったりしたくなかったんですの)」ヒソヒソ

冬毬「(ああ、だからわざと早く切り上げを……)」

193: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:41:10 ID:???MM
すみれ「まあみんなが予想した通り、やっぱりたこ焼きだったわね」

マル「そりゃそうでしょ

メイ「実際これでサーロインステーキとか言われても、って感じだしな」

四季「サーロインは美味しい。とても美味しい。ところできな子ちゃん、サーロインと言えば牛。牛と言えば牛柄ビキn」

きな子「四季黙るっす!」ドン!

メイ「やれやれ……」

194: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:43:51 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「さあそれでは千砂都先輩の画像ができましたの!時間を巻きで作り上げた千砂都先輩の画像は……こちら!」



パッ



https://i.imgur.com/nxPVeYm.jpeg

195: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:46:36 ID:???MM
千砂都「おおー!割と思った通り!」

メイ「あっはっは!いいじゃんいいじゃん!」

可可「いいデスね!スピード感ありマス!」

すみれ「ゾーンに入ってるわね、顔」

きな子「実際働いてる時、本当にこんな風になることってあるっすか?」 

千砂都「飲食店はどこもそうだと思うけど、週末の忙しい時間帯は結構本当にこんな感じかな。厨房なんてもう戦争だよ戦争!腕が何本あっても足りない」

四季「腕が本当に増ええてるみたい」

マル「うーん、よく見たらちょっと気持ち悪いかも」

千砂都「え」

マル「え」

196: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:48:01 ID:???MM
千砂都「き、気持ち悪い……?」

マル「え?腕多いの普通にちょっと気持ち悪くない?なんか本物のタコみたいで。それか……クモ?」

千砂都「蜘蛛!?タコ!?」ガーン

すみれ「うわ……ちょっとそう見えてきたかも……」

きな子「あー……」

メイ「それか、千と千尋の神隠しの釜爺(かまじい)だな」

千砂都「な゛っ!?」

197: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:49:41 ID:???MM
夏美「あっはっはっは!釜爺!釜爺懐かしいですの!」

冬毬「姉者と何回も録画したのを見ました」

可可「可可、あのでっかいひよこのやつ好きでした!」

すみれ「いたいた!かわいいのよねあれ!」

四季「私は大きい大根みたいな神様」

メイ「私はリン好きだぜリン!カッケーんだよなー!」

千砂都「ね、ねえみんな!今は私の番だよ?千と千尋トークの時間じゃないよ!も~!ねえ、かのんちゃーん!」

かのん「…………」

千砂都「かのんちゃん?」


かのん「……釜ちぃ」


全員「!?」

198: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:51:34 ID:???MM
すみれ「あーっはっはっはっはっは!!釜ちぃ!釜ちぃいいじゃない!」バンバン!

可可「なんか可愛いデス!」

きな子「あっはっは!釜ちぃ!釜ちぃって!」

メイ「スゲーよ!IPPONだろ今の!」

四季「イ゛ッポーゥン!」

すみれ「ブフォオ!///」

夏美「四季もIPPON取った時のモノマネやめますの!あーっはっは!///」

冬毬「マルガレーテ、これが釜爺です」スマホ

マル「ブフッ!?///」


千砂都「もーーーっ!みんなひどいよーーー!」

199: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:53:45 ID:???MM
数分後


かのん「ごめんごめん!ちぃちゃんごめんってば!」

千砂都「釜ちぃじゃないもん……!釜ちぃじゃないもん……!」プンプン

四季「幼馴染みとて許せぬ!」

千砂都「四季ちゃん!」

四季「エンガチョ」


夏美「いやー、笑い過ぎて苦しいですの……」

冬毬「それで、二回目は挑戦しますか?」

千砂都「当たり前だよっ!このまま終われるわけないでしょ!」クワッ

夏美「分かりましたの。じゃあもう早速行きますの」

200: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:54:58 ID:???MM
可可「千砂都、なにか策はあるんデスか?」

千砂都「んー……まあとにかくこのイラストのままだと絶対によくないから、結構大胆に変えるのもありかな」

すみれ「そうね。たこ焼き焼いてると釜ちぃが浮かんじゃうわ……ぷっ///」

メイ「ちょっと思い出すからやめてくれ……///」プルプル

千砂都「あっ!?もーっ!」

すみれ「ごめんごめん///」

千砂都「んもー分かった!もうめちゃくちゃ変えるもんね!二度と釜ちぃなんて言わせないんだから!新しい画像はたこ焼きビッグバンだよ!」

かのん「おーっ!よく言った!」パチパチ

四季「ちょっと面白そう」

マル「(たこ焼きビッグバン……?)」

冬毬「ではいきましょう」

201: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 17:58:36 ID:???MM
夏美「それではいきますの。千砂都先輩の二回目のチャレンジ!果たしてたこ焼きビッグバンは起きるのか!」

千砂都「起きるんじゃない!起こすんだよ!」メラメラ

メイ「おお、気持ち入ってるな」

冬毬「いきます。3、2、1」


夏美「スタート!」


千砂都「この画像の女性をたこ焼き屋レベルMAXにして!宙を舞うような躍動感!華麗な動きで縦横無尽にたこ焼きを焼くよ!週末の原宿の空が私の焼いたたこ焼きで覆いつくされるの!」

「真剣な表情でたこやきと対峙して、ひとつひとつと丁寧に向き合っていく!これを食べたらもう他のたこ焼きなんて食べられない!今日も原宿で最強のたこ焼屋を目指して戦う!たこ焼きLOVEなニューヒーロー!その名も、たこ焼きバスター千砂都!!」


冬毬「時間です」


夏美「それまでー!」

202: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:00:40 ID:???MM
千砂都「よーし!できたー!上手くいったよー!」ピョンピョン

メイ「え、いや、できたって……」

すみれ「ねえ千砂都……どういうつもりで今の指示をしたの?」

砂都「いやー、また釜ちぃになったらたまんないからさ、思い切ってスケールを大きくしてみたよ!原宿ナンバーワンのたこ焼きマスター!えへへー、気持ちよくなってヒーローものの口上みたいになっちゃった♡」

メイ「あー……いや……」

千砂都「ん?どうしたのみんな?あっ!そういえばヒーローじゃなくてヒロインだったね!もーっ、みんなー!おかしいなヒロインでしょ?ってつっこんでつっこんでつっこんでね☆」


きな子「(マズいっす……浮かれてるっす……)」ヒソヒソ

マル「(でももうどうしようもできないわよ……)」ヒソヒソ

203: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:02:58 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「さあそれでは画像が出来上がりましたの」

千砂都「早く早く!早く見せてよ夏美ちゃん!」

夏美「はいはい!それではいきますの!炎のたこ焼きチャレンジャー千砂都先輩!完成した画像はこちら!3、2、1……」



パッ



no title

204: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:04:23 ID:???MM
千砂都「み゛ゃあああああああああああああ!!!?」


メイ「ですよねー……」

四季「知ってた」


千砂都「ちょっとちょっと!なんなのコレ!?」

夏美「なにって、たこ焼き屋レベルMAXの千砂都先輩ですの」

千砂都「はあ!?何言ってんの!こんなのたこ焼き屋じゃないよ!剣なんか持って何やってるのこの私は!」

マル「たこ焼きを」

きな子「焼いてるっすね」

千砂都「そういうことじゃねえっ!!」バァン!

