マオ「急ぐぞ。 勇者が良からぬことをしようとしているのは確かだ」
遊び人「多年の秘密がどうとか言っていたのぅ」
魔法使い「……勇者もここで種を生産していることに気が付いている」
戦士「あいつ絶対ろくなことしないぜ? さっさと止めないと」
魔法使い「……同感」
遊び人「ならば急ぐぞ。 あやつは人を殺すことにためらい無い」
マオ「いたずらに被害者を出す前に行くぞ」
遊び人「多年の秘密がどうとか言っていたのぅ」
魔法使い「……勇者もここで種を生産していることに気が付いている」
戦士「あいつ絶対ろくなことしないぜ? さっさと止めないと」
魔法使い「……同感」
遊び人「ならば急ぐぞ。 あやつは人を殺すことにためらい無い」
マオ「いたずらに被害者を出す前に行くぞ」
328: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/24(月) 10:57:35.61 ID:6RdfW2eJo
兵士「なんだ貴様らは!」
マオ「ここの施設員か?」
兵士「こいつらっ…… さては侵入者の仲間か!?」チャキッ
マオ「遅い」シュンッ
兵士「ぐはぁっ!!」
マオ「先のアナウンスをした奴はどこにいますか?」
兵士「ぐっ………貴様ぁ……!」
マオ「答えろ。 答えれば命だけは保証しましょう」
兵士「この道をひたすらまっすぐいったところに階段がある…… おそらくその下だ」
マオ「…………」ググッ
兵士「がはっ……!! ほ、ほんとうだ……!! 嘘はついていない!」
マオ「分かりました。 情報提供ありがとうございます」
マオ「ですが奴は危険です。 ここでじっとしている方が身のためですよ」
兵士「は?」
ドスッ
バタッ
マオ「ということだ」
戦士「流れるように捕まえて聞き出したな」
遊び人「必殺仕事人じゃ」
魔法使い「……なぁにそれ」
マオ「ここの施設員か?」
兵士「こいつらっ…… さては侵入者の仲間か!?」チャキッ
マオ「遅い」シュンッ
兵士「ぐはぁっ!!」
マオ「先のアナウンスをした奴はどこにいますか?」
兵士「ぐっ………貴様ぁ……!」
マオ「答えろ。 答えれば命だけは保証しましょう」
兵士「この道をひたすらまっすぐいったところに階段がある…… おそらくその下だ」
マオ「…………」ググッ
兵士「がはっ……!! ほ、ほんとうだ……!! 嘘はついていない!」
マオ「分かりました。 情報提供ありがとうございます」
マオ「ですが奴は危険です。 ここでじっとしている方が身のためですよ」
兵士「は?」
ドスッ
バタッ
マオ「ということだ」
戦士「流れるように捕まえて聞き出したな」
遊び人「必殺仕事人じゃ」
魔法使い「……なぁにそれ」
329: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/24(月) 11:10:46.24 ID:nEcftnoKO
「ぐああああああああああ」
勇者「弱いなぁ」ボリボリ
「貴様ァ!!」
勇者「種の在処も分かったしもう君たちに用はないんだよ」ボリボリ
ズバァァン
勇者「うぇ、返り血ついちゃった」ボリボリ
勇者「もう、汚いなぁ!!」ボリボリ
勇者「このっ! このっ! このっ!」ザシュザシュッ
勇者「はぁ……… それにしても種って美味しくないなぁこれを食べ続けるのは正直しんどいなぁ」ボリボリ
勇者「せっかくならおいしい種を開発してよー」ボリボリ
「………いけお前ら」
子供たち「…………………」
勇者「弱いなぁ」ボリボリ
「貴様ァ!!」
勇者「種の在処も分かったしもう君たちに用はないんだよ」ボリボリ
ズバァァン
勇者「うぇ、返り血ついちゃった」ボリボリ
勇者「もう、汚いなぁ!!」ボリボリ
勇者「このっ! このっ! このっ!」ザシュザシュッ
勇者「はぁ……… それにしても種って美味しくないなぁこれを食べ続けるのは正直しんどいなぁ」ボリボリ
勇者「せっかくならおいしい種を開発してよー」ボリボリ
「………いけお前ら」
子供たち「…………………」
330: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/24(月) 11:16:18.08 ID:nEcftnoKO
勇者「それが実験体? 可哀想に大人に好きほうだいされて」
子供「……………」シュンッ
勇者「そんなモルモットちゃんたちを悪者たちから助けてあげないとね。 私は正義の味方だから」シュンッ
子供「…………!」
勇者「あはは、遅いってば」スパン
子供「 」ゴトリ
子供「……………!!」
勇者「ありゃ? 撫でるように切っただけなのに首が落ちちゃったや」ボリボリ
勇者「種の力ってすごいんだねぇ。 風より早く動けて、鬼のように力が出るよ」
子供「………………」
勇者「可哀想なモルモットちゃんたち」
勇者「正義のために私の試し切りに、付き合ってね♪」
子供「……………」シュンッ
勇者「そんなモルモットちゃんたちを悪者たちから助けてあげないとね。 私は正義の味方だから」シュンッ
子供「…………!」
勇者「あはは、遅いってば」スパン
子供「 」ゴトリ
子供「……………!!」
勇者「ありゃ? 撫でるように切っただけなのに首が落ちちゃったや」ボリボリ
勇者「種の力ってすごいんだねぇ。 風より早く動けて、鬼のように力が出るよ」
子供「………………」
勇者「可哀想なモルモットちゃんたち」
勇者「正義のために私の試し切りに、付き合ってね♪」
331: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/24(月) 11:24:26.14 ID:nEcftnoKO
魔法使い「うっ……! この臭い………」
戦士「血生臭ぇ……」
遊び人「ひどい臭いじゃ……」
マオ「恐ろしい数の死体だな」
戦士「なぁ、あれ!!」
魔法使い「………いた!」
勇者「あははは!! 弱いなぁ! 本当にモルモットちゃんたちは種を食べてたのかい!?」
子供「……………!」
グシャァァッ
勇者「あははは脳みそって白いんだねぇ」
勇者「じゃあ脊髄って、何色なんだろー引きずり出してみよう♪」
子供「!」
勇者「逃げちゃダメだよぉ、ほらほらー」ボリボリ
ぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶち
子供「!!!!!!!!」
勇者「あはははは!! 背骨でてきたぁー」ボリボリ
戦士「血生臭ぇ……」
遊び人「ひどい臭いじゃ……」
マオ「恐ろしい数の死体だな」
戦士「なぁ、あれ!!」
魔法使い「………いた!」
勇者「あははは!! 弱いなぁ! 本当にモルモットちゃんたちは種を食べてたのかい!?」
子供「……………!」
グシャァァッ
勇者「あははは脳みそって白いんだねぇ」
勇者「じゃあ脊髄って、何色なんだろー引きずり出してみよう♪」
子供「!」
勇者「逃げちゃダメだよぉ、ほらほらー」ボリボリ
ぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶちぶち
子供「!!!!!!!!」
勇者「あはははは!! 背骨でてきたぁー」ボリボリ
332: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/24(月) 11:29:13.50 ID:nEcftnoKO
勇者「はぁ………もう飽きたなぁ」ボリボリ
勇者「蟻んこみたいにわらわら出てきてさぁ」ボリボリ
勇者「みんな弱いしつまんないよ」ボリボリ
勇者「そうだ、これだけ種いっぱい食べたんだから魔法はどれくらい強くなったのかな」ボリボリ
戦士「勇者ぁ!!!」
勇者「ん?」
マオ「貴様、よくもここまで死体の山を積み重ねられたものだ」
勇者「あーナジミさんの塔で会った旅人さんたちか」
戦士「もうやめろ勇者! こんなひどいことして……! お前それでも勇者か!!」
勇者「ん? どういうこと戦士ちゃん?」
勇者「勇者は正義の味方なんだよ?」
勇者「正義は絶対なんだよ?」
勇者「力こそ正義なんだよ? 負けたら正義なんてクソもないじゃん」
勇者「だから正義は力。 正義を遂行するために必要なのは力」
勇者「悪者を嬲り殺すために必要なのは力。 悪者を倒すのは正義」
勇者「正義の味方の私を邪魔するのは悪」
勇者「悪は、殺さないとでしょ」ボリボリ
勇者「蟻んこみたいにわらわら出てきてさぁ」ボリボリ
勇者「みんな弱いしつまんないよ」ボリボリ
勇者「そうだ、これだけ種いっぱい食べたんだから魔法はどれくらい強くなったのかな」ボリボリ
戦士「勇者ぁ!!!」
勇者「ん?」
マオ「貴様、よくもここまで死体の山を積み重ねられたものだ」
勇者「あーナジミさんの塔で会った旅人さんたちか」
戦士「もうやめろ勇者! こんなひどいことして……! お前それでも勇者か!!」
勇者「ん? どういうこと戦士ちゃん?」
勇者「勇者は正義の味方なんだよ?」
勇者「正義は絶対なんだよ?」
勇者「力こそ正義なんだよ? 負けたら正義なんてクソもないじゃん」
勇者「だから正義は力。 正義を遂行するために必要なのは力」
勇者「悪者を嬲り殺すために必要なのは力。 悪者を倒すのは正義」
勇者「正義の味方の私を邪魔するのは悪」
勇者「悪は、殺さないとでしょ」ボリボリ
333: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/24(月) 11:31:26.37 ID:nEcftnoKO
戦士「言ってることが無茶苦茶すぎるぞ!」
勇者「うるさいなぁ戦士ちゃん」ボリボリ
勇者「もうめんどくさいや」ボリボリ
勇者「死んでよ悪の味方」ボリボリ
勇者「この建物ごと粉々になっちゃえー」ボリボリ
勇者「大雷撃魔法、」
勇者「ギガデインッ!!」
勇者「うるさいなぁ戦士ちゃん」ボリボリ
勇者「もうめんどくさいや」ボリボリ
勇者「死んでよ悪の味方」ボリボリ
勇者「この建物ごと粉々になっちゃえー」ボリボリ
勇者「大雷撃魔法、」
勇者「ギガデインッ!!」
334: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/24(月) 11:39:27.70 ID:nEcftnoKO
魔法使い「…………うっ………あ………」
戦士「………はっ! どうなった!?」
魔法使い「…………!!」
戦士「おいおい………なんだよこりゃぁ…………」
魔法使い「………建物が跡形も………なくなってる………」
遊び人「ぐぁ………」バタッ
戦士「おい婆さん! 大丈夫か!?」
遊び人「くっ………わしの防御魔法なんか紙切れのようじゃった……… マオが手を貸してくれねばわしらは………」
マオ「………………」
戦士「マオ………?」
マオ「………………ふふふ」
マオ「ふははははははは!!!!」
魔法使い「………どうしたのマオ?」
マオ「私に一瞬とはいえ本気を出させるとは! やるじゃないか勇者」
マオ「ふふふ…………ふはははは…………」
遊び人「……………」
戦士「………はっ! どうなった!?」
魔法使い「…………!!」
戦士「おいおい………なんだよこりゃぁ…………」
魔法使い「………建物が跡形も………なくなってる………」
遊び人「ぐぁ………」バタッ
戦士「おい婆さん! 大丈夫か!?」
遊び人「くっ………わしの防御魔法なんか紙切れのようじゃった……… マオが手を貸してくれねばわしらは………」
マオ「………………」
戦士「マオ………?」
マオ「………………ふふふ」
マオ「ふははははははは!!!!」
魔法使い「………どうしたのマオ?」
マオ「私に一瞬とはいえ本気を出させるとは! やるじゃないか勇者」
マオ「ふふふ…………ふはははは…………」
遊び人「……………」
335: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/24(月) 11:44:40.53 ID:nEcftnoKO
………………………
………………
………
それから私達は学校、いや研究施設があったクレーターをあとにし、街に戻った
この施設にあったもの、住んでいた人、なにもかも塵となった
その圧倒的な威力に誰もが口を閉ざし、己の無力さを噛み締めながら帰路についた
もう明け方に近い時間に宿につきそれぞれが沼に沈むように眠りに落ちた
ただ一人を除いて
………………
………
それから私達は学校、いや研究施設があったクレーターをあとにし、街に戻った
この施設にあったもの、住んでいた人、なにもかも塵となった
その圧倒的な威力に誰もが口を閉ざし、己の無力さを噛み締めながら帰路についた
もう明け方に近い時間に宿につきそれぞれが沼に沈むように眠りに落ちた
ただ一人を除いて
342: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/24(月) 21:56:12.99 ID:nEcftnoKO
>>341
黙ってろババア
今日はやっぱり更新難しそうです(酔い過ぎて瀕死)
また明日おあいしましょう
黙ってろババア
今日はやっぱり更新難しそうです(酔い過ぎて瀕死)
また明日おあいしましょう
347: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/25(火) 17:45:22.52 ID:4piwFDiTO
魔法使い「……………」モゾモゾ
マオ「…………?」
魔法使い「………お邪魔します」
マオ「……………」
魔法使い「……マオ………あったかい」
マオ「……………」
魔法使い「……ちゅーくらいしてもいいかな」
マオ「……………」
魔法使い「……………」ちゅ
マオ「…………?」
魔法使い「………お邪魔します」
マオ「……………」
魔法使い「……マオ………あったかい」
マオ「……………」
魔法使い「……ちゅーくらいしてもいいかな」
マオ「……………」
魔法使い「……………」ちゅ
348: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/25(火) 17:49:52.25 ID:4piwFDiTO
マオ「意外と大胆だな」ガバッ
魔法使い「………へ?」
マオ「ベッドに忍び込んできた挙句にキスをするとは」
魔法使い「ま、マオ!? 起きてたの?」
マオ「あぁ、魔法使いが寝られないようだったのが気になってな」
魔法使い「な、なにそれ……///」
マオ「で、どうしたんだ魔法使い?」
魔法使い「どうしたって……?」
マオ「昼から様子がおかしかったぞ?」
魔法使い「……気付いてたの?」
マオ「あぁ。 なんだかんだお喋り好きな魔法使いが今日はだんまりが多かったのが気になっていた」
魔法使い「…………」
魔法使い「………へ?」
マオ「ベッドに忍び込んできた挙句にキスをするとは」
魔法使い「ま、マオ!? 起きてたの?」
マオ「あぁ、魔法使いが寝られないようだったのが気になってな」
魔法使い「な、なにそれ……///」
マオ「で、どうしたんだ魔法使い?」
魔法使い「どうしたって……?」
マオ「昼から様子がおかしかったぞ?」
魔法使い「……気付いてたの?」
マオ「あぁ。 なんだかんだお喋り好きな魔法使いが今日はだんまりが多かったのが気になっていた」
魔法使い「…………」
349: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/25(火) 17:52:12.91 ID:4piwFDiTO
魔法使い「……マオはすごい、なんでもお見通し」
マオ「そうだな、魔法使いのことならお見通しだ」
魔法使い「………うるさい」ペシ
マオ「なんだもっと抱きしめろと言う意味かそれは?」ギュ
魔法使い「ち、ちがうもん///」グイッ
マオ「そうだな、魔法使いのことならお見通しだ」
魔法使い「………うるさい」ペシ
マオ「なんだもっと抱きしめろと言う意味かそれは?」ギュ
魔法使い「ち、ちがうもん///」グイッ
350: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/25(火) 18:00:57.84 ID:4piwFDiTO
魔法使い「………マオ、あのね」
マオ「うん」
魔法使い「……私魔法あんまり使えない」
マオ「そうだな、知っている」
魔法使い「……でも強い魔法使えるの」
マオ「あぁ」
魔法使い「威力だってあるでしょ」
マオ「なかなかのものだな」
魔法使い「………なんでだと思う?」
マオ「………さぁな」
魔法使い「それはね」
魔法使い「……私が昔あの施設にいたから」
マオ「うん」
魔法使い「……私魔法あんまり使えない」
マオ「そうだな、知っている」
魔法使い「……でも強い魔法使えるの」
マオ「あぁ」
魔法使い「威力だってあるでしょ」
マオ「なかなかのものだな」
魔法使い「………なんでだと思う?」
マオ「………さぁな」
魔法使い「それはね」
魔法使い「……私が昔あの施設にいたから」
351: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/25(火) 18:28:00.33 ID:4piwFDiTO
魔法使い「あの施設が出来たばかりの頃に私はそこにいた」
魔法使い「……種が本当に使えるのか、賢さの種の実験体の一人が私だった」
魔法使い「……当時はあんなに大きな施設じゃなくてもっと小さかったはず」
魔法使い「……でもやってることは監禁と代わりはなかった」
魔法使い「毎日何個も種をかじり続けて魔法を練習したわ」
魔法使い「でもある日、施設にいたほかの子供が副作用がとても辛くて逃げ出したの」
魔法使い「その追撃任務に選ばれたのが私だった」
マオ「………そんなことが」
魔法使い「逃げ出した子供から情報が漏れたらまずかったのでしょうね」
魔法使い「そしてついにその子供を見つけたの」
魔法使い「私はその時本気で殺そうとしたわ。 特に何も考えずに」
魔法使い「でも相手は違ったの」
魔法使い「幻覚やら幻聴やらで惑わされて私のことを人間なのかなんなのか分かっていなかったと思う」
魔法使い「それでもあの子は殺したくないって叫びながら私と戦ったわ」
魔法使い「……種が本当に使えるのか、賢さの種の実験体の一人が私だった」
魔法使い「……当時はあんなに大きな施設じゃなくてもっと小さかったはず」
魔法使い「……でもやってることは監禁と代わりはなかった」
魔法使い「毎日何個も種をかじり続けて魔法を練習したわ」
魔法使い「でもある日、施設にいたほかの子供が副作用がとても辛くて逃げ出したの」
魔法使い「その追撃任務に選ばれたのが私だった」
マオ「………そんなことが」
魔法使い「逃げ出した子供から情報が漏れたらまずかったのでしょうね」
魔法使い「そしてついにその子供を見つけたの」
魔法使い「私はその時本気で殺そうとしたわ。 特に何も考えずに」
魔法使い「でも相手は違ったの」
魔法使い「幻覚やら幻聴やらで惑わされて私のことを人間なのかなんなのか分かっていなかったと思う」
魔法使い「それでもあの子は殺したくないって叫びながら私と戦ったわ」
352: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/25(火) 18:30:16.99 ID:4piwFDiTO
魔法使い「結果は私の完敗。 手も足も出ずにやられたわ」
魔法使い「でも相手は私に止めを刺さずにひたすら泣いていたわ」
魔法使い「ごめんなさいごめんなさいってずっと繰り返してた」
魔法使い「戦意喪失したあの子に私は」
魔法使い「………魔法を打って殺したの」
魔法使い「でも相手は私に止めを刺さずにひたすら泣いていたわ」
魔法使い「ごめんなさいごめんなさいってずっと繰り返してた」
魔法使い「戦意喪失したあの子に私は」
魔法使い「………魔法を打って殺したの」
353: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/25(火) 19:00:21.59 ID:xIwQK0zBO
魔法使い「そのまま私は冒険者に保護されて今に至るわ」
魔法使い「その後副作用で死ぬほど辛い思いをしただけ」
マオ「そうだったのか魔法使いは種を……」
魔法使い「ふぅ………」
魔法使い「当時の私はとても人間とは呼べなかったのかもしれないわ」
魔法使い「ただの実験動物、そして人を躊躇わずに殺す道具だったわ」
魔法使い「あの時、躊躇わずにあの子を殺せたことが今の私には信じられない」
魔法使い「……今になって夢であの子が出てくるの。 なんで殺したんだって」
魔法使い「……とても嫌な………忘れたい過去。 でも償えない過去」
魔法使い「そしてなにより私のような実験体が今もいることが怖かった」
魔法使い「なんとかしてあげたいと思った。 でもただ怖くて………何が怖いのかも良く分からないんだけど怖くて……… あの子みたいな子がたくさんいて私を殺すんじゃないかって………」
魔法使い「だから今日、何も言い出せなかった」
マオ「それで様子が変だったのか」
魔法使い「…………」コク
魔法使い「その後副作用で死ぬほど辛い思いをしただけ」
マオ「そうだったのか魔法使いは種を……」
魔法使い「ふぅ………」
魔法使い「当時の私はとても人間とは呼べなかったのかもしれないわ」
魔法使い「ただの実験動物、そして人を躊躇わずに殺す道具だったわ」
魔法使い「あの時、躊躇わずにあの子を殺せたことが今の私には信じられない」
魔法使い「……今になって夢であの子が出てくるの。 なんで殺したんだって」
魔法使い「……とても嫌な………忘れたい過去。 でも償えない過去」
魔法使い「そしてなにより私のような実験体が今もいることが怖かった」
魔法使い「なんとかしてあげたいと思った。 でもただ怖くて………何が怖いのかも良く分からないんだけど怖くて……… あの子みたいな子がたくさんいて私を殺すんじゃないかって………」
魔法使い「だから今日、何も言い出せなかった」
マオ「それで様子が変だったのか」
魔法使い「…………」コク
354: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/25(火) 19:06:49.19 ID:xIwQK0zBO
魔法使い「でも安心してしまった」
魔法使い「私のような子がもういなくなることに」
魔法使い「あの子のような子がいなくなることに」
魔法使い「………どう考えてもおかしいの。 あんなに沢山の人が勇者に殺されたのに!」
魔法使い「………なのに施設も子供も何もかもがなくなったことに、安心してしまったの」
魔法使い「………そんなこと考えてしまう私が恐ろしくて……」
魔法使い「本当は私は人間なんかじゃなくて……ただのモルモットなんじゃないかって思うの………」
マオ「……………」
魔法使い「私のような子がもういなくなることに」
魔法使い「あの子のような子がいなくなることに」
魔法使い「………どう考えてもおかしいの。 あんなに沢山の人が勇者に殺されたのに!」
魔法使い「………なのに施設も子供も何もかもがなくなったことに、安心してしまったの」
魔法使い「………そんなこと考えてしまう私が恐ろしくて……」
魔法使い「本当は私は人間なんかじゃなくて……ただのモルモットなんじゃないかって思うの………」
マオ「……………」
355: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/25(火) 19:19:47.04 ID:xIwQK0zBO
マオ「はぁ………」ゴツン
魔法使い「……いたい」
マオ「何言ってるんだお前は?」
マオ「魔法使いの過去に何があったのかはなんとなく分かった。 いや、口下手な魔法使いのことだから本当はもっと色々考えるモノがあるんだろう」
マオ「だがお前はモルモットなんかじゃない、魔法使いだ」
マオ「ただ少し魔法が使えるだけのか弱い女の子だ」
マオ「人を1人殺したくらいでなんだ? そんなこと珍しくも何もない」
マオ「悲劇のヒロインを気取るのは構わない。 自分を可愛く思うのは当然のことだ」
魔法使い「………っ! そんな言い方……」
マオ「私はな、今まで数え切れないほど人も魔物も殺した」
マオ「もしお前が道具だったというのなら、私は化け物だ」
マオ「そんな私から見れば魔法使いの過去など取るに足りん、些細なことだ」
魔法使い「………………」
マオ「そんなことでうじうじ悩み、辛くなったのならば、いくらでも私の元へ来い」
マオ「私がその度に些細なことだと言い、お前を受け止め肯定してやろう」
マオ「そんな過去で悩む必要などない。 もし忘れることが出来ぬというのなら、いくらでも私の胸を貸そう」
マオ「だから………そんなに思い詰めた顔をするな。 私が想いを寄せた女はそんなしけた顔をしていなかったはずだ」
魔法使い「………っ!?///」
魔法使い「……いたい」
マオ「何言ってるんだお前は?」
マオ「魔法使いの過去に何があったのかはなんとなく分かった。 いや、口下手な魔法使いのことだから本当はもっと色々考えるモノがあるんだろう」
マオ「だがお前はモルモットなんかじゃない、魔法使いだ」
マオ「ただ少し魔法が使えるだけのか弱い女の子だ」
マオ「人を1人殺したくらいでなんだ? そんなこと珍しくも何もない」
マオ「悲劇のヒロインを気取るのは構わない。 自分を可愛く思うのは当然のことだ」
魔法使い「………っ! そんな言い方……」
マオ「私はな、今まで数え切れないほど人も魔物も殺した」
マオ「もしお前が道具だったというのなら、私は化け物だ」
マオ「そんな私から見れば魔法使いの過去など取るに足りん、些細なことだ」
魔法使い「………………」
マオ「そんなことでうじうじ悩み、辛くなったのならば、いくらでも私の元へ来い」
マオ「私がその度に些細なことだと言い、お前を受け止め肯定してやろう」
マオ「そんな過去で悩む必要などない。 もし忘れることが出来ぬというのなら、いくらでも私の胸を貸そう」
マオ「だから………そんなに思い詰めた顔をするな。 私が想いを寄せた女はそんなしけた顔をしていなかったはずだ」
魔法使い「………っ!?///」
357: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/25(火) 19:24:37.72 ID:xIwQK0zBO
魔法使い「……ありがとう、マオ」
魔法使い「………不器用だけど、励ましてくれてるの、分かったよ」
マオ「う、うむ」
魔法使い「ねぇ、好きだよ」
マオ「そうか」
魔法使い「マオは?」
マオ「この今まで味わったことのない胸の痛みを表現するのなら」
マオ「好き、というのだろう」
魔法使い「……ふふ、ありがと」ギュッ
マオ「うむ………ふん」
魔法使い「………不器用だけど、励ましてくれてるの、分かったよ」
マオ「う、うむ」
魔法使い「ねぇ、好きだよ」
マオ「そうか」
魔法使い「マオは?」
マオ「この今まで味わったことのない胸の痛みを表現するのなら」
マオ「好き、というのだろう」
魔法使い「……ふふ、ありがと」ギュッ
マオ「うむ………ふん」
358: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/25(火) 19:26:56.11 ID:xIwQK0zBO
魔法使い「………ねぇねぇ、なんで今日そんな変な喋り方なの?」
マオ「うん!? そんな変だった?」
魔法使い「……うん、なんか別人みたいだった」
マオ「そうか……素が出すぎてしまっていたのか」
魔法使い「えぇ? そっちが素なの?」
マオ「そうかも…… 嫌だったか?」
魔法使い「ううん、全然……… マオはいつもかっこいい」ギュ
マオ「そ、そうか……」ポリポリ
魔法使い「ふふ………今は可愛い」ツンツン
マオ「や、やめろ」
魔法使い「ん~~~………マオ!」ガバッ
マオ「ぬ!?」
魔法使い「大好きだよ」チュ
マオ「うん!? そんな変だった?」
魔法使い「……うん、なんか別人みたいだった」
マオ「そうか……素が出すぎてしまっていたのか」
魔法使い「えぇ? そっちが素なの?」
マオ「そうかも…… 嫌だったか?」
魔法使い「ううん、全然……… マオはいつもかっこいい」ギュ
マオ「そ、そうか……」ポリポリ
魔法使い「ふふ………今は可愛い」ツンツン
マオ「や、やめろ」
魔法使い「ん~~~………マオ!」ガバッ
マオ「ぬ!?」
魔法使い「大好きだよ」チュ
366: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 15:38:32.18 ID:3OtzwQvEO
戦士「は……?」
マオ「あぁ、おはよう戦士」
魔法使い「すぅ………すぅ………」
戦士「マオ…………?」
マオ「うん?」
戦士「なんで魔法使いと一緒に寝てんだあああああ!!!」
遊び人「おーやっとるのぅ」
マオ「あぁ、おはよう戦士」
魔法使い「すぅ………すぅ………」
戦士「マオ…………?」
マオ「うん?」
戦士「なんで魔法使いと一緒に寝てんだあああああ!!!」
遊び人「おーやっとるのぅ」
367: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 15:40:11.44 ID:3OtzwQvEO
戦士「…………」イライラ
魔法使い「…………」モグモグ
マオ「…………」アセアセ
遊び人「…………」ニヤニヤ
魔法使い「…………」モグモグ
マオ「…………」アセアセ
遊び人「…………」ニヤニヤ
368: 間違えて送ってしまった ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 15:45:54.66 ID:3OtzwQvEO
魔法使い「……そんなに見られたら食べづらい」
戦士「ふんっ」プイッ
魔法使い「……どうしたの?」
戦士「なんでもねえよ」ガンッ
魔法使い「………? テーブルに肘はついちゃだめ」
戦士「けっ!」
魔法使い「…………?」
魔法使い「……マオ、戦士がおかしい」
マオ「ん? そうか? お腹がすいてるんじゃないのか?」
魔法使い「………? いまご飯食べてるよ?」
戦士「……………」イライラ
戦士「もらいっ!」ヒョイ
魔法使い「……あ! 私のリンゴ………とっておいたのに………」
戦士「へっ!」ニヤニヤ
魔法使い「……………」ムムム
マオ「なにやってんだ………」
遊び人「子供か」
戦士「ふんっ」プイッ
魔法使い「……どうしたの?」
戦士「なんでもねえよ」ガンッ
魔法使い「………? テーブルに肘はついちゃだめ」
戦士「けっ!」
魔法使い「…………?」
魔法使い「……マオ、戦士がおかしい」
マオ「ん? そうか? お腹がすいてるんじゃないのか?」
魔法使い「………? いまご飯食べてるよ?」
戦士「……………」イライラ
戦士「もらいっ!」ヒョイ
魔法使い「……あ! 私のリンゴ………とっておいたのに………」
戦士「へっ!」ニヤニヤ
魔法使い「……………」ムムム
マオ「なにやってんだ………」
遊び人「子供か」
369: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 15:51:16.71 ID:3OtzwQvEO
マオ「チェックアウトで」
宿屋「畏まりました」
宿屋「よろしければ飴をどうぞ」
マオ「あぁ、すいません」
戦士「飴!」
魔法使い「……飴ちゃんもらえるの?」
マオ「ひとつくれるってさ」
戦士「じゃあ私はソーダ味だな!」
魔法使い「……どうしよう」
魔法使い「レモン味か……でも、さっき戦士に取られたリンゴにしようか」
魔法使い「うーん………」
マオ「あはは………こういうところは子供らしいね魔法使い」
魔法使い「………む? あ、さくらんぼ味もあるんだ」
宿屋「よかったらひとつじゃなくてもいいですよお客さま」
魔法使い「………!! ありがとう!」
戦士「ちぇーなんだよずりぃな」
マオ「ここ最近で一番魔法使いが元気な声出したね」
遊び人「なぁ、婆にはくれんのかのぅ?」
宿屋「畏まりました」
宿屋「よろしければ飴をどうぞ」
マオ「あぁ、すいません」
戦士「飴!」
魔法使い「……飴ちゃんもらえるの?」
