一夏「インフィニット・ストラトス」前編
328: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/27(金) 04:19:29 ID:Ik0ARSkM
ラウラ「先日は冷たい態度を取ってしまって悪かった。私は手を伸ばしてくれたおまえにいきなり攻撃を加えてしまった」
ラウラ「まずそのことについて謝る……ごめんなさい」ペコリ
一夏「…………」
一夏「ラウラ。そのことだけどな、あのときのおまえに何があったんだ?」
ラウラ「……実はな、この前おまえに買ってもらったグッピーを死なせてしまったんだ……」
一夏「え?」
ラウラ「私はあいつらを世話し、あいつらは私に心の安らぎをくれた。
しかし、その中の一匹が死んでしまったせいで、私は大いに混乱することになった」
一夏「ラウラ……」
ラウラ「クラインがもう帰ってこない事実を知ったとき、私の胸に今まで味わったことのない痛みが走った。
……もうそんな思いをしたくなかった私は心の豊かさを与えたおまえを憎み、はね付けることで元の自分に戻ろうとして……ああ、話すのが辛い」
一夏「……名前を付けるほど可愛がってたんだな。そりゃショックだったろ……」
ラウラ「クラインというのはドイツ語で『小さい』という意味だ。名前もそこから取ったんだ」
ラウラ「調べていくと、グッピーは観賞という人間の身勝手な理由で姿を変えられていった魚だと分かった。
……私も戦いという人間本位の目的のために試験管の中で生み出された存在だ。
ヴォーダン・オージェを施された直後の無力だった自分を思い出し、クラインと重ねていたんだろうな」
一夏「そうだったのか。デパートで俺が買ってプレゼントしたやつだよな……」
ラウラ「まずそのことについて謝る……ごめんなさい」ペコリ
一夏「…………」
一夏「ラウラ。そのことだけどな、あのときのおまえに何があったんだ?」
ラウラ「……実はな、この前おまえに買ってもらったグッピーを死なせてしまったんだ……」
一夏「え?」
ラウラ「私はあいつらを世話し、あいつらは私に心の安らぎをくれた。
しかし、その中の一匹が死んでしまったせいで、私は大いに混乱することになった」
一夏「ラウラ……」
ラウラ「クラインがもう帰ってこない事実を知ったとき、私の胸に今まで味わったことのない痛みが走った。
……もうそんな思いをしたくなかった私は心の豊かさを与えたおまえを憎み、はね付けることで元の自分に戻ろうとして……ああ、話すのが辛い」
一夏「……名前を付けるほど可愛がってたんだな。そりゃショックだったろ……」
ラウラ「クラインというのはドイツ語で『小さい』という意味だ。名前もそこから取ったんだ」
ラウラ「調べていくと、グッピーは観賞という人間の身勝手な理由で姿を変えられていった魚だと分かった。
……私も戦いという人間本位の目的のために試験管の中で生み出された存在だ。
ヴォーダン・オージェを施された直後の無力だった自分を思い出し、クラインと重ねていたんだろうな」
一夏「そうだったのか。デパートで俺が買ってプレゼントしたやつだよな……」
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