可可「(チサトがキレました)」

205: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:06:39 ID:???MM
千砂都「たこ焼きを焼くって本当に火をつけて焼くわけないでしょ!ってか一回目は普通に焼いてたよ!どうなってるのこのAIは!」

すみれ「まあでも、たこ焼き屋レベルMAXならこういうことも」

千砂都「ないよ!!」

マル「しっかし、気持ち悪いわねこのたこ焼きモンスター……」

かのん「っていうかさ、なんでちぃちゃんたこ焼きと戦ってるの?そんな指示出したっけ?」

冬毬「かのん先輩、ここを」

かのん「ん?」


ログ『最強のたこ焼屋を目指して戦う!』

ログ『たこ焼きバスター千砂都!!』


かのん「これがどうかしたの?」

可可「かのん、バスターの意味分かってマスか?」

かのん「ん……?」

四季「バスターは退治する人という意味。ハンターと一緒」

千砂都「え゛っ!?そうなの!?」

きなこ「やっぱり分かってなかったんすね」

メイ「語感の良さだけで言ったんだな……」

すみれ「まあ退治する側がいるんだから、退治される側もいるわよねそりゃ」

206: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:08:07 ID:???MM
夏美「えーっと、『宙を舞う』『たこ焼きを焼く』『空がたこ焼きで覆いつくされる』『たこやきと対峙』『戦う』『たこ焼きバスター千砂都』」

冬毬「おおむねリクエスト通りに仕上がってますね」

千砂都「そんなバカな!」ガーン

きな子「千砂都先輩、もうちょっと早く来て最初からゲームに参加してればこんなことには……」

すみれ「本当にワードひとつでこうなるゲームなのよね」

夏美「でもさっきかのん先輩の『あくま』を見てるんだから、これは警戒できたはずですの」

かのん「そうだね」

メイ「そうだな」

きな子「そうっす」

千砂都「う……う……うわーーーーーーっ!!」

四季「無念」

207: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:10:13 ID:???MM
夏美「それでは得点が出揃いましたので、発表しますの」

千砂都「シクシク……」

かのん「よしよーし」サスサス


夏美「炎のチャレンジャー、千砂都先輩の得点は!」


ダララララララララララララララ


ダダダン!



夏美「6点!8点!7点!4点!7点!8点!4点!8点!4点、合計56点!平均が6.2点ですのー!」

208: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:14:31 ID:???MM
千砂都「あれ?思ったより……」

すみれ「低くはないわね」

夏美「んー……絶妙に何とも言えない成績ですの……」

メイ「まあ画像としては面白いし」

マル「悪魔崇拝とかしてないしね」

かのん「あっ、また蒸し返す!」

四季「図らずも幼馴染みの二人が悪魔と勇者になってしまった」

冬毬「たしかに」

可可「ラノベみたいな展開デスね」

きな子「どこまでいっても仲良しさんっす♪」

メイ「どんな〆だよ……」

209: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:14:55 ID:???MM
ここまでの成績(平均点)
メイ:7.6点
すみれ:8点
きなこ:失格(うさぎ跳びでグラウンド3周)
冬毬:9.1点
マルガレーテ:8.2点
かのん:3.5点
千砂都:6.2点

210: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:17:37 ID:???MM
夏美「さあいよいよ大詰めですの!現在1位が冬毬、2位がマルガレーテ、3位がすみれ先輩の順番でゲームはs」


ガラッ!


恋「遅くなりましたー!本当に申し訳ありません!」


メイ「おお、きたきた」

冬毬「おはようございます恋先輩」

かのん「おはよう。珍しいね?恋ちゃんが最後に来るの」

すみれ「事故でもしたかと思ってヒヤヒヤしたわよ。既読もつかないし」

恋「すいません本当に……車が使えなかったものですから走ってきたんです……」

夏美「え、何かありましたの?」

恋「ええ、家を出る直前に家の目の前の道で事故が起きてしまいまして……道路が塞がってしまい、車が使えなかったんです」

四季「それは災難」

恋「仕方なく歩いていこうと家を出たのですが、少ししたところで今度はトラックに思い切り水をかけられてしまい……」

きな子「え」

211: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:19:13 ID:???MM
千砂都「ねえそれってさ、ひょっとして湘南ナンバーの緑のトラックじゃなかった?」

恋「そうです!」

かのん「あーっ!私たちに水かけたトラックだー!」

マル「同じトラックに水をかけられるなんて、なんて確率なの……」

四季「いや、それだけそのトラックが歩道側を走って危険な運転をしていたという可能性が高い」

可可「事故じゃなくてよかったデス」

恋「かのんさん達もでしたか……」

すみれ「散々ね」

212: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:21:03 ID:???MM
恋「……ん?あれ?練習はしていないのですか?」

きな子「屋上は使えないし校舎内も運動禁止だから、もう開き直ってゲームしてたっす」

恋「ゲーム!」キラーン

メイ「おお、目に光が……」

恋「何のゲームですか?私、最近サヤさんとマリオカートをやっているんですよ!私がワルイージでサヤさんがハナチャンを使っています!」

千砂都「ワルイージ使ってるんだ……」

マル「イメージと合わないわね……」

すみれ「(恋相手に『ハナチャン』を使ってあげるサヤさんの優しさよね……)」

213: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:23:19 ID:???MM
ーーー夏美が諸々説明しましたーーー


恋「AI生成ですか。少しだけなら触ったことがあります。生徒会報誌を作る時に活用していました」

千砂都「へー、そうなんだ」

夏美「AIで何してましたの?挨拶の文章を考えてもらうとか?」

恋「そこは機械まかせにしてはいけない部分です。生徒会長だった私の言葉を載せなければ意味がありませんでしたので」

夏美「なるほど」

きな子「そりゃそうっす」

可可「では何を?」

恋「おまけコーナーのナンプレ……えっと、数独ですね。その作問をしてもらっていました」

四季「なるほど。AIなら秒で作ってくれる」

メイ「頭いいー!」

冬毬「いい難易度の問題が多かったです。きな子先輩、是非引き継いでください」

きな子「もちろんっす!」

214: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:25:21 ID:???MM
夏美「ところで、恋先輩ももちろんやりますの。このゲーム」

恋「やります!」

冬毬「姉者、もう終盤なので恋先輩にはトリを務めてもらいましょう」

夏美「それがいいですの」

恋「トリですか……!」

夏美「そんなに難しくないので安心しますの。恋先輩の前にまだ二人残ってるから、その二人を見て参考にしますの」

冬毬「先にルールとやり方だけ説明しておきましょう」



ーーー夏美が説明しましたーーー



夏美「で、今のところ出来上がった画像がこれですの」

恋「はあー、こんなに精巧にでき…………え!?あ、悪魔!?かのんさん!スクールアイドル部に悪魔が入部しています!どうしましょう!」

かのん「そうだねー。どうしようかねー」ボリボリ

可可「可可にもポッキーください」

215: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:27:03 ID:???MM
夏美「それじゃあ恋先輩へのルール説明も終わったところで、次プレイするのが可可先輩か四季か決めますの!」

可可「可可!可可やりたいデス!」

四季「いや、きっと私」


夏美「ではいきますの!ルーレットー、スタート!」ピッ


ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『四季』

216: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:29:02 ID:???MM
四季「いえーい」

可可「あがっ……こんなにも来ナイとは……」

冬毬「では四季先輩は準備をお願いします」

四季「可可先輩、お先デース☆」

可可「ああー!可可のマネしました!すみれ~!なんとか言ってやってくだサイ~!」

すみれ「可愛くモノマネしてもらえてよかったじゃない」

可可「かわっ!?」

可可「…………」

可可「……まあ可愛いならいいデス」ぷいっ


かのん「(なにこの可愛い生き物)」

千砂都「(今度二人にたこ焼きをおごってあげよう)」

217: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:31:01 ID:???MM
冬毬「それでは四季先輩、準備はいいですか?」

四季「いつでもいいよ、冬毬ちゃん」

すみれ「落ち着いてるわね」

きな子「流石っす」


夏美「それではいきますの!四季のお題決めルーレット!用意……スタート!」ピッ



ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『妄想を爆発させて』

218: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:33:24 ID:???MM
夏美「お題は妄想を爆発させて!」