マオ「ひとつくれるってさ」
戦士「じゃあ私はソーダ味だな!」
魔法使い「……どうしよう」
魔法使い「レモン味か……でも、さっき戦士に取られたリンゴにしようか」
魔法使い「うーん………」
マオ「あはは………こういうところは子供らしいね魔法使い」
魔法使い「………む? あ、さくらんぼ味もあるんだ」
宿屋「よかったらひとつじゃなくてもいいですよお客さま」
魔法使い「………!! ありがとう!」
戦士「ちぇーなんだよずりぃな」
マオ「ここ最近で一番魔法使いが元気な声出したね」
遊び人「なぁ、婆にはくれんのかのぅ?」
370: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 15:59:54.33 ID:3OtzwQvEO
魔法使い「……おいしい」
戦士「飴って普通は口に一つしかいれないよな?」
魔法使い「……右と左にいれれば同時にふたつ楽しめておすすめ」
遊び人「リスみたいになってるのぅ」
マオ「……………」
魔法使い「ふふ……おいし」
遊び人「なーに見蕩れとるんじゃ若造」
マオ「なっ!?」
魔法使い「うん?」
マオ「そ、そんなことないぞ」
魔法使い「……ほしい?」
マオ「いや、もう食べてるじゃないか」
魔法使い「…………」じー
マオ「?」
魔法使い「………えいっ」ちゅ
マオ「!?」
魔法使い「はい、これでおすそ分け」
マオ「 」
戦士「ああああああああああああ!!!!」
遊び人「被害が大き過ぎるなこれは」
戦士「飴って普通は口に一つしかいれないよな?」
魔法使い「……右と左にいれれば同時にふたつ楽しめておすすめ」
遊び人「リスみたいになってるのぅ」
マオ「……………」
魔法使い「ふふ……おいし」
遊び人「なーに見蕩れとるんじゃ若造」
マオ「なっ!?」
魔法使い「うん?」
マオ「そ、そんなことないぞ」
魔法使い「……ほしい?」
マオ「いや、もう食べてるじゃないか」
魔法使い「…………」じー
マオ「?」
魔法使い「………えいっ」ちゅ
マオ「!?」
魔法使い「はい、これでおすそ分け」
マオ「 」
戦士「ああああああああああああ!!!!」
遊び人「被害が大き過ぎるなこれは」
384: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 18:41:09.85 ID:XL1we2xuo
遊び人「街から出たくないのぅ」
戦士「婆さんは遊ぶことしか考えてねえのかよ!」
遊び人「そう怒鳴るでない。 怒ってばかりいるとしわが増えるぞ」
戦士「なっ……!」
魔法使い「……………」ペタペタ
戦士「魔法使いはまだ若いからしわなんかねえって」
魔法使い「……戦士もちゃんと手入れ初めたからよくなった」ムニムニ
戦士「そ、そうか?」
マオ「そうだなぁ……言われてみれば……」
戦士「ほんとか!?」
マオ「あ、あぁ……」
戦士「よっしゃ!」
遊び人「まぁこやつは魔法使いの若い肌を見慣れておるんじゃろうがな」
魔法使い「お、おばあちゃん!」
戦士「くっ……若いっていいな!」
遊び人「ふぉっふぉっふぉ」
戦士「婆さんは遊ぶことしか考えてねえのかよ!」
遊び人「そう怒鳴るでない。 怒ってばかりいるとしわが増えるぞ」
戦士「なっ……!」
魔法使い「……………」ペタペタ
戦士「魔法使いはまだ若いからしわなんかねえって」
魔法使い「……戦士もちゃんと手入れ初めたからよくなった」ムニムニ
戦士「そ、そうか?」
マオ「そうだなぁ……言われてみれば……」
戦士「ほんとか!?」
マオ「あ、あぁ……」
戦士「よっしゃ!」
遊び人「まぁこやつは魔法使いの若い肌を見慣れておるんじゃろうがな」
魔法使い「お、おばあちゃん!」
戦士「くっ……若いっていいな!」
遊び人「ふぉっふぉっふぉ」
385: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 18:45:28.82 ID:XL1we2xuo
戦士「次はなんて街なんだ?」
マオ「ノアニールっていう街みたい」
遊び人「あそこか。 村という感じじゃが、うまい酒を作るのどかで良い村じゃぞ」
魔法使い「……お酒」
マオ「飲ませないぞ」
魔法使い「……マオのケチ」
戦士「じゃあマオ! 私と飲むか!」
マオ「ん? そうだななんだかんだで酒場とか一緒にいったこともないし」
戦士「おっしゃ、決まりだぜ? そのなんとかって村についたら飲むぞー!」
遊び人「おー!」
魔法使い「……大人ってずるい」
マオ「ノアニールっていう街みたい」
遊び人「あそこか。 村という感じじゃが、うまい酒を作るのどかで良い村じゃぞ」
魔法使い「……お酒」
マオ「飲ませないぞ」
魔法使い「……マオのケチ」
戦士「じゃあマオ! 私と飲むか!」
マオ「ん? そうだななんだかんだで酒場とか一緒にいったこともないし」
戦士「おっしゃ、決まりだぜ? そのなんとかって村についたら飲むぞー!」
遊び人「おー!」
魔法使い「……大人ってずるい」
386: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 18:48:25.03 ID:XL1we2xuo
魔法使い「……戦士ってお酒強いの?」
戦士「ん? いやー別に普通だぞ。 兵隊の中には強い奴はゴロゴロいたけど」
魔法使い「……マオに絡み酒しちゃだめ」
戦士「はっはは! それもまた酒の楽しみだろ?」
魔法使い「……! だめ!」
戦士「あっはっはっは! 子供はジュースだからな!」
魔法使い「ん~~~~!!!」ペシペシペシ
遊び人「モテるとは罪じゃの」
マオ「悪い気はしないがな」
戦士「ん? いやー別に普通だぞ。 兵隊の中には強い奴はゴロゴロいたけど」
魔法使い「……マオに絡み酒しちゃだめ」
戦士「はっはは! それもまた酒の楽しみだろ?」
魔法使い「……! だめ!」
戦士「あっはっはっは! 子供はジュースだからな!」
魔法使い「ん~~~~!!!」ペシペシペシ
遊び人「モテるとは罪じゃの」
マオ「悪い気はしないがな」
387: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 18:50:50.68 ID:XL1we2xuo
遊び人「若造は酒は強いのか?」
マオ「そうだな……飲んでも飲んでもなにも変わらんな」
戦士「へぇー……うらやましい」
マオ「特別気持ちよくなる感じもしないから、あんまり飲みたいとは思わないな」
遊び人「ほー? ではババと飲み比べてみるかのぉふぉっふぉっふぉ」
魔法使い「おばあちゃんもつよいの?」
遊び人「そりゃ遊び人じゃからの?」
遊び人「ゲロ吐いても飲み続けてやるわい!」
戦士「ダメじゃねえかそれ!?」
遊び人「ゲロ攻撃をすればどんな敵でもイチコロじゃ」
マオ「…………」
魔法使い「……おそろしい」
マオ「そうだな……飲んでも飲んでもなにも変わらんな」
戦士「へぇー……うらやましい」
マオ「特別気持ちよくなる感じもしないから、あんまり飲みたいとは思わないな」
遊び人「ほー? ではババと飲み比べてみるかのぉふぉっふぉっふぉ」
魔法使い「おばあちゃんもつよいの?」
遊び人「そりゃ遊び人じゃからの?」
遊び人「ゲロ吐いても飲み続けてやるわい!」
戦士「ダメじゃねえかそれ!?」
遊び人「ゲロ攻撃をすればどんな敵でもイチコロじゃ」
マオ「…………」
魔法使い「……おそろしい」
394: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 22:43:16.53 ID:XL1we2xuo
兵士「そこの冒険者たち、少しよろしいでしょうか?」
戦士「ん?」
マオ「なんでしょう?」
兵士「我々は南の王国ロマリア兵団です。 あなた達を先日の闘技場の優勝者とお見受けいたします」
マオ「えぇ、その通りですが」
兵士「あなた達に国王が是非お会いしたいとのことです。 ご同行を願いましょう」
遊び人「どうする?」
戦士「なんだよさっさと行けばいいじゃん?」
マオ「昨日の種の施設の件かもしれない」
魔法使い「もしそうだとしたら……かなり危険」
戦士「げぇっ!? どうすんだよ」
遊び人「まぁ行くしかないじゃろう? この兵士をこんな公のところでブッ飛ばしたらそれこそ大変なことになるわ」
マオ「だな」
戦士「ん?」
マオ「なんでしょう?」
兵士「我々は南の王国ロマリア兵団です。 あなた達を先日の闘技場の優勝者とお見受けいたします」
マオ「えぇ、その通りですが」
兵士「あなた達に国王が是非お会いしたいとのことです。 ご同行を願いましょう」
遊び人「どうする?」
戦士「なんだよさっさと行けばいいじゃん?」
マオ「昨日の種の施設の件かもしれない」
魔法使い「もしそうだとしたら……かなり危険」
戦士「げぇっ!? どうすんだよ」
遊び人「まぁ行くしかないじゃろう? この兵士をこんな公のところでブッ飛ばしたらそれこそ大変なことになるわ」
マオ「だな」
395: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 22:47:21.20 ID:XL1we2xuo
…………………
……………
………
国王「おぉー! 君たちが先日の優勝者か!」
マオ「お初にお目にかかります。 魔王討伐のため旅をしているマオと申します」
国王「あぁーいいよぉそんなの。 それよりさぁ、見てたよぉ昨日の試合」
国王「なにあれ? もうきみ強いとかそんなレベルじゃなくね? マジベー。 超ベー」
国王側近「ゲフン……国王…謁見者にそれは……」
国王「なぁんだよいいんだよぉそんなのさぁ」
側近「たまにはしっかりしてください!!」
国王「なんだよもぉーいつも厳しいんだからそっきーはさぁ」
側近「そっきー言うな馬鹿国王!」
マオ「あ、あの……」
戦士「なんだこいつら」
魔法使い「……本当に王様なのかな」
遊び人「ははは、キャラ濃いのぉー」
……………
………
国王「おぉー! 君たちが先日の優勝者か!」
マオ「お初にお目にかかります。 魔王討伐のため旅をしているマオと申します」
国王「あぁーいいよぉそんなの。 それよりさぁ、見てたよぉ昨日の試合」
国王「なにあれ? もうきみ強いとかそんなレベルじゃなくね? マジベー。 超ベー」
国王側近「ゲフン……国王…謁見者にそれは……」
国王「なぁんだよいいんだよぉそんなのさぁ」
側近「たまにはしっかりしてください!!」
国王「なんだよもぉーいつも厳しいんだからそっきーはさぁ」
側近「そっきー言うな馬鹿国王!」
マオ「あ、あの……」
戦士「なんだこいつら」
魔法使い「……本当に王様なのかな」
遊び人「ははは、キャラ濃いのぉー」
396: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 22:55:19.98 ID:XL1we2xuo
マオ「して、国王自ら……私たちに何の御用でしょうか」
国王「あぁごめんねぇ? そっきーいつもこうだからさぁ」
側近「お前が言うなアホ国王!!」
国王「ゴホン……失礼、これからは真面目な話だ」
マオ「…………」
国王「この南の王国ロマリアから北に行くとノアニールという小さな町がある」
国王「その村は決して大きい町ではないが農産や酒造りが非常に良い町なのだ」
国王「しかし先々月ほどよりその町から仕入れがパタンと止まってしまった」
国王「それについて気にはなっていたのだが町の旅人から情報を得ることが出来たのだ」
国王「あぁごめんねぇ? そっきーいつもこうだからさぁ」
側近「お前が言うなアホ国王!!」
国王「ゴホン……失礼、これからは真面目な話だ」
マオ「…………」
国王「この南の王国ロマリアから北に行くとノアニールという小さな町がある」
国王「その村は決して大きい町ではないが農産や酒造りが非常に良い町なのだ」
国王「しかし先々月ほどよりその町から仕入れがパタンと止まってしまった」
国王「それについて気にはなっていたのだが町の旅人から情報を得ることが出来たのだ」
397: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 22:58:26.28 ID:XL1we2xuo
………………
…………
……
マオ「みんな、どうだった?」
戦士「ダメだなこりゃ」
魔法使い「……こっちもだめ」
遊び人「こっちもじゃ。 あのふざけた国王が言っていた通りじゃった」
マオ「町の人間がみな石化しているなど……ありえるのか」
…………
……
マオ「みんな、どうだった?」
戦士「ダメだなこりゃ」
魔法使い「……こっちもだめ」
遊び人「こっちもじゃ。 あのふざけた国王が言っていた通りじゃった」
マオ「町の人間がみな石化しているなど……ありえるのか」
398: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 23:01:06.52 ID:XL1we2xuo
遊び人「4,5人ほどならまだしも町ひとつを呑みこむ石化魔法など……存在していいものではないのだがなぁ」
戦士「ちぇっ……この町ならうまい酒が飲めるっていうからさっきまでちょーっと楽しみにしてたのによ」
魔法使い「……不謹慎」
戦士「冗談だって。 こうでもしてねえと……気がおかしくなっちまう」
マオ「仕方がない。 引き続き町の中に生存者がいないか探索する」
魔法使い「………」
戦士「……あいよ」
戦士「ちぇっ……この町ならうまい酒が飲めるっていうからさっきまでちょーっと楽しみにしてたのによ」
魔法使い「……不謹慎」
戦士「冗談だって。 こうでもしてねえと……気がおかしくなっちまう」
マオ「仕方がない。 引き続き町の中に生存者がいないか探索する」
魔法使い「………」
戦士「……あいよ」
399: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 23:09:21.41 ID:XL1we2xuo
遊び人「……見つからんのぅ」
戦士「あるのは元人だった石造ばっかり」
魔法使い「……家にどんどん入っていって強盗の気分」
遊び人「しょうがなかろう? 生きている人がいるのかもしれんのだから」
戦士「でもよぉ、そろそろ陽も落ちるぜ? どっかのお宅借りて休まねえ?」
マオ「そうだね、そうさせてもらおうか」
遊び人「仕方が無いのぅ……あまり長居したくはないのが正直じゃが」
魔法使い「……寝られるかな」
マオ「……おいで」
魔法使い「……この町、こわい……不気味」ギュ
戦士「…………」
遊び人「洒落にならんな、茶化せんわい」
戦士「あるのは元人だった石造ばっかり」
魔法使い「……家にどんどん入っていって強盗の気分」
遊び人「しょうがなかろう? 生きている人がいるのかもしれんのだから」
戦士「でもよぉ、そろそろ陽も落ちるぜ? どっかのお宅借りて休まねえ?」
マオ「そうだね、そうさせてもらおうか」
遊び人「仕方が無いのぅ……あまり長居したくはないのが正直じゃが」
魔法使い「……寝られるかな」
マオ「……おいで」
魔法使い「……この町、こわい……不気味」ギュ
戦士「…………」
遊び人「洒落にならんな、茶化せんわい」
400: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 23:12:33.15 ID:XL1we2xuo
戦士「なぁ、あれ!」
遊び人「ん? なんじゃ次は幽霊でも見つけたか?」
戦士「ちげえよ! あの家、明かりがついてないか」
遊び人「本当か!?」
マオ「あぁ、ついているな」
戦士「行こうぜ!」
遊び人「同感じゃ!」
魔法使い「……おばあちゃん走ったら危ないよ」
マオ「ていうか普通に走れんのかよババア」
魔法使い「……ふぅ~……」
マオ「大丈夫だ。 ほら、いくぞ」スッ
魔法使い「……うん」キュ
遊び人「ん? なんじゃ次は幽霊でも見つけたか?」
戦士「ちげえよ! あの家、明かりがついてないか」
遊び人「本当か!?」
マオ「あぁ、ついているな」
戦士「行こうぜ!」
遊び人「同感じゃ!」
魔法使い「……おばあちゃん走ったら危ないよ」
マオ「ていうか普通に走れんのかよババア」
魔法使い「……ふぅ~……」
マオ「大丈夫だ。 ほら、いくぞ」スッ
魔法使い「……うん」キュ
401: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 23:15:08.39 ID:XL1we2xuo
戦士「ごめんくださーい」コンコン
遊び人「ノックと挨拶の順番が逆じゃ」
マオ「みんな構えておいて」
戦士「へ? なんでだよ? 生存者がいるかもしれないんだろ」
マオ「……この町をこんなことにした犯人かもしれないぞ?」
遊び人「……むぅ、確かに」
戦士「……しっ! 中から足音が聞こえる」
魔法使い「…………」ゴクリ
遊び人「ノックと挨拶の順番が逆じゃ」
マオ「みんな構えておいて」
戦士「へ? なんでだよ? 生存者がいるかもしれないんだろ」
マオ「……この町をこんなことにした犯人かもしれないぞ?」
遊び人「……むぅ、確かに」
戦士「……しっ! 中から足音が聞こえる」
魔法使い「…………」ゴクリ
402: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/26(水) 23:17:23.50 ID:XL1we2xuo
老人「一体誰かなこんな村に?」
戦士「お………?」
遊び人「ふぉっふぉっふぉ」
魔法使い「……人、発見」ホッ
戦士「おぉーーーーー人だーーー!!」
老人「な、なんじゃなんじゃ一体!?」
戦士「生きているー!! 石造じゃねえぞー!!」ペタペタ
老人「こ、これ! やめんか!!」
魔法使い「……よかった人が生きてた」
マオ「一安心だな」
魔法使い「……うん!」コクン
戦士「お………?」
遊び人「ふぉっふぉっふぉ」
魔法使い「……人、発見」ホッ
戦士「おぉーーーーー人だーーー!!」
老人「な、なんじゃなんじゃ一体!?」
戦士「生きているー!! 石造じゃねえぞー!!」ペタペタ
老人「こ、これ! やめんか!!」
魔法使い「……よかった人が生きてた」
マオ「一安心だな」
魔法使い「……うん!」コクン
418: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 10:04:26.71 ID:X7PcSM8Xo
老人「よく来られたな旅の方たち」
戦士「あぁ、まさかこんなところに人が住んでるとは驚いたぜ」
老人「そうじゃろうなー、なにせ村がこんなことになってしまったからな」
マオ「一体この村でなにがあったのです?」
老人「そうじゃな、それを説明しなければなるまい」
戦士「あぁ、まさかこんなところに人が住んでるとは驚いたぜ」
老人「そうじゃろうなー、なにせ村がこんなことになってしまったからな」
マオ「一体この村でなにがあったのです?」
老人「そうじゃな、それを説明しなければなるまい」
419: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 10:17:26.84 ID:X7PcSM8Xo
老人「わしには孫がいてな、代々農家なうちを手伝ってくれる優しい青年じゃった」
老人「幼い頃に父を亡くして以来、母と爺のわしを助けてくれて家のことをなんでもやってくれていたのじゃ」
老人「しかしいつ頃じゃったからかの? あまりうちの手伝いもせずに外に行くことが多かったのじゃ」
魔法使い「………」
老人「しばらくするとエルフの娘を連れてきたのじゃ」
戦士「エルフ!?」
遊び人「これは驚いた! かつて人間が滅ぼしつくしたというあのエルフか!?」
老人「そう、そのエルフじゃ。 あれらの隠れ里が近くにあっての、村人たちしか知らない秘密になっていたのじゃ」
老人「じゃが…… 孫に対して『最近うちの手伝いもせずにほっつき歩いていたのはこの娘のせいか』 と怒ってしまってな」
老人「ましてや人間嫌いで有名なエルフじゃ。 我々と一緒にいたってうまくいくはずがない、そう考えわしは二人の付き合いに猛烈に反対したのじゃ」
老人「だが孫も譲らなくてのぅ…… あやつはわしに嫌気を指して出てしまったわ」
魔法使い「……駆け落ち」
老人「そうじゃな……」
老人「幼い頃に父を亡くして以来、母と爺のわしを助けてくれて家のことをなんでもやってくれていたのじゃ」
老人「しかしいつ頃じゃったからかの? あまりうちの手伝いもせずに外に行くことが多かったのじゃ」
魔法使い「………」
老人「しばらくするとエルフの娘を連れてきたのじゃ」
戦士「エルフ!?」
遊び人「これは驚いた! かつて人間が滅ぼしつくしたというあのエルフか!?」
老人「そう、そのエルフじゃ。 あれらの隠れ里が近くにあっての、村人たちしか知らない秘密になっていたのじゃ」
老人「じゃが…… 孫に対して『最近うちの手伝いもせずにほっつき歩いていたのはこの娘のせいか』 と怒ってしまってな」
老人「ましてや人間嫌いで有名なエルフじゃ。 我々と一緒にいたってうまくいくはずがない、そう考えわしは二人の付き合いに猛烈に反対したのじゃ」
老人「だが孫も譲らなくてのぅ…… あやつはわしに嫌気を指して出てしまったわ」
魔法使い「……駆け落ち」
老人「そうじゃな……」
420: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 10:24:42.05 ID:X7PcSM8Xo
老人「エルフと駆け落ちした孫に対してエルフたちも怒っていた」
老人「それは当然じゃろうな。 馬の骨とも分からない人間が自分たちの数少ないエルフを奪っていったようなものなのだから」
老人「怒りに燃えたエルフたちはこの村を全員眠りにつかせる魔法を使い、この村を滅ぼしたのじゃ」
戦士「まじかよ……」
老人「その時たまたま村から出ていたわしだけが助かってしまったわい」
魔法使い「……許されない恋だったのね」
老人「そうじゃな……だが2人の恋路はうまくはいかなかった」
マオ「というと?」
老人「村が眠りに落ちてからしばらく経ったころにな、孫の相手のエルフが1人でやってきたのじゃ」
老人「それは当然じゃろうな。 馬の骨とも分からない人間が自分たちの数少ないエルフを奪っていったようなものなのだから」
老人「怒りに燃えたエルフたちはこの村を全員眠りにつかせる魔法を使い、この村を滅ぼしたのじゃ」
戦士「まじかよ……」
老人「その時たまたま村から出ていたわしだけが助かってしまったわい」
魔法使い「……許されない恋だったのね」
老人「そうじゃな……だが2人の恋路はうまくはいかなかった」
マオ「というと?」
老人「村が眠りに落ちてからしばらく経ったころにな、孫の相手のエルフが1人でやってきたのじゃ」
421: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 10:27:28.01 ID:X7PcSM8Xo
老人「『青年がエルフに捕まって殺された』 と泣きながらわしに教えに来たのじゃ」
戦士「なんだよそりゃぁ!?」
老人「エルフたちも結婚など許さなかったのじゃ。 駆け落ちした2人を見つけ出して捕まえたのじゃろう」
遊び人「そしてそのまま一方的に青年を殺したのか」
老人「……そうじゃ」
魔法使い「……最悪の結末」
老人「……すべては……わしが……わしが認めていてあげればこんなことには……」
戦士「爺さん……」
戦士「なんだよそりゃぁ!?」
老人「エルフたちも結婚など許さなかったのじゃ。 駆け落ちした2人を見つけ出して捕まえたのじゃろう」
遊び人「そしてそのまま一方的に青年を殺したのか」
老人「……そうじゃ」
魔法使い「……最悪の結末」
老人「……すべては……わしが……わしが認めていてあげればこんなことには……」
戦士「爺さん……」
422: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 10:30:20.39 ID:X7PcSM8Xo
魔法使い「……その残されたエルフは?」
老人「ふっ……聞きたいか?」
戦士「なんだよここまで話しておいて! もったいぶんなよ!」
老人「……息子が殺された洞窟に入って、身投げしたよ」
魔法使い「…………」
遊び人「あの世で一緒になったということか……」
戦士「本当に最悪じゃねえかよ……」
魔法使い「…………」ギュッ
マオ「……………」
老人「ふっ……聞きたいか?」
戦士「なんだよここまで話しておいて! もったいぶんなよ!」
老人「……息子が殺された洞窟に入って、身投げしたよ」
魔法使い「…………」
遊び人「あの世で一緒になったということか……」
戦士「本当に最悪じゃねえかよ……」
魔法使い「…………」ギュッ
マオ「……………」
423: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 10:37:17.05 ID:X7PcSM8Xo
老人「じゃあ、気をつけるのだぞ」
戦士「おう、またな爺さん!」
魔法使い「…………」ペコ
遊び人「どうする気じゃお主」
マオ「どうもしない」
遊び人「ロマリア国王にはこの現状のみを報告するつもりか」
マオ「それしかないだろう、私たちに出来ることはなにもない」
遊び人「ふん、貴様であればこの魔法を解くくらい造作もないだろうによ」
マオ「………買い被り過ぎだ」
遊び人「どうだかのぅ」
戦士「おう、またな爺さん!」
魔法使い「…………」ペコ
遊び人「どうする気じゃお主」
マオ「どうもしない」
遊び人「ロマリア国王にはこの現状のみを報告するつもりか」
マオ「それしかないだろう、私たちに出来ることはなにもない」
遊び人「ふん、貴様であればこの魔法を解くくらい造作もないだろうによ」
マオ「………買い被り過ぎだ」
遊び人「どうだかのぅ」
424: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 10:41:36.77 ID:X7PcSM8Xo
戦士「なぁマオ!」
マオ「エルフの隠れ里には行きませんよ」
戦士「なんでだよ! まだ何も言ってないだろ!!」
マオ「行こうって言おうとしたのでしょう?」
戦士「そうだけどさ! なんで行かないんだよ!!」
マオ「行ってどうする?」
戦士「説得するんだよ! 2人のことを認めて、村を元に戻せって」
マオ「どうせ突き返されるだけでしょう」
戦士「でもそんなの行かなきゃ分からねえじゃん!」
マオ「分かりますよ、あのおじいさんが何もしてないはずがないでしょう」
戦士「でもさ!」
マオ「………はぁ……本当にしつこい」
戦士「……む!」
マオ「分かった。 だがこのまま行っても門前払いがオチだ」
マオ「だから、エルフたちを納得させるだけの武器が必要になる」
戦士「武器? なんだよそりゃ」
マオ「さぁ? そんなの知らないよ」
戦士「はぁ??」
マオ「行ってみるんだよ。 2人が死んだその洞窟に」
マオ「エルフの隠れ里には行きませんよ」
戦士「なんでだよ! まだ何も言ってないだろ!!」
マオ「行こうって言おうとしたのでしょう?」
戦士「そうだけどさ! なんで行かないんだよ!!」
マオ「行ってどうする?」
戦士「説得するんだよ! 2人のことを認めて、村を元に戻せって」
マオ「どうせ突き返されるだけでしょう」
戦士「でもそんなの行かなきゃ分からねえじゃん!」
マオ「分かりますよ、あのおじいさんが何もしてないはずがないでしょう」
戦士「でもさ!」
マオ「………はぁ……本当にしつこい」
戦士「……む!」
マオ「分かった。 だがこのまま行っても門前払いがオチだ」
マオ「だから、エルフたちを納得させるだけの武器が必要になる」
戦士「武器? なんだよそりゃ」
マオ「さぁ? そんなの知らないよ」
戦士「はぁ??」
マオ「行ってみるんだよ。 2人が死んだその洞窟に」
425: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 10:50:59.55 ID:X7PcSM8Xo
……………………
……………
……
戦士「うひゃー暗い……」
魔法使い「…………」ギュッ
遊び人「相変わらず暗いのがダメじゃのぅ魔法使いは」
魔法使い「………そんなことない」プルプル
戦士「…………」サワッ
魔法使い「……ひっ!?」ビクン
マオ「ん? どうした魔法使い」
魔法使い「……なにかがわしの背中をすすすって……」
遊び人「ふぅぅぅぅ~………」
魔法使い「………!? 松明が消えたよ!?」
遊び人「…………」ニヤニヤ
戦士「…………」ソー
魔法使い「……マオ……暗いよぉ……」
戦士「うがああああああああ!!!!!」
魔法使い「きゃあああああああ!?!?!?」
マオ「やめろや二人とも」
……………
……
戦士「うひゃー暗い……」
魔法使い「…………」ギュッ
遊び人「相変わらず暗いのがダメじゃのぅ魔法使いは」
魔法使い「………そんなことない」プルプル
戦士「…………」サワッ
魔法使い「……ひっ!?」ビクン
マオ「ん? どうした魔法使い」
魔法使い「……なにかがわしの背中をすすすって……」
遊び人「ふぅぅぅぅ~………」
魔法使い「………!? 松明が消えたよ!?」
遊び人「…………」ニヤニヤ
戦士「…………」ソー
魔法使い「……マオ……暗いよぉ……」
戦士「うがああああああああ!!!!!」
魔法使い「きゃあああああああ!?!?!?」
マオ「やめろや二人とも」
426: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 10:55:22.03 ID:X7PcSM8Xo
遊び人「で、どうする気じゃ? 武器といったって……」
マオ「そうだな、今のところ勝算はないな」
戦士「はぁ? じゃどうすんだよ」
マオ「今こちらにある武器といえば娘が死んだという事実をこちらが知っていることだけだ」
戦士「へ? なんでそんなことが武器になるって言えんだよ」
マオ「少し考えてみな。 もし戦士がそのエルフだったとしたら戦士はどうする?」
戦士「んー……愛する人が殺されて……逃げ出して……洞窟で一緒に死ぬ?」
マオ「そうだ、その逃げ出してがポイントだ」
マオ「おそらくその本人は里の他のエルフたちに何も言わずに逃げ出してきて老人に会い、そのまま死んだ可能性が高い」
遊び人「その根拠は?」
マオ「……ふっ、勘だ」
マオ「そうだな、今のところ勝算はないな」
戦士「はぁ? じゃどうすんだよ」
マオ「今こちらにある武器といえば娘が死んだという事実をこちらが知っていることだけだ」
戦士「へ? なんでそんなことが武器になるって言えんだよ」
マオ「少し考えてみな。 もし戦士がそのエルフだったとしたら戦士はどうする?」
戦士「んー……愛する人が殺されて……逃げ出して……洞窟で一緒に死ぬ?」
マオ「そうだ、その逃げ出してがポイントだ」
マオ「おそらくその本人は里の他のエルフたちに何も言わずに逃げ出してきて老人に会い、そのまま死んだ可能性が高い」
遊び人「その根拠は?」
マオ「……ふっ、勘だ」
432: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 11:42:11.30 ID:X7PcSM8Xo
戦士「うっわ! すっげぇ洞窟の中に湖があるぞ!」
遊び人「ほぉ……これは大きい湖じゃ……」
魔法使い「……明るい、不思議」
遊び人「魔力が込められた水なのかもしれんの、こういう水は……」ゴクリ
遊び人「体力や魔力が少し回復するのじゃ」
魔法使い「…………ゴクリ……ほんとだ」
戦士「へーすげぇな!」
魔法使い「でも、道はそこで行き止まり」
マオ「これは……」
戦士「なんかあったか!」
遊び人「手紙……か?」
遊び人「ほぉ……これは大きい湖じゃ……」
魔法使い「……明るい、不思議」
遊び人「魔力が込められた水なのかもしれんの、こういう水は……」ゴクリ
遊び人「体力や魔力が少し回復するのじゃ」
魔法使い「…………ゴクリ……ほんとだ」
戦士「へーすげぇな!」
魔法使い「でも、道はそこで行き止まり」
マオ「これは……」
戦士「なんかあったか!」
遊び人「手紙……か?」
