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■Intermission ─────
……マオという予測不可能な因子による混乱も、からくも収めることができた。
しかし、俺のシャーリーに対する特別な感情は、後程禍根と成り得る事態を残して
しまった。
最後は、彼女から記憶を奪うつもりで、贖罪の意味も込めて彼女に全てを語ったが、
ギアスをかける寸前の彼女の言葉に、俺は怯んでしまった……
俺は、彼女を排除することに失敗したのだった。
復讐の完遂を望むならば、情けや容赦など捨てるべきだったのか。
彼女が拒否しようとも、彼女を精神的に、あるいは物理的にも"殺す"べきで
あったのか……
だが、それは俺のレゾンデートルであるナナリーの存在をも否定することに繋がる。
【C.C.「わ、私がショタコンだと!?」マリアンヌ「クスクス」】の続きを読む