冬毬「3、2、1……」

夏美「スタート!」ピッ


四季「(超高速)チュウシンニタツミリョクテキナビショウジョアザヤカナアカイカミヲタカイオダンゴニマトメナガイアカイカミカザリトナガレルマエガミオオキナカガヤクアオイヒトミジシンニミチタカワイラシイエガオカンペキナカオダチトプロポーションアカイグンプクフウノゴウカナイショウヲチャクヨウシロイフリルツキブラウスニクロイコルセットコンジキノケンショウトムラサキイロノホウセキガカガヤクアカイジャケットオオキナアカイリボントベルトコンジキノソウショクガシサレタアカトシロノフリルスカートクロイストッキングアカイヒザウエブーツニクロイベルトトカナグカタカラセナカニナガレルナガイアカイケープハシロイケガワノフチドリガゴウカデカゼニナビイテユウガニヒロガルダイナミックナダンスポーズミギアシヲタカクアゲテ」


メイ「うわ!なんだなんだ!?」

きな子「あわわわ!四季ちゃんが!四季ちゃんが壊れたっす!」

すみれ「口の動きが見えない!」

可可「ナガト!ナガトみたいデス!」


四季「(超高速)バランスヲトリリョウウデヲオオキクヒロゲテミギテハユビヲノバシヒダリテモハナヤカニヒョウゲンユウガデジシンタップリノヒョウジョウハイケイハゴウカケンランナオウキュウノオオヒロマフカイアカイロノベルベットカーテンコンジキノハシラトソウショクワクキョダイナクリスタルシャンデリアカラアタタカイヒカリガフリソソグテンジョウトカベニキンイロノチョウコク、サユウノカベニライオントハープノモンショウイリタテオクニアカイジュウタンノカイダント2ツノキンイロノギョクザユカゼンタイニフクザツナカネトアオノモンショウイリゴウカアカジュウタンアタタカクドラマチックナショウメイコウカキラキラシタヒカリノリュウシトレンズフレアコウキュウカントハナヤカサニミチタフンイキサイコウホウノアニメイラストレーションヒジョウニコマカイディテールヌメラカナシツカンシャープナリンカクアザヤカデユタカナシキサイエイプロキュウノクオリティベストショット」


ピタッ

219: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:35:02 ID:???MM
マル「と、止まった……」

夏美「し、四季……?」

四季「終わった」

夏美「……は?」

四季「終わった。タイマー止めていいよ」

冬毬「え、いや、しかし……」

四季「ポチっと」ポチ

夏美「あっ!勝手に生成ボタンを!」

220: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:37:46 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



四季「私にこのお題が回ってきた時点で勝負はついていた。何故なら私にとって妄想なんて」



『完了、画像を表示します』



四季「呼吸も同然」



パッ



no title

221: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:40:10 ID:???MM
メイ「どおおおおおおおおおおおおおおい!?!?//////」

恋「まあああああああああああああ!?///」

きな子「メ、メイちゃんが!メイちゃんがどこかの王族に!」

マル「おおおおおお……///」

千砂都「…………っべ、よだれ出た」

可可「あ、あまりにカッコよすぎマス……」

かのん「…………」チーン


四季「イエーイ」ピース

222: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:42:02 ID:???MM
すみれ「……ハッ!い、いやなんで四季がメイの画像作ってんのよ!」

夏美「おおぅ!そうでしたの!画像に四季が居ませんの」

四季「お題は『妄想を爆発させて』だからとりあえず私の作りたい妄想の画像を作った。正直これで完成品でいいと思ってるけど、やっぱり自分を入れないとダメ?ゲームマスター」

夏美「んー……まあ自分を入れるのはルールなので……」

四季「私が大好きな妄想猛烈メイワールドに私はいない。……ダメ?」

夏美「そんな名言っぽく言われても……」

223: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:44:08 ID:???MM
冬毬「四季先輩、このままだとメイ先輩の画像が二枚になってしまいます。流石に自分は入れるべきかと」

四季「…………」

四季「わかった……!」グギギ

きな子「そんな苦虫を嚙み潰すような……」

すみれ「この世界にどうしても自分を入れたくないのね」

恋「美しい関係です……」ポワーン

可可「レンレンには何が見えてるんデスか?」

千砂都「さあ?」


メイ「……//////」

224: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:45:44 ID:???MM
夏美「ではそろそろ四季の二回目に行きますの」

四季「…………」グギギギ

きな子「まあまあ、抑えて抑えて……」ヨシヨシ

マル「しっかし、あれにどう自分を付け加えるつもりかしら?」

可可「あんまりスペースがあるようには思えまセンが」

千砂都「なまじ完成度が高い分、下手なことはしたくないだろうし」

すみれ「ここは見物ね」


冬毬「恋先輩、二回目を始めますが、この二回目の制限時間が30秒になります。短いので先輩がプレイする時は注意してください」

恋「なるほど。分かりました」

千砂都「こう考えるとなんの参考にもなってないな、四季ちゃんのプレイ」

かのん「ねー」

225: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:47:53 ID:???MM
夏美「それではいきますの!四季の二回目!」

四季「すううううう……」

マル「(すーって言いながら吐いてる……)」

冬毬「3、2、1」

夏美「スタート!」ポチ


四季「(超高速)ミジカイアオイボブヘアアカルイアオイヒトミシロイハダアタマニアオイホウセキツキノチイサクテセンサイナティアラヲチャクヨウライトブルーノグンプクフウエレガントナフクソウコンジキノケンショウトフサカザリツキノフィットシタライトブルージャケットシロイフリルツキノハイカラートソデグチムナモトニオオキナムラサキイロノサテンリボンキンボタントコンジキノソウショクカタカ」


可可「出たナガト!ナガトです!」

すみれ「さっきからそのナガトってなに?」

千砂都「私たちが生まれる前のアニメの話だよ」

すみれ「何でそんなの知ってるのよ……」


四季「(超高速)ラナガレルライトブルーノケープシロイファーカゼトリムツキシロトライトブルーノレイヤードフリルスカートライトブルーノブーツゼンシンゾウユウガニハイゴノイスニスワラセテリョウテヲヤサシクコシノマエデクンダポーズスコシハズカシゲデメランコリックナヒョウジョウシセンハスコシヨコヲムイテイルホウセキヤヌノジニキラキラシタヒカリノコウカフクソウノサイブマデヒジョウニセイコウソフトデウツクシイ」


ピタッ



夏美「お」

四季「終わった、止めていいよ」

冬毬「はい」ピッ


夏美「しゅーりょーーー!」

226: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:50:08 ID:???MM
マル「んー、やっぱり参考にならないプレイングね」

きな子「この後可可先輩がやるからそれを参考にするっす」

恋「そうですね」

可可「それは緊張しマス」

すみれ「さてどうなったか」

227: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:51:48 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「出来上がりましたの!」

四季「うっす」

すみれ「前情報がない分楽しみね」

マル「たしかに、何言ってるか全く聞き取れなかったし」

かのん「ほらメイちゃん、画像出るよ」

メイ「うう……が、画像の私に変なことさせんなよ?」

きな子「ほらほら、ちゃんと見るっす♪」

228: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:54:01 ID:???MM
夏美「それではナガト四季の完成した画像はこちら!3、2、1……」


パッ


全員「!?!?」



https://i.imgur.com/1UoDVjJ.jpeg

229: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:56:20 ID:???MM
メイ「おいなんだよコレ!ほとんど変わってねえじゃねえか!///」

すみれ「あっはっは!後ろの椅子に四季を足しただけじゃない!」

マル「自分を参加させるって、これでいいの?」

四季「反則はしてない。ルール説明で『自分をメインに』とは言ってなかった。よりいい画像にするために、こうするのが最善と判断しただけ」

夏美「まあたしかに反則じゃないけど……」

千砂都「いじらしい努力、なのかな……?」

かのん「メイちゃんのこと好きすぎるでしょ」

可可「これが愛なのデスね」

恋「うふふ……」パシャッ パシャッ

四季「過程はどうあれ、最高の一枚を目指してちゃんと画像にした。そこはキチンと評価してほしい」

きな子「メイちゃ~ん、四季ちゃん最高の一枚って言ってるっすよ、愛されてるっす~♪」

メイ「も~黙れよ~……バカじゃねえのマジで……//////」カオマッカ

夏美「はーい点数書きますのー」

230: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 18:58:32 ID:???MM
夏美「それでは得点が出揃いましたので、発表しますの!」

四季「どんとこい」

夏美「最強のメイ使い、マスター四季の得点は!」

メイ「その言い方やめてくれ……」


ダララララララララララララララ


ダダダン!