433: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 11:47:59.86 ID:X7PcSM8Xo
『お母様。 先立つ不孝をお許しください
私たちはエルフと人間。 この世で許されぬ愛ならば……
せめて、天国で一緒になります………。 アン』
戦士「………やっぱり心中してたのか」
魔法使い「……許されない愛」
遊び人「あの世では幸せに暮らしてるだろうて」
魔法使い「これは……指輪?」
戦士「へー綺麗なルビーだな」
遊び人「残されていたのは手紙とこのルビーの指輪だけか」
マオ「……十分だろう戻るぞ」
私たちはエルフと人間。 この世で許されぬ愛ならば……
せめて、天国で一緒になります………。 アン』
戦士「………やっぱり心中してたのか」
魔法使い「……許されない愛」
遊び人「あの世では幸せに暮らしてるだろうて」
魔法使い「これは……指輪?」
戦士「へー綺麗なルビーだな」
遊び人「残されていたのは手紙とこのルビーの指輪だけか」
マオ「……十分だろう戻るぞ」
434: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 11:51:10.07 ID:X7PcSM8Xo
……………………
……………
……
ひそひそひそ
「………人間よ」
「ママ! お耳が短いよ!」
「見ちゃダメ! 攫われてしまうわよ!」
戦士「なーんか歓迎されてねえな」
遊び人「そりゃそうじゃろ」
魔法使い「……エルフの里っていうか本当に森」
マオ「何もないね」
マオ「あの、女王はどこに」
「……………」ササッ
マオ「あ、あの……」
「知りません人間と話すことなどなにもないです」ササッ
マオ「…………」
戦士「感じわりぃ」
魔法使い「……マオの心が折れかけてる」
マオ「滅ぼしてやろうか」
遊び人「やめんか」ベシッ
……………
……
ひそひそひそ
「………人間よ」
「ママ! お耳が短いよ!」
「見ちゃダメ! 攫われてしまうわよ!」
戦士「なーんか歓迎されてねえな」
遊び人「そりゃそうじゃろ」
魔法使い「……エルフの里っていうか本当に森」
マオ「何もないね」
マオ「あの、女王はどこに」
「……………」ササッ
マオ「あ、あの……」
「知りません人間と話すことなどなにもないです」ササッ
マオ「…………」
戦士「感じわりぃ」
魔法使い「……マオの心が折れかけてる」
マオ「滅ぼしてやろうか」
遊び人「やめんか」ベシッ
435: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 12:01:28.31 ID:X7PcSM8Xo
女王「何事です騒がしい!」
マオ「あなたがエルフの女王様でしょうか?」
女王「………そうです。 が、人間と話すことなど何もありません。 お引き取り下さい」
マオ「いえ、そうはいきません」
女王「……何が言いたいのです?」
マオ「あなたの娘さん、アンさんについてお話がございます」
女王「アン……!? アンを知っているのですか!?」
マオ「えぇ、少しは興味を持っていただけましたか?」
女王「……いいでしょう」
マオ「あなたがエルフの女王様でしょうか?」
女王「………そうです。 が、人間と話すことなど何もありません。 お引き取り下さい」
マオ「いえ、そうはいきません」
女王「……何が言いたいのです?」
マオ「あなたの娘さん、アンさんについてお話がございます」
女王「アン……!? アンを知っているのですか!?」
マオ「えぇ、少しは興味を持っていただけましたか?」
女王「……いいでしょう」
436: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 12:08:22.48 ID:X7PcSM8Xo
女王「……アンは今どこにいるのです?」
マオ「と、その前に私の方からひとつ質問をさせてください」
女王「…………?」
マオ「アンさんと一緒にいた人間の彼は今どこへ?」
女王「……彼なら私たちが地底湖へ連れて行き殺しました」
女王「質問はそれだけですか? で、アンはどこにいるのです!」
マオ「せっかちなお方だ。 教える前にもうひとつ」
マオ「そこの村を基に戻していただきたい。 石化という眠りから解放してほしいのです」
女王「お断りします。 あの町は私の娘を攫った男のいた町。 それ相応の罪を背負った罰です」
マオ「ですが、あなた方が彼ら2人を見つけ連れ帰ったのでしょう? まして彼を処刑したのだ。 町はこのことについて許されてもいいのでは?」
女王「……アンは再び私の前から姿を消しました。 どうせ人間が連れ去ったに決まっています」
マオ「なるほど」
マオ「と、その前に私の方からひとつ質問をさせてください」
女王「…………?」
マオ「アンさんと一緒にいた人間の彼は今どこへ?」
女王「……彼なら私たちが地底湖へ連れて行き殺しました」
女王「質問はそれだけですか? で、アンはどこにいるのです!」
マオ「せっかちなお方だ。 教える前にもうひとつ」
マオ「そこの村を基に戻していただきたい。 石化という眠りから解放してほしいのです」
女王「お断りします。 あの町は私の娘を攫った男のいた町。 それ相応の罪を背負った罰です」
マオ「ですが、あなた方が彼ら2人を見つけ連れ帰ったのでしょう? まして彼を処刑したのだ。 町はこのことについて許されてもいいのでは?」
女王「……アンは再び私の前から姿を消しました。 どうせ人間が連れ去ったに決まっています」
マオ「なるほど」
437: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 12:10:54.60 ID:X7PcSM8Xo
マオ「ではもしアンさんが人間に連れ去られたのではなく、自分の意思でこの里を出て行ったとしたら?」
女王「そのようなことはあり得ません」
マオ「なぜそう言い切れるのです?」
女王「あの娘のこの里と母親である私への愛は本物だったからです!! あなたには分からないでしょう!!」
マオ「では! アンさんと彼の愛は本物ではなかったと仰るのですか?」
女王「……どうせ人間にたぶらかされたに決まっています」
マオ「……頭が硬い人だ」
女王「そのようなことはあり得ません」
マオ「なぜそう言い切れるのです?」
女王「あの娘のこの里と母親である私への愛は本物だったからです!! あなたには分からないでしょう!!」
マオ「では! アンさんと彼の愛は本物ではなかったと仰るのですか?」
女王「……どうせ人間にたぶらかされたに決まっています」
マオ「……頭が硬い人だ」
438: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 12:17:15.40 ID:X7PcSM8Xo
マオ「アンさんからの預かり物を実は持っているのです」
女王「アンから!?」
マオ「えぇ、これを。 あなたへ渡してほしいと」スッ
女王「手紙……?」パラッ
女王「……………」
女王「…………………」
女王「これを……どこで……?」
マオ「洞窟の底、地底湖のほとりに置かれていました」
女王「なんと…… アンは……彼が死んだ地底の湖に身を投げたというのですか……」
女王「私が……私が二人を許さなかったばかりに……」
女王「アンから!?」
マオ「えぇ、これを。 あなたへ渡してほしいと」スッ
女王「手紙……?」パラッ
女王「……………」
女王「…………………」
女王「これを……どこで……?」
マオ「洞窟の底、地底湖のほとりに置かれていました」
女王「なんと…… アンは……彼が死んだ地底の湖に身を投げたというのですか……」
女王「私が……私が二人を許さなかったばかりに……」
440: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 12:24:22.09 ID:X7PcSM8Xo
女王「……分かりました。 この目覚めの粉を持って町に戻りなさい」
女王「そうすれば呪いも解かれます…… アンも……きっとそれを願っていることでしょう」
女王「おぉ……アン…… ママを……許しておくれ………」
マオ「あなたはアンさんと彼の愛が本物ではなかったと言いましたね」
女王「そうか……そうだったのですね…… 私は愚かでした…… エルフと人間がうまくいくはずがない……そう決めつけていたばかりに……」
マオ「彼女らの愛は本物だったということです。 種族を超えた愛は存在する。 もちろん同族への愛も」
女王「……へ?」
女王「そうすれば呪いも解かれます…… アンも……きっとそれを願っていることでしょう」
女王「おぉ……アン…… ママを……許しておくれ………」
マオ「あなたはアンさんと彼の愛が本物ではなかったと言いましたね」
女王「そうか……そうだったのですね…… 私は愚かでした…… エルフと人間がうまくいくはずがない……そう決めつけていたばかりに……」
マオ「彼女らの愛は本物だったということです。 種族を超えた愛は存在する。 もちろん同族への愛も」
女王「……へ?」
441: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 12:28:39.46 ID:X7PcSM8Xo
マオ「あなたの偏見が二人を殺したことは事実です」
マオ「しかし……生前のアンさんは彼女が身を投げる晩に彼の祖父に会いに行っています」
マオ「爺はアンさんからあなたへ『愛していると伝えてほしい』と頼まれていたそうです」
女王「……!」
女王「アン………おぉアン……あなたは……私を許してくれるというのですか……!」
マオ「……失礼します」
マオ「しかし……生前のアンさんは彼女が身を投げる晩に彼の祖父に会いに行っています」
マオ「爺はアンさんからあなたへ『愛していると伝えてほしい』と頼まれていたそうです」
女王「……!」
女王「アン………おぉアン……あなたは……私を許してくれるというのですか……!」
マオ「……失礼します」
442: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 12:35:06.67 ID:X7PcSM8Xo
………………
…………
……
戦士「なぁ、最後のってアンちゃんどんな気持ちで言ったんだろうな」
魔法使い「……愛する人を殺した人を許す……私には出来ない」
遊び人「それどころか愛している、と言うとは……仏か」
マオ「あのルビーの指輪はおそらく女王からアンに持たせたものなのだろう」
戦士「なんで分かるんだよ」
マオ「もし人間の彼とのモノならアンさんはそれを身につけて死んだはずだ」
魔法使い「……そっか」
マオ「母のことも愛していたのは事実だろう、最後までそれを身に着けていたのだから」
戦士「なんかせつねえなこれ……」
魔法使い「……悲しい」ギュッ
マオ「………種族を超えた愛か」
遊び人「他人事ではないの」
マオ「……黙っていろ」
…………
……
戦士「なぁ、最後のってアンちゃんどんな気持ちで言ったんだろうな」
魔法使い「……愛する人を殺した人を許す……私には出来ない」
遊び人「それどころか愛している、と言うとは……仏か」
マオ「あのルビーの指輪はおそらく女王からアンに持たせたものなのだろう」
戦士「なんで分かるんだよ」
マオ「もし人間の彼とのモノならアンさんはそれを身につけて死んだはずだ」
魔法使い「……そっか」
マオ「母のことも愛していたのは事実だろう、最後までそれを身に着けていたのだから」
戦士「なんかせつねえなこれ……」
魔法使い「……悲しい」ギュッ
マオ「………種族を超えた愛か」
遊び人「他人事ではないの」
マオ「……黙っていろ」
443: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 12:39:32.84 ID:X7PcSM8Xo
………………
…………
……
マオ「この粉を使うんだな」
戦士「振りまいとけばいいのか?」
遊び人「溶かして飲むわけにもいかんじゃろうて」
ササーッ………
「ん……んぅ……?」
「あれ……おっかしいないつの間に……寝ちゃったのかなぁ」
「あぁー身体が……カチコチだよ……」
魔法使い「わっ…! 石化が溶けてみんな起きたよ!」
戦士「やったな! これでうまい酒が飲めるぜひゃっほー!!」
遊び人「これで一安心じゃな」
…………
……
マオ「この粉を使うんだな」
戦士「振りまいとけばいいのか?」
遊び人「溶かして飲むわけにもいかんじゃろうて」
ササーッ………
「ん……んぅ……?」
「あれ……おっかしいないつの間に……寝ちゃったのかなぁ」
「あぁー身体が……カチコチだよ……」
魔法使い「わっ…! 石化が溶けてみんな起きたよ!」
戦士「やったな! これでうまい酒が飲めるぜひゃっほー!!」
遊び人「これで一安心じゃな」
444: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 12:42:28.32 ID:X7PcSM8Xo
戦士「なぁ、爺さんに会いに行くか?」
遊び人「良いじゃろう。 今頃喜んで飛びまわってるだろうてふぉっふぉっふぉ」
マオ「ロマリアに戻って報告するか」
魔法使い「……うん」ギュ
戦士「ぐぬぬぬ……なんで魔法使いはナチュラルに手繋いでんだよ」
魔法使い「……マオの左手は私のもの」
マオ「そうなのか」
戦士「じゃあ俺はこいつの右腕になるぜ!」ギュッ
魔法使い「……!!」
遊び人「良いじゃろう。 今頃喜んで飛びまわってるだろうてふぉっふぉっふぉ」
マオ「ロマリアに戻って報告するか」
魔法使い「……うん」ギュ
戦士「ぐぬぬぬ……なんで魔法使いはナチュラルに手繋いでんだよ」
魔法使い「……マオの左手は私のもの」
マオ「そうなのか」
戦士「じゃあ俺はこいつの右腕になるぜ!」ギュッ
魔法使い「……!!」
445: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 12:46:59.10 ID:X7PcSM8Xo
「あら、こんにちは旅人さん」
戦士「目を覚ました人か」
マオ「えぇ、こんにちは。 お身体はなんともないですか?」
「ふふ、不思議なことを言う人」
「私は平気なんだけど、息子がねぇ」
「息子がエルフの娘と駆け落ちしたまま帰ってこないのよ。 2人が愛し合ってるなら結婚も認めてあげようと思ってたのに」
「一体今どこにいるのやら。 元気にやってるならいいんだけどさ」
「なーんて、たまには帰ってきて2人の仲いいところ見せに来てくれればいいのにねぇ」
マオ「……きっと見守ってくれてますよ」
「へ?」
マオ「では、私たちはこれで……」
「気をつけてね旅人さん」
戦士「目を覚ました人か」
マオ「えぇ、こんにちは。 お身体はなんともないですか?」
「ふふ、不思議なことを言う人」
「私は平気なんだけど、息子がねぇ」
「息子がエルフの娘と駆け落ちしたまま帰ってこないのよ。 2人が愛し合ってるなら結婚も認めてあげようと思ってたのに」
「一体今どこにいるのやら。 元気にやってるならいいんだけどさ」
「なーんて、たまには帰ってきて2人の仲いいところ見せに来てくれればいいのにねぇ」
マオ「……きっと見守ってくれてますよ」
「へ?」
マオ「では、私たちはこれで……」
「気をつけてね旅人さん」
446: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 12:47:31.63 ID:X7PcSM8Xo
休憩
451: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 14:32:44.14 ID:X7PcSM8Xo
………………
…………
……
マオ「以上がことの次第です」
国王「そうか……御苦労だったな」
マオ「はっ」
国王「ではゆっくり疲れを取ってほしい。 宿には私の方から連絡をしておく」
戦士「いぇーいラッキー」
遊び人「ふぉっふぉっふぉ」
国王「あぁーそうだマオくん、君は残ってくれ」
マオ「は?」
国王「大事な話がある」
…………
……
マオ「以上がことの次第です」
国王「そうか……御苦労だったな」
マオ「はっ」
国王「ではゆっくり疲れを取ってほしい。 宿には私の方から連絡をしておく」
戦士「いぇーいラッキー」
遊び人「ふぉっふぉっふぉ」
国王「あぁーそうだマオくん、君は残ってくれ」
マオ「は?」
国王「大事な話がある」
452: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 14:37:18.80 ID:X7PcSM8Xo
マオ「話、とはなんでしょう」
国王「あぁーもーいいよいいよそんな硬いのさぁマジいらねぇって肩もこるしぃ」
国王「っていうか知ってる? 王冠って重いんだからね? マジで首と肩が鬼疲れ。 略してODR」
マオ「は、はぁ……」
国王「俺さぁだからもう王冠嫌いなわけ。 いい加減肩コリもつらいわけよ」
国王「若い姉ちゃんのパフパフとかされて癒されたいんだけどほら、身分ってのがあんじゃん? だぁから気軽にそういうのいけないわけよぉ」
マオ「はぁ……」
国王「だからね、俺考えたの」
国王「この王冠を誰かに被ってもらえれば俺自由の身じゃね?」
国王「ウハwwwwwwwwやばwwwwwwww俺マジ天才じゃねwwwwwwww」
国王「やばい超天才wwwwwwww天才発言禁止ぃwwwwwwww俺の有能さがバレちゃうぅwwwwww」
国王「ちなみに転載も禁止だから(真顔)」
マオ「……………」
国王「じゃ、そういうことで明日からよろしく!」
マオ「は!?」
国王「あぁーもーいいよいいよそんな硬いのさぁマジいらねぇって肩もこるしぃ」
国王「っていうか知ってる? 王冠って重いんだからね? マジで首と肩が鬼疲れ。 略してODR」
マオ「は、はぁ……」
国王「俺さぁだからもう王冠嫌いなわけ。 いい加減肩コリもつらいわけよ」
国王「若い姉ちゃんのパフパフとかされて癒されたいんだけどほら、身分ってのがあんじゃん? だぁから気軽にそういうのいけないわけよぉ」
マオ「はぁ……」
国王「だからね、俺考えたの」
国王「この王冠を誰かに被ってもらえれば俺自由の身じゃね?」
国王「ウハwwwwwwwwやばwwwwwwww俺マジ天才じゃねwwwwwwww」
国王「やばい超天才wwwwwwww天才発言禁止ぃwwwwwwww俺の有能さがバレちゃうぅwwwwww」
国王「ちなみに転載も禁止だから(真顔)」
マオ「……………」
国王「じゃ、そういうことで明日からよろしく!」
マオ「は!?」
453: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 14:39:08.77 ID:X7PcSM8Xo
………………
…………
……
マオ「え……?」
側近「あの馬鹿国王がぁ!!!」
マオ「ちょ、ちょっと待ってください、本当に王様をやるんですか?」
側近「あぁー、うんお願いします」
マオ「えぇ………」
側近「大丈夫だって。 俺ももう5回くらいは王様やったから」
マオ「常習犯かよ」
…………
……
マオ「え……?」
側近「あの馬鹿国王がぁ!!!」
マオ「ちょ、ちょっと待ってください、本当に王様をやるんですか?」
側近「あぁー、うんお願いします」
マオ「えぇ………」
側近「大丈夫だって。 俺ももう5回くらいは王様やったから」
マオ「常習犯かよ」
454: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 14:42:12.96 ID:X7PcSM8Xo
王妃「ふふ、お似合いですわマオさん」
マオ「は、はぁ……」
王妃「心配なさらないで。 ちょっと彼も休みがほしくなっただけだと思うから」
側近「多分ですが……」
マオ「果てしなく心配なんですけど」
王妃「……探しに行きましょう」
側近「そうですな…… マオ国王よ、街の視察も兼ねてあの馬鹿元国王を探してきてはもらえますかな?」
マオ「はぁ……分かりました」
王妃「ふふ、こんな若い方が夫ならいいんですけどね、ふふ」
側近「そんなことを聞いたらあの馬鹿も飛んで帰ってきますな」
側近
マオ「は、はぁ……」
王妃「心配なさらないで。 ちょっと彼も休みがほしくなっただけだと思うから」
側近「多分ですが……」
マオ「果てしなく心配なんですけど」
王妃「……探しに行きましょう」
側近「そうですな…… マオ国王よ、街の視察も兼ねてあの馬鹿元国王を探してきてはもらえますかな?」
マオ「はぁ……分かりました」
王妃「ふふ、こんな若い方が夫ならいいんですけどね、ふふ」
側近「そんなことを聞いたらあの馬鹿も飛んで帰ってきますな」
側近
455: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 14:44:14.15 ID:X7PcSM8Xo
マオ「では、いってきます」
王妃「いってらっしゃい」
側近「申し訳ないですな、お願いしますぞ」
マオ「ありえないなんなのだ人間の国王はみなこうなのか………」
兵士「お疲れ様です国王陛下」
マオ「あぁ、いいですそういうの……ほんとに……」
兵士「よくやるんですよあの人。 女が恋しいーとか言って脱走するし」
マオ「……そんなんでいいんですかこの国の人は」
兵士「ダメですよ」
マオ「ですよね」
王妃「いってらっしゃい」
側近「申し訳ないですな、お願いしますぞ」
マオ「ありえないなんなのだ人間の国王はみなこうなのか………」
兵士「お疲れ様です国王陛下」
マオ「あぁ、いいですそういうの……ほんとに……」
兵士「よくやるんですよあの人。 女が恋しいーとか言って脱走するし」
マオ「……そんなんでいいんですかこの国の人は」
兵士「ダメですよ」
マオ「ですよね」
456: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 14:45:28.03 ID:X7PcSM8Xo
「国王陛下御退城! 門を開けろ!!」
ガガガガガガガガ
「いってらっしゃいませ国王陛下!!」
マオ「 」
ガガガガガガガガ
「いってらっしゃいませ国王陛下!!」
マオ「 」
457: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 14:48:03.70 ID:X7PcSM8Xo
マオ「と、とりあえずぶらぶら歩き回るか」
「あら、国王陛下」
マオ「ん?」
「おやまぁ、やけにスリムになったと思ったら別人! あなたも王冠押しつけられちゃったのかい?」
マオ「えぇそうなんですよ」
「大変だねぇ国王陛下はお茶目な人だから」
マオ(お茶目なレベルか!?)
「悪い人じゃないんだよただ遊びたがりなだけだからね」
マオ「はは……」
「じゃ、ゆっくりしていきな」
マオ「はい、もし国王を見かけたら城に戻るように言っておいてください」
「はいよー」
「あら、国王陛下」
マオ「ん?」
「おやまぁ、やけにスリムになったと思ったら別人! あなたも王冠押しつけられちゃったのかい?」
マオ「えぇそうなんですよ」
「大変だねぇ国王陛下はお茶目な人だから」
マオ(お茶目なレベルか!?)
「悪い人じゃないんだよただ遊びたがりなだけだからね」
マオ「はは……」
「じゃ、ゆっくりしていきな」
マオ「はい、もし国王を見かけたら城に戻るように言っておいてください」
「はいよー」
458: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 14:50:56.13 ID:X7PcSM8Xo
「へいらっしゃい! お、噂の新国王じゃないですか!」
マオ「もう話が出回ってるんですね」
「まぁいつものことですしねぇ! それにさっき元国王来ましたよ」
マオ「本当ですか!?」
「えぇ、新しい国王着たらよろしく言っておいてくれって」
マオ「あの野郎……」
「がっははは! あの国王も実は元騎士だからねぇ! 武器を持ってはしゃいでましたよ!」
「まぁ遊んでたら指切っちゃって大騒ぎしてどっか行きましたけどねぇ! ほんとあの人はおもしろいですよ!」
マオ「なにがしたいんだ……」
「まぁいい街なんで、ゆっくり見ていってください」
マオ「もう話が出回ってるんですね」
「まぁいつものことですしねぇ! それにさっき元国王来ましたよ」
マオ「本当ですか!?」
「えぇ、新しい国王着たらよろしく言っておいてくれって」
マオ「あの野郎……」
「がっははは! あの国王も実は元騎士だからねぇ! 武器を持ってはしゃいでましたよ!」
「まぁ遊んでたら指切っちゃって大騒ぎしてどっか行きましたけどねぇ! ほんとあの人はおもしろいですよ!」
マオ「なにがしたいんだ……」
「まぁいい街なんで、ゆっくり見ていってください」
459: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 14:55:15.41 ID:X7PcSM8Xo
マオ「ここは……道具屋か」
「おやおや新国王様! いらっしゃいませ今日はどんな品をお探しで?」
マオ「あぁ、いえ、元国王を探していて」
「あぁやっぱりそうでしたか。 いやはやしかし真面目な方だあの国王とは大違いですねぇ」
マオ「仲がよろしいのですか?」
「ここだけの話、商売仲間なんですよ。 さっきもここにきていいモン入ったかって聞いてくるから買ってもらっちゃいましたよ」
マオ「な、なにをですか?」
「オ・ナ・ホ」
マオ「は……?」
「いやぁあの人本当そういうアダルトグッズ大好きなんですよ。 国王のおかげでそっち方面の商売も繁盛してますわぁ」
マオ「それでいいんですか……」
「へへ、商売繁盛お客も上々!」
「新国王様もどうです? 一穴」
「おやおや新国王様! いらっしゃいませ今日はどんな品をお探しで?」
マオ「あぁ、いえ、元国王を探していて」
「あぁやっぱりそうでしたか。 いやはやしかし真面目な方だあの国王とは大違いですねぇ」
マオ「仲がよろしいのですか?」
「ここだけの話、商売仲間なんですよ。 さっきもここにきていいモン入ったかって聞いてくるから買ってもらっちゃいましたよ」
マオ「な、なにをですか?」
「オ・ナ・ホ」
マオ「は……?」
「いやぁあの人本当そういうアダルトグッズ大好きなんですよ。 国王のおかげでそっち方面の商売も繁盛してますわぁ」
マオ「それでいいんですか……」
「へへ、商売繁盛お客も上々!」
「新国王様もどうです? 一穴」
460: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 14:58:17.21 ID:X7PcSM8Xo
「あ、新国王様だー!」
「ねぇねぇ何してるのー?」
マオ「前の国王様を探してるんだよー」
「国王おじちゃん? さっきまで一緒にサッカーしてたよ!」
「おじちゃんね時々一緒に遊んでくれるんだ!」
マオ「へぇ…… 中身子供だもんな……」
「この前なんかサッカーやってたら転んじゃって!」
「そうそう! 足ひねって大泣きして帰ったよ!」
「あははははは」
「あ、この前アイス買ってくれるって言ってたのに買ってもらうの忘れた!」
「あー! じゃあ次はアイスとジュース買ってもらわなきゃね!」
「ねぇねぇ何してるのー?」
マオ「前の国王様を探してるんだよー」
「国王おじちゃん? さっきまで一緒にサッカーしてたよ!」
「おじちゃんね時々一緒に遊んでくれるんだ!」
マオ「へぇ…… 中身子供だもんな……」
「この前なんかサッカーやってたら転んじゃって!」
「そうそう! 足ひねって大泣きして帰ったよ!」
「あははははは」
「あ、この前アイス買ってくれるって言ってたのに買ってもらうの忘れた!」
「あー! じゃあ次はアイスとジュース買ってもらわなきゃね!」
461: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 15:02:38.09 ID:X7PcSM8Xo
戦士「あ! あれマオじゃねえか!?」
マオ「ん?」
戦士「おーい! マオー!!」
マオ「あ、みんな」
遊び人「これはすごい恰好じゃのぅ!! あひゃひゃひゃ!!」
戦士「うへぇあっつそー」
魔法使い「……きらきらな服着てる。 マオかっこいい……」
戦士「聞いたぜ、ここの国王になったんだってな」
魔法使い「……マオ国王」
マオ「あの人に押しつけられたんだよ」
遊び人「はー笑った笑った。 あの国王ならさっき宿まで来たぞ」
マオ「国王が直々に!?」
戦士「アロハシャツ着て、汗ダラダラかきながらノアニールをありがとうって礼に来たよ」
魔法使い「……子供にアイス食べさせるの忘れたからいってくるって走ってった」
マオ「…………」
遊び人「おもしろいのぅああいう国王もいるんじゃな」
魔法使い「とっても良い人だった」
マオ「ん?」
戦士「おーい! マオー!!」
マオ「あ、みんな」
遊び人「これはすごい恰好じゃのぅ!! あひゃひゃひゃ!!」
戦士「うへぇあっつそー」
魔法使い「……きらきらな服着てる。 マオかっこいい……」
戦士「聞いたぜ、ここの国王になったんだってな」
魔法使い「……マオ国王」
マオ「あの人に押しつけられたんだよ」
遊び人「はー笑った笑った。 あの国王ならさっき宿まで来たぞ」
マオ「国王が直々に!?」
戦士「アロハシャツ着て、汗ダラダラかきながらノアニールをありがとうって礼に来たよ」
魔法使い「……子供にアイス食べさせるの忘れたからいってくるって走ってった」
マオ「…………」
遊び人「おもしろいのぅああいう国王もいるんじゃな」
魔法使い「とっても良い人だった」
462: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 15:05:57.98 ID:X7PcSM8Xo
「いらっしゃい! ここは闘技場だよ!」
「お、新国王様じゃねえか! こんな薄汚いところに来ていいのかぁ?」
「へっへへへ」
マオ「国王みませんでしたか?」
「あぁーあのおっさんならまだ中にいるんじゃないか?」
「さっきまでここで酒飲みながら観戦してたんだけどいねえな」
「店員の姉ちゃんの尻触ってぶっ叩かれてたな!」
「とんでもねぇスケベ野郎だよがはははは」
「お、新国王様じゃねえか! こんな薄汚いところに来ていいのかぁ?」
「へっへへへ」
マオ「国王みませんでしたか?」
「あぁーあのおっさんならまだ中にいるんじゃないか?」
「さっきまでここで酒飲みながら観戦してたんだけどいねえな」
「店員の姉ちゃんの尻触ってぶっ叩かれてたな!」
「とんでもねぇスケベ野郎だよがはははは」
463: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 15:09:09.46 ID:X7PcSM8Xo
マオ「……やっと見つけましたよ国王陛下」
国王「ん? 誰のことかなぁ? 国王陛下なら俺の目の前にいるんですけどねぇ?」
マオ「とぼけないでください。 王妃様も心配しておられましたよ」
国王「くくっ、そんなわけないだろ? あいつはもうとっくに慣れっこだよ」
マオ「側近さんが怒ってましたよ」
国王「あぁー……やばい……それマジヤバい…… さっきの で許してくんねえかな」
マオ「……いい加減お城に戻ってください」
国王「……まぁまぁ、酒場でも一緒にどうだい? 国王陛下」
国王「ん? 誰のことかなぁ? 国王陛下なら俺の目の前にいるんですけどねぇ?」
マオ「とぼけないでください。 王妃様も心配しておられましたよ」
国王「くくっ、そんなわけないだろ? あいつはもうとっくに慣れっこだよ」
マオ「側近さんが怒ってましたよ」
国王「あぁー……やばい……それマジヤバい…… さっきの で許してくんねえかな」
マオ「……いい加減お城に戻ってください」
国王「……まぁまぁ、酒場でも一緒にどうだい? 国王陛下」
464: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 15:12:19.88 ID:X7PcSM8Xo
国王「よう姉ちゃん! また来たよー!」
「あーまたお城抜けてきたの? みんな心配するよ?」
国王「なに言ってんだよーみんなは休みあるから姉ちゃんに会えるけど俺なんか脱走しないと会えないんだからさぁ」
「ふふ、王様も大変ね。 ゆっくりしていってね」
国王「おーう! あ、生2つね!」
「はーいお待ちくださいねー♪」
国王「どうあの子? 可愛くない?」
マオ「えぇ……まぁ」
国王「 デカいしかわいいしで点…いやぁいいわぁ……マジいいわぁ……更衣室に隠れてたいわぁ」
マオ「…………」
国王「なになにちょっと陛下? そういうの興味ないの? だめだよぉそんなの老けこむよぉ!?」
マオ「余計なお世話です!」
「あーまたお城抜けてきたの? みんな心配するよ?」
国王「なに言ってんだよーみんなは休みあるから姉ちゃんに会えるけど俺なんか脱走しないと会えないんだからさぁ」
「ふふ、王様も大変ね。 ゆっくりしていってね」
国王「おーう! あ、生2つね!」
「はーいお待ちくださいねー♪」
国王「どうあの子? 可愛くない?」
マオ「えぇ……まぁ」
国王「 デカいしかわいいしで点…いやぁいいわぁ……マジいいわぁ……更衣室に隠れてたいわぁ」
マオ「…………」
国王「なになにちょっと陛下? そういうの興味ないの? だめだよぉそんなの老けこむよぉ!?」
マオ「余計なお世話です!」
465: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 15:14:44.50 ID:X7PcSM8Xo
「お待たせしましたー生2つね」
国王「お、待ってましたぁー!! お姉ちゃんの 2つ持ちかえりでー♪」
「ごめんねぇこれ非売品なんだぁー♪ ふふ、ごゆっくりー」
国王「ねぇ今の、みた? みた? 寄せてくれたよ? 俺超元気になっちゃったよ」
マオ「分かりましたから……」
国王「よしお前ら! 姉ちゃんの美貌と新国陛下にかんぱーい!!」
「「かんぱーい」」
マオ「なんだこの店……」
国王「お、待ってましたぁー!! お姉ちゃんの 2つ持ちかえりでー♪」
「ごめんねぇこれ非売品なんだぁー♪ ふふ、ごゆっくりー」
国王「ねぇ今の、みた? みた? 寄せてくれたよ? 俺超元気になっちゃったよ」
マオ「分かりましたから……」
国王「よしお前ら! 姉ちゃんの美貌と新国陛下にかんぱーい!!」
「「かんぱーい」」
マオ「なんだこの店……」
466: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 15:17:52.05 ID:X7PcSM8Xo
「なに国王陛下今日休みなの?」
国王「いやぁ? 書類の山がすごすぎて逃げてきた」
「え、だめじゃないですかそれ」
国王「いいんだよぉ側近がやってくれるからぁ…… たまにはここで騒ぎながら飲みてえんだよもぉー」
国王「なっがーいテーブルにワイン置かれても飲む人いなきゃ全然楽しくねえから!」
「国王陛下も大変っすねぇ……」
国王「あったりめぇよもぉ…… 女の子ナンパしてお茶してあんなことやこんなことしたいよもー」
「その歳じゃもう無理っしょー」
国王「はぁ!? いやいやさっきのあの姉ちゃんの見た? 脈ありありビンビンでしょ!」
「ねえよ!」
「ははははははは」
国王「いやぁ? 書類の山がすごすぎて逃げてきた」
「え、だめじゃないですかそれ」
国王「いいんだよぉ側近がやってくれるからぁ…… たまにはここで騒ぎながら飲みてえんだよもぉー」
国王「なっがーいテーブルにワイン置かれても飲む人いなきゃ全然楽しくねえから!」
「国王陛下も大変っすねぇ……」
国王「あったりめぇよもぉ…… 女の子ナンパしてお茶してあんなことやこんなことしたいよもー」
「その歳じゃもう無理っしょー」
国王「はぁ!? いやいやさっきのあの姉ちゃんの見た? 脈ありありビンビンでしょ!」
「ねえよ!」
「ははははははは」
467: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 15:25:21.11 ID:X7PcSM8Xo
国王「……この街はどうだった?」
マオ「は?」
国王「今日1日見てきたでしょ、色んなとこ」
マオ「……みんな元気ですね、他の街よりも活気があります」
国王「そうか……そりゃよかった」
マオ「みんな国王陛下のこと気に行ってるのがすごい伝わってきました」
国王「そりゃーね? 俺イケメンだからね? 顔も性格も!!」
国王「なーんて…… ロマリアの人は最高だからね……」
国王「元気貰えるんだよ街の人の暮らし見てるとさ、ほんとに」
マオ「……それは国王陛下がみんなに元気をあげてるからじゃないですか?」
国王「ふふっ、お互い様なのかもね。 このご時世魔王の脅威に怯えながら湿気て暮らすなんてさ、嫌じゃん」
国王「街の人も俺も、他の村々の人も、元気に暮らしてた方が100倍いいじゃん?」
マオ「そりゃ……まぁ…… だからノアニールの件も依頼したんですね」
国王「そそ。 あそこの町の人もみんな良い人でねぇ…… のんびりしてるんだけど景気がよくて最高の町だよ」
マオ「…………」
マオ「は?」
国王「今日1日見てきたでしょ、色んなとこ」
マオ「……みんな元気ですね、他の街よりも活気があります」
国王「そうか……そりゃよかった」
マオ「みんな国王陛下のこと気に行ってるのがすごい伝わってきました」
国王「そりゃーね? 俺イケメンだからね? 顔も性格も!!」
国王「なーんて…… ロマリアの人は最高だからね……」
国王「元気貰えるんだよ街の人の暮らし見てるとさ、ほんとに」
マオ「……それは国王陛下がみんなに元気をあげてるからじゃないですか?」
国王「ふふっ、お互い様なのかもね。 このご時世魔王の脅威に怯えながら湿気て暮らすなんてさ、嫌じゃん」
国王「街の人も俺も、他の村々の人も、元気に暮らしてた方が100倍いいじゃん?」
マオ「そりゃ……まぁ…… だからノアニールの件も依頼したんですね」
国王「そそ。 あそこの町の人もみんな良い人でねぇ…… のんびりしてるんだけど景気がよくて最高の町だよ」
マオ「…………」
468: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 15:31:19.28 ID:X7PcSM8Xo
マオ「私は、国王陛下がすごいと思います」
国王「はぁ? どこがぁこんなチャランポランだぜ?」
マオ「普通の人じゃこんなことは出来ない。 みんなに好かれて、元気を与えて……」
国王「そうなのかねぇ……分かんねえよ…… でもひとつ分かるのは」
国王「この街、最高だろ?」
マオ「えぇ……本当に最高でした」
国王「へへっ……そう思ってもらえて俺もうれしいよ」
国王「姉ちゃん! 俺もう帰るよ!」
「あら? 今日は早いねぇ」
国王「ママが今日は寂しがってそうだからな! 満足させてやんねえとよ」
「腰振るな腰ー!」
「いよ、 じじい!!」
国王「やかましいわ!!」
「がはははははははは」
「税金下げてくれよー!」
国王「馬鹿野郎、んなことしたら街のジジババみんな飢え死にしちまうよ! それになにより俺が贅沢出来ねえだろうが!」
「がははははははは」
国王「よーし! 今日は俺が全部奢ってやる! お前ら伝票もってこーい!!」
「いよっ! ビールっ腹!!」
国王「太っ腹だろうがぃ!!」
「わははははははあはは」
国王「はぁ? どこがぁこんなチャランポランだぜ?」
マオ「普通の人じゃこんなことは出来ない。 みんなに好かれて、元気を与えて……」
国王「そうなのかねぇ……分かんねえよ…… でもひとつ分かるのは」
国王「この街、最高だろ?」
マオ「えぇ……本当に最高でした」
国王「へへっ……そう思ってもらえて俺もうれしいよ」
国王「姉ちゃん! 俺もう帰るよ!」
「あら? 今日は早いねぇ」
国王「ママが今日は寂しがってそうだからな! 満足させてやんねえとよ」
「腰振るな腰ー!」
「いよ、 じじい!!」
国王「やかましいわ!!」
「がはははははははは」
「税金下げてくれよー!」
国王「馬鹿野郎、んなことしたら街のジジババみんな飢え死にしちまうよ! それになにより俺が贅沢出来ねえだろうが!」
「がははははははは」
国王「よーし! 今日は俺が全部奢ってやる! お前ら伝票もってこーい!!」
「いよっ! ビールっ腹!!」
国王「太っ腹だろうがぃ!!」
「わははははははあはは」
469: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 15:33:05.95 ID:X7PcSM8Xo
側近「やっと帰ってきたかこのポンコツ野郎がぁ!!」
国王「ごめんごめんそっきー許して?」
側近「上目遣いとアヒル口やめろ! きもいんだよ!」
国王「じゃおやすみー」ダッ
側近「おい待て! 書類が溜まってんだって! マジで助けてぇー!!」
側近「ああああああああもういやだああああああ…………」
国王「ごめんごめんそっきー許して?」
側近「上目遣いとアヒル口やめろ! きもいんだよ!」
国王「じゃおやすみー」ダッ
側近「おい待て! 書類が溜まってんだって! マジで助けてぇー!!」
側近「ああああああああもういやだああああああ…………」
470: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 15:37:10.99 ID:X7PcSM8Xo
国王「ただいまハニー」
王妃「あら、もう帰ってきたんですか。 おかえりなさい」
国王「ママが寂しがってるかなーと思って」
王妃「ふふ、さすがあなたはなんでもお見通しね。 街はどうでした?」
国王「あぁ今日も楽しかったよ。 みんな笑って……魔王のことなんか忘れちまってるみたいだったな」
王妃「それもあなたの人が成せることよ。 さすがは私のパパね」
国王「だろー? じゃあほらかっこいいパパがちゅーしてあげる、むちゅー」
王妃「ちょっとやだぁ、今お風呂入ってきたばかりなのに」
国王「じゃあまたあとで一緒に入ればいいだろ?」
王妃「もーしょうがないわね?」
国王「へへ、さすがママ」
王妃「これからもかっこいい王様でいてね?」
国王「任せな、もっともっといい国にしてやる」
王妃「あら、もう帰ってきたんですか。 おかえりなさい」
国王「ママが寂しがってるかなーと思って」
王妃「ふふ、さすがあなたはなんでもお見通しね。 街はどうでした?」
国王「あぁ今日も楽しかったよ。 みんな笑って……魔王のことなんか忘れちまってるみたいだったな」
王妃「それもあなたの人が成せることよ。 さすがは私のパパね」
国王「だろー? じゃあほらかっこいいパパがちゅーしてあげる、むちゅー」
王妃「ちょっとやだぁ、今お風呂入ってきたばかりなのに」
国王「じゃあまたあとで一緒に入ればいいだろ?」
王妃「もーしょうがないわね?」
国王「へへ、さすがママ」
王妃「これからもかっこいい王様でいてね?」
国王「任せな、もっともっといい国にしてやる」
471: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 15:38:48.69 ID:X7PcSM8Xo
魔法使い「あ! おかえりマオ」トコトコ
マオ「ただいま魔法使い」
戦士「遅かったじゃねえか」
マオ「今着替えとかしてきたんだよ」
遊び人「1日国王体験はどうじゃったかの?」
マオ「……私に国王は無理そうだ」
魔法使い「………?」
マオ「ただいま魔法使い」
戦士「遅かったじゃねえか」
マオ「今着替えとかしてきたんだよ」
遊び人「1日国王体験はどうじゃったかの?」
マオ「……私に国王は無理そうだ」
魔法使い「………?」
472: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 15:39:14.25 ID:X7PcSM8Xo
休憩
475: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 16:10:22.81 ID:X7PcSM8Xo
戦士「うぉー! すげー! カニだー!」
マオ「国王陛下が気を利かせてくれたみたいだね」
遊び人「うほー! うまそうじゃー!!」
魔法使い「……これどうやって食べるの?」
戦士「これはなぁ、こうやって足の関節をポキッと折ると中身が出てくるから」
戦士「あとは一気に食う!! ん~うんめ~!!」
遊び人「カニ祭りじゃああああ!」
戦士「いぇぇぇぇぇい!!」
魔法使い「…………んしょ」
魔法使い「……………んんっ!」
魔法使い「……このカニにはスカラがかかってる」
マオ「防御力高いなーそれ」
マオ「国王陛下が気を利かせてくれたみたいだね」
遊び人「うほー! うまそうじゃー!!」
魔法使い「……これどうやって食べるの?」
戦士「これはなぁ、こうやって足の関節をポキッと折ると中身が出てくるから」
戦士「あとは一気に食う!! ん~うんめ~!!」
遊び人「カニ祭りじゃああああ!」
戦士「いぇぇぇぇぇい!!」
魔法使い「…………んしょ」
魔法使い「……………んんっ!」
魔法使い「……このカニにはスカラがかかってる」
マオ「防御力高いなーそれ」
476: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 16:18:11.25 ID:X7PcSM8Xo
魔法使い「……! おいしい」
マオ「よかったな」
魔法使い「……うん! マオも食べよ」
マオ「………うまいな」
魔法使い「……ね! おいしいねー」
戦士「なにイチャイチャしてんだそこー! ほら飲め飲めぇー!」
遊び人「カニを食べながら酒飲むとか最高じゃな!」
戦士「マオぉほれほれーグラス持ってぇー」
遊び人「一気! 一気! 一気! 一気!」
マオ「………………」ゴクゴクゴクッ
戦士「ひゅー! いいぞぉー!!」
遊び人「なかなか良い飲みっぷりじゃなぁ!」
戦士「次は……魔法使いの番だぁー!」
魔法使い「……私お酒飲めないよ?」
遊び人「気にすることなんかないわ」
戦士「はいグラス持ってぇー?」
魔法使い「……どうするの?」
遊び人「全部一気に飲めばいいんじゃ」
魔法使い「……わかった」
マオ「ダメだ、俺が飲む」グイッ
魔法使い「………あ」
戦士「ひゅー! やるねぇマオ!」
マオ「よかったな」
魔法使い「……うん! マオも食べよ」
マオ「………うまいな」
魔法使い「……ね! おいしいねー」
戦士「なにイチャイチャしてんだそこー! ほら飲め飲めぇー!」
遊び人「カニを食べながら酒飲むとか最高じゃな!」
戦士「マオぉほれほれーグラス持ってぇー」
遊び人「一気! 一気! 一気! 一気!」
マオ「………………」ゴクゴクゴクッ
戦士「ひゅー! いいぞぉー!!」
遊び人「なかなか良い飲みっぷりじゃなぁ!」
戦士「次は……魔法使いの番だぁー!」
魔法使い「……私お酒飲めないよ?」
遊び人「気にすることなんかないわ」
戦士「はいグラス持ってぇー?」
魔法使い「……どうするの?」
遊び人「全部一気に飲めばいいんじゃ」
魔法使い「……わかった」
マオ「ダメだ、俺が飲む」グイッ
魔法使い「………あ」
戦士「ひゅー! やるねぇマオ!」
477: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 16:21:18.70 ID:X7PcSM8Xo
マオ「絶対に魔法使いは飲んじゃだめだ」
魔法使い「……どうして?」
マオ「……いいから飲まなくていいんだ」
魔法使い「…………一口だけ」
マオ「ダメだ」
魔法使い「……ちょっとだけ、飲んでみたい」
マオ「……………」
魔法使い「……おねがい?」
マオ「……一口だけだぞ」
戦士「おーっと魔法使いの上目遣いにマオ選手ノックアウトー!!」
遊び人「ちょろいのぅ若造」
マオ「……お前ら消し炭にしてやろうか」
魔法使い「……どうして?」
マオ「……いいから飲まなくていいんだ」
魔法使い「…………一口だけ」
マオ「ダメだ」
魔法使い「……ちょっとだけ、飲んでみたい」
マオ「……………」
魔法使い「……おねがい?」
マオ「……一口だけだぞ」
戦士「おーっと魔法使いの上目遣いにマオ選手ノックアウトー!!」
遊び人「ちょろいのぅ若造」
マオ「……お前ら消し炭にしてやろうか」
478: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 16:24:07.33 ID:X7PcSM8Xo
マオ「一口だけだぞ」
魔法使い「……うん」
ごくっ
魔法使い「………ひぅっ!?」
マオ「言わんこっちゃない」
戦士「どうだった人生初ビール?」
魔法使い「……もう飲まない」
戦士「ダメだったかー!」
遊び人「それならほれ、こっちのカクテルなら甘くて飲みやすいぞ」
魔法使い「……………」じー
マオ「本当だぞ」
魔法使い「……じゃあ」
ごくっ
魔法使い「……おいしい」
戦士「まだまだ子供だなー!」
魔法使い「……む」
魔法使い「……うん」
ごくっ
魔法使い「………ひぅっ!?」
マオ「言わんこっちゃない」
戦士「どうだった人生初ビール?」
魔法使い「……もう飲まない」
戦士「ダメだったかー!」
遊び人「それならほれ、こっちのカクテルなら甘くて飲みやすいぞ」
魔法使い「……………」じー
マオ「本当だぞ」
魔法使い「……じゃあ」
ごくっ
魔法使い「……おいしい」
戦士「まだまだ子供だなー!」
魔法使い「……む」
479: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 16:27:15.53 ID:X7PcSM8Xo
…………………………
魔法使い「頭がふわふわする」
戦士「なんだよ酔ってんのかぁ? 情けねえ!」
戦士「ちょっとトイレいってくる!」
ばたんっ!!
遊び人「お前が一番酔ってるではないか!!」
戦士「だーいじょうぶだって! わざとわざと! じゃな」
マオ「……あいつも強くはないな」
遊び人「ちょっとわしもトイレがてら様子見てくるわい」
マオ「おぅ」
480: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 16:30:00.37 ID:X7PcSM8Xo
魔法使い「まおー……」
マオ「どうした」
魔法使い「頭がふわふわする」
マオ「そうだな」
魔法使い「ねむい」
マオ「寝るか?」
魔法使い「寝ない!」ベシッ
マオ「……………」
魔法使い「なんか言って」ガブッ
マオ「痛いぞ」
魔法使い「……腕に歯型ついた」サスサス
マオ「1ダメージくらいだ」
魔法使い「構ってよー」ベシベシ
魔法使い「構って構って構って構って」ベシベシベシベシ
マオ「酔うとよく喋るなぁ……」
マオ「どうした」
魔法使い「頭がふわふわする」
マオ「そうだな」
魔法使い「ねむい」
マオ「寝るか?」
魔法使い「寝ない!」ベシッ
マオ「……………」
魔法使い「なんか言って」ガブッ
マオ「痛いぞ」
魔法使い「……腕に歯型ついた」サスサス
マオ「1ダメージくらいだ」
魔法使い「構ってよー」ベシベシ
魔法使い「構って構って構って構って」ベシベシベシベシ
マオ「酔うとよく喋るなぁ……」
481: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 16:35:34.78 ID:X7PcSM8Xo
魔法使い「……ちゅーして」
マオ「ここじゃしない」
魔法使い「……して!」
マオ「しない」
魔法使い「じゃあ私がする」ムチュウウウ
マオ「吸うな!」
魔法使い「……抱っこ」
マオ「やめろ」
魔法使い「よいしょ」チョコン
魔法使い「……………」プラーンプラーン
マオ「足バタバタさせない」
魔法使い「………むー」
魔法使い「抱きしめてくれないの?」
マオ「…………」
魔法使い「馬鹿、意気地無し、おたんこなす、メガネ」
マオ「メガネかけてないだろ」
魔法使い「おわぁっ」
マオ「はい、ちゃんと椅子に座ろうなー」
魔法使い「………ばかばかばか!!」ベシベシベシッ
マオ「ここじゃしない」
魔法使い「……して!」
マオ「しない」
魔法使い「じゃあ私がする」ムチュウウウ
マオ「吸うな!」
魔法使い「……抱っこ」
マオ「やめろ」
魔法使い「よいしょ」チョコン
魔法使い「……………」プラーンプラーン
マオ「足バタバタさせない」
魔法使い「………むー」
魔法使い「抱きしめてくれないの?」
マオ「…………」
魔法使い「馬鹿、意気地無し、おたんこなす、メガネ」
マオ「メガネかけてないだろ」
魔法使い「おわぁっ」
マオ「はい、ちゃんと椅子に座ろうなー」
魔法使い「………ばかばかばか!!」ベシベシベシッ
482: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 16:38:14.20 ID:X7PcSM8Xo
戦士「わははは! 帰ってきたぞ戦士様が!」
魔法使い「………………はぁ」
戦士「ん? なんだその顔は?」
魔法使い「……顔近づけないで……お酒くさい」
戦士「……はぁー」
魔法使い「くさいって言ってるのになんでそういうことするの!」
戦士「なんだよそんな酒くさいか? なぁマオこっち向け」
マオ「ん?」
戦士「と、みせかけてぶちゅううううう」
マオ「!?」
魔法使い「戦士! やめてよ!!」
戦士「へへっ、マオの口頂きましたー♪」
魔法使い「信じられない……」
マオ「……酒くせぇ」
魔法使い「………………はぁ」
戦士「ん? なんだその顔は?」
魔法使い「……顔近づけないで……お酒くさい」
戦士「……はぁー」
魔法使い「くさいって言ってるのになんでそういうことするの!」
戦士「なんだよそんな酒くさいか? なぁマオこっち向け」
マオ「ん?」
戦士「と、みせかけてぶちゅううううう」
マオ「!?」
魔法使い「戦士! やめてよ!!」
戦士「へへっ、マオの口頂きましたー♪」
魔法使い「信じられない……」
マオ「……酒くせぇ」
483: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 16:41:15.37 ID:X7PcSM8Xo
魔法使い「……やだマオは私のもの」
戦士「なぁ、2人って付き合ってんの?」
マオ「ん? いやー?」
魔法使い「……そういうわけじゃないけど」
戦士「ははーんじゃあ私もまだまだイケるってことか」
魔法使い「……!」
戦士「なぁ、マオ? 実際どうなんだ? 私と魔法使い、どっちがいい?」
マオ「あぁ?」
戦士「ほら、この どうだ? 柔らかいだろ?」
魔法使い「触らせるなんて変態! それセクハラ」
戦士「モノがないもんなぁ魔法使いは」
魔法使い「そんなの関係ない」
戦士「なぁ、2人って付き合ってんの?」
マオ「ん? いやー?」
魔法使い「……そういうわけじゃないけど」
戦士「ははーんじゃあ私もまだまだイケるってことか」
魔法使い「……!」
戦士「なぁ、マオ? 実際どうなんだ? 私と魔法使い、どっちがいい?」
マオ「あぁ?」
戦士「ほら、この どうだ? 柔らかいだろ?」
魔法使い「触らせるなんて変態! それセクハラ」
戦士「モノがないもんなぁ魔法使いは」
魔法使い「そんなの関係ない」
484: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 16:45:59.70 ID:X7PcSM8Xo
戦士「で、もうヤったの?」
魔法使い「……? なにを?」
戦士「あぁこりゃまだ処女か」
魔法使い「しょ……!?」
戦士「ははは! マオは魔法使いのこと女として見てないんだな」
魔法使い「へ……?」
戦士「あーあ……かわいそうに」
魔法使い「……そんなのもっとじっくりと付き合ってから……だよ」
戦士「そりゃただの自分への思い込ませだろ? 考えてもみろよ、この歳の男が年頃の女の子に手出さないわけないだろ」
魔法使い「…………でも……」
戦士「女としての魅力が足りないんじゃないかぁ? こことか」
魔法使い「……胸の大きさなんか関係ないもん」ジワ
マオ「やめろ戦士、飲み過ぎだ」
戦士「ちぇー怒られちった」
遊び人「わしの女としての魅力はどうかの?」
戦士「枯れてんねぇ……ガビガビだよ」
魔法使い「……? なにを?」
戦士「あぁこりゃまだ処女か」
魔法使い「しょ……!?」
戦士「ははは! マオは魔法使いのこと女として見てないんだな」
魔法使い「へ……?」
戦士「あーあ……かわいそうに」
魔法使い「……そんなのもっとじっくりと付き合ってから……だよ」
戦士「そりゃただの自分への思い込ませだろ? 考えてもみろよ、この歳の男が年頃の女の子に手出さないわけないだろ」
魔法使い「…………でも……」
戦士「女としての魅力が足りないんじゃないかぁ? こことか」
魔法使い「……胸の大きさなんか関係ないもん」ジワ
マオ「やめろ戦士、飲み過ぎだ」
戦士「ちぇー怒られちった」
遊び人「わしの女としての魅力はどうかの?」
戦士「枯れてんねぇ……ガビガビだよ」
485: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 16:48:30.10 ID:X7PcSM8Xo
戦士「で、実際どうなの」
魔法使い「……私の方がいいよね、マオ?」
マオ「ん?」
戦士「女として」
魔法使い「どっちがいいの」
遊び人「それ好きじゃなーお前ら」
マオ「あぁー………」
マオ「 >>487だな」
>>487
①ふざけて戦士だと言う
②真面目に魔法使いだと言う
③流すように2人ともかなと言う
④あえての遊び人と言う
魔法使い「……私の方がいいよね、マオ?」
マオ「ん?」
戦士「女として」
魔法使い「どっちがいいの」
遊び人「それ好きじゃなーお前ら」
マオ「あぁー………」
マオ「 >>487だな」
>>487
①ふざけて戦士だと言う
②真面目に魔法使いだと言う
③流すように2人ともかなと言う
④あえての遊び人と言う
492: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 17:24:02.37 ID:X7PcSM8Xo
マオ「魔法使いだよ」
魔法使い「………!」ギュ
戦士「なんだよー……見せつけやがって」
遊び人「若造は若くないとダメだそうじゃ」
戦士「はぁぁぁ? 私だってまだ若いんですけど!」
魔法使い「……私の方が若い」
戦士「うぜぇぇぇぇぇ」
魔法使い「……ふふん♪」
戦士「憎たらしいなぁ畜生! もういいや私は部屋で寝る」
遊び人「そうじゃなわしも寝るわい」
魔法使い「……おやすみなさい」
魔法使い「………!」ギュ
戦士「なんだよー……見せつけやがって」
遊び人「若造は若くないとダメだそうじゃ」
戦士「はぁぁぁ? 私だってまだ若いんですけど!」
魔法使い「……私の方が若い」
戦士「うぜぇぇぇぇぇ」
魔法使い「……ふふん♪」
戦士「憎たらしいなぁ畜生! もういいや私は部屋で寝る」
遊び人「そうじゃなわしも寝るわい」
魔法使い「……おやすみなさい」
493: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 17:25:54.41 ID:X7PcSM8Xo
魔法使い「……ね、ねぇマオ?」
マオ「うん?」
魔法使い「……今日は、どうする?」
マオ「なにをだ?」
魔法使い「……~~!!」
魔法使い「……すぅー……はぁー………」
魔法使い「……一緒に、寝る?」
マオ「そうだな」
魔法使い「……やた!」
マオ「……ふっ」
マオ「うん?」
魔法使い「……今日は、どうする?」
マオ「なにをだ?」
魔法使い「……~~!!」
魔法使い「……すぅー……はぁー………」
魔法使い「……一緒に、寝る?」
マオ「そうだな」
魔法使い「……やた!」
マオ「……ふっ」
494: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 17:31:22.48 ID:X7PcSM8Xo
……………………
魔法使い「……お風呂、あがりました」
マオ「ん? なぜバスタオルしか身につけていない?」
魔法使い「……えと……その……なんか……ね」
魔法使い「……戦士がさっき……マオは私のこと女として見てないって……」
マオ「……ふぅ…… それで」
魔法使い「そ、それで…… その……」
魔法使い「うぅ……恥ずかしいから言わせないで」ギュッ
マオ「………」ポンポン
495: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 17:39:14.73 ID:X7PcSM8Xo
魔法使い「……ねぇ、ベッドいこ」モゾモゾ
魔法使い「……は、恥ずかしい……そんな見ないで」
マオ「……………」
魔法使い「……なにか……いって?」
マオ(これはまずいかもしれん)
マオ(魔王である私と、人間との間に子は成せるのか試したことが無いから分からぬ)
マオ(ただ快楽と、愛のために抱くことは出来よう。 だがなにかの拍子に子でも孕むことがあれば)
マオ(人間である魔法使いがどうなるかが想像も出来ぬ)
マオ(魔力の中毒で死ぬかもしれぬし、胎内を破壊するかもしれぬ)
マオ(いやそもそも性交自体で魔法使いを傷つけるかもしれない)
マオ(どうするか)
魔法使い「……は、恥ずかしい……そんな見ないで」
マオ「……………」
魔法使い「……なにか……いって?」
マオ(これはまずいかもしれん)
マオ(魔王である私と、人間との間に子は成せるのか試したことが無いから分からぬ)
マオ(ただ快楽と、愛のために抱くことは出来よう。 だがなにかの拍子に子でも孕むことがあれば)
マオ(人間である魔法使いがどうなるかが想像も出来ぬ)
マオ(魔力の中毒で死ぬかもしれぬし、胎内を破壊するかもしれぬ)
マオ(いやそもそも性交自体で魔法使いを傷つけるかもしれない)
マオ(どうするか)
499: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 17:56:55.30 ID:X7PcSM8Xo
魔法使い「……マオ?」
マオ「そんな不安そうな顔をするな」
魔法使い「だって……」
マオ「魔法使いは魅力的だ。 戦士がなんと言おうとな」
魔法使い「……ふぇ!?」
マオ「今まで我慢してきたのに、誘ったのはそっちだぞ?」
魔法使い「……うー……そういうのは言わなくていいの///」
マオ「こっちにこい」グイッ
魔法使い「ひゃぁ!」
マオ「どうした、力が入ってるぞ」
魔法使い「……うぅ……ごめんなさい」
マオ「謝るな、誰でも緊張はする」チュ
魔法使い「……んぅっ!?」
マオ「深呼吸をして力を抜け」
魔法使い「……えへへ……顔近い……ドキドキしちゃうよ」
魔法使い「……すー……はぁー………」
魔法使い「……はずかしいね」
マオ「……綺麗だぞ、魔法使い」
魔法使い「……うん、 優しく、してね?」
マオ「そんな不安そうな顔をするな」
魔法使い「だって……」
マオ「魔法使いは魅力的だ。 戦士がなんと言おうとな」
魔法使い「……ふぇ!?」
マオ「今まで我慢してきたのに、誘ったのはそっちだぞ?」
魔法使い「……うー……そういうのは言わなくていいの///」
マオ「こっちにこい」グイッ
魔法使い「ひゃぁ!」
マオ「どうした、力が入ってるぞ」
魔法使い「……うぅ……ごめんなさい」
マオ「謝るな、誰でも緊張はする」チュ
魔法使い「……んぅっ!?」
マオ「深呼吸をして力を抜け」
魔法使い「……えへへ……顔近い……ドキドキしちゃうよ」
魔法使い「……すー……はぁー………」
魔法使い「……はずかしいね」
マオ「……綺麗だぞ、魔法使い」
魔法使い「……うん、 優しく、してね?」
507: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 19:24:12.64 ID:X7PcSM8Xo
…………………………
マオ「……ん」
マオ「……そうかそのまま寝ていたのか」
魔法使い「……んぅ……まお……?」
マオ「おはよう魔法使い」
魔法使い「……うん」
魔法使い「……ちゅ?」
マオ「…………」チュ
魔法使い「……もう一回したい」ガバッ