夏美「9点!10点!8点!7点!8点!8点!9点!10点、10点!9点!合計88点!平均が8.8点!現在二位ですのー!」



テッテレー!


四季「おおー」

231: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:00:44 ID:???MM
かのん「うわーっ!これでもトップじゃないのかー!」

すみれ「冬毬強っ……」

可可「でも凄いデス!マルマルを抜きました!」

マル「くっ……や、やるじゃない……!」

冬毬「やはり画像のクオリティは群を抜いていますね。デティールの細かさが半端ではありません」

きな子「妄想でここまで考えられるのも凄いっす」

恋「私はこの散りばめられている紫がとても好きです」

千砂都「いいねー。ソシャゲだったらURかな?」

メイ「お、おい、恥ずかしいからもう早く次行こうぜ……///」

232: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:02:40 ID:???MM
四季「まあトップにはなれなかったけど、私は満足してる」

夏美「いい画像ができてよかったですの♪」

四季「いや、違う。いい画像ができたのはそうだけど」

夏美「ん?」

四季「採点の時にこっそり見ていたらメイが10点をつけてくれてた。もうそれだけで私は優勝するより嬉しい」

メイ「ちょおおおおおおおおおおお!?!?点数バラすとかそれ無しだろお前!匿名投票の意味!!//////」

四季「今日のことは内緒のメイ日記に二十ページくらい書いておく。いや、それだけじゃ足りないかもしれない」

メイ「さらっと変なもん書いてること告白すんな!」

四季「メイ、一緒に書く?」

メイ「書 く わ け ね え だ ろ !!」ドン!


可可「ツンデレとクール、素晴らしい愛の形デス」 パシャ パシャ

恋「うふふうふふ」パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ

233: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:03:53 ID:???MM
ここまでの成績(平均点)
メイ:7.6点
すみれ:8点
きなこ:失格(うさぎ跳びでグラウンド3周)
冬毬:9.1点
マルガレーテ:8.2点
かのん:3.5点
千砂都:6.2点
四季:8.8点

234: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:07:11 ID:???MM
夏美「次はトリ前、お待ちかねの可可先輩ですのー!」


可可「待ちマシたー!」

かのん「可可ちゃん、すみれちゃんを画像に使っちゃダメだよー?」ニシシ

可可「え」

可可「…………」チラ

すみれ「ん?」

可可「…………」

可可「し、しまセンよ!するわけナイです!」プイ

千砂都「(するつもりだったんだ……)」

メイ「(わっかりやすい……)」

235: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:08:40 ID:???MM
可可「さあナッツ!可可のお題を決めマスよ!いいお題をクダさい!」

夏美「はいはーいですの!」

きな子「ちなみにどんなお題がいいとかあるっすか?」

可可「ないデス!何でもダイジョウブ!ドンとこいデス!」

四季「すごい自信」

恋「可可さん、ファイトです!」

236: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:10:04 ID:???MM
夏美「それでは早速いきますの!可可先輩、ルーレットが止まったらすぐ始まりますの」

冬毬「準備はいいですか?」

可可「もっちろん!」ドヤァ

すみれ「何その顔……」

237: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:10:46 ID:???MM
夏美「それでは!トリ前、可可先輩のお題決めルーレット!用意……スタート!」ピッ


ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『憧れ』



可可「オオッ!」

メイ「可可先輩といえば……」

すみれ「アレね」

238: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:13:12 ID:???MM
夏美「可可先輩のお題は『憧れ』!」

冬毬「3、2、1」


夏美「スタート!」ピッ



可可「可可の憧れはもっちろんスクールアイドルの『サニーパッション』!サニパ様デス!神津女子高等学校のスクールアイドルで、ラブライブのチャンピオンにもなったことがある最高のグループです!可可はサニパ様に憧れてスクールアイドルになったんデスよ♡」

「サニパ様は神津島のイベントに呼んでくれたり、可可たちにアドバイスまでしてくれて、そのおかげで可可たちはラブライブで優勝することができまシタ!高校を卒業して、もうラブライブには出られまセンが、可可たちはサニパ様にもらったy」


冬毬「残り半分です」


可可「は」

239: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:15:37 ID:???MM
可可「のわああああああああああ!?」

すみれ「やると思ったわよこのアイドルバカ!」

メイ「その通りだ早く指示出せー!」

可可「うわあああああああ!どどどどどうしよう!?しゅ、しゅみれ~~~!」

すみれ「呼んでる場合じゃないでしょ!早く何か言って!」

メイ「可可先輩もう時間がない!サニパ!サニパになれ!」

可可「うえ!?そ、そんなオソレオオイ……」


冬毬「残り十秒」


メイ「早く!」

可可「うわああああああ!こ、この画像の可可をサニパ様のメンバーにしてください!メンバーカラーはパッションブルーで衣装は検索シテーーー!」


冬毬「時間です」

可可「ぐはぁ!」ズテーン

240: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:17:56 ID:???MM
すみれ「ぐはぁじゃないでしょこの上海ガニ!」

メイ「絶対やると思ったんだよ!スクールアイドルのことになるとマジで周り見えなくなるから!」

可可「うわーーーん!」ジタバタ

すみれ・メイ「泣いてもダメ!」


千砂都「め、めっちゃ怒られてる……」

かのん「まあアイドルがらみでやらかしてるの一回や二回じゃないから……」

マル「大変ねあの二人も」

恋「今くらいの指示でどのような画像ができるものなのでしょうか?」

千砂都「あー、そういえばあんまり恋ちゃんの参考になんなかったね。四季ちゃんのも可可ちゃんのも」

きな子「たしかに」

241: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:19:06 ID:???MM
冬毬「姉者、恋先輩の参考になるようなものはありませんか?」

夏美「あー、じゃあ……」


カチャカチャ ターン


夏美「恋先輩、こちらから全員分のログとできた画像をスマホに送っておくので、今のうちにそれを見ておいて参考にしてほしいですの」

恋「まあ、ありがとうございます。助かります」

242: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:21:03 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「それでは可可先輩の一回目の発表ですの!」

可可「うい……」

きな子「可可先輩めちゃくちゃ反省してるっす」

マル「そりゃそうでしょ」

夏美「では、画像オープン!」



パッ



no title

243: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:23:25 ID:???MM
可可「オ!?オオーーー!思ったよりサニパ様デス!」

千砂都「ホントだ!ほぼ丸投げだったのにかなりできてる!」

恋「すごいです可可さん!」

マル「今までと逆で、AIの賢さに救われた感じがあるわね」

メイ「くっそー……私の応援団は宙に浮きっぱなしにしたくせに……」


かのん「でもよく見るとちょっと本物とは違う部分もあるね」

すみれ「そうね、なんかかなり保守的になってるっていうか」

メイ「あれだな、2.5次元のライブでキャラと同じ服を声優が着る時に、布を増やしてへそを隠すみたいなやつだ」

可可「あー、言われてみればソウかもしれません」

きな子「んー……なんかこう、服のデザインも相まってか、あんまりパッションを感じないような……」


可可「は」 ピクッ


すみれ「(あっ)」

244: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:25:07 ID:???MM
四季「きな子ちゃん、どういうこと?」

きな子「あ、いや……サニーパッションってユニットのコンセプトがすごくしっかりしてて、底なしに明るいイメージとか、南国の温かい雰囲気みたいなものをきちんと曲とか衣装に溶け込ませてるイメージがあるっす」