マオ「……底無しだな。 そうやって布団に隠れたら出来ないぞ?」
魔法使い「……だって気持ちよかったんだもん」チラッ
マオ「また気絶するなよ」
魔法使い「……あ、あれはマオが……激しくしすぎるから……」
マオ「……ん」
マオ「……そうかそのまま寝ていたのか」
魔法使い「……んぅ……まお……?」
マオ「おはよう魔法使い」
魔法使い「……うん」
魔法使い「……ちゅ?」
マオ「…………」チュ
魔法使い「……もう一回したい」ガバッ
マオ「……底無しだな。 そうやって布団に隠れたら出来ないぞ?」
魔法使い「……だって気持ちよかったんだもん」チラッ
マオ「また気絶するなよ」
魔法使い「……あ、あれはマオが……激しくしすぎるから……」
508: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 19:28:31.04 ID:X7PcSM8Xo
………………
…………
……
マオ「次は砂漠を超えるぞ」
戦士「砂漠!?」
遊び人「干からびてしまうわい。 ま、干上がってるがのぅ」
戦士「この自虐ネタに突っ込めねえ!」
マオ「砂漠の過酷な環境でパーティが1人欠けるかもしれないが行くぞ」
遊び人「待たんかい! 勝手に殺すでない!!」
…………
……
マオ「次は砂漠を超えるぞ」
戦士「砂漠!?」
遊び人「干からびてしまうわい。 ま、干上がってるがのぅ」
戦士「この自虐ネタに突っ込めねえ!」
マオ「砂漠の過酷な環境でパーティが1人欠けるかもしれないが行くぞ」
遊び人「待たんかい! 勝手に殺すでない!!」
509: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 19:31:37.87 ID:X7PcSM8Xo
……………………………………
マオ「砂漠のオアシスに街があるらしい」
遊び人「砂漠で迷ったらどうするんじゃ」
マオ「さぁな? その時はその時だ」
戦士「……最近思ったんだけどよ、マオって案外雑だよな」
遊び人「脳筋じゃな」
マオ「……………」チャキンッ
遊び人「デスサイズはやめんか! 死人が出るわ!」
魔法使い「……おばあちゃんは死んでも化けて出そう」
戦士「スロットやるぞー! とか言いながらな」
遊び人「人をなんだと思ってるんじゃまったく!」
マオ「砂漠のオアシスに街があるらしい」
遊び人「砂漠で迷ったらどうするんじゃ」
マオ「さぁな? その時はその時だ」
戦士「……最近思ったんだけどよ、マオって案外雑だよな」
遊び人「脳筋じゃな」
マオ「……………」チャキンッ
遊び人「デスサイズはやめんか! 死人が出るわ!」
魔法使い「……おばあちゃんは死んでも化けて出そう」
戦士「スロットやるぞー! とか言いながらな」
遊び人「人をなんだと思ってるんじゃまったく!」
510: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 19:34:58.17 ID:X7PcSM8Xo
マオ「砂漠ってさ熱いんだろ? 私暑いの苦手なんだよねぇ」
魔法使い「……私も苦手」
遊び人「おや? マオとペチャクチャくっついておるから熱々が好きなのかと思っていたが」
魔法使い「……お、おばあちゃん!」
マオ「夜は服を着こんでも寒いくらい冷え込むらしいぞ」
戦士「ひえぇマジかよ」
魔法使い「……火炎魔法をたき続ける必要がある」
遊び人「昼は熱々、夜は寒々か。 まるで仮面夫婦のようじゃな」
魔法使い「……なにそれ?」
戦士「外では仲良し夫婦、実際は関係が冷え切ってる夫婦ってことじゃね」
魔法使い「…………」
遊び人「そうなってはならんぞ」
魔法使い「…………」ブンブン
魔法使い「……私も苦手」
遊び人「おや? マオとペチャクチャくっついておるから熱々が好きなのかと思っていたが」
魔法使い「……お、おばあちゃん!」
マオ「夜は服を着こんでも寒いくらい冷え込むらしいぞ」
戦士「ひえぇマジかよ」
魔法使い「……火炎魔法をたき続ける必要がある」
遊び人「昼は熱々、夜は寒々か。 まるで仮面夫婦のようじゃな」
魔法使い「……なにそれ?」
戦士「外では仲良し夫婦、実際は関係が冷え切ってる夫婦ってことじゃね」
魔法使い「…………」
遊び人「そうなってはならんぞ」
魔法使い「…………」ブンブン
513: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 19:43:05.93 ID:X7PcSM8Xo
………………………………
~砂漠~
戦士「あっちぃ……」
遊び人「いたずらに喋るな…… 喉が渇くだけじゃ」
戦士「でもよぉ………」
魔法使い「……………」
マオ「……………」
遊び人「…………」
戦士「…………」
戦士「あっちぃ……」
遊び人「だから喋るなと」
戦士「でもよぉ……」
マオ「…………」
魔法使い「…………」
遊び人「…………」
戦士「…………」
戦士「…………」
戦士「…………」
戦士「あっちぃ…」
~砂漠~
戦士「あっちぃ……」
遊び人「いたずらに喋るな…… 喉が渇くだけじゃ」
戦士「でもよぉ………」
魔法使い「……………」
マオ「……………」
遊び人「…………」
戦士「…………」
戦士「あっちぃ……」
遊び人「だから喋るなと」
戦士「でもよぉ……」
マオ「…………」
魔法使い「…………」
遊び人「…………」
戦士「…………」
戦士「…………」
戦士「…………」
戦士「あっちぃ…」
514: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 19:49:13.22 ID:X7PcSM8Xo
………………………………
戦士「ここ……いまどこなんだ」
マオ「まだ砂漠に入ってそう経っていないだろう。 街までしばらくあるな」
戦士「おいおいマジかよ……勘弁してくれよ……」
遊び人「はぁ……はぁ……洒落にならんぞこれは」
戦士「水……水……」
マオ「待て、いたずらに飲みすぎるな!」
戦士「……はぁ……もう限界……」ゴクゴクッ
戦士「んくっ……あれ……? おい、嘘だろ」
遊び人「なんじゃ?」
戦士「……水筒の中身が空になっちまった」
遊び人「なんじゃともう飲んでしまったのか」
マオ「……先はまだ長いんだぞ」
戦士「ど、どうしようマオ」
マオ「……………」
マオ「私のをやる。 これでもう無駄に飲むなよ」
戦士「いいのかよ?」
マオ「仕方がないだろう? 私は頑丈だから水くらい飲まなくてもすぐには死なん」
戦士「わりぃ、さんきゅー」
魔法使い「……マオ」
マオ「心配するな。 本当に平気だ」
魔法使い「……………」
マオ「それにどうしようもなくほしくなったら少し分けてもらえるか?」
魔法使い「……うん」
戦士「ここ……いまどこなんだ」
マオ「まだ砂漠に入ってそう経っていないだろう。 街までしばらくあるな」
戦士「おいおいマジかよ……勘弁してくれよ……」
遊び人「はぁ……はぁ……洒落にならんぞこれは」
戦士「水……水……」
マオ「待て、いたずらに飲みすぎるな!」
戦士「……はぁ……もう限界……」ゴクゴクッ
戦士「んくっ……あれ……? おい、嘘だろ」
遊び人「なんじゃ?」
戦士「……水筒の中身が空になっちまった」
遊び人「なんじゃともう飲んでしまったのか」
マオ「……先はまだ長いんだぞ」
戦士「ど、どうしようマオ」
マオ「……………」
マオ「私のをやる。 これでもう無駄に飲むなよ」
戦士「いいのかよ?」
マオ「仕方がないだろう? 私は頑丈だから水くらい飲まなくてもすぐには死なん」
戦士「わりぃ、さんきゅー」
魔法使い「……マオ」
マオ「心配するな。 本当に平気だ」
魔法使い「……………」
マオ「それにどうしようもなくほしくなったら少し分けてもらえるか?」
魔法使い「……うん」
515: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 19:53:39.67 ID:X7PcSM8Xo
………………………………
マオ「もう陽が暮れるのか」
戦士「はえぇな……テントはるか」
魔法使い「……この砂場じゃペグを挿せない」
遊び人「そうじゃな……せめて岩場でもあればいいのだが……」
マオ「…………」
戦士「…………」
魔法使い「……一面砂しかない」
遊び人「困ったのぅ」
マオ「仕方がない、もう少し先にすすもう」
戦士「だよなぁ……」
魔法使い「……これだけ風が強いのにテントがなかったら体力が奪われるだけ」
遊び人「過酷すぎるわぃ……」
マオ「もう陽が暮れるのか」
戦士「はえぇな……テントはるか」
魔法使い「……この砂場じゃペグを挿せない」
遊び人「そうじゃな……せめて岩場でもあればいいのだが……」
マオ「…………」
戦士「…………」
魔法使い「……一面砂しかない」
遊び人「困ったのぅ」
マオ「仕方がない、もう少し先にすすもう」
戦士「だよなぁ……」
魔法使い「……これだけ風が強いのにテントがなかったら体力が奪われるだけ」
遊び人「過酷すぎるわぃ……」
516: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 19:56:34.83 ID:X7PcSM8Xo
……………………………………
~砂漠夜~
マオ「ダメだ、もうテントは諦めて休むぞ」
戦士「なんでだよ!」
遊び人「もう陽も完全に落ちる。 このままでは先も見えず魔物に襲われてじり貧になるだけじゃ」
マオ「陽の出と同時に出発する。 早く休もう」
戦士「ちぇ……」
戦士「あー……風呂入りてぇ髪がごわごわだ」
魔法使い「……もう少しの我慢」
戦士「しょうがねぇなぁ……」
遊び人「……はぁ」
マオ(もう誰も冗談を言える気力もない、か)
~砂漠夜~
マオ「ダメだ、もうテントは諦めて休むぞ」
戦士「なんでだよ!」
遊び人「もう陽も完全に落ちる。 このままでは先も見えず魔物に襲われてじり貧になるだけじゃ」
マオ「陽の出と同時に出発する。 早く休もう」
戦士「ちぇ……」
戦士「あー……風呂入りてぇ髪がごわごわだ」
魔法使い「……もう少しの我慢」
戦士「しょうがねぇなぁ……」
遊び人「……はぁ」
マオ(もう誰も冗談を言える気力もない、か)
517: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 19:59:52.73 ID:X7PcSM8Xo
戦士「さみぃなぁ……もぅ……」ガタガタ
魔法使い「……うぅ」
遊び人「これは想像以上じゃ……」
魔法使い「……暖も取れないなんて」
マオ「…………」
戦士「みんな、固まって寝ようぜ。 このままじゃ凍死しちまう」
遊び人「あぁぁあぁ……賛成じゃぁ…… 真っ先に死ぬのはわしじゃなこれは」
魔法使い「……縁起でもないこと言わないで」
戦士「やべぇぇぇぇえぇぇぇさみぃぃぃぃぃぃ」
魔法使い「……うぅ」
遊び人「これは想像以上じゃ……」
魔法使い「……暖も取れないなんて」
マオ「…………」
戦士「みんな、固まって寝ようぜ。 このままじゃ凍死しちまう」
遊び人「あぁぁあぁ……賛成じゃぁ…… 真っ先に死ぬのはわしじゃなこれは」
魔法使い「……縁起でもないこと言わないで」
戦士「やべぇぇぇぇえぇぇぇさみぃぃぃぃぃぃ」
518: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 20:06:40.23 ID:X7PcSM8Xo
戦士「誰か……寝たか……?」
魔法使い「……おばあちゃんは眠れてる」
戦士「うらやましいぜ……寒過ぎてねむれねえよぉ……」
マオ「これは人間には酷だな」
戦士「なんでお前そんな平気そうな顔してんだよ」
マオ「……鍛えているからな」
魔法使い「……理解不能」
戦士「どんな修行してきたんだっつぅの……」
戦士「ああぁぁぁちくしょー……ほんとにさみぃ」
戦士「街に着いたらあったかいココアがのみてぇ」
マオ「しっ…! なにか聞こえないか」
戦士「なんだよなにかって」
マオ「…………なんだこの音は」
魔法使い「……本当だなにか聞こえる」
マオ「……段々と大きくなってきたな」
魔法使い「……地響きまでする」
ゴゴゴゴゴゴゴ…………
戦士「おいおいおいおい! なんかやばくねえかめっちゃデカくなってきたぞ!」
マオ「ババア起きろ!」
遊び人「はにゃ…?」
魔法使い「……なにかが来る!」
ごごごごごごごごごごごごごごごごごごごご
ドバアアアアアアアアアアアアアア!!!!
マオ「逃げろ!! ワジだああああ!!!!」
魔法使い「……おばあちゃんは眠れてる」
戦士「うらやましいぜ……寒過ぎてねむれねえよぉ……」
マオ「これは人間には酷だな」
戦士「なんでお前そんな平気そうな顔してんだよ」
マオ「……鍛えているからな」
魔法使い「……理解不能」
戦士「どんな修行してきたんだっつぅの……」
戦士「ああぁぁぁちくしょー……ほんとにさみぃ」
戦士「街に着いたらあったかいココアがのみてぇ」
マオ「しっ…! なにか聞こえないか」
戦士「なんだよなにかって」
マオ「…………なんだこの音は」
魔法使い「……本当だなにか聞こえる」
マオ「……段々と大きくなってきたな」
魔法使い「……地響きまでする」
ゴゴゴゴゴゴゴ…………
戦士「おいおいおいおい! なんかやばくねえかめっちゃデカくなってきたぞ!」
マオ「ババア起きろ!」
遊び人「はにゃ…?」
魔法使い「……なにかが来る!」
ごごごごごごごごごごごごごごごごごごごご
ドバアアアアアアアアアアアアアア!!!!
マオ「逃げろ!! ワジだああああ!!!!」
519: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 20:16:13.37 ID:X7PcSM8Xo
戦士「お、おい!! なんだよワジって!!」
マオ「説明している暇はない!! 走れ!!」
魔法使い「に、荷物が!」
マオ「捨て置け! 死ぬぞ!!」
ドバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
戦士「み、水の濁流!?」
マオ「くそ!! 砂漠の谷間にいたのがまずかった!!!」
遊び人「なんじゃああああ!?」
マオ「早く砂の山を登れ! 飲み込まれるぞ!」
戦士「畜生! 走りづらい!!」
遊び人「もうダメじゃぁ追いつかれる!!」
魔法使い「マオーーーーー!!!」
マオ「くそっ!! みんな手を!!」
遊び人「届かん!!」
戦士「畜生!! お前だけでも助かれ魔法使い!!」ガシッ
魔法使い「戦士ッ!!?」フワッ
戦士「受け止めろマオオオオオ!!!!」ブンッ
マオ「……ッ!!」
ドオォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
マオ「説明している暇はない!! 走れ!!」
魔法使い「に、荷物が!」
マオ「捨て置け! 死ぬぞ!!」
ドバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
戦士「み、水の濁流!?」
マオ「くそ!! 砂漠の谷間にいたのがまずかった!!!」
遊び人「なんじゃああああ!?」
マオ「早く砂の山を登れ! 飲み込まれるぞ!」
戦士「畜生! 走りづらい!!」
遊び人「もうダメじゃぁ追いつかれる!!」
魔法使い「マオーーーーー!!!」
マオ「くそっ!! みんな手を!!」
遊び人「届かん!!」
戦士「畜生!! お前だけでも助かれ魔法使い!!」ガシッ
魔法使い「戦士ッ!!?」フワッ
戦士「受け止めろマオオオオオ!!!!」ブンッ
マオ「……ッ!!」
ドオォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
520: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 20:20:31.29 ID:X7PcSM8Xo
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
魔法使い「……はぁ……はぁ……はぁ………」
魔法使い「……みんな……水に飲まれちゃった……」
マオ「くそっ!!」
マオ「氷の壁を作れ! 凍結上級魔法!」
パキパキパキパキパキパキパキパキパキ!!!!
マオ「今助けるぞ!!!」
魔法使い「ま、マオ!!」
マオ「魔法使いはそこで待ってろ!!」
マオ「助け出してみせるぞ!」
魔法使い「……はぁ……はぁ……はぁ………」
魔法使い「……みんな……水に飲まれちゃった……」
マオ「くそっ!!」
マオ「氷の壁を作れ! 凍結上級魔法!」
パキパキパキパキパキパキパキパキパキ!!!!
マオ「今助けるぞ!!!」
魔法使い「ま、マオ!!」
マオ「魔法使いはそこで待ってろ!!」
マオ「助け出してみせるぞ!」
521: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 20:27:15.30 ID:X7PcSM8Xo
マオ「くっ……! どこにいる!!」
マオ「水の勢いを止めようにも戦士たちがその中にいることを考えたら迂闊なことは出来ない!!」
マオ「水流の先で防御魔法を張って水ごと戦士たちを受け止めるか!?」
マオ「いやだめだそんなことをしていればあいつらが防御魔法に触れた衝撃で死んでしまう!!」
マオ「…………死ぬ……あいつらが?」
マオ「……そうか……あいつらはこのままでは溺れて死ぬのか」
マオ「……どうせ水の中で死ぬというのなら……私が殺そう」
魔王「……それが救いになるのなら!」
マオ「水の勢いを止めようにも戦士たちがその中にいることを考えたら迂闊なことは出来ない!!」
マオ「水流の先で防御魔法を張って水ごと戦士たちを受け止めるか!?」
マオ「いやだめだそんなことをしていればあいつらが防御魔法に触れた衝撃で死んでしまう!!」
マオ「…………死ぬ……あいつらが?」
マオ「……そうか……あいつらはこのままでは溺れて死ぬのか」
マオ「……どうせ水の中で死ぬというのなら……私が殺そう」
魔王「……それが救いになるのなら!」
527: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 21:10:15.67 ID:X7PcSM8Xo
魔王「人間とは魔物に殺されれば蘇生が可能だと聞く」
魔王「ならば私が人間ではなく魔王として水よりも早く殺すことが出来たのなら」
魔王「奴らは生き返ることが可能」
魔王「ふっ、我ながら人間の姿になりすぎて魂が人間に近づきでもしたか」
魔王「魔の王として情けない限りだ」
魔王「ふぅ……許せよ2人とも」
魔王「出来るだけ楽に殺してやる!」
魔王「水など無に等しいな。 暗黒爆裂魔法」
シュンッ
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
魔王「ならば私が人間ではなく魔王として水よりも早く殺すことが出来たのなら」
魔王「奴らは生き返ることが可能」
魔王「ふっ、我ながら人間の姿になりすぎて魂が人間に近づきでもしたか」
魔王「魔の王として情けない限りだ」
魔王「ふぅ……許せよ2人とも」
魔王「出来るだけ楽に殺してやる!」
魔王「水など無に等しいな。 暗黒爆裂魔法」
シュンッ
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
528: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 21:15:06.13 ID:X7PcSM8Xo
魔王「……これが死体か」
魔王「それぞれ下半身と顔しか無いのにちゃんと見分けがつくものだな」
魔王「自分で殺しておいてなんだが良い気分ではないな……いや、最悪の気分だ」
魔王「これを……仲間だと思っているのだな私は」
魔王「……魔王と人間の境界で揺れているのか……なんとも情けない」
魔王「それぞれ下半身と顔しか無いのにちゃんと見分けがつくものだな」
魔王「自分で殺しておいてなんだが良い気分ではないな……いや、最悪の気分だ」
魔王「これを……仲間だと思っているのだな私は」
魔王「……魔王と人間の境界で揺れているのか……なんとも情けない」
529: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 21:18:01.69 ID:X7PcSM8Xo
魔王「……しかしこの死体をどうするか」
魔王「私では生き返らせることは出来ぬ……」
魔王「……そもそもこの人型ではなくなった2人を魔法使いになんと説明するか」
魔王「いや……そんなものはどうでも良いではないか」
魔王「殺して街まで吹き飛ばせば簡単ではないか」
530: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 21:22:38.59 ID:X7PcSM8Xo
魔法使い「…………マオ………お願い……お願いします……」
魔法使い「……2人を助けて……」
魔王「その2人とはこれのことか?」
魔法使い「へ……?」
魔王「くれてやる」
ドサッ
魔法使い「……ひっ!」
魔王「どうしたその目は? 信じられないといった眼をして」
魔法使い「……あなたが……殺したの……?」
魔王「そうだが?」
魔法使い「……ま、マオは……マオはどうした……の……」
魔王「あの少年か? そこらへんに転がっているのではないか?」
魔法使い「…………へ?」
魔王「ふぅむ? なんだ貴様等は仲間か」
魔王「ならばお前もあの世へ送ってやろう」
魔法使い「……2人を助けて……」
魔王「その2人とはこれのことか?」
魔法使い「へ……?」
魔王「くれてやる」
ドサッ
魔法使い「……ひっ!」
魔王「どうしたその目は? 信じられないといった眼をして」
魔法使い「……あなたが……殺したの……?」
魔王「そうだが?」
魔法使い「……ま、マオは……マオはどうした……の……」
魔王「あの少年か? そこらへんに転がっているのではないか?」
魔法使い「…………へ?」
魔王「ふぅむ? なんだ貴様等は仲間か」
魔王「ならばお前もあの世へ送ってやろう」
531: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/27(木) 21:27:39.68 ID:X7PcSM8Xo
魔法使い「うっ……ひっく……んぐ……っ……」ボロボロ
魔王「安心しろ。 運よく誰かに見つけてもらえれば生き返られるだろうよ」
魔法使い「……魔物が……絶対に許さない……」
魔王「…………」
魔法使い「よくも……よくもみんなを……マオを………うっ……」
魔王「…………」ガシッ
魔法使い「……マオ………マオ………」
魔王「…………」
魔法使い「どうして……助けてくれなかったの……」
魔王「………………」
ゴギャァッ!!
ドサッ
魔王「すまないな……こんな方法でしか助けられなくて」
魔王「私は…… 魔王…… 人間ではないのだ……」
魔王「安心しろ。 運よく誰かに見つけてもらえれば生き返られるだろうよ」
魔法使い「……魔物が……絶対に許さない……」
魔王「…………」
魔法使い「よくも……よくもみんなを……マオを………うっ……」
魔王「…………」ガシッ
魔法使い「……マオ………マオ………」
魔王「…………」
魔法使い「どうして……助けてくれなかったの……」
魔王「………………」
ゴギャァッ!!
ドサッ
魔王「すまないな……こんな方法でしか助けられなくて」
魔王「私は…… 魔王…… 人間ではないのだ……」
550: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 16:09:46.44 ID:w0NwPgpqO
魔法使い「………はっ!!」
魔法使い「………ここは?」
マオ「………大丈夫か?」
魔法使い「マオ………?」
マオ「………そうだぞ」
魔法使い「マオだ………マオ…マオ………生きてる………」ボロボロ
マオ「あぁ、生きてるよ………」
魔法使い「よかった………マオ………よかったよぅ………」ギュッ
ぬちゃっ
魔法使い「……!?」
魔法使い「マオ………すごい怪我してる……!!」
マオ「大丈夫だ……まずはみんなを生き返らせる……そのあとで遊び人にゆっくり直してもらうさ」
魔法使い「ど、どうしてそんなケガを……!?」
マオ「はぁ………俺らをやった魔物にやられた…… やられたフリをして過ぎるのを待ってからみんなを回収したんだ……」
魔法使い「一人でみんなの死体をここまで運んできたの……?」
マオ「そうだ……」
魔法使い「そんな……そんな辛いこと……うぅっ………ありがとう………マオ………」
マオ「……もう泣くな、生き返ってよかった」
魔法使い「………ここは?」
マオ「………大丈夫か?」
魔法使い「マオ………?」
マオ「………そうだぞ」
魔法使い「マオだ………マオ…マオ………生きてる………」ボロボロ
マオ「あぁ、生きてるよ………」
魔法使い「よかった………マオ………よかったよぅ………」ギュッ
ぬちゃっ
魔法使い「……!?」
魔法使い「マオ………すごい怪我してる……!!」
マオ「大丈夫だ……まずはみんなを生き返らせる……そのあとで遊び人にゆっくり直してもらうさ」
魔法使い「ど、どうしてそんなケガを……!?」
マオ「はぁ………俺らをやった魔物にやられた…… やられたフリをして過ぎるのを待ってからみんなを回収したんだ……」
魔法使い「一人でみんなの死体をここまで運んできたの……?」
マオ「そうだ……」
魔法使い「そんな……そんな辛いこと……うぅっ………ありがとう………マオ………」
マオ「……もう泣くな、生き返ってよかった」
558: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 20:14:16.08 ID:GP92RZ2Vo
魔法使い「みんなはまだ……?」
マオ「あぁ、今から生き返らせてもらう」
魔法使い「……………」ソッ
マオ「みるな!」
魔法使い「………ひっ!?」ビクッ
マオ「はぁ……だから見るなと…」
魔法使い「うっ………おえぇ………」
マオ「……大丈夫か」サスサス
魔法使い「マオは……どうして大丈夫なの………?」
魔法使い「戦士……顔しか残ってなかった………おばあちゃんなんか……足しか…」
マオ「もうやめろ」
魔法使い「うっ……おぇ……」
マオ「すいません、残りもおねがいします」
「神よ、迷える子羊である戦士と遊び人の命をここに呼び戻したまえ」
………………………………………
マオ「あぁ、今から生き返らせてもらう」
魔法使い「……………」ソッ
マオ「みるな!」
魔法使い「………ひっ!?」ビクッ
マオ「はぁ……だから見るなと…」
魔法使い「うっ………おえぇ………」
マオ「……大丈夫か」サスサス
魔法使い「マオは……どうして大丈夫なの………?」
魔法使い「戦士……顔しか残ってなかった………おばあちゃんなんか……足しか…」
マオ「もうやめろ」
魔法使い「うっ……おぇ……」
マオ「すいません、残りもおねがいします」
「神よ、迷える子羊である戦士と遊び人の命をここに呼び戻したまえ」
………………………………………
560: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 20:18:47.49 ID:eVNKZI3MO
戦士「そんなことがあったのか……水に飲まれてて全く分かんなかったぜ」
遊び人「……マオには感謝してもしきれんな」
戦士「ありがとな、マオ」
マオ「あぁ……気にしないでくれ…… むしろ助けられなくてすまなかった」
魔法使い「そんなこと! そんなことないよ……? 私達は感謝してもしきれないくらい……」
戦士「死体3つ抱えながら一人でここまで来るとか……考えただけで気が狂いそうだぜ……」
遊び人「……はぁ、そうじゃな」
魔法使い「うっ……うぇぇ……」
戦士「お、おいどうした! 大丈夫か魔法使い!?」
マオ「……さっき死体の戦士と遊び人を見てしまったんだ。 お世辞にも綺麗な状態ではなかったからな」
遊び人「水の中で即死するほどの威力だったんじゃからの…… どんな肉塊になり果てていたやら」
戦士「あ………」
魔法使い「……ごめんなさい…ごめんなさい………弱くて……………ごめんなさい」
戦士「強い弱いなんか関係ねえよ…… 誰だってショック受けて当然だろ……」
遊び人「そうじゃな、ショッキングなものを見せてしまったな」
魔法使い「そんなこと……私なんかどうでもいい……」
魔法使い「マオが……どんな辛い気持ちでここまで……わたし達を運んできてくれたのか…………なのに私はこんなことで…」
マオ「気に病むことじゃないぞ。 みんなが助かるかもしれないと考えられるだけで私は頑張れたのだ」
マオ「だから………その………ありがとう。 生きててくれて」ポン
魔法使い「うぅ………マオ……助けてくれて……ありがと………」
561: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 20:27:23.99 ID:eVNKZI3MO
……………………………
…………………
………
遊び人「……本当はわしらを殺したのは貴様なのじゃろう」
マオ「……そうだ。 そうしなければ助けることはできなかった」
遊び人「じゃが! なにも魔法使いまで[ピーーー]ことではなかろう!」
マオ「………………」
遊び人「貴様はそこまで魔王という正体を隠すことが大事だと考えておったのか!? 貴様は魔法使いを好いておるのだろう! なぜ殺した!」
マオ「………………」
遊び人「分かっておるのか? お前は一瞬とはいえ彼女に貴様が死んだと思わせたのだぞ」
遊び人「それどころか辛い思いをさせながら死体を引きずらせて申し訳ないとまで思わせている! その本人が殺したことを知らずにな!」
マオ「……黙れ」
遊び人「自分の正体の嘘をつき続けているだけでなく、自分が殺したことをも隠して騙しておるのだぞ!!」
マオ「……黙れと言っている」
遊び人「貴様は魔法使いではなく、自分の身が可愛いだけなのだな」
マオ「…………そんなこと分かっている。 だからもう黙れ」
…………………
………
遊び人「……本当はわしらを殺したのは貴様なのじゃろう」
マオ「……そうだ。 そうしなければ助けることはできなかった」
遊び人「じゃが! なにも魔法使いまで[ピーーー]ことではなかろう!」
マオ「………………」
遊び人「貴様はそこまで魔王という正体を隠すことが大事だと考えておったのか!? 貴様は魔法使いを好いておるのだろう! なぜ殺した!」
マオ「………………」
遊び人「分かっておるのか? お前は一瞬とはいえ彼女に貴様が死んだと思わせたのだぞ」
遊び人「それどころか辛い思いをさせながら死体を引きずらせて申し訳ないとまで思わせている! その本人が殺したことを知らずにな!」
マオ「……黙れ」
遊び人「自分の正体の嘘をつき続けているだけでなく、自分が殺したことをも隠して騙しておるのだぞ!!」
マオ「……黙れと言っている」
遊び人「貴様は魔法使いではなく、自分の身が可愛いだけなのだな」
マオ「…………そんなこと分かっている。 だからもう黙れ」
562: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 20:30:52.78 ID:eVNKZI3MO
マオ「私は怖いのだ」
マオ「何かを失うのが怖いと思ってしまった」
マオ「貴様らを失いたくないと思ったことにまず驚いた。 そして貴様らを失うのが怖かった。 だからあのような手を使って助けた」
マオ「そして私は貴様らの死体を手で掴みながら思った。 魔王であることを魔法使いに知られるのが怖いと」
マオ「魔法使いが……私を憎み恐るのではないかと……怖くなった」
遊び人「………………」
マオ「あの子が私の胸の中から離れていくのが怖くなった。 だから私の正体を隠した」
遊び人「……愚かじゃ」
マオ「何かを失うのが怖いと思ってしまった」
マオ「貴様らを失いたくないと思ったことにまず驚いた。 そして貴様らを失うのが怖かった。 だからあのような手を使って助けた」