メイ「ふんふん」

きな子「それをこの衣装だとあまり感じられないっていうか。ただお姫様みたいな服に、大きな羽を生やしただけみたいに感じるっす」

メイ「なるほどな」

可可「ぐぬ……」

四季「たしかにサニーパッションの衣装は南国のイメージでなかなか露出度が高かった。高校生ではギリギリな感じ」

きな子「そうなんすよ。この画像の衣装はかわいいけど背中の羽と服のデザインがサニパのコンセプトと合ってないっていうか。だから余計にこの衣装がちょっと惜しく感じるっす」

可可「ぐぬぬ……!」

245: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:27:01 ID:???MM
すみれ「…………」ニヤッ

すみれ「そうね、さっきは喜んでたけど、正直この衣装で喜ぶのはLiella!の衣装担当としてどうかと思うわ」

可可「な゛っ!?」

すみれ「ちょーっとパッション足りてないんじゃない?ねえ、メイ」

メイ「へっ?」

すみれ「パチッ(アイコンタクト)」

メイ「!」

メイ「……ああ、たしかにそうかもな。パッション足りねーよパッションがさ!」

すみれ「このままじゃ大した点数にならないわね」ニヤリ

メイ「まっ、浮かれてゲームのこと忘れて喋った結果だし、しょうがないんじゃないか?パッションパッション」


可可「(ブチッ)」

246: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:29:04 ID:???MM
可可「アーーーーーッ!なんデスかさっきからバカにして!」

千砂都「ああっ!可可ちゃんがキレた!」

可可「いいデスよ見てなサイ!可可がここから本気出してやりマスから!二人ともあとで吠え面をかきマスよ!きなきなも!」

きな子「えっ!きな子もっすか!?」

可可「ナッツ!二回目いきまショウ!可可は本気でサニパ様に加入するつもりで行きますよ!本気の本気の本気デス!」


すみれ「おー燃えとる」ニタニタ

メイ「どうなることやら」

247: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:30:14 ID:???MM
夏美「それでは可可先輩、二回目の準備はいいですの?」

可可「ドンと来いデス!今可可の心は燃えたぎっていマス!南国の太陽のヨウに!」

かのん「おーっ、これは本気だ」

恋「頑張ってください!可可さん!」

248: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:32:13 ID:???MM
夏美「果たして先輩は神津島の風になれるのか!可可先輩、二回目のチャレンジですの!」

冬毬「ではいきます。3、2、1」

夏美「スタート!」ピッ



可可「パッション!トニかくパッションを感じる衣装にしてくだサイ!南国の熱いスピリット!ソレを浴びるように踊り狂う画像にしてほしいデス!パッション!熱い熱いカーニバル!流れるミュージック!滝のような汗!トロピカルなカラーで可可と観衆が染まりマス!パッション!」

「なんか辺りも派手にしてクダさい!花火がドーン!ライトがピカーッ!みたいに!パッション!飛び交う歓声!舞う紙吹雪!その中心に可可がいマス!パッションで溢れるパッションな衣装に身を包んだパッションな可可がパッションにパッ」


冬毬「時間です」

夏美「それまでーーー!」


可可「フゥーーーーーーッ!」

249: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:34:25 ID:???MM
千砂都「ゴ、ゴリ押したね……」

四季「サニパの歌くらいパッションって言ってた」

恋「抽象的な文言が多かったですね」

かのん「雰囲気は伝わってきたけど、どうなるかがまるで想像できないね」

可可「まあまあかのん、見ていてクダさい!可可の神津島スピリットが今画像に入り込みマスから!」


すみれ「…………」

メイ「…………」

マル「ん?二人ともどうしたの?」

すみれ「ねえきな子、ひょっとしたら仲間が増えるかもよ?」

きな子「え?」

250: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:36:44 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「ではお待ちかね!溢れるパッション!可可先輩の作品が完成しましたの!」

可可「さあパッションナッツ!みんなに可可のパッションな画像を見せてあげてクダさい!」

冬毬「(パッションナッツ?)」

夏美「ではいきますの!可可先輩の作品は……こちら!」

可可「パーッション♡パーッション♡」ピョンピョン



パッ



no title

251: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:38:22 ID:???MM
可可「パッショオオオオオオオオオオオオオン!?!?!?」


夏美「へあっ!?」

マル「んなっ!?」

すみれ「やったああああああああああああ!!」ハイタッチ

メイ「きたあああああああああああああ!!」ハイタッチ

千砂都「うわ!何やってんの!何やってんの可可ちゃん!」

恋「ななななななななな……//////」

四季「やりおった!この女やりおったで!」

かのん「あわわわわわ///よ、よくない!こういうのよくないと思います!」

252: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:40:41 ID:???MM
冬毬「姉者……これ……」

夏美「あーーーこれは……」

可可「へ……?ナッツ、まさか……まさか……!」


夏美「可可先輩!レギュレーション違反で失格ですの!!」


可可「ンナアアアアアアアアアアアア!?!?」ガーン


きな子「うおおおおおお!仲間きたああああああああ!!」ガッツポーズ

253: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:42:28 ID:???MM
可可「エ!?失格!?失格デスか!?!?」

夏美「当ったり前ですの!こんなハイレッグの小っさいビキニ着て!後ろ絶対Tバックですのコレ!」

冬毬「高校生が着ていいものではありませんね……」

マル「しかも全身汗だくで、なんか……卑猥よ……///」

可可「ヒワイ!?」ガーン

恋「可可さん……は、破廉恥です……///」

可可「ハレンチ!?」ガーン

四季「ドスケベパッション」

可可「ドスケベパッション!?!?」ガガーン

254: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:44:32 ID:???MM
かのん「っていうか、なんでこうなったの?もうパッションって言ってた以外思い出せないんだけど」

千砂都「なんか舞台もブラジルになっちゃってるし」

すみれ「ログ見たら一発で分かるわよ」

かのん「ログ?」

夏美「ほいっと」


カチャカチャ ターン


千砂都「んー?」ジーッ

マル「……パッション以外にあまり具体的なことは言ってない気がするけど」

メイ「だからだよ」

きな子「ん?」

すみれ「だって可可、パッションパッション言ってるけど、サニーパッションとは一言も言ってないもん」


可可「え」

255: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:46:20 ID:???MM
かのん「えーっ?」ジーッ

恋「んー……」ジーッ

千砂都「あっーーーホントだ!!サニーパッションって言ってない!!」

可可「ンナ゛ッ!?」

マル「たしかに、サニーパッションともスクールアイドルとも言ってないわね」

四季「出てるワードは……パッション、南国の熱いスピリット、カーニバル、踊り狂う」

夏美「恋先輩、ここから浮かぶ光景は?」

恋「ブラジルのサンバ……ですかね?」

冬毬「答え合わせですね」

可可「ガーン!」

きな子「で、ブラジルのサンバに滝のような汗が合わさって……」

すみれ「ドスケベパッションが完成した、と」

可可「ガガーン!」

四季「日本でスクールアイドルをやってる上海人がブラジルのサンバを踊ってる」

夏美「カオスですの……」

可可「うわーーーん!!ドスケベパッションは嫌デスーーー!!」

256: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:48:57 ID:???MM
可可「うう……こんなことになるなんて……」

きな子「まあまあ!可可先輩元気出すっすよ!失敗は誰にでもあるっすって!」バシッ!バシッ!