マオ「そして私は貴様らの死体を手で掴みながら思った。 魔王であることを魔法使いに知られるのが怖いと」
マオ「魔法使いが……私を憎み恐るのではないかと……怖くなった」
遊び人「………………」
マオ「あの子が私の胸の中から離れていくのが怖くなった。 だから私の正体を隠した」
遊び人「……愚かじゃ」
563: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 20:37:08.45 ID:eVNKZI3MO
マオ「気づかれぬようにするため魔法使いの頭を握り潰すために手をかけた」
マオ「その時魔法使いは助けられなかった私を恨んでいた」
マオ「いや、恨んでいたかは定かではないが…… とにかく助けると約束した私を信じていたのだ。 それを裏切っていたことに気がついた」
マオ「私はあの子に裏切られたと感じさせてしまったことが怖くなった」
マオ「しかし、生き返らせたあの子の口から、助けてくれてありがとうと言われてしまった」
マオ「あの子は、魔王ではなくマオという人物に恋をしていることに気付いた」
マオ「私は自分が人間ではないことが怖くなった」
マオ「私は……なぜ魔王なのだと自分を恨んだ」
マオ「その時魔法使いは助けられなかった私を恨んでいた」
マオ「いや、恨んでいたかは定かではないが…… とにかく助けると約束した私を信じていたのだ。 それを裏切っていたことに気がついた」
マオ「私はあの子に裏切られたと感じさせてしまったことが怖くなった」
マオ「しかし、生き返らせたあの子の口から、助けてくれてありがとうと言われてしまった」
マオ「あの子は、魔王ではなくマオという人物に恋をしていることに気付いた」
マオ「私は自分が人間ではないことが怖くなった」
マオ「私は……なぜ魔王なのだと自分を恨んだ」
564: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 20:46:37.32 ID:/G1KAi3Io
遊び人「……それで? お前はどうしたいのじゃ」
マオ「さぁな分からぬ」
マオ「ひとつ言えるのは……魔法使いも……貴様等も失うのが怖くなったということだ」
遊び人「……ふん。 情けないのぅこんなのが魔王だと皆が知ったら仰天するじゃろうて」
マオ「………なにが魔の王なものか。 ただ魔物の中で一番力が強いだけの傀儡よ」
遊び人「わしらの誰もを失わせたくないと言うのなら、そしてその通りにするのならば」
遊び人「わしらは魔王をいずれ殺すところまで到達するぞ?」
マオ「………そうだな」
マオ「それが……今の半端モノの私の望みなのかもしれぬ」
マオ「……一度愛する者をこの手で殺したのだ。 愛する者に殺されるのなら……悔いはない」
マオ「さぁな分からぬ」
マオ「ひとつ言えるのは……魔法使いも……貴様等も失うのが怖くなったということだ」
遊び人「……ふん。 情けないのぅこんなのが魔王だと皆が知ったら仰天するじゃろうて」
マオ「………なにが魔の王なものか。 ただ魔物の中で一番力が強いだけの傀儡よ」
遊び人「わしらの誰もを失わせたくないと言うのなら、そしてその通りにするのならば」
遊び人「わしらは魔王をいずれ殺すところまで到達するぞ?」
マオ「………そうだな」
マオ「それが……今の半端モノの私の望みなのかもしれぬ」
マオ「……一度愛する者をこの手で殺したのだ。 愛する者に殺されるのなら……悔いはない」
571: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 22:14:53.48 ID:/G1KAi3Io
………………
…………
……
マオ「少し疲れた……宿で休ませてくれ」
魔法使い「……マオ…………」
遊び人「一緒にいてやれ」
戦士「私らも後で行くからよ」
魔法使い「……分かった」
遊び人「…………」
戦士「マオのやつ……大丈夫かね」
遊び人「さぁな? 力はあるくせに心はよわっちぃからのぅあいつは」
…………
……
マオ「少し疲れた……宿で休ませてくれ」
魔法使い「……マオ…………」
遊び人「一緒にいてやれ」
戦士「私らも後で行くからよ」
魔法使い「……分かった」
遊び人「…………」
戦士「マオのやつ……大丈夫かね」
遊び人「さぁな? 力はあるくせに心はよわっちぃからのぅあいつは」
572: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 22:20:18.47 ID:/G1KAi3Io
………………………………
マオ「…………」
魔法使い「マオ…… 入るね」
マオ「……あぁどうぞ」
魔法使い「…………」トコトコ
魔法使い「………………」ギュ
マオ「…………」
魔法使い「…………」
マオ「…………」ナデナデ
魔法使い「……………」
マオ「………………」
魔法使い「……マオの胸、貸してくれるんだよね」
マオ「……前にそう言ったな」
魔法使い「…………うっ……ひっくっ……」
マオ「…………」
マオ「…………」
魔法使い「マオ…… 入るね」
マオ「……あぁどうぞ」
魔法使い「…………」トコトコ
魔法使い「………………」ギュ
マオ「…………」
魔法使い「…………」
マオ「…………」ナデナデ
魔法使い「……………」
マオ「………………」
魔法使い「……マオの胸、貸してくれるんだよね」
マオ「……前にそう言ったな」
魔法使い「…………うっ……ひっくっ……」
マオ「…………」
573: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 22:24:09.38 ID:/G1KAi3Io
魔法使い「……約束、守ってくれた。 助けてくれた」
マオ「いや……」
魔法使い「……やっぱりマオはかっこいい」
マオ「そんなこと、ないさ」
魔法使い「…………」
魔法使い「どうして……泣いてるの?」
マオ「……泣いてなんかないぞ」
魔法使い「……嘘。 心は泣いてる」
マオ「…………」
魔法使い「……よしよーし」ポンポン
マオ「ふっ……なんだそれは」
マオ「いや……」
魔法使い「……やっぱりマオはかっこいい」
マオ「そんなこと、ないさ」
魔法使い「…………」
魔法使い「どうして……泣いてるの?」
マオ「……泣いてなんかないぞ」
魔法使い「……嘘。 心は泣いてる」
マオ「…………」
魔法使い「……よしよーし」ポンポン
マオ「ふっ……なんだそれは」
574: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 22:27:15.94 ID:/G1KAi3Io
魔法使い「……マオは私が辛くなったら胸を貸してくれる」
マオ「いつも飛び込んでくるもんな」
魔法使い「……じゃあマオは辛くなったらどうするの」
マオ「……さぁな」
魔法使い「行くあてが無い?」
マオ「……考えたこともなかった」
魔法使い「……じゃあ私の胸を貸してあげるね」
マオ「……なんだそれ……年下にそんなこと言われるとはな」
魔法使い「……私じゃ、マオの力になれない?」
マオ「……いやそういうつもりで言ったんじゃない」
マオ「頼っても……いいのか?」
魔法使い「……うん。 おいで」
マオ「いつも飛び込んでくるもんな」
魔法使い「……じゃあマオは辛くなったらどうするの」
マオ「……さぁな」
魔法使い「行くあてが無い?」
マオ「……考えたこともなかった」
魔法使い「……じゃあ私の胸を貸してあげるね」
マオ「……なんだそれ……年下にそんなこと言われるとはな」
魔法使い「……私じゃ、マオの力になれない?」
マオ「……いやそういうつもりで言ったんじゃない」
マオ「頼っても……いいのか?」
魔法使い「……うん。 おいで」
575: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 22:31:24.99 ID:/G1KAi3Io
マオ「…………」
魔法使い「…………」
マオ「あったかいな」
魔法使い「……でしょ」
マオ「魔法使いはいつもこんな気持ちだったのか」
魔法使い「……幸せになれる」
マオ「……本当だな」
魔法使い「……安心するね」ナデナデ
マオ「あぁ……」ギュ
魔法使い「…………」
マオ「……胸がドキドキ言ってるぞ」
魔法使い「……生きてる証拠」
マオ「そうだな」
魔法使い「マオが助けてくれた命」
マオ「…………」
マオ「……違うんだ………」ギュッ
魔法使い「どうしたの……?」ナデナデ
マオ「違うんだよ……魔法使い……」
魔法使い「……うん?」
マオ「……………くっ………うぅ……」
魔法使い「………よしよし」
魔法使い「…………」
マオ「あったかいな」
魔法使い「……でしょ」
マオ「魔法使いはいつもこんな気持ちだったのか」
魔法使い「……幸せになれる」
マオ「……本当だな」
魔法使い「……安心するね」ナデナデ
マオ「あぁ……」ギュ
魔法使い「…………」
マオ「……胸がドキドキ言ってるぞ」
魔法使い「……生きてる証拠」
マオ「そうだな」
魔法使い「マオが助けてくれた命」
マオ「…………」
マオ「……違うんだ………」ギュッ
魔法使い「どうしたの……?」ナデナデ
マオ「違うんだよ……魔法使い……」
魔法使い「……うん?」
マオ「……………くっ………うぅ……」
魔法使い「………よしよし」
576: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 22:35:15.07 ID:/G1KAi3Io
マオ「…………」
魔法使い「……言いたいこと、あるの?」
マオ「……なんで分かるんだよ… でも言えない」
魔法使い「……私でも、だめ?」
マオ「……あぁ、すまない」
魔法使い「……そっか」
魔法使い「別にいいよ……」
マオ「……すまない」
魔法使い「………ぐすっ…どうして……私には言えないの……」ボロボロ
マオ「……ごめん」
魔法使い「……マオの全部知れないじゃん」
マオ「……そうだな」
魔法使い「……つらいよ……」
マオ「…………ごめん」
魔法使い「……ひどいよ…!」
マオ「……そうだな」
魔法使い「……言いたいこと、あるの?」
マオ「……なんで分かるんだよ… でも言えない」
魔法使い「……私でも、だめ?」
マオ「……あぁ、すまない」
魔法使い「……そっか」
魔法使い「別にいいよ……」
マオ「……すまない」
魔法使い「………ぐすっ…どうして……私には言えないの……」ボロボロ
マオ「……ごめん」
魔法使い「……マオの全部知れないじゃん」
マオ「……そうだな」
魔法使い「……つらいよ……」
マオ「…………ごめん」
魔法使い「……ひどいよ…!」
マオ「……そうだな」
577: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 22:39:01.72 ID:/G1KAi3Io
魔法使い「………胸、貸して」ギュッ
マオ「…………」
魔法使い「………ねぇマオ」
マオ「……うん」
魔法使い「……ごめんなさいひどいこと言って」
マオ「いや……俺が悪い」
魔法使い「……マオも、隠してるの辛いもんね」
魔法使い「……私のために話さないでいてくれてるんだよね」
マオ「そんなこと……」
魔法使い「……ありがとうね」
マオ「…………」
魔法使い「……マオも辛いのに、ごめんね」
マオ「………いいや」
魔法使い「……いつも、私のことを一番に考えてくれるマオが好き……」
マオ「……胸を貸せ」
魔法使い「……うん」
マオ「…………」
魔法使い「………ねぇマオ」
マオ「……うん」
魔法使い「……ごめんなさいひどいこと言って」
マオ「いや……俺が悪い」
魔法使い「……マオも、隠してるの辛いもんね」
魔法使い「……私のために話さないでいてくれてるんだよね」
マオ「そんなこと……」
魔法使い「……ありがとうね」
マオ「…………」
魔法使い「……マオも辛いのに、ごめんね」
マオ「………いいや」
魔法使い「……いつも、私のことを一番に考えてくれるマオが好き……」
マオ「……胸を貸せ」
魔法使い「……うん」
578: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 22:45:45.72 ID:/G1KAi3Io
魔法使い「ねぇ……2人同時に辛くなったらどっちがぎゅーしようね」
マオ「……2人で抱きしめ会えばいいんじゃないか」
魔法使い「……そうだよね」
マオ「……おいで」
魔法使い「……マオ!」ギュッ
マオ「飛びこむな! 危ないだろ」
魔法使い「……すき」ギュ
マオ「……俺も好きだぞ」ギュー
魔法使い「ねぇ……? 今のって喧嘩かな」
マオ「……どうだろうな」
魔法使い「……プチ喧嘩」
マオ「……魔法使いが泣いただけだろ」
魔法使い「……仲直り」
マオ「喧嘩なんかしてないって」
魔法使い「……仲直りっ」
マオ「だから」
魔法使い「仲直りなのっ!」
マオ「分かった分かったから怒るな」
魔法使い「……ばかぁー!」チュ
マオ「……怒りながらキスは器用だな」
魔法使い「……仲直りのちゅーは大事」
マオ「そうなのか?」
魔法使い「……そう前に読んだ本に書いてあった」
マオ「へー」
魔法使い「……でもその本にはそれから続きは書いてなかったの」
マオ「ん?」
魔法使い「……私たちはどうやって続きを過ごすのかな」
マオ「……こうだろうな」ガバッ
魔法使い「~~! カーテン閉めて……」
マオ「……2人で抱きしめ会えばいいんじゃないか」
魔法使い「……そうだよね」
マオ「……おいで」
魔法使い「……マオ!」ギュッ
マオ「飛びこむな! 危ないだろ」
魔法使い「……すき」ギュ
マオ「……俺も好きだぞ」ギュー
魔法使い「ねぇ……? 今のって喧嘩かな」
マオ「……どうだろうな」
魔法使い「……プチ喧嘩」
マオ「……魔法使いが泣いただけだろ」
魔法使い「……仲直り」
マオ「喧嘩なんかしてないって」
魔法使い「……仲直りっ」
マオ「だから」
魔法使い「仲直りなのっ!」
マオ「分かった分かったから怒るな」
魔法使い「……ばかぁー!」チュ
マオ「……怒りながらキスは器用だな」
魔法使い「……仲直りのちゅーは大事」
マオ「そうなのか?」
魔法使い「……そう前に読んだ本に書いてあった」
マオ「へー」
魔法使い「……でもその本にはそれから続きは書いてなかったの」
マオ「ん?」
魔法使い「……私たちはどうやって続きを過ごすのかな」
マオ「……こうだろうな」ガバッ
魔法使い「~~! カーテン閉めて……」
579: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 22:54:15.25 ID:/G1KAi3Io
…………………………
魔法使い「ま、マオ……大変」
マオ「うん?」
魔法使い「……荷物が全部流されちゃった」
マオ「そうだな」
魔法使い「……そこに着替えがたくさん入ってた」
マオ「あぁ……そうか」
魔法使い「……下着の代えが無い」
マオ「…………」
魔法使い「……そのパンツ履くしかない」
マオ「あー……やめた方が良い洗濯に出そう」
魔法使い「……!? どうして!」
マオ「……あんだけ濡らしておいてまたこれを履くのか? さすがに汚いだろう」
魔法使い「で、でもそれがないと街に出られない……」
マオ「何を言っている? 履かなくてもいいだろう」
魔法使い「………え」
マオ「日用品くらいは今日のうちに買わないとまずいだろう。 街に行くぞ」
魔法使い「ま、待ってマオ! だから下着が!」
マオ「……買うまで我慢しろ」
魔法使い「……ひ、ひどいよ!!」
マオ「……濡れすぎるのも考えものだな」
魔法使い「……ばか!」
魔法使い「ま、マオ……大変」
マオ「うん?」
魔法使い「……荷物が全部流されちゃった」
マオ「そうだな」
魔法使い「……そこに着替えがたくさん入ってた」
マオ「あぁ……そうか」
魔法使い「……下着の代えが無い」
マオ「…………」
魔法使い「……そのパンツ履くしかない」
マオ「あー……やめた方が良い洗濯に出そう」
魔法使い「……!? どうして!」
マオ「……あんだけ濡らしておいてまたこれを履くのか? さすがに汚いだろう」
魔法使い「で、でもそれがないと街に出られない……」
マオ「何を言っている? 履かなくてもいいだろう」
魔法使い「………え」
マオ「日用品くらいは今日のうちに買わないとまずいだろう。 街に行くぞ」
魔法使い「ま、待ってマオ! だから下着が!」
マオ「……買うまで我慢しろ」
魔法使い「……ひ、ひどいよ!!」
マオ「……濡れすぎるのも考えものだな」
魔法使い「……ばか!」
580: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 22:58:13.24 ID:/G1KAi3Io
マオ「いくぞ」
魔法使い「……ちょっと、だめだよ」
マオ「ほら、階段降りるぞ」
魔法使い「ま、待って手を引っ張らないで!」
魔法使い「……~~///」
マオ「なにをそんなワンピースの裾を抑えてどうした」
魔法使い「……マオのばかぁ!」
マオ「……今までで一番元気だな」
魔法使い「……ちょっと、だめだよ」
マオ「ほら、階段降りるぞ」
魔法使い「ま、待って手を引っ張らないで!」
魔法使い「……~~///」
マオ「なにをそんなワンピースの裾を抑えてどうした」
魔法使い「……マオのばかぁ!」
マオ「……今までで一番元気だな」
582: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 23:01:00.34 ID:/G1KAi3Io
魔法使い「……中がスースーする」
マオ「だろうな」
魔法使い「……お腹冷えちゃう」
マオ「そうだな」
魔法使い「……子供産めなくなったらどうするの」
マオ「俺の子を産みたいのか?」
魔法使い「………ばか」ベシッ
マオ「そういうことをすると裾がほら」ヒラッ
魔法使い「……ッ!?」バッ
マオ「ふははははは」
魔法使い「……!!」カアッ
マオ「……楽しい」
魔法使い「……んー!!」ベシベシッ
マオ「だろうな」
魔法使い「……お腹冷えちゃう」
マオ「そうだな」
魔法使い「……子供産めなくなったらどうするの」
マオ「俺の子を産みたいのか?」
魔法使い「………ばか」ベシッ
マオ「そういうことをすると裾がほら」ヒラッ
魔法使い「……ッ!?」バッ
マオ「ふははははは」
魔法使い「……!!」カアッ
マオ「……楽しい」
魔法使い「……んー!!」ベシベシッ
583: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 23:07:10.63 ID:/G1KAi3Io
マオ「……なぜ腕にしがみつく?」
魔法使い「……マオが悪いことしないように」
マオ「ふむ? ところで話が変わるが顔が真っ赤だぞ」
魔法使い「……変わってないから」
魔法使い「……早く下着屋行きたい」
マオ「……後回しにしよう」
魔法使い「だめ! 絶対!」
マオ「……腕に爪が食い込んでいるぞ」
魔法使い「……マオが悪いことしないように」
マオ「ふむ? ところで話が変わるが顔が真っ赤だぞ」
魔法使い「……変わってないから」
魔法使い「……早く下着屋行きたい」
マオ「……後回しにしよう」
魔法使い「だめ! 絶対!」
マオ「……腕に爪が食い込んでいるぞ」
584: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 23:12:55.99 ID:/G1KAi3Io
魔法使い「……やっとついた」
マオ「おぉ、桃源郷か」
魔法使い「……なんかひとつ適当に買ってくる」
マオ「まぁ待て、じっくり選んだほうが良いだろ?」
魔法使い「離して! マオの意地悪ッ!」
魔法使い「……履いてくる!」
マオ「いってらっしゃい」
マオ「おぉ、桃源郷か」
魔法使い「……なんかひとつ適当に買ってくる」
マオ「まぁ待て、じっくり選んだほうが良いだろ?」
魔法使い「離して! マオの意地悪ッ!」
魔法使い「……履いてくる!」
マオ「いってらっしゃい」
585: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 23:15:27.87 ID:/G1KAi3Io
魔法使い「……マオのばか」
魔法使い「……!」
魔法使い「……え?」
魔法使い「嘘……すごい濡れてる……」
魔法使い「……おかしいよ、こんなので濡れるなんて……」
魔法使い「……私って変態なのかな」
魔法使い「……マオのせいだからね」
魔法使い「……もう変な気持ちになっちゃったじゃん……」
魔法使い「……!」
魔法使い「……え?」
魔法使い「嘘……すごい濡れてる……」
魔法使い「……おかしいよ、こんなので濡れるなんて……」
魔法使い「……私って変態なのかな」
魔法使い「……マオのせいだからね」
魔法使い「……もう変な気持ちになっちゃったじゃん……」
586: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/28(金) 23:22:58.09 ID:/G1KAi3Io
………………
…………
……
魔法使い「……やっと宿ついた」
マオ「結構買うもの多いな」
魔法使い「……これでも最低限のものしか買ってない」
マオ「……女の子ってのは大変だな」
魔法使い「……そう」
マオ「なぁ、ところでさ魔法使い」
魔法使い「……うん?」
マオ「さっき下着を履きに行った時、やけに時間かかったんだけどなにしてたの?」
魔法使い「………! なにもしてない!」
マオ「……なんかやけに顔が真っ赤になってたけど」
魔法使い「……なんでもないから!」
マオ「自分でするより俺にされた方が気持ちよかったろ?」
魔法使い「……うるさい///」
マオ「試してみるか」
魔法使い「……!! マオは猿!」
…………
……
魔法使い「……やっと宿ついた」
マオ「結構買うもの多いな」
魔法使い「……これでも最低限のものしか買ってない」
マオ「……女の子ってのは大変だな」
魔法使い「……そう」
マオ「なぁ、ところでさ魔法使い」
魔法使い「……うん?」
マオ「さっき下着を履きに行った時、やけに時間かかったんだけどなにしてたの?」
魔法使い「………! なにもしてない!」
マオ「……なんかやけに顔が真っ赤になってたけど」
魔法使い「……なんでもないから!」
マオ「自分でするより俺にされた方が気持ちよかったろ?」
魔法使い「……うるさい///」
マオ「試してみるか」
魔法使い「……!! マオは猿!」
594: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 10:32:56.86 ID:LL4R0Hopo
…………………………………………
戦士「お、なんだよもう元気そうだな」
魔法使い「……うん、もう大丈夫」
戦士「心配したぞー?」
マオ「あぁ、すまないな。 もういつも通りだ」
戦士「へっそいつは何よりだ。 リーダーがしけた面してたらこっちまで気分が萎えちまうからな」
遊び人「そんなことよりほれ、買い物行ってきたぞ」
魔法使い「……わっ、ありがと」
戦士「これは私からお土産。 うまそうだから食おうぜ」
マオ「……なんだこれ」
遊び人「蠍の揚げ物じゃ」
魔法使い「……っ!!?」
魔法使い「まおだめ! これ毒入ってる!」
戦士「平気だって! 私らさっき食ってみたしうまかったぞ」
魔法使い「…………」
マオ「蠍って知って食べられなくなってしまったらしい」
遊び人「情けないのぅ」
戦士「お、なんだよもう元気そうだな」
魔法使い「……うん、もう大丈夫」
戦士「心配したぞー?」
マオ「あぁ、すまないな。 もういつも通りだ」
戦士「へっそいつは何よりだ。 リーダーがしけた面してたらこっちまで気分が萎えちまうからな」
遊び人「そんなことよりほれ、買い物行ってきたぞ」
魔法使い「……わっ、ありがと」
戦士「これは私からお土産。 うまそうだから食おうぜ」
マオ「……なんだこれ」
遊び人「蠍の揚げ物じゃ」
魔法使い「……っ!!?」
魔法使い「まおだめ! これ毒入ってる!」
戦士「平気だって! 私らさっき食ってみたしうまかったぞ」
魔法使い「…………」
マオ「蠍って知って食べられなくなってしまったらしい」
遊び人「情けないのぅ」
595: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 10:40:51.74 ID:LL4R0Hopo
魔法使い「……おいしい」
戦士「だろぉ!? ジューシーなんだよわけわかんねぇよな」
魔法使い「……意外」
遊び人「そうじゃあと重要な話がある」
マオ「ん?」
遊び人「なにやら次の街へ渡るためにはこの街の女王の許可がいるそうなのじゃ」
魔法使い「……なら許可をもらいに行けばいい」
戦士「それがよぉ、他の冒険者たちによると許可を出すためにはなんか条件を出されるらしいぜ」
マオ「条件?」
戦士「そ。 なんでもピラミッドの財宝を見つけろ、だとかなんとか」
魔法使い「……ピラミッドってなに」
遊び人「ここから北へ向かったところにある石の建造物だそうじゃ。 なんでも代々の王家の墓らしいぞ」
戦士「そこに財宝が眠ってるんだと」
戦士「だろぉ!? ジューシーなんだよわけわかんねぇよな」
魔法使い「……意外」
遊び人「そうじゃあと重要な話がある」
マオ「ん?」
遊び人「なにやら次の街へ渡るためにはこの街の女王の許可がいるそうなのじゃ」
魔法使い「……なら許可をもらいに行けばいい」
戦士「それがよぉ、他の冒険者たちによると許可を出すためにはなんか条件を出されるらしいぜ」
マオ「条件?」
戦士「そ。 なんでもピラミッドの財宝を見つけろ、だとかなんとか」
魔法使い「……ピラミッドってなに」
遊び人「ここから北へ向かったところにある石の建造物だそうじゃ。 なんでも代々の王家の墓らしいぞ」
戦士「そこに財宝が眠ってるんだと」
596: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 10:44:47.67 ID:LL4R0Hopo
マオ「……なら準備をしたら行ってみるか」
魔法使い「……お墓だよ? お化けが出るかもしれない」
マオ「平気だろ。 死体よりは怖くないと思うぞ」
魔法使い「……どっちもだめ」
戦士「じゃあ魔法使いはここでお留守番だな」
遊び人「残念じゃのぅその間にマオはわしらのものになるわけじゃ」
戦士「なにいってんだよ婆さん! 私のもんだから!」
マオ「誰のものでもないが」
戦士「じゃ、そういうわけだから」
遊び人「お化けが怖い魔法使いはそこで震えて待っておれ」
魔法使い「…………」
魔法使い「……やっぱり行く」
戦士(ちょろいなー)
マオ(ちょろい)
遊び人(あとで脅かそう)
魔法使い「……お墓だよ? お化けが出るかもしれない」
マオ「平気だろ。 死体よりは怖くないと思うぞ」
魔法使い「……どっちもだめ」
戦士「じゃあ魔法使いはここでお留守番だな」
遊び人「残念じゃのぅその間にマオはわしらのものになるわけじゃ」
戦士「なにいってんだよ婆さん! 私のもんだから!」
マオ「誰のものでもないが」
戦士「じゃ、そういうわけだから」
遊び人「お化けが怖い魔法使いはそこで震えて待っておれ」
魔法使い「…………」
魔法使い「……やっぱり行く」
戦士(ちょろいなー)
マオ(ちょろい)
遊び人(あとで脅かそう)
597: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 10:51:16.58 ID:LL4R0Hopo
………………
…………
……
~ピラミッド~
マオ「これか」
戦士「え、まじ?」
遊び人「なんじゃこの大きさは……」
魔法使い「……すごい……これ全部レンガなの」
戦士「作るのに何年かかるんだっての」
遊び人「あんなデカい石を一体いくつ積んでるんじゃ…… 腰が砕けるわ」
魔法使い「……気が遠くなる話」
マオ「中に入ろう」
魔法使い「……うん」
遊び人「わしも中に入るならこんな豪華なものがいいのぅ」
戦士「墓に入る話じゃねえよ!」
魔法使い「……おばあちゃんのボケは分かりづらい」
戦士「分かりづらいか!?」
魔法使い「……?」
…………
……
~ピラミッド~
マオ「これか」
戦士「え、まじ?」
遊び人「なんじゃこの大きさは……」
魔法使い「……すごい……これ全部レンガなの」
戦士「作るのに何年かかるんだっての」
遊び人「あんなデカい石を一体いくつ積んでるんじゃ…… 腰が砕けるわ」
魔法使い「……気が遠くなる話」
マオ「中に入ろう」
魔法使い「……うん」
遊び人「わしも中に入るならこんな豪華なものがいいのぅ」
戦士「墓に入る話じゃねえよ!」
魔法使い「……おばあちゃんのボケは分かりづらい」
戦士「分かりづらいか!?」
魔法使い「……?」
598: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 10:56:39.83 ID:LL4R0Hopo
魔法使い「それにしてもこんなところで王家が代々眠っているとは……とんだ金持ちじゃのぅ」
戦士「どんだけデカい墓がうらやましいんだよ婆さん」
マオ「……墓をあばきに来たやつの墓にもなってるだろうが」
遊び人「ふぉっふぉっふぉ。 関係ない死体もゴロゴロか」
魔法使い「…………」
戦士「死体もいっぱいならお化けもいてもおかしくないだろうなー」
魔法使い「…………」
遊び人「死体が動き出して襲ってくるかもしれん」
魔法使い「………………」
戦士「目が無いゾンビがわーって襲ってくるのか!」
魔法使い「………………」
遊び人「わっ!!」
魔法使い「きゃぁっ!!」ガバッ
マオ「……………」ピクピクッ
魔法使い「………マオ?」
マオ「ヴァーーー……」ユラリ
魔法使い「……ひっ!!」
戦士「マジビビりしてるからもうやめてやれよお前ら」
戦士「どんだけデカい墓がうらやましいんだよ婆さん」
マオ「……墓をあばきに来たやつの墓にもなってるだろうが」
遊び人「ふぉっふぉっふぉ。 関係ない死体もゴロゴロか」
魔法使い「…………」
戦士「死体もいっぱいならお化けもいてもおかしくないだろうなー」
魔法使い「…………」
遊び人「死体が動き出して襲ってくるかもしれん」
魔法使い「………………」
戦士「目が無いゾンビがわーって襲ってくるのか!」
魔法使い「………………」
遊び人「わっ!!」
魔法使い「きゃぁっ!!」ガバッ
マオ「……………」ピクピクッ
魔法使い「………マオ?」
マオ「ヴァーーー……」ユラリ
魔法使い「……ひっ!!」
戦士「マジビビりしてるからもうやめてやれよお前ら」
599: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 11:12:01.48 ID:LL4R0Hopo
魔法使い「…………」
戦士「おい、怒っちゃったぞ魔法使い」
遊び人「どうにかせんか若造」
マオ「ババアが脅かすからだろ」
遊び人「とどめをさしたのはお前じゃろうが!!」
魔法使い「……マオなんて知らない」
遊び人「あーあ」
マオ「………」
戦士「なぁ1人でどんどん行ったらあぶねえぞ魔法使い」
遊び人「そうじゃぞ。 わしらが悪かったから戻って来い」
魔法使い「………ふん」
戦士「だから先行くなって!」
魔法使い「……マオのばか」スタスタ
カチッ
魔法使い「……?」
ガコンッ
ふわっ
魔法使い「……え」
戦士「魔法使いぃ!!」
マオ「ちっ!」ヒュンッ
ガシッ
戦士「マオ!!」
魔法使い「……!」
マオ「しっかり捕まっていろ!」
戦士「おい、怒っちゃったぞ魔法使い」
遊び人「どうにかせんか若造」
マオ「ババアが脅かすからだろ」
遊び人「とどめをさしたのはお前じゃろうが!!」
魔法使い「……マオなんて知らない」
遊び人「あーあ」
マオ「………」
戦士「なぁ1人でどんどん行ったらあぶねえぞ魔法使い」
遊び人「そうじゃぞ。 わしらが悪かったから戻って来い」
魔法使い「………ふん」
戦士「だから先行くなって!」
魔法使い「……マオのばか」スタスタ
カチッ
魔法使い「……?」
ガコンッ
ふわっ