かのん「満面の笑顔だね……」

すみれ「念願の仲間だもの」ズズズ

メイ「ひとりぼっちは寂しいもんな」ポリポリ


冬毬「というわけで可可先輩は失格です、姉者、どうします?」

夏美「んー……じゃあ可先輩にはパッションとは何かを学び直してもらう為に、お台場から神津島まで泳いで行ってもらいますの」

可可「イ゛ッ!?」

冬毬「ちなみに神津島まではお台場から140kmだそうです」

可可「エーッ!?」

マル「ドーバー海峡の比じゃないわね……」

きな子「ほらほら可可先輩!東京湾縦断頑張るっす!きな子も自分の罰ゲーム頑張るっすから!」ニッコリ

可可「きなきなはうさぎ跳びでグラウンド三周デショ!可可は東京湾でサメの餌デスー!」

257: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:49:26 ID:???MM
ここまでの成績(平均点)
メイ:7.6点
すみれ:8点
きなこ:失格(うさぎ跳びでグラウンド3周)
冬毬:9.1点
マルガレーテ:8.2点
かのん:3.5点
千砂都:6.2点
四季:8.8点
可可:失格(神津島まで泳いで行く)

258: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:52:20 ID:???MM
夏美「さーあいよいよラストですの!トリを務めてもらうのは我らがナンバーワンゲーマー!恋先輩ですのー!」


ドンドンパフパフー!


かのん「わーっ!」

千砂都「やんややんやー!」


恋「そんな、ゲーマーだなんて……」

きな子「じゃあ昨日は何時までゲームをしてたっすか?」

恋「昨日は0時過ぎまでマリオカートを」

すみれ「あー、まあまあ常識的な時間ね」

恋「した後に布団の中で4時過ぎまでまでゼルダをしていました。コログが全然見つからなくて……」

すみれ「んが……」

マル「こりゃ本物ね……」

259: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:53:19 ID:???MM
冬毬「さてプレイに行きたいですが、恋先輩、他のメンバーのログと画像は見ましたか?」

恋「はい、参考になりました。四季さんのだけよく分かりませんでしたが……」

マル「何でよく分からないものであんな画像ができるのよ……」

四季「愛の力?」

メイ「もうちょっと黙ってろお前……///」

夏美「まあ問題なさそうですの」

260: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:55:02 ID:???MM
夏美「じゃあ準備しますの」

冬毬「念のため、一回目の挑戦は制限時間が一分間、二回目の挑戦は三十秒です。ルーレットが止まってお題が決まり次第すぐにスタートします。恋先輩、いいですか?」

恋「はい、大丈夫です」

可可「牛柄サンバビキニこい……!牛柄サンバビキニこい……!」

きな子「そんな邪悪なものないっすよ……」


夏美「スタンバイOKですの?」

恋「はい!いつでもいいです!」ワクワク

冬毬「ではいきましょうか」

きな子「恋先輩ファイトっすー!」

261: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:57:11 ID:???MM
夏美「それでは、刮目せよ!いざ最終決戦!恋先輩のお題決めルーレット……スタート!」ピッ


ガラガラガラガラガラガラガラガラ


夏美「ストップ!」ピッ


ガラガラガラガラ……


ピタッ



『世界で一番と思うもの』

262: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 19:59:29 ID:???MM
夏美「お題は世界で一番と思うもの!」

冬毬「3、2、1……」

夏美「スタート!」ピッ



恋「世界一……それならもう一つしかありません。決めました」

かのん「おお!早いっ!」


恋「いきます。まず、画面中央奥に結ヶ丘女子高等学校の校舎を配置してください」

すみれ「まあそう来るわよね」

きな子「校舎がおしゃれで綺麗だから映えるっす!」

恋「校舎正面からまっすぐ伸びる石畳の道があって、それが画面手前の外側まで続いています。その道の両サイドに淡い緑の芝生があって、その芝生の中に桜の木が数本ずつ生えています。桜はいずれも満開で、淡い色の花が咲いています。花びらがほんの少しだけ地面に散っています」


冬毬「残り半分です」


恋「芝生の中には整えられた植え込みがあります。それをいい具合に芝生の中にバランスよく散らしてください。道沿いにレトロなデザインの背の高い街灯があります。そして道の上、画面下の中央に画像の人物を配置してください。落ち着いた表情でしっかりと画面の方を向いており、腕を自然に下ろして佇んでいます。全体的に小春日和の明るい春の雰囲気で、心地のいい気温の時間帯です」


冬毬「時間です」

夏美「それまでー!」ピッ

263: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:02:21 ID:???MM
可可「オ、オオ……?すみれ?」

すみれ「まあ……言いたいことは分かるわ」


きな子「あの、恋先輩?」

恋「はい」

きな子「きな子たち、九回もこれやってるから分かるっすけど、これでできる画像って……」

恋「ええ、上手くいけば取り立てて変わった様子の無い、学校案内のパンフレットの表紙のような写真ができると思います」

きな子「ええ?」

可可「分かっててやったんデスか?」

千砂都「じゃあわざわざ普通の写真を?」

恋「ちょっと思うところがありまして」

夏美「はーい、まずは画像を見てからにしますのー!」

きな子「あっ、そうだったっす」

264: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:04:54 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「それではお待ちかね!恋先輩の一回目の発表ですの!」

恋「お願いします」

夏美「出来上がった画像は……こちら!」ポチ



パッ



no title

265: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:08:11 ID:???MM
かのん「おおー、いい画像!」

すみれ「本当にパンフレットみたいね」

マル「校舎の前がかなり忠実に再現されてるわね」

メイ「やっぱこのAIスゲーな」

冬毬「恋先輩、なぜこのような画像を?」

四季「まさかこの機会に来年度のパンフレットを用の画像を作ろうと」

きな子「え!?」

恋「まさか。流石にプロの方にお任せします」

夏美「AIで学校のパンフレットを作ったなんて知れたら入学者が激減しますの」

可可「ナッツの言うとおりデス。炎上じゃ済みまセンよ」

メイ「だよな」

千砂都「じゃあなんで?」

266: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:10:45 ID:???MM
恋「ここまでの皆さんのプレイのログと作った画像を見て、このAIはかなり創造性があると感じました。与えられた言葉を広く解釈して、その言葉を少し膨らませて表現していると思ったのです。良くも悪くもですが」

すみれ「たしかにね。水着になったりサンバになったり」

四季「逆に冬毬ちゃんの画像を『映画』の一言だけでとんでもないクオリティに仕上げたりもした」

夏美「普段から使ってますけど、まだ世に出て新しいAIですし、たしかにいろいろ粗削りなのは否めませんの」

恋「そうですね。よく言えば創造性があり、悪く言えば粗削りなAIです。それはこのゲームをプレイした皆さんも感じたのではないでしょうか」

マル「そうね。「あくまで」の一言で悪魔にされた人もいるし」チラ

かのん「粗削りで逆十字掲げられたら世話無いよ!」


恋「私はこの、創造性に富んだ粗削りなAI、で占ってみたいものがあるんです」

きな子「んー?」

千砂都「占う?」

267: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:14:00 ID:???MM
恋「例えば普通のAIなら、今できた画像に「この風景の三十年後の画像を作って」と伝えれば、そこそこ年季の入った校舎と少し配置の変わった植物などを丁寧に描写してくれると思います」

メイ「まあそうだろうな」

四季「うん」

恋「でも、物事はそんなにすんなりと進むわけではないと思います。子供の頃にあった建物がいつの間にか無くなっていたり、しばらく会っていない友人が亡くなっていたりと、気が付けば存在しなくなっているものも多い思うのです」

かのん「ふむふむ」

恋「そこでこのAIです。このAIは私の触ったことのある他のAIよりも『AI自身が考えて答えを出す』という思考設計の割合が大きいのだと思います。AI自身が人間のように考えて答えを出してくれていると感じる部分が多々あるのです」

四季「そこが富んだ創造性や、粗削りな所に繋がっている、と」

恋「その通りです」

冬毬「つまり、人間味のあるAIですか」

夏美「不思議な考え方ですの」

268: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:16:09 ID:???MM
すみれ「で、占うって言うのは?」

恋「先程作ったこの画像」

可可「改めて、いい画像デス」

恋「私はこの画像を使って、AIにかなり抽象的な質問をしてみようと思います。それこそ友人とするような、将来どうなってるんだろうね?くらいの質問です」

メイ「おおーなるほど」

恋「先程言った通り、普通のAIならただ古くなった校舎の画像を出すだけだと思います。しかし、このAIならもっといろいろ想像をして、何か面白い画像を作ってくれる気がするんです。その創造性に、私は勝負を賭けてみようと思います」

夏美「ほぉーなるほど!AIに丸投げして全額BETって訳ですの!」

かのん「これは面白そう!」

すみれ「たしかにここまで全員ちゃんと細かい指示を出してる人しかいないわね」

千砂都「恋ちゃん意外とギャンブラーだね」

四季「これぞパルプンテ」

269: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:17:22 ID:???MM
恋「長々話してしまいましたが、やることはシンプルです。そろそろお願いしてもいいですか?」

夏美「分かりましたの」

メイ「恋先輩、覚悟キマった目してるぜ……」

きな子「どうなるっすかね……」ドキドキ

270: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:19:38 ID:???MM
冬毬「それではいきましょうか。恋先輩、何を言うかはもう決まってますか?」

恋「はい、大丈夫です」

冬毬「姉者、いきましょう」


夏美「さあそれでは大ラスですの!パルプンテ作戦を表明した恋先輩!果たしてAIはどんな画像を作るのか!」

可可「楽しみデス!」

マル「そうね」

271: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:21:16 ID:???MM
夏美「いきますの!冬毬!」

冬毬「ではいきます。3、2、1……」

夏美「スタート!」ピッ


恋「この風景の未来を、AIサイトのKMSN、あなたなりに想像して画像を作って下さい。この建物は結ヶ丘女子高等学校です」


恋「はい」



夏美「えっ!」


すみれ「本当にシンプルね」

可可「覚悟キマりすぎデス!」


冬毬「本当にいいんですね?」

恋「はい、大丈夫です」

冬毬「姉者」


夏美「しゅーりょーーー!」ピッ

272: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:23:15 ID:???MM
メイ「マ、マジでやりやがった……」

四季「これは凄い。本当にどうなるのか分からない」

マル「潔いっていうかなんていうか」

きな子「残念ながら牛柄ビキニ仲間は増えそうにないっす……」

可可「サンバ仲間も……」

千砂都「いやそれは最初から増えようがないから……」

かのん「どうなるかな?」

すみれ「それはAIのみぞ知るわ」

273: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:28:03 ID:???MM
『処理中…………』


『処理中…………』


『処理中…………』



『完了、画像を表示します』



夏美「さーーーあ最後の画像ができましたの!恋先輩が委ねた結女の未来!果たしてAIはどう答えたのか!」

恋「素敵な未来……結ヶ丘に、素敵な未来をお願いします!」

夏美「ではいきますの……!結果は……こちら!」ポチ



パッ


no title

274: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:31:55 ID:???MM
全員「!?!?」


恋「は」



メイ「だーっはっはっはっはっは!!やっべえのキターーー!!」バン!バン!

かのん「あっはっはっは!ヤバい!ヤバすぎるよこれ!!」

きな子「なんすかこの壮大な世界観!///」

可可「校舎が!校舎がトランスフォームしてマス!」

四季「完ッ全にロボットアニメ。絶ッ対鬱エンド」

夏美「分かるー!絶対このロボットが少女との約束を守って一人で戦い続けますの!」

すみれ「そうそう!それで最後戦争が終わった後、このロボットが壊れて崩れてるところに小さな花が一輪だけ咲くのよね!」

マル「もう目に浮かぶわソレ/// 」

夏美「主題歌は米津かYOASOBIか髭男のどれにしますの?///」

冬毬「主演のアイドルが所属してる櫻坂46の線も捨てきれません」

かのん「あるー!そのパターンあるー!」

千砂都「あっはっはっは!ダメダメちょっと待ってあっはっはっは!」

メイ「ひーっ!ひーっ!///」ジタバタ

275: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:35:45 ID:???MM
五分後



かのん「あーっ、笑い疲れた……」

千砂都「ちょっと恋ちゃーん、練習するより疲れたんだけどー……」

恋「―――」チーン

可可「レンレン、魂が抜けてマス……」

きな子「ご愁傷様っす」

すみれ「っていうか改めて見ると……ブフッ!な、なによこれ……///」

メイ「結ヶ丘の校舎がロボット?ガーディアン?になっちまってるな……」

冬毬「フォルム的に戦闘用ですよね」

四季「AIの予知した未来ということは、近い未来日本もこうなる?」

夏美「物騒ですの……」

276: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:39:16 ID:???MM
マル「しっかし見事なものね。元の校舎のデザインを上手く取り入れてる。このあたりAIの得意分野ってことなのかしら」

千砂都「映画のポスター風にしてるのも味があるね」

かのん「結ばれる想い、なんて一言も言ってないのに、なんでこれがタイトルみたいになってるんだろ?」

冬毬「たしかに。校訓でもありませんし」

夏美「あー、多分これですの。結ヶ丘の学校のホームページに載ってる生徒会のコラムがあって、そのコラムのタイトルが『結ばれる想い』なので、きっとここから取ったんですの」ポチポチ

かのん「そんなとこまでチェックするの!?AIヤバッ!」


四季「このロボット、本当にいいデザインをしてる。名前は結ヶ丘の「結ヶ」に王様の「王」で、結ヶ王(ゆいがおー)がいい」

すみれ「結ヶ王!///」

千砂都「あっはっは!ゆいがおー///」

メイ「めちゃくちゃいいなそれ!結ヶ王で決定!」

きな子「恋せんぱーい、結ヶ王が爆誕したっすよー!」ユサユサ


恋「あー……」ポケーッ

277: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:41:46 ID:???MM
マル「恋先輩、かなりショックを受けてるわね……」

冬毬「マルガレーテで言うと、ウィーンにある大聖堂がロボットにトランスフォームして敵と戦う感じでしょうか」

マル「うわ……考えたくないわね……」


メイ「恋先輩、そんな落ち込むなよ」

かのん「そうそう。画像自体は面白かったから!」


夏美「それじゃまあ、そろそろ最後の採点にいきますの」

冬毬「はい」

278: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:44:33 ID:???MM
夏美「それでは全員の得点が出揃いましたので、結果を発表しますの!」


恋「……あい」

メイ「普段の恋先輩なら絶対出さないような声を……」

千砂都「ほらほら恋ちゃん、元気出して」サスサス


夏美「結ヶ丘の総帥にて結ヶ王の使役者!大将軍葉月恋の得点は……こちら!」



ダララララララララララララララ



ダダダン!

279: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:46:40 ID:???MM
夏美「8点!10点!9点!8点!9点!10点!9点!10点!8点!9点!合計90点!平均が9点!」


夏美「トップが平均9.1点だから恋先輩はトップまであと0.1点差の2位でしたのー!」


全員「うわーーーっ!!」


夏美「というわけでこの想像力具現化ゲーム!優勝は、牛久への愛で最後まで勝ち抜いた!鬼塚冬毬~~~!!」


ドンドンパフパフー!!


全員「ワアアアアアアアアアアアアアアア!!」


パチパチパチパチパチパチパチパチ
パチパチパチパチパチパチパチパチ

280: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:49:08 ID:???MM
夏美「えー、放送席ー!放送席ー!ヒーローインタビューです!見事、平均9.1点というアンタッチャブルレコードを打ち立てての優勝を果たした、鬼塚冬毬選手に来て頂きました!おめでとうございます!」

冬毬「え?あ、ありがとうございます……」

夏美「一回目の生成で上手くいかず、ガックリ来るような時間帯もありました。あの時間は何を考えていたんですか?」

冬毬「え、あ……その……ガックリ来ていました」

すみれ「そりゃそう答えるしかないでしょ……」

夏美「しかし、最後まで諦めなかった冬毬選手に最後、勝利の女神が微笑みました。完成品を見た時はどう思われましたか?」

冬毬「あー……なんじゃこりゃ、って感じ……ですかね?」

メイ「内容薄っす!」

きな子「実家で出るカルピスくらい薄いっす」

281: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:51:02 ID:???MM
夏美「場内の皆さん、そして牛久の皆さんも、冬毬さんの雄姿を見ていらっしゃると思います!最後に一言、お願いします!」

冬毬「えー、あー、雨が降っているので、田んぼは見に行かないようにしましょう」

夏美「鬼塚冬毬さんでしたー!」


ドンドンパフパフー!