魔法使い「……え」
戦士「魔法使いぃ!!」
マオ「ちっ!」ヒュンッ
ガシッ
戦士「マオ!!」
魔法使い「……!」
マオ「しっかり捕まっていろ!」
600: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 11:15:06.14 ID:LL4R0Hopo
ガゴォォォン
戦士「おいおい……どうするマオたち穴に落ちちまったぜ」
遊び人「……マオがついているから大丈夫だとは思うが…… 下に降りる別の道がないか探すぞ」
戦士「了解」
戦士「っていうかトラップあるなんて聞いてねえぞ…… 墓にトラップとかどんだけだよ」
遊び人「死に場所に遊び心があるとは……気にいったぞ」
戦士「婆さんここで死ぬなよー」
601: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 11:17:59.71 ID:LL4R0Hopo
マオ「無事か?」
魔法使い「……うん、大丈夫」
マオ「……はぁ。 結構落ちた気がするな」
魔法使い「……穴もふさがってる」
マオ「歩けるか?」
魔法使い「……平気。 出口を探そ?」
マオ「そうだな」
魔法使い「……うん、大丈夫」
マオ「……はぁ。 結構落ちた気がするな」
魔法使い「……穴もふさがってる」
マオ「歩けるか?」
魔法使い「……平気。 出口を探そ?」
マオ「そうだな」
602: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 11:21:32.09 ID:LL4R0Hopo
魔法使い「……マオ、これって」
マオ「ここで死んだ人間の骨だろう」
魔法使い「ダンジョンってこんなにいっぱいあるの……?」
マオ「………」
魔法使い「至る所に骨が……」
マオ「確かに多いな」
魔法使い「……ねぇ、マオ…… もしかして出口が……」
マオ「あるはずだ。 なかったら作る。 天井をぶち抜くだけだ簡単じゃないか」
魔法使い「……強引」
魔法使い「……でも安心する」ピトッ
マオ「………とりあえず行くぞ」
マオ「ここで死んだ人間の骨だろう」
魔法使い「ダンジョンってこんなにいっぱいあるの……?」
マオ「………」
魔法使い「至る所に骨が……」
マオ「確かに多いな」
魔法使い「……ねぇ、マオ…… もしかして出口が……」
マオ「あるはずだ。 なかったら作る。 天井をぶち抜くだけだ簡単じゃないか」
魔法使い「……強引」
魔法使い「……でも安心する」ピトッ
マオ「………とりあえず行くぞ」
603: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 11:28:48.97 ID:LL4R0Hopo
マオ「…………」
魔法使い「……出口、ないね」
マオ「……そんなことはないだろう」
魔法使い「……マオ、そこの壁見て」
マオ「うん?」
魔法使い「正の字いっぱい掘られてる」
魔法使い「きっとこの死体だった人が生きてる間にここで何日も掘り続けてたんだよ」
魔法使い「……ここから出られなくて」
マオ「………」
マオ「もう天井をぶち破るか」
魔法使い「……うん」
マオ「……ぶち抜け。 暗黒衝撃魔法」
しかし何も起こらなかった。
魔法使い「……出口、ないね」
マオ「……そんなことはないだろう」
魔法使い「……マオ、そこの壁見て」
マオ「うん?」
魔法使い「正の字いっぱい掘られてる」
魔法使い「きっとこの死体だった人が生きてる間にここで何日も掘り続けてたんだよ」
魔法使い「……ここから出られなくて」
マオ「………」
マオ「もう天井をぶち破るか」
魔法使い「……うん」
マオ「……ぶち抜け。 暗黒衝撃魔法」
しかし何も起こらなかった。
604: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 11:30:58.92 ID:LL4R0Hopo
マオ「………!?」
魔法使い「……どうしたの?」
マオ「……魔法が発動しない!」
魔法使い「……え?」
マオ「……ちっ! 暗黒爆発魔法!」
しかし何も起こらなかった。
魔法使い「……私もやってみる」
魔法使い「……爆発魔法上級、イオナズン」
しかし何も起こらなかった。
魔法使い「……どうしたの?」
マオ「……魔法が発動しない!」
魔法使い「……え?」
マオ「……ちっ! 暗黒爆発魔法!」
しかし何も起こらなかった。
魔法使い「……私もやってみる」
魔法使い「……爆発魔法上級、イオナズン」
しかし何も起こらなかった。
605: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 11:34:04.92 ID:LL4R0Hopo
魔法使い「……魔法が使えないなんて」
マオ「厄介な場所に閉じ込めてくれたものだ」
魔法使い「……どうしよう」
マオ「力でこじ開けるのは簡単だが、この建物が崩れる可能性があるからな、これは最終手段だ」
マオ「……もう少し探索してみるしかないだろう」
魔法使い「……うん……分かった」
魔法使い「奥の方にいったらなにかあるかな」
マオ「いってみよう」
マオ「厄介な場所に閉じ込めてくれたものだ」
魔法使い「……どうしよう」
マオ「力でこじ開けるのは簡単だが、この建物が崩れる可能性があるからな、これは最終手段だ」
マオ「……もう少し探索してみるしかないだろう」
魔法使い「……うん……分かった」
魔法使い「奥の方にいったらなにかあるかな」
マオ「いってみよう」
606: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 11:37:58.50 ID:LL4R0Hopo
………………………………
マオ「これは」
魔法使い「……宝箱」
マオ「開けてみるか」
魔法使い「………黄金の、爪?」
マオ「……爪だな」
ガゴォン
魔法使い「……! マオ今のって」
マオ「何かが開く音がしたな。 これが答えか」
魔法使い「……よかった。 この爪綺麗だなぁ」
マオ「つけてみたらどうだ?」
魔法使い「……うん」カチャッ
魔法使い「わぁ……綺麗」
マオ「……そうだな」
マオ「これは」
魔法使い「……宝箱」
マオ「開けてみるか」
魔法使い「………黄金の、爪?」
マオ「……爪だな」
ガゴォン
魔法使い「……! マオ今のって」
マオ「何かが開く音がしたな。 これが答えか」
魔法使い「……よかった。 この爪綺麗だなぁ」
マオ「つけてみたらどうだ?」
魔法使い「……うん」カチャッ
魔法使い「わぁ……綺麗」
マオ「……そうだな」
607: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 11:40:28.84 ID:LL4R0Hopo
マオ「じゃあ音のした方へ行くぞ」
魔法使い「……うん」
魔法使い「……出られるんだね、よかった」
マオ「………待て」
魔法使い「………うん?」
ヴァーーーー………
アァァーーー………
マオ「……魔物だ」
魔法使い「……なにこれ、地面から魔物がどんどん出てくる」
マオ「死体の魔物か。 趣味が悪いな」
魔法使い「……骸骨もいる」
マオ「倒すぞ。 下がっていろ」
魔法使い「……うん」
魔法使い「……うん」
魔法使い「……出られるんだね、よかった」
マオ「………待て」
魔法使い「………うん?」
ヴァーーーー………
アァァーーー………
マオ「……魔物だ」
魔法使い「……なにこれ、地面から魔物がどんどん出てくる」
マオ「死体の魔物か。 趣味が悪いな」
魔法使い「……骸骨もいる」
マオ「倒すぞ。 下がっていろ」
魔法使い「……うん」
608: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 11:43:23.33 ID:LL4R0Hopo
マオ「はぁっ!!!」
ズバァァァァン
マオ「ふっ!!」
ズバァァァン
魔法使い「マオ! どんどん増えてる!」
マオ「ちっ倒しても沸いてくるな」
魔法使い「囲まれた!」
マオ「なんなんだこの魔物の多さは…… 規格外だぞ」
魔法使い「……逃げ場、ないよ……」
マオ「…………」
ズバァァァァン
マオ「ふっ!!」
ズバァァァン
魔法使い「マオ! どんどん増えてる!」
マオ「ちっ倒しても沸いてくるな」
魔法使い「囲まれた!」
マオ「なんなんだこの魔物の多さは…… 規格外だぞ」
魔法使い「……逃げ場、ないよ……」
マオ「…………」
613: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 19:22:07.65 ID:djoEQYHPo
マオ「走れ!!」
ズバァァァァン
魔法使い「……マオ、突っ込んでも囲まれちゃう」
マオ「囲まれる前に突破するしかないだろう」
マオ「出口まで最短距離で走り抜ける」
ヴァーーーーーーーーー
魔法使い「……ひっ…!」
マオ「よそ見をするな! 私の背中だけ見ていろ」
魔法使い「……うん!」
マオ「はあぁぁっ!!!」
スパンッ
スパンッ
魔法使い「……なんて早さなの。 本当にマオの強さは異常だ」
マオ「口を動かしていたら舌を噛むぞ!」
魔法使い「…………」
マオ「どけええええッ!!」
ズバァァァァン
魔法使い「……マオ、突っ込んでも囲まれちゃう」
マオ「囲まれる前に突破するしかないだろう」
マオ「出口まで最短距離で走り抜ける」
ヴァーーーーーーーーー
魔法使い「……ひっ…!」
マオ「よそ見をするな! 私の背中だけ見ていろ」
魔法使い「……うん!」
マオ「はあぁぁっ!!!」
スパンッ
スパンッ
魔法使い「……なんて早さなの。 本当にマオの強さは異常だ」
マオ「口を動かしていたら舌を噛むぞ!」
魔法使い「…………」
マオ「どけええええッ!!」
614: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 19:25:04.99 ID:djoEQYHPo
戦士「だめだ、下へ行く道なんかねえよ……」
遊び人「むぅ……困ったのぅ」
戦士「あいつら大丈夫かな」
遊び人「脳筋バカがついておるからな。 そのうち地面から天井突き破って出てくるじゃろ」
戦士「あぁー……マオならやりそう」
遊び人「巻き込まれたら死亡確定じゃな」
戦士「こえぇ……あいつといないと違う意味でこえぇよ……」
遊び人「むぅ……困ったのぅ」
戦士「あいつら大丈夫かな」
遊び人「脳筋バカがついておるからな。 そのうち地面から天井突き破って出てくるじゃろ」
戦士「あぁー……マオならやりそう」
遊び人「巻き込まれたら死亡確定じゃな」
戦士「こえぇ……あいつといないと違う意味でこえぇよ……」
615: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 19:26:40.84 ID:djoEQYHPo
遊び人「あやつらなら自力でなんとかするじゃろうからわしらはピラミッドの上を目指すかの」
戦士「財宝探索だな」
遊び人「財宝… 金… スロットじゃああああ!!!!」
戦士「ほんとだめだなこの婆さん……」
遊び人「777じゃあああああ」
戦士「おい! 一人で行くなって! また魔法使いみたいに罠にかかっちまうぞ!」
戦士「財宝探索だな」
遊び人「財宝… 金… スロットじゃああああ!!!!」
戦士「ほんとだめだなこの婆さん……」
遊び人「777じゃあああああ」
戦士「おい! 一人で行くなって! また魔法使いみたいに罠にかかっちまうぞ!」
616: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 19:31:35.92 ID:djoEQYHPo
マオ「ちっ!! 数が多すぎる!!」
魔法使い「……人が通れる隙間もないよ」
魔法使い「……囲まれちゃう」
マオ「……えぇいめんどくさい」
マオ「舌を噛むなよ」ヒョイッ
魔法使い「……へ?」
マオ「ふんっ!!!」
ドゴオオオオオォォォォォォォォ!!!!
ヴァアアアアアアアアアアアア!!!
マオ「じゃあな死体ども」
魔法使い「……最初っからこうやってた方が早かった」
マオ「まぁそういうな。 ピラミッドを壊さないように天井だけぶち抜くのは難しいのだ」
魔法使い「……意味わからない」
魔法使い「……人が通れる隙間もないよ」
魔法使い「……囲まれちゃう」
マオ「……えぇいめんどくさい」
マオ「舌を噛むなよ」ヒョイッ
魔法使い「……へ?」
マオ「ふんっ!!!」
ドゴオオオオオォォォォォォォォ!!!!
ヴァアアアアアアアアアアアア!!!
マオ「じゃあな死体ども」
魔法使い「……最初っからこうやってた方が早かった」
マオ「まぁそういうな。 ピラミッドを壊さないように天井だけぶち抜くのは難しいのだ」
魔法使い「……意味わからない」
617: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 19:33:44.93 ID:djoEQYHPo
魔法使い「……ねぇ、財宝ってなんなのかな」
マオ「……知らない」
魔法使い「……マオは夢がない」
マオ「じゃあ魔法使いはなんだと思う?」
魔法使い「……お金」
マオ「魔法使いは現実的だな」
魔法使い「…………」
マオ「……知らない」
魔法使い「……マオは夢がない」
マオ「じゃあ魔法使いはなんだと思う?」
魔法使い「……お金」
マオ「魔法使いは現実的だな」
魔法使い「…………」
618: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 19:40:41.64 ID:djoEQYHPo
魔法使い「……戦士たちいない」
マオ「おそらく上にいったんだろう。 私たちも上に向かうぞ」
魔法使い「……次は上からぶち抜く?」
マオ「そうだなそっちの方が早いかもな」
魔法使い「……え?」
マオ「いくぞ」
魔法使い「……ま、待って、冗談でしょ!」
マオ「しっかり掴まっていろ」ガシッ
魔法使い「……ありえない! マオのばか!」
ヒュゥゥゥゥゥゥン
マオ「おそらく上にいったんだろう。 私たちも上に向かうぞ」
魔法使い「……次は上からぶち抜く?」
マオ「そうだなそっちの方が早いかもな」
魔法使い「……え?」
マオ「いくぞ」
魔法使い「……ま、待って、冗談でしょ!」
マオ「しっかり掴まっていろ」ガシッ
魔法使い「……ありえない! マオのばか!」
ヒュゥゥゥゥゥゥン
619: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 19:43:47.70 ID:djoEQYHPo
戦士「うーんどうしたもんかね」
遊び人「これはお手上げじゃな。 うんともすんとも言わんわい」
戦士「どうやったら開くんだこの門は」
ドォォォォォォォォン
戦士「っ!? なんだ!?」
シュタッ
マオ「ほらみろ、こっちの方が早いぞ」
魔法使い「…………ばか」
戦士「マオ!?」
遊び人「何をやっとるんじゃ」
マオ「地下に閉じ込められて出口がなくてな。 魔物に襲われていた」
魔法使い「……だから天井ぶち抜いてそのままぶち抜き続けてここまで来た」
魔法使い「……本当に最悪」
戦士「ありえねーダンジョンの意味ねえじゃん」
遊び人「遊び心がないのぅ」
マオ「……ふんっ、力こそ正義だ」
遊び人「これはお手上げじゃな。 うんともすんとも言わんわい」
戦士「どうやったら開くんだこの門は」
ドォォォォォォォォン
戦士「っ!? なんだ!?」
シュタッ
マオ「ほらみろ、こっちの方が早いぞ」
魔法使い「…………ばか」
戦士「マオ!?」
遊び人「何をやっとるんじゃ」
マオ「地下に閉じ込められて出口がなくてな。 魔物に襲われていた」
魔法使い「……だから天井ぶち抜いてそのままぶち抜き続けてここまで来た」
魔法使い「……本当に最悪」
戦士「ありえねーダンジョンの意味ねえじゃん」
遊び人「遊び心がないのぅ」
マオ「……ふんっ、力こそ正義だ」
620: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 19:47:43.53 ID:djoEQYHPo
マオ「で、何事だ」
戦士「あぁ、このドアが開かなくてよ」
遊び人「なにか開くための仕掛けがあるはずなんじゃが」
マオ「ふむ……」
戦士「わかんねー」
遊び人「一通り探索したのじゃがこのフロアにはそれらしきものがなくての」
戦士「なんか丸いボタンみたいなのがあったんだけど押してもなんもなんねえんだよ」
マオ「丸いボタン?」
遊び人「そうじゃ。 壁に取り付けられたボタンが東と西にそれぞれ2つずつあってな」
マオ「そうか」
戦士「………」
戦士「待てよ? 丸いボタンが東と西……」
遊び人「ん? どうしたのじゃ?」
戦士「なぁ! 街の子どもが歌をうたってたよな!」
戦士「あぁ、このドアが開かなくてよ」
遊び人「なにか開くための仕掛けがあるはずなんじゃが」
マオ「ふむ……」
戦士「わかんねー」
遊び人「一通り探索したのじゃがこのフロアにはそれらしきものがなくての」
戦士「なんか丸いボタンみたいなのがあったんだけど押してもなんもなんねえんだよ」
マオ「丸いボタン?」
遊び人「そうじゃ。 壁に取り付けられたボタンが東と西にそれぞれ2つずつあってな」
マオ「そうか」
戦士「………」
戦士「待てよ? 丸いボタンが東と西……」
遊び人「ん? どうしたのじゃ?」
戦士「なぁ! 街の子どもが歌をうたってたよな!」
621: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 19:50:00.55 ID:djoEQYHPo
遊び人「あーあのわんぱく小僧たちか」
戦士「えっと……確か……まんまるボタンが……」
戦士「あーだめだ! 思い出せねえ!!」
遊び人「そこからが重要なんじゃろうが」
戦士「婆さんも聞いてたんだろうが! 思い出してくれよ」
遊び人「歳を取ると物忘れが激しくなるんじゃ!」
戦士「こういう時だけ老人面しやがって!!」
戦士「えぇっと……まんまるボタンが東と西……?」
戦士「だめだ覚えてねえよ!」
戦士「えっと……確か……まんまるボタンが……」
戦士「あーだめだ! 思い出せねえ!!」
遊び人「そこからが重要なんじゃろうが」
戦士「婆さんも聞いてたんだろうが! 思い出してくれよ」
遊び人「歳を取ると物忘れが激しくなるんじゃ!」
戦士「こういう時だけ老人面しやがって!!」
戦士「えぇっと……まんまるボタンが東と西……?」
戦士「だめだ覚えてねえよ!」
622: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 19:53:11.50 ID:djoEQYHPo
マオ「ふむめんどくさいな」
魔法使い「……マオ? だめだよ」
マオ「ぶち抜けばいいんだろう」
魔法使い「だめ!」
マオ「せいやぁっ!!」シュンッ
ドゴォォォォォォォォン!!!!
マオ「…………」
戦士「まじかよ! マオの攻撃で無傷だと?」
遊び人「頑丈じゃなー。 防御魔法でも施された門なのかもしれんな」
魔法使い「マオ、諦めよ? 壊してばかりじゃご先祖様に怒られちゃうよ」
マオ「…………」
マオ「ふはははは! 私に本気を出させようとはいい度胸だな門よ」
魔法使い「……マオ」
マオ「ぶち抜いてみせるぞ! お前を!!」
魔法使い「……はぁ」
戦士「なんか変なスイッチはいっちゃったな」
遊び人「やはり脳筋じゃな」
魔法使い「……天井を貫いてからハマってしまったみたい」
魔法使い「……マオ? だめだよ」
マオ「ぶち抜けばいいんだろう」
魔法使い「だめ!」
マオ「せいやぁっ!!」シュンッ
ドゴォォォォォォォォン!!!!
マオ「…………」
戦士「まじかよ! マオの攻撃で無傷だと?」
遊び人「頑丈じゃなー。 防御魔法でも施された門なのかもしれんな」
魔法使い「マオ、諦めよ? 壊してばかりじゃご先祖様に怒られちゃうよ」
マオ「…………」
マオ「ふはははは! 私に本気を出させようとはいい度胸だな門よ」
魔法使い「……マオ」
マオ「ぶち抜いてみせるぞ! お前を!!」
魔法使い「……はぁ」
戦士「なんか変なスイッチはいっちゃったな」
遊び人「やはり脳筋じゃな」
魔法使い「……天井を貫いてからハマってしまったみたい」
623: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 19:57:00.16 ID:djoEQYHPo
マオ「道を開けろ」
マオ「……はああぁぁぁあぁっ!!!」
戦士「武器じゃなくて拳!?」
ドゴォォォォォォォオオオオオオオオオオ
バゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
戦士「うわあああああああ!!」
遊び人「あほが!! やりすぎじゃ!!!」
魔法使い「……まずい!」
戦士「やばい! 崩れちまうぞ!?」
遊び人「財宝は!?」
マオ「あったぞ!!」
戦士「でかしたぜマオ!」
魔法使い「……脱出魔法、リレミト!!」
ヒュンッ
マオ「……はああぁぁぁあぁっ!!!」
戦士「武器じゃなくて拳!?」
ドゴォォォォォォォオオオオオオオオオオ
バゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
戦士「うわあああああああ!!」
遊び人「あほが!! やりすぎじゃ!!!」
魔法使い「……まずい!」
戦士「やばい! 崩れちまうぞ!?」
遊び人「財宝は!?」
マオ「あったぞ!!」
戦士「でかしたぜマオ!」
魔法使い「……脱出魔法、リレミト!!」
ヒュンッ
624: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 20:12:27.08 ID:djoEQYHPo
戦士「あーあ」
魔法使い「………どうしよう」
マオ「……まさか跡形もなく崩れるとは」
遊び人「あぁー……わしの財宝が…… スロットがぁ……」
戦士「諦めろよ婆さん…… 全部こいつが悪い」
遊び人「若造……末代まで呪ってやるわ」
魔法使い「……お墓にいたご先祖様、おうちを壊してごめんなさい」
戦士「ごめんなさいで済む問題かこれ」
魔法使い「……マオもごめんなさいして」
マオ「…………」
魔法使い「……ごめんなさい」グイッ
マオ「……街に戻ろう」
マオ「そしてさっさと逃げよう」
戦士「そうしよう!」
遊び人「全くどうしようもない旅じゃな!」
魔法使い「………どうしよう」
マオ「……まさか跡形もなく崩れるとは」
遊び人「あぁー……わしの財宝が…… スロットがぁ……」
戦士「諦めろよ婆さん…… 全部こいつが悪い」
遊び人「若造……末代まで呪ってやるわ」
魔法使い「……お墓にいたご先祖様、おうちを壊してごめんなさい」
戦士「ごめんなさいで済む問題かこれ」
魔法使い「……マオもごめんなさいして」
マオ「…………」
魔法使い「……ごめんなさい」グイッ
マオ「……街に戻ろう」
マオ「そしてさっさと逃げよう」
戦士「そうしよう!」
遊び人「全くどうしようもない旅じゃな!」
628: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 20:17:20.92 ID:djoEQYHPo
……………………………………
~イシス~
マオ「財宝をお持ちしました女王」
女王「誠か!? して、みせてみよ!!」
マオ「ピラミッドにあったものはこの2点です」
マオ「まずはこのカギがピラミッドの上層にありました」
女王「鍵とな?」
マオ「はい、用途は不明です」
マオ「もう1点はこちらです」
女王「なんと!? 黄金に光る爪か!」
マオ「はい。 これはピラミッドの出口のない地下層の奥深くで眠っておりました。 これを入手した途端に魔物が多くわいてくるなどのトラップもあったことからこちらが真の財宝かと」
女王「よくやってくれたな冒険者たちよ! カギは戦利品だくれてやる」
女王「その黄金の爪はもらうぞ! 美しい童にぴったりじゃ!」
女王「たしかおぬしらは次の街へ行きたいのじゃったな。 ではこれを持って行け。 さすれば道をあけてくれるだろう」
マオ「はっ! ありがとうございます」
女王「では行け。 達者でな」
マオ「失礼いたします」
~イシス~
マオ「財宝をお持ちしました女王」
女王「誠か!? して、みせてみよ!!」
マオ「ピラミッドにあったものはこの2点です」
マオ「まずはこのカギがピラミッドの上層にありました」
女王「鍵とな?」
マオ「はい、用途は不明です」
マオ「もう1点はこちらです」
女王「なんと!? 黄金に光る爪か!」
マオ「はい。 これはピラミッドの出口のない地下層の奥深くで眠っておりました。 これを入手した途端に魔物が多くわいてくるなどのトラップもあったことからこちらが真の財宝かと」
女王「よくやってくれたな冒険者たちよ! カギは戦利品だくれてやる」
女王「その黄金の爪はもらうぞ! 美しい童にぴったりじゃ!」
女王「たしかおぬしらは次の街へ行きたいのじゃったな。 ではこれを持って行け。 さすれば道をあけてくれるだろう」
マオ「はっ! ありがとうございます」
女王「では行け。 達者でな」
マオ「失礼いたします」
629: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 20:20:40.07 ID:djoEQYHPo
マオ「……明日の朝まで休んでから逃げるぞ」
遊び人「出発ではなく逃げるっていうところがミソじゃな」
戦士「今すぐにでも逃げ出さないと気が気じゃねえけどな」
魔法使い「……呪われたらどうしよう」
マオ「休まねば身体ももたないだろう」
遊び人「そうじゃな。 スロットを回さねば疲れもとれんわい」
戦士「本当に婆さんスロットしか頭にねえんだな!」
遊び人「出発ではなく逃げるっていうところがミソじゃな」
戦士「今すぐにでも逃げ出さないと気が気じゃねえけどな」
魔法使い「……呪われたらどうしよう」
マオ「休まねば身体ももたないだろう」
遊び人「そうじゃな。 スロットを回さねば疲れもとれんわい」
戦士「本当に婆さんスロットしか頭にねえんだな!」
630: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 20:26:20.87 ID:djoEQYHPo
マオ「私は少し出かけるぞ」
戦士「こんな遅くにかよ?」
マオ「あぁちょっと野暮用だ。 いってくる」
魔法使い「……いってらっしゃい」
戦士「こんな遅くになんだろうな」
遊び人「野暮なことを聞くのおう? この街の夜を知らんのか?」
魔法使い「……どういうこと?」
遊び人「気づかなかったか? この街には娼婦がたくさんおるわい。 この街の夜に男1人で出歩くといったらやることはひとつじゃ」
戦士「ヤるってか」
遊び人「そういうことじゃろう?」
魔法使い「……だ、だめ!」
遊び人「まぁまぁ! ちょっと後をつけてみようじゃないか」
戦士「おもしろそうだな!」
魔法使い「……そんなことしたら……だめ」
遊び人「なんじゃ? マオが気にならんのか?」
戦士「他の女抱いてるかもしれないんだぜ? 許せないだろ?」
魔法使い「………!!」
戦士「こんな遅くにかよ?」
マオ「あぁちょっと野暮用だ。 いってくる」
魔法使い「……いってらっしゃい」
戦士「こんな遅くになんだろうな」
遊び人「野暮なことを聞くのおう? この街の夜を知らんのか?」
魔法使い「……どういうこと?」
遊び人「気づかなかったか? この街には娼婦がたくさんおるわい。 この街の夜に男1人で出歩くといったらやることはひとつじゃ」
戦士「ヤるってか」
遊び人「そういうことじゃろう?」
魔法使い「……だ、だめ!」
遊び人「まぁまぁ! ちょっと後をつけてみようじゃないか」
戦士「おもしろそうだな!」
魔法使い「……そんなことしたら……だめ」
遊び人「なんじゃ? マオが気にならんのか?」
戦士「他の女抱いてるかもしれないんだぜ? 許せないだろ?」
魔法使い「………!!」
631: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 20:30:29.66 ID:djoEQYHPo
マオ「…………」
戦士「へへっどこいくんだろうな」
遊び人「街の中心に向かっているぞ! これは本当にあるかもしれんな!!」
魔法使い「……マオ……だめだよ……」ウル
戦士「泣くなって! まだ決まったわけじゃねえんだからさ」
遊び人「お! さっそく女が近づいて行ったぞ!」
戦士「まぁ顔は悪くないしなあいつ」
「ねぇお兄さん、今夜どう?」
マオ「…………」
「無視するの? つれないんだから~…… 私、さみしいな~?」ムニュ
戦士「おぉっ! 腕に抱き付いてるぞあの女」
遊び人「巨 じゃのう。 これにはマオのあそこも無視できんか」
戦士「やかましいわ ババア」
魔法使い「……!」
マオ「邪魔だ」スッ
「んも~…… また来てね? 待ってるから」
戦士「おぉっ! 撒いたぞ!」
魔法使い「……マオ」
遊び人「なかなかやるではないか若造のくせに」
戦士「へへっどこいくんだろうな」
遊び人「街の中心に向かっているぞ! これは本当にあるかもしれんな!!」
魔法使い「……マオ……だめだよ……」ウル
戦士「泣くなって! まだ決まったわけじゃねえんだからさ」
遊び人「お! さっそく女が近づいて行ったぞ!」
戦士「まぁ顔は悪くないしなあいつ」
「ねぇお兄さん、今夜どう?」
マオ「…………」
「無視するの? つれないんだから~…… 私、さみしいな~?」ムニュ
戦士「おぉっ! 腕に抱き付いてるぞあの女」
遊び人「巨 じゃのう。 これにはマオのあそこも無視できんか」
戦士「やかましいわ ババア」
魔法使い「……!」
マオ「邪魔だ」スッ
「んも~…… また来てね? 待ってるから」
戦士「おぉっ! 撒いたぞ!」
魔法使い「……マオ」
遊び人「なかなかやるではないか若造のくせに」
632: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 20:33:13.12 ID:djoEQYHPo
「ねぇお兄さん、ぱふぱふしてかない?」
マオ「……なんだそれは」
「ふふ、気持ちいいことよ~ 女の子のあそこで、むにゅむにゅってするの」
戦士「うひゃー! 谷間すげー!」
遊び人「あれは いのぅ…… わしが男だったらもう挿れてるわい」
戦士「達人かよ」
魔法使い「……マオなら平気」
マオ「興味ない、どけ」
「んも~ なんなのよ~」
魔法使い「……マオの女は私だけ」
戦士「うわぁ……」
遊び人「なかなか嫉妬深いんじゃな」
マオ「……なんだそれは」
「ふふ、気持ちいいことよ~ 女の子のあそこで、むにゅむにゅってするの」
戦士「うひゃー! 谷間すげー!」
遊び人「あれは いのぅ…… わしが男だったらもう挿れてるわい」
戦士「達人かよ」
魔法使い「……マオなら平気」
マオ「興味ない、どけ」
「んも~ なんなのよ~」
魔法使い「……マオの女は私だけ」
戦士「うわぁ……」
遊び人「なかなか嫉妬深いんじゃな」
633: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 20:35:05.33 ID:djoEQYHPo
マオ「…………」
戦士「街のはずれ? どこいくんだよ」
遊び人「そっちにはもうなにもないぞ」
魔法使い「…………」
マオ「やはり来ていたか魔物ども」
ヴァーーーーーーー………
ヴァアアアアーーーーー
戦士「なっ…魔物!?」
遊び人「しかも……なんという数じゃ! 100や200どころじゃないぞ…!」
魔法使い「……さっきの地下にいた魔物だ!」
戦士「街のはずれ? どこいくんだよ」
遊び人「そっちにはもうなにもないぞ」
魔法使い「…………」
マオ「やはり来ていたか魔物ども」
ヴァーーーーーーー………
ヴァアアアアーーーーー
戦士「なっ…魔物!?」
遊び人「しかも……なんという数じゃ! 100や200どころじゃないぞ…!」
魔法使い「……さっきの地下にいた魔物だ!」
634: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 20:38:05.28 ID:djoEQYHPo
マオ「やはりお前たちはあの爪を取り返しにきたのだな」
ヴァーーーーーーーーーーーー
マオ「だが残念ながらそれは果たされない」
マオ「先ほどは魔法が使えずに遅れをとったが今回はそうはいかない」
ヴァーーーーーーー
マオ「そのまま地面の下で眠っていればよかったものを」
マオ「消えろ。 暗黒消滅魔法大」
ジワジワジワジワジワジワジワ
ヴァ、アアァァァ………
マオ「……ふん」
戦士「なんだ……今の魔法」
遊び人「あれだけいた魔物が一瞬で消滅したぞ……」
魔法使い「…………」
ヴァーーーーーーーーーーーー
マオ「だが残念ながらそれは果たされない」
マオ「先ほどは魔法が使えずに遅れをとったが今回はそうはいかない」
ヴァーーーーーーー
マオ「そのまま地面の下で眠っていればよかったものを」
マオ「消えろ。 暗黒消滅魔法大」
ジワジワジワジワジワジワジワ
ヴァ、アアァァァ………
マオ「……ふん」
戦士「なんだ……今の魔法」
遊び人「あれだけいた魔物が一瞬で消滅したぞ……」
魔法使い「…………」
635: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 20:42:07.33 ID:djoEQYHPo
………………………………
マオ「戻ったぞ」
魔法使い「……おかえり」
マオ「ババアとプチババアはどうした?」
魔法使い「……もう自分の部屋で寝てる」
マオ「そうか」
魔法使い「……私たちももう寝よ?」
マオ「そうだな、明日も早い」
魔法使い「……早く逃げないとだもんね、ふふ」
マオ「そうだな。 バレる前にとんずらかますとしよう」
魔法使い「…………ねぇマオ」
マオ「ん?」
魔法使い「……今なにしてたの?」
マオ「……正義の味方をしていた」
魔法使い「……ピラミッド壊す悪人が正義の味方って変な話」
マオ「……それもそうだな」
マオ「戻ったぞ」
魔法使い「……おかえり」
マオ「ババアとプチババアはどうした?」
魔法使い「……もう自分の部屋で寝てる」
マオ「そうか」
魔法使い「……私たちももう寝よ?」
マオ「そうだな、明日も早い」
魔法使い「……早く逃げないとだもんね、ふふ」
マオ「そうだな。 バレる前にとんずらかますとしよう」
魔法使い「…………ねぇマオ」
マオ「ん?」
魔法使い「……今なにしてたの?」
マオ「……正義の味方をしていた」
魔法使い「……ピラミッド壊す悪人が正義の味方って変な話」
マオ「……それもそうだな」
636: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/29(土) 20:44:22.82 ID:djoEQYHPo
魔法使い「……この街には娼婦がたくさん」
マオ「そうだな」
魔法使い「……マオが……そういうことするんじゃないかって不安だった」
マオ「私には魔法使いだけだぞ」ギュ
魔法使い「……安心」
マオ「……胸は大きくないがな」
魔法使い「……人が気にしてることそうやって言わなくていい」
マオ「……だが、美しいぞ」
魔法使い「……ばかマオ」
マオ「なぁ、ところでぱふぱふって知っているか?」
魔法使い「……え?」
マオ「1つお願いがあるのだが」
魔法使い「……やだ!」
マオ「そうだな」
魔法使い「……マオが……そういうことするんじゃないかって不安だった」
マオ「私には魔法使いだけだぞ」ギュ
魔法使い「……安心」
マオ「……胸は大きくないがな」
魔法使い「……人が気にしてることそうやって言わなくていい」
マオ「……だが、美しいぞ」
魔法使い「……ばかマオ」
マオ「なぁ、ところでぱふぱふって知っているか?」
魔法使い「……え?」
マオ「1つお願いがあるのだが」
魔法使い「……やだ!」
646: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 13:15:50.89 ID:VY2S+i+bo
…………………………
戦士「あぁ……ねみぃよまだ」
遊び人「文句は若造に言わんかい」
マオ「……女王からの手紙をもらったのだ。 文句はないだろう」
魔法使い「……大あり」
戦士「ピラミッド壊すくらいならその関所? だかなんだか分かんねえけどそれブッ壊した方が良かっただろう」
遊び人「確かに」
マオ「…………」
魔法使い「……若気の至り」
戦士「あぁ……ねみぃよまだ」
遊び人「文句は若造に言わんかい」
マオ「……女王からの手紙をもらったのだ。 文句はないだろう」
魔法使い「……大あり」
戦士「ピラミッド壊すくらいならその関所? だかなんだか分かんねえけどそれブッ壊した方が良かっただろう」
遊び人「確かに」
マオ「…………」
魔法使い「……若気の至り」
647: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 13:18:33.05 ID:VY2S+i+bo
………………………………
~港の街・ポルトガ~
戦士「海だあああああ!!!」
遊び人「水着じゃああああ」
魔法使い「……塩くさい」
マオ「ベタベタする」
遊び人「なんじゃこいつらの引きこもり加減は」
戦士「海だぜ? テンションあがんねえのかよ」
魔法使い「……別に」
マオ「上がる要素がどこにある」
戦士「えぇ……」
~港の街・ポルトガ~
戦士「海だあああああ!!!」
遊び人「水着じゃああああ」
魔法使い「……塩くさい」
マオ「ベタベタする」
遊び人「なんじゃこいつらの引きこもり加減は」
戦士「海だぜ? テンションあがんねえのかよ」
魔法使い「……別に」
マオ「上がる要素がどこにある」
戦士「えぇ……」
648: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 13:22:48.40 ID:VY2S+i+bo
戦士「なぁ! 海入るよな!」
遊び人「当たり前じゃ行くぞ!!」
魔法使い「……行く?」
マオ「……たまには羽を伸ばすのも悪くはないかもしれないが」
魔法使い「……焼けたくない」
戦士「なんだよー早く行こうぜ?」
遊び人「若造、魔法使いの水着姿は見たくないのか?」
マオ「……む」
戦士「透けような白い肌、煌めく銀髪」
遊び人「水に反射する太陽の光、そしてそれに負けないほどの輝く笑顔」
マオ「……いこう」
魔法使い「……!」
戦士「よし決まりだぜ!」
遊び人「魔法使いの水着を選んでやろう」
魔法使い「待って! 私水着を着るなんて一言も……」
戦士「いいからいいから! 任せなさい」
遊び人「当たり前じゃ行くぞ!!」
魔法使い「……行く?」
マオ「……たまには羽を伸ばすのも悪くはないかもしれないが」
魔法使い「……焼けたくない」
戦士「なんだよー早く行こうぜ?」
遊び人「若造、魔法使いの水着姿は見たくないのか?」
マオ「……む」
戦士「透けような白い肌、煌めく銀髪」
遊び人「水に反射する太陽の光、そしてそれに負けないほどの輝く笑顔」
マオ「……いこう」
魔法使い「……!」
戦士「よし決まりだぜ!」
遊び人「魔法使いの水着を選んでやろう」
魔法使い「待って! 私水着を着るなんて一言も……」
戦士「いいからいいから! 任せなさい」
649: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 13:25:54.25 ID:VY2S+i+bo
遊び人「ひょー人がたくさんおるのぅ」
戦士「そりゃもう暑い季節には海っしょ!」
魔法使い「……暑い」
戦士「そんな黒のなげぇワンピース着てるからだって!」
魔法使い「……これが魔法使いの正装」
遊び人「ま、今から水着を着るんじゃ、涼しいぞぉ」
戦士「……マオに自分の身体を見せつけてやれよ」ボソッ
魔法使い「………むり///」
遊び人「なにがそんなに嫌なんじゃ。 わしもあと50若ければのぅ」
魔法使い「……戦士みたいにスタイルよくない」
戦士「大丈夫だって! 私が魔法使いに似合うかわいい水着選んであげるからさ!」
魔法使い「………おねがいします」
戦士「任せろ」
戦士「ってわけでマオ、お金プリーズ」
マオ「……俺が払うのか」
戦士「そりゃもう暑い季節には海っしょ!」
魔法使い「……暑い」
戦士「そんな黒のなげぇワンピース着てるからだって!」
魔法使い「……これが魔法使いの正装」
遊び人「ま、今から水着を着るんじゃ、涼しいぞぉ」
戦士「……マオに自分の身体を見せつけてやれよ」ボソッ
魔法使い「………むり///」
遊び人「なにがそんなに嫌なんじゃ。 わしもあと50若ければのぅ」
魔法使い「……戦士みたいにスタイルよくない」
戦士「大丈夫だって! 私が魔法使いに似合うかわいい水着選んであげるからさ!」
魔法使い「………おねがいします」
戦士「任せろ」
戦士「ってわけでマオ、お金プリーズ」
マオ「……俺が払うのか」
650: マオ「……俺が払うのか」× 「私が払うのか」○ ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 13:29:03.11 ID:VY2S+i+bo
戦士「これとかいいんじゃない!?」
魔法使い「……派手すぎる」
戦士「えぇーそうか? 着てみなよ」
魔法使い「……やだ。 恥ずかしい」
戦士「じゃーこれ?」
遊び人「それは地味すぎんかのぅ?」
魔法使い「………素材が悪いから水着が映えない」
戦士「んなことねえよ! 魔法使いは上玉だぜ? 確かに胸はそこまで大きくねえけどそんなの関係ねえって」
魔法使い「……そうかな」
戦士「そうだよ」
遊び人「これはどうじゃ?」
戦士「婆さんそれ学校で着る奴だろ!?」
魔法使い「………やだ」
遊び人「わかっとらんな、世の中の男はこれが好きなんじゃぞ?」
戦士「知らねえよ!」
魔法使い「……派手すぎる」
戦士「えぇーそうか? 着てみなよ」
魔法使い「……やだ。 恥ずかしい」
戦士「じゃーこれ?」
遊び人「それは地味すぎんかのぅ?」
魔法使い「………素材が悪いから水着が映えない」
戦士「んなことねえよ! 魔法使いは上玉だぜ? 確かに胸はそこまで大きくねえけどそんなの関係ねえって」
魔法使い「……そうかな」
戦士「そうだよ」
遊び人「これはどうじゃ?」
戦士「婆さんそれ学校で着る奴だろ!?」
魔法使い「………やだ」
遊び人「わかっとらんな、世の中の男はこれが好きなんじゃぞ?」
戦士「知らねえよ!」
651: マオ「……俺が払うのか」× 「私が払うのか」○ ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 13:32:25.10 ID:VY2S+i+bo
戦士「おっまたー!」
魔法使い「……おまたせ」
遊び人「おまたーってそれなんか卑猥じゃのぅ」
マオ「……遅い」
戦士「わりぃわりぃ。 みんなが気にいるもの探すのって結構大変なんだぞ?」
魔法使い「……私はこれ恥ずかしい」
遊び人「なにを言ってるんじゃ、かわいかったではないか」
戦士「ま、期待してろよ。 愛しのハニーが可愛く変身すっから」
マオ「……そうか」
魔法使い「……そんな期待しないで///」
戦士「おーしじゃあ着替えるぞー!」ブンブン
遊び人「剣を振りまわすな! 危ないじゃろうが!」
マオ「じゃあ着替えたらまたここに集合な」
魔法使い「……うん」
魔法使い「……おまたせ」
遊び人「おまたーってそれなんか卑猥じゃのぅ」
マオ「……遅い」
戦士「わりぃわりぃ。 みんなが気にいるもの探すのって結構大変なんだぞ?」
魔法使い「……私はこれ恥ずかしい」
遊び人「なにを言ってるんじゃ、かわいかったではないか」
戦士「ま、期待してろよ。 愛しのハニーが可愛く変身すっから」
マオ「……そうか」
魔法使い「……そんな期待しないで///」
戦士「おーしじゃあ着替えるぞー!」ブンブン
遊び人「剣を振りまわすな! 危ないじゃろうが!」
マオ「じゃあ着替えたらまたここに集合な」
魔法使い「……うん」
653: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 13:35:00.81 ID:VY2S+i+bo
……………………………………
~海~
戦士「よ! 着替えてきたぜ!」
戦士「どうよー私の水着」
マオ「……意外とシンプルだな」
戦士「そりゃ、まぁ? 私の身体が最高だからな」
マオ「……意味が分からん」
戦士「なんだよーもっと見てもいいんだぜ? ほら、 大きいだろ?」
マオ「……そうだな」
戦士「へへ、照れてるぜこいつー!」
遊び人「 女か!」
655: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 13:38:49.40 ID:VY2S+i+bo
魔法使い「…………」
戦士「出てこいよ魔法使い」
遊び人「自信もたんかい。 わしが変わってほしいくらいじゃ」
戦士「婆さんのその水着もなかなか衝撃的だけどな」
魔法使い「……戦士みたいに綺麗じゃない」
戦士「平気だって。 なぁマオ」
マオ「……そうだな。 早く見てみたいぞ」
魔法使い「う~~……」
戦士「いいから、ほら!」グイッ
魔法使い「……わっ!」
魔法使い「……えっと……」
魔法使い「……どう、かな///」カァ
マオ「お、おぅ……かわいいぞ」
戦士「……童貞か!!」ゲシッ
遊び人「気の利いた一言も言えんのか!!」ゲシッ
魔法使い「……///」
656: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 13:43:53.03 ID:VY2S+i+bo
戦士「でもさ、お世辞抜きで可愛いだろ?」
マオ「……あぁ、よく似合ってる」
遊び人「ババア'sコーディネートじゃ」
戦士「こいつ遊び人だけあってセンスいいんだよな悔しいけど」
遊び人「肌が白いからの、暖色系が似合うと思ってあわめのピンクにしてみたわい。 王道の悩殺カラーじゃな」
遊び人「胸が大きくないがそれを盛って大きく見せるより、清楚な雰囲気を残すために胸元にワンポイントのフリルがあるものにしたことで決して小さく見せないようにしてみたぞぃ」
遊び人「水着はやや子供っぽいデザインではあるがな、魔法使いが元々綺麗じゃからあまり子供っぽく思わせず くもなく、なかなかいい感じじゃろう?」
魔法使い「……恥ずかしいよおばあちゃん……」
遊び人「さらに綺麗な銀髪に花飾りをつけることで夏っぽさをさらに演出じゃ」
遊び人「どうじゃ? 若造」
戦士「おっ勃っちまったか?」
マオ「……あぁ、かわいいぞ本当に」
魔法使い「……ありがと///」プイッ
マオ「……あぁ、よく似合ってる」
遊び人「ババア'sコーディネートじゃ」
戦士「こいつ遊び人だけあってセンスいいんだよな悔しいけど」
遊び人「肌が白いからの、暖色系が似合うと思ってあわめのピンクにしてみたわい。 王道の悩殺カラーじゃな」
遊び人「胸が大きくないがそれを盛って大きく見せるより、清楚な雰囲気を残すために胸元にワンポイントのフリルがあるものにしたことで決して小さく見せないようにしてみたぞぃ」
遊び人「水着はやや子供っぽいデザインではあるがな、魔法使いが元々綺麗じゃからあまり子供っぽく思わせず くもなく、なかなかいい感じじゃろう?」
魔法使い「……恥ずかしいよおばあちゃん……」
遊び人「さらに綺麗な銀髪に花飾りをつけることで夏っぽさをさらに演出じゃ」
遊び人「どうじゃ? 若造」
戦士「おっ勃っちまったか?」
マオ「……あぁ、かわいいぞ本当に」
魔法使い「……ありがと///」プイッ
657: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 13:48:17.66 ID:VY2S+i+bo
戦士「ていうかマオも結構いい体してんじゃねえか」
遊び人「シックスパックじゃな!」ゲシッ
マオ「……腹を殴るな」
魔法使い「………胸がある」
マオ「胸筋だ、動かせるんだぞ」
ウニョウニョウニョ
戦士「うわぁ! やべぇ超うける」
遊び人「キモい! キモすごいぞ!!」
魔法使い「……すごい」
戦士「まぁそりゃあんだけ動けるんだからバキバキだよな」ゲシゲシ
遊び人「こやつ毛があまり生えておらんのぅ。 男らしくないわい」
戦士「えー毛はいらなくね?」
遊び人「あった方がワイルドじゃろうが」
戦士「でもさー…… ねぇそこらへん魔法使い的にはどうなの?」
遊び人「ワイルドなモジャモジャがええよな!?」
魔法使い「……うーん……マオはマオのままがいい」
戦士「うわー見せつけてくれるねぇ」
遊び人「……白けるのぅ」
遊び人「シックスパックじゃな!」ゲシッ
マオ「……腹を殴るな」
魔法使い「………胸がある」
マオ「胸筋だ、動かせるんだぞ」
ウニョウニョウニョ
戦士「うわぁ! やべぇ超うける」
遊び人「キモい! キモすごいぞ!!」
魔法使い「……すごい」
戦士「まぁそりゃあんだけ動けるんだからバキバキだよな」ゲシゲシ
遊び人「こやつ毛があまり生えておらんのぅ。 男らしくないわい」
戦士「えー毛はいらなくね?」
遊び人「あった方がワイルドじゃろうが」
戦士「でもさー…… ねぇそこらへん魔法使い的にはどうなの?」
遊び人「ワイルドなモジャモジャがええよな!?」
魔法使い「……うーん……マオはマオのままがいい」
戦士「うわー見せつけてくれるねぇ」
遊び人「……白けるのぅ」
658: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 13:51:54.54 ID:VY2S+i+bo
戦士「なぁ筋肉マン。 片腕で私ら持ち上げられる?」
遊び人「おっ! やってみたいのぅそれ」
マオ「やってみるか」
魔法使い「……無理でしょう」
戦士「婆さんが重いからな」
遊び人「なにを言うとるんじゃ。 わしは50キロないぞ」
戦士「はぁ? 私だってねえよ」
魔法使い「……私も」
遊び人「嘘じゃろ!?!?」
マオ「じゃあ腕に掴まれ」
戦士「よっ」
魔法使い「………んしょ」
遊び人「よしいけ」
マオ「ほいっ」ヒョイ
戦士「うおぉ! すげぇ!」
魔法使い「……浮いた!」
マオ「……あー重い。 婆さんのせいで」
遊び人「やめんか傷つくじゃろ!?」
遊び人「おっ! やってみたいのぅそれ」
マオ「やってみるか」
魔法使い「……無理でしょう」
戦士「婆さんが重いからな」
遊び人「なにを言うとるんじゃ。 わしは50キロないぞ」
戦士「はぁ? 私だってねえよ」
魔法使い「……私も」
遊び人「嘘じゃろ!?!?」
マオ「じゃあ腕に掴まれ」
戦士「よっ」
魔法使い「………んしょ」
遊び人「よしいけ」
マオ「ほいっ」ヒョイ
戦士「うおぉ! すげぇ!」
魔法使い「……浮いた!」
マオ「……あー重い。 婆さんのせいで」
遊び人「やめんか傷つくじゃろ!?」
659: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 13:55:55.13 ID:VY2S+i+bo
魔法使い「……つめたい」
戦士「うおぉぉぉぉ海つめてえええ」
遊び人「早く全身浸かったほうが楽になるぞ」
戦士「おりゃ」バシャッ
魔法使い「つめたい! もー戦士のばか」バシャッ
戦士「やりやがったな! おらおらおら」バシャバシャバシャ
魔法使い「………やめて、つめたいから! あははは」
遊び人「いいなぁ、って思ってるんじゃろスケベ」
マオ「……ふん」
戦士「うおぉぉぉぉ海つめてえええ」
遊び人「早く全身浸かったほうが楽になるぞ」
戦士「おりゃ」バシャッ
魔法使い「つめたい! もー戦士のばか」バシャッ
戦士「やりやがったな! おらおらおら」バシャバシャバシャ
魔法使い「………やめて、つめたいから! あははは」
遊び人「いいなぁ、って思ってるんじゃろスケベ」
マオ「……ふん」
660: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 13:58:58.45 ID:VY2S+i+bo
魔法使い「……浮き輪で浮いてるのが最高」
マオ「……だな」
魔法使い「……ぷかぷかー」
魔法使い「……ふわふわー」
魔法使い「……眠くなっちゃうね」
マオ「そうだな、でも寝たら溺れるぞ」
魔法使い「……む。 じゃあ眠気を覚ますことして」
マオ「任せろ」
マオ「脚力倍加魔法、ピオリム」
マオ「いくぞ」
ドバババババババババババババババババ!!!!
魔法使い「すごいスピード! あははは」
戦士「なにやってんだあいつら」
遊び人「海が爆発してるみたいじゃな」
マオ「……だな」
魔法使い「……ぷかぷかー」
魔法使い「……ふわふわー」
魔法使い「……眠くなっちゃうね」
マオ「そうだな、でも寝たら溺れるぞ」
魔法使い「……む。 じゃあ眠気を覚ますことして」
マオ「任せろ」
マオ「脚力倍加魔法、ピオリム」
マオ「いくぞ」
ドバババババババババババババババババ!!!!
魔法使い「すごいスピード! あははは」
戦士「なにやってんだあいつら」
遊び人「海が爆発してるみたいじゃな」
661: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 14:00:13.86 ID:VY2S+i+bo
休憩
664: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 16:24:30.09 ID:VY2S+i+bo
………………
…………
……
~ポルトガ城~
国王「船がほしいとな?」
国王「そこで、港町である我が国に来た、と」
国王「まぁ船はやれんこともないがな。 なにしろ値が張るものだおいそれとやれるものではない」
国王「そこでだ、大陸を挟んだバハラタという街から黒胡椒を持ってくることが出来ればそなたたちを真の冒険者と認め船を渡そうではないか」
…………
……
~ポルトガ城~
国王「船がほしいとな?」
国王「そこで、港町である我が国に来た、と」
国王「まぁ船はやれんこともないがな。 なにしろ値が張るものだおいそれとやれるものではない」
国王「そこでだ、大陸を挟んだバハラタという街から黒胡椒を持ってくることが出来ればそなたたちを真の冒険者と認め船を渡そうではないか」
665: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 16:28:21.01 ID:VY2S+i+bo
マオ「そのバハラタに行くって言ってるだろ!」
遊び人「まぁ良いではないかあと1日ここにいるくらい」
戦士「泳ぎ足りねえよ」
魔法使い「………」コクコク
マオ「……昨日散々泳いだだろうが」
戦士「ばっかお前海辺で飲む酒は最高だぞ?」
遊び人「水着美女とイケメンを肴に一杯……」
戦・遊「かぁぁぁー!! 最高だね!!」
マオ「……ダメだ」
戦士「まーだそんなこといってんのかよ」
遊び人「水着の魔法使いを見ながら酒が飲めるんじゃぞ」
魔法使い「……!?」
マオ「………」
戦士「魔法使いがちょっと酒を飲んで酔っ払ってさー」
遊び人「ちょっと赤みがかった顔で…… うひょひょひょひょ」
マオ「きもちわるい笑い方はやめろ!」
魔法使い「……えっと」
魔法使い「……今日だけはゆっくり、したいな?」
遊び人「まぁ良いではないかあと1日ここにいるくらい」
戦士「泳ぎ足りねえよ」
魔法使い「………」コクコク
マオ「……昨日散々泳いだだろうが」
戦士「ばっかお前海辺で飲む酒は最高だぞ?」
遊び人「水着美女とイケメンを肴に一杯……」
戦・遊「かぁぁぁー!! 最高だね!!」
マオ「……ダメだ」
戦士「まーだそんなこといってんのかよ」
遊び人「水着の魔法使いを見ながら酒が飲めるんじゃぞ」
魔法使い「……!?」
マオ「………」
戦士「魔法使いがちょっと酒を飲んで酔っ払ってさー」
遊び人「ちょっと赤みがかった顔で…… うひょひょひょひょ」
マオ「きもちわるい笑い方はやめろ!」
魔法使い「……えっと」
魔法使い「……今日だけはゆっくり、したいな?」
666: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 16:30:44.47 ID:VY2S+i+bo
戦士「いやーちょろいっすねマオさん!」
遊び人「男なんてこんなもんじゃ。 ふぉっふぉっふぉ」
魔法使い「……ねぇマオ、砂のお城つくろ?」
戦士「やることが可愛いよな魔法使いって。 あざとい」
遊び人「あざとくても許せるっていうところは反則じゃな。 思わず男なら息子がもっこりじゃ」
戦士「婆さん酔うのはえぇよ 女化しすぎなんだよ」
魔法使い「ねぇ、マオお城」クイクイ
マオ「あぁ、わかった」
遊び人「男なんてこんなもんじゃ。 ふぉっふぉっふぉ」
魔法使い「……ねぇマオ、砂のお城つくろ?」
戦士「やることが可愛いよな魔法使いって。 あざとい」
遊び人「あざとくても許せるっていうところは反則じゃな。 思わず男なら息子がもっこりじゃ」
戦士「婆さん酔うのはえぇよ 女化しすぎなんだよ」
魔法使い「ねぇ、マオお城」クイクイ
マオ「あぁ、わかった」
667: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 16:34:08.19 ID:VY2S+i+bo
魔法使い「おぉ……」
戦士「すげー完成度だなおい」
遊び人「凝り過ぎじゃ! どんだけ器用なんじゃ!?」
マオ(つい魔王城を作ってしまった)
魔法使い「……禍々しい」
戦士「なんつぅか黒い雲がかかってて空に魔物が飛んでそうだな」
遊び人「それ完璧に魔王城入ってるじゃろ」
マオ「……魔王城はきっともっと禍々しいんじゃないか?」
戦士「あぁーそうだよな魔王が住んでるところだもんな」
魔法使い「……こんな地味じゃないはず」
遊び人「我々の想像もつかないような外見なのかもしれぬ」
マオ(魔王城に着いたらガッカリされそうだ……)
戦士「すげー完成度だなおい」
遊び人「凝り過ぎじゃ! どんだけ器用なんじゃ!?」
マオ(つい魔王城を作ってしまった)
魔法使い「……禍々しい」
戦士「なんつぅか黒い雲がかかってて空に魔物が飛んでそうだな」
遊び人「それ完璧に魔王城入ってるじゃろ」
マオ「……魔王城はきっともっと禍々しいんじゃないか?」
戦士「あぁーそうだよな魔王が住んでるところだもんな」
魔法使い「……こんな地味じゃないはず」
遊び人「我々の想像もつかないような外見なのかもしれぬ」
マオ(魔王城に着いたらガッカリされそうだ……)
668: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 16:39:04.46 ID:VY2S+i+bo
戦士「やっぱビールだぜぇ最高だな」
遊び人「ふぉっふぉっふぉ。 ババアになっても酒はやめられんわい」
魔法使い「……ふわふわ」
戦士「一口飲んだだけじゃねえか」
魔法使い「………前に飲んだやつより強かった」
マオ「大丈夫か? 水飲むか」
魔法使い「……いらない」
戦士「じゃあもっと飲め飲めー!」
魔法使い「……や」
戦士「なんだとー? 私の酒が飲めねえのか!」
遊び人「お前も酔うとたいがいめんどくさいの」
戦士「私は酔ってねー!!」
魔法使い「……って酔っ払いはみんな言う」
遊び人「ふぉっふぉっふぉ。 ババアになっても酒はやめられんわい」
魔法使い「……ふわふわ」
戦士「一口飲んだだけじゃねえか」
魔法使い「………前に飲んだやつより強かった」
マオ「大丈夫か? 水飲むか」
魔法使い「……いらない」
戦士「じゃあもっと飲め飲めー!」
魔法使い「……や」
戦士「なんだとー? 私の酒が飲めねえのか!」
遊び人「お前も酔うとたいがいめんどくさいの」
戦士「私は酔ってねー!!」
魔法使い「……って酔っ払いはみんな言う」
669: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 16:41:50.43 ID:VY2S+i+bo
魔法使い「……んーー」ノビー
魔法使い「……ふぁ」ホッ
マオ「…………」
戦士「見蕩れてんじゃねえよ」ペシ
マオ「……うるさい」
魔法使い「……マオ、海はいろ」
マオ「酔ってて入ったら危ないぞ」
魔法使い「浮き輪で浮いてるだけだから。 よいしょ」フワ
魔法使い「……あ」クラッ
ガシッ
マオ「……言わんこっちゃない」
魔法使い「……えへへ、ごめんなさい///」
マオ「…………」
戦士「童貞やられたー今ので心撃ち抜かれたー」
遊び人「魔法使いが酔うと最強じゃな。 すぎるわ」
マオ「……うるせぇぞお前ら」
魔法使い「……ふぁ」ホッ
マオ「…………」
戦士「見蕩れてんじゃねえよ」ペシ
マオ「……うるさい」
魔法使い「……マオ、海はいろ」
マオ「酔ってて入ったら危ないぞ」
魔法使い「浮き輪で浮いてるだけだから。 よいしょ」フワ
魔法使い「……あ」クラッ
ガシッ
マオ「……言わんこっちゃない」
魔法使い「……えへへ、ごめんなさい///」
マオ「…………」
戦士「童貞やられたー今ので心撃ち抜かれたー」
遊び人「魔法使いが酔うと最強じゃな。 すぎるわ」
マオ「……うるせぇぞお前ら」
670: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 16:42:34.16 ID:VY2S+i+bo
休憩
海、今年は行ってないんだよなぁ
海、今年は行ってないんだよなぁ
676: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 18:44:36.75 ID:VY2S+i+bo
マオ「あー……疲れた」
魔法使い「……いっぱい遊んだね」
マオ「もっぱら飲んでたけどな」
魔法使い「……マオは飲みすぎ」
マオ「魔法使いは飲めなすぎだ」
魔法使い「……うーん飲めないとだめ?」
マオ「どっちでもいいんじゃないか? 無理して飲むものじゃないだろ」
魔法使い「……でもマオが飲むなら付き合って飲めるようになりたい」
マオ「じゃあ少しずつ慣らしていくか」
魔法使い「……うん」
魔法使い「……いっぱい遊んだね」
マオ「もっぱら飲んでたけどな」
魔法使い「……マオは飲みすぎ」
マオ「魔法使いは飲めなすぎだ」
魔法使い「……うーん飲めないとだめ?」
マオ「どっちでもいいんじゃないか? 無理して飲むものじゃないだろ」
魔法使い「……でもマオが飲むなら付き合って飲めるようになりたい」
マオ「じゃあ少しずつ慣らしていくか」
魔法使い「……うん」
677: ◆uXt/gTje0u4r 2015/08/30(日) 18:47:34.85 ID:VY2S+i+bo
魔法使い「……肩が痛い」
マオ「日焼けか」
魔法使い「……真っ赤になってる」
マオ「明日当たり皮がむけるな」
魔法使い「……お風呂入るのが痛そう」
マオ「そうだな。 シャワーで冷やすといいぞ」
魔法使い「……寒いのやだな」
マオ「我儘を言うな。 氷結魔法を当てるぞ」
魔法使い「……それは痛すぎる」
マオ「じゃあ大人しくシャワーで冷やすんだな」
魔法使い「……むー」
魔法使い「……あ、じゃあマオも一緒に入って」
マオ「なんで」
魔法使い「……そしたら頑張って冷やす」
マオ「………」
魔法使い「……一緒に入りたいな?」
マオ「分かった、分かったから」
魔法使い「……やた!」
マオ「日焼けか」
魔法使い「……真っ赤になってる」
マオ「明日当たり皮がむけるな」
魔法使い「……お風呂入るのが痛そう」
マオ「そうだな。 シャワーで冷やすといいぞ」
魔法使い「……寒いのやだな」
マオ「我儘を言うな。 氷結魔法を当てるぞ」
魔法使い「……それは痛すぎる」
マオ「じゃあ大人しくシャワーで冷やすんだな」
魔法使い「……むー」
魔法使い「……あ、じゃあマオも一緒に入って」
マオ「なんで」
魔法使い「……そしたら頑張って冷やす」
マオ「………」
魔法使い「……一緒に入りたいな?」
マオ「分かった、分かったから」
魔法使い「……やた!」


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