千砂都「いやパフパフー!じゃないでしょ」

マル「なんの時間なのよコレ……」

282: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:52:43 ID:???MM
総合成績(平均点)

優勝 9.1点 冬毬    
2位 9.0点 恋     
3位 8.8点 四季    
4位 8.2点 マルガレーテ 
5位 8.0点 すみれ   
6位 7.6点 メイ
7位 6.2点 千砂都
8位 3.5点 かのん
失格 きなこ(うさぎ跳びでグラウンド3周)
失格 可可(神津島まで泳いで行く)

283: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:53:58 ID:???MM
夏美「というわけで、感想戦ー!」


かのん「みんなお疲れー」

千砂都「いやー笑い疲れたよもう」

恋「お疲れ様でした」

きな子「恋先輩、惜しかったっすね」

メイ「0.1点差か。マジで惜っしー!」

恋「いえ、まぐれ当たりのようなものですし、そもそも自分の望むような画像ではなかったので、優勝しなくて逆にホッとしています」

すみれ「結ヶ王の画像はぜひ額装して生徒会室に飾っておきましょう。そのくらい良いわ、あの画像」

四季「理事長室にも是非」

メイ「あんなの見たらビビるぞー」

きな子「嘘から出た誠になるといけないから遠慮しとくっす……」

284: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:55:28 ID:???MM
マル「結果を見ると、やっぱり後にやった人たちが上位に入ってる感じね」

冬毬「ノウハウの蓄積がありますから。メイ先輩やすみれ先輩のプレイで感覚を掴んだ人も多いはずです」

四季「たしかに」

可可「やはりすみれを二番目にプレイさせた可可の見立ては間違ってなかったデス!」エッヘン

すみれ「じゃあなんで最後から二番目にやったあんたが失格になってんのよ……」

メイ「あーあ!もう一回やりてーな!もう一回やったら今度は応援団を宙に浮かさないようにできるのに!」

すみれ「それ言ったら私もオーディエンス全部自分の方に向かせるわ」

冬毬「順番の妙ですね、本当に」

285: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 20:57:37 ID:???MM
かのん「恋ちゃんの一枚目のやつさ、普通にパンフレットとかで使えそうだけど、やっぱダメなの?」

夏美「ダメですの。使おうと思ったら使えないことはないかもしれないけど、やっぱり問題がありますの」

恋「この画像を使うということは、カメラマンや画像の編集をされる方の仕事を奪ってしまうということに直結しますから」

夏美「そういうことが積み重なっていくと、将来的にカメラマンや編集員になろうという人間がいなくなってしまいますの。それが一番問題ですの」

かのん「あー、なるほどね」

286: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 21:00:24 ID:???MM
冬毬「三年生の皆さんの中には、将来パフォーマーとして活動していこうと思っている方もいらっしゃいますから、特に今のうちに色々と学んでおいた方がいいですよ」

千砂都「んー、まあでも歌とかダンスとか演技はさすがにAIには負けないんじゃない?基本舞台の上の生ものなわけだしさ」

かのん「そうだよねー。流石に舞台の上まではAIも入り込めそうにないし」

可可「かのん、この前VTuberのグループがアキバドームでライブをしてマシたよ。中の人の出演無し、音源も事前に歌ったものを使用して、それでも二日間満員デシタ」

かのん「え!?そんなに人気あるの!?」

すみれ「スクリーン投影とかじゃなくって、ホログラムを使って3Dのキャラが動いたり踊ってたりしてたわよ。かなり凄かった」

287: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 21:01:49 ID:???MM
メイ「んー……凄いのは分かるんだけど、それが人間の仕事を奪うことに繋がるのか?」

夏美「メイ、Vtuberみたいな存在が今後も増え続けて、今の日本のライブシーンに普通に混ざることになったら、何が起こるか分かりますの?」

メイ「えー?……何だ?」

四季「メイ、演者の総数が増えても、ライブをするための会場はなかなか増えない」

メイ「あ」

夏美「そういうことですの。かのん先輩が歌、千砂都先輩がダンス、すみれ先輩が演技で舞台に上がろうと思っても、この会場はその日VTuberが使うからお貸しできませーん。なんてことが普通に起こるようになりますの」

288: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 21:03:05 ID:???MM
すみれ「それに、今のVTuberは中の人がいるからあれだけど、その内動きも喋りも歌声も全部AIが担当する完全AIのVTuberとか出てきたら本当に怖いわよ」

可可「変なことを言わないから炎上の可能性ゼロ。中の人に払うお金もまるまる事務所とかに入るんだから、多分その内本当にそっちに流れていきマス」

夏美「見た目も進化して、普通の人間と変わらないクオリティーの物が出てきたら、もう本当に人間が必要なくなりますの」

冬毬「AIが業務の中軸になって仕事をし、人間の仕事が次々に奪われる。これと同じようなことが今、芸能界だけではなくどの業界でも普通に起こり始めています」

289: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 21:04:30 ID:???MM
かのん「いや、そんなことが…………んー……」

夏美「かのん先輩、先輩が見てるドラマ。アレに出てる黒髪の女優がいますの」

かのん「うん、あのショートヘアの人でしょ!綺麗な人だよねー!」

夏美「その人がAIでできた女優さんじゃないといいですの」ニター

かのん「えーーーっ!怖ーッ!!なんてこと言うの夏美ちゃーん!?」

夏美「でもAIの怖さってそういうことですの。気付いたら日常に入り込んでいるものなんですの。AIは我々の生活に無くてはならないけど、人間社会が少しずつ蝕まれているということも知っておかなければいけませんの」

冬毬「人間とAI、上手く共存していかなければいけません。どちらかが強過ぎてもだめです」

恋「勉強になります」

かのん「なるほどねー……」

290: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 21:06:16 ID:???MM
可可「……それはそうと」

夏美「ん?」

可可「ふんっ!」ガシッ

夏美「ぬおっ!?」

可可「ナッツー!さっきのもう一回やらせてクダさいー!今度はドスケベパッションにならないようにするからー!」ユサユサ

きな子「あーっ!それ言ったらきな子だって牛柄ビキニは嫌っす!服着たいっす!」

かのん「私だって悪魔は嫌だよ!」

千砂都「私もたこ焼きバスターやだーーー!」

メイ「私の応援団を地に着かせろ!」

すみれ「みんなが私を見てるようにしなさいよ!」

恋「この学校を争いの道具にしてはいけません!」

四季「私を消してほしい」


やんややんやー!
やんややんやー!

291: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 21:12:16 ID:???MM
マル「結構いい画像が多かったけど、やっぱりみんな不満があるのね」

冬毬「マルガレーテは自分の作った画像に不満は無いのですか?一枚目の方がマルガレーテの理想には近かったと思うのですが」

マル「ん?」

マル「…………」ジーッ

マルガレーテの二枚目『バイオリンアイドルのマルガレーテ』


マル「…………」

マル「ま、まあいいんじゃない、ああいうのも……///」

冬毬「そうですか」



おしまい

292: 名無しで叶える物語◆Hokq8MLx★ 2026/06/17(水) 21:18:22 ID:???MM
終わりです

最近AIを使って遊んでたら楽しかったので書いてみました
画像はAIで作ったりいじったりしてもらいましたが、文章は全部自分で書きました

使用したAIはGeminiとGrokです
さわったことがない人は、めっちゃ暇な時にさわってみるのもいいかもしれません
結構楽しいです

では、ここまでお付き合いありがとうございました
また何か書くと思います

ばーい



no title

引用元: 【SS】夏美「想像力具現化ゲーム~!」