えすえすゲー速報

アニメ ゲーム ラノベ等のSS及び雑談をまとめています。

涼宮ハルヒの憂鬱

    このエントリーをはてなブックマークに追加
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/05(金) 08:25:05.53 ID:rbY/NeTkO
キョン(またハルヒに振り回される日々を送るか、この世界で平穏に暮らすか)

キョン(こっちで文芸部に入ってみて…長門とのんびり、か)

キョン(それもいいかもしれん)

キョン「俺は長門を選ぶ」

長門「えっ?」

引用元: キョン「俺は長門を選ぶ」 

 

長門有希ちゃんの消失 (8) (カドカワコミックス・エース)
ぷよ
KADOKAWA/角川書店 (2015-03-25)
売り上げランキング: 901
【キョン「俺は長門を選ぶ」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/02(水) 09:50:22.10 ID:oCfdWlPX0
キョン 「なになに、今日はカレーを作りました。だって」  カチカチ

キョン 「顔出しもしてるのかよ。はは、勇気あるじゃねえか」

キョン 「あ、でも…コメント数は0か。可哀相だからコメントしてやるか」

キョン 「美味しそうなカレーですね、と」  カタカタ



長門 「! コメントが数が1。誰…」

長門 「美味しそうなカレーではなく、美味しいカレー。こいつは私の心を踏みにじった。アク禁する」

長門 「これでよし」  カタカタ  


【キョン 「ん?…これ、長門のブログじゃねえか…」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/11(月) 16:27:51.16 ID:l+HJEIA50
キョン「佐々木!」

佐々木「どうしたんだい?キョン」

キョン「実は・・・」

引用元: キョン「俺は佐々木側へ行くことにする」 

 

涼宮ハルヒの憂鬱 -19 (カドカワコミックス・エース)
ツガノ ガク
角川書店 (2013-06-22)
売り上げランキング: 33,959
【キョン「俺は佐々木側へ行くことにする」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/12(月) 23:54:43.75 ID:SjB00bm7O
キョン「いやいや、今日はお忙しい中、集まってくれてありがとう」

キョン「さて、何故君達は集められたのか…わかる人」

古泉「あの…」

キョン「古泉。お前は黙ってろ」

古泉「……」

長門「わからない」

みくる「あ、あたしも…わかりません」

キョン「うむ。察しのいい君達なら、すぐわかると思ったのだが…」

長門「……」

キョン「実は、俺」

みくる「……」

長門「……」

古泉「……」

キョン「ハルヒを攻略したいんだ」  


『涼宮ハルヒの憂鬱』で英単語が面白いほど身につく本[上巻]
谷川 流 [原作テキスト] 出雲 博樹 [単語解説]
中経出版
売り上げランキング: 77,026
【キョン「ハルヒを攻略したいんだ」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/15(木) 23:04:42.18 ID:r1sIqfT0P
ハルヒ「…ねえ」

キョン「ん、どうした?」

ハルヒ「最近あんた背伸びた?」

キョン「え、ああ。この前測ったら4cmくらい伸びたな」

ハルヒ「ふーん…」

ハルヒ「あとなんかガタイ良くなったわよね」

キョン「そうか?」

引用元: ハルヒ「最近、キョンが格好イイ///」 

 

【ハルヒ「最近、キョンが格好イイ///」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/05(金) 20:06:36.58 ID:TZ1180fgO
新八「知りませんか?すごく流行ったアニメですよ、最近は映画もやってるとか…」

新八「面白そうなんで原作の小説、借りて来ちゃいました」

銀時「やめとけ新八…お前は一度ハマったら抜け出せねータイプだ…」

新八「いや…何がですか?」

銀時「女っ気のねーこの環境でそんな美少女アニメみてーなの見たら…死ぬぞ」

新八「いや大丈夫ですよ!?現実と架空の世界は区別出来ますからね!?」

新八「それにこれ小説ですから!挿し絵は結構可愛らしいですけど…」

銀時「だから止めとけ…下手したらお前、廃人になるからね?」

神楽「オイお前ら、私は女じゃないアルか、空気にすんなヨ」

引用元: 銀時「涼宮ハルヒの憂鬱?」 

 

銀魂 第58巻アニメDVD付予約限定版 ([特装版コミック])
空知 英秋
集英社 (2015-04-03)
売り上げランキング: 1,718
【銀時「涼宮ハルヒの憂鬱?」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 10:24:18.96 ID:/t74fXaKO
キョン「佐々木からのお誘いか…あいつと遊ぶのも久しぶりだしちょっくら気合い入れてくか」

キョン「しかしあいつ俺と接触して橘や藤原から文句言われないのかな?」

キョン「まぁ細かいことは会ってから考えるとして今日は寝るか…」

キョン「二人っきり…だよな…」  


涼宮ハルヒの憂鬱 (17) (カドカワコミックス・エース)
ツガノ ガク
角川書店(角川グループパブリッシング) (2012-11-22)
売り上げランキング: 57,848
【キョン「佐々木から、誘いがあってな」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/09/19(土) 09:43:49.49 ID:DsGgaU2VO
4月。
人は春は出逢いと別れの季節と言い、この4月は出逢いの方に当たるわけなんだが、
俺は前3年に特別仲がよかった先輩もおらず別れとかいうのはあまり実感しておらず、
出逢いというのも学年が一つ上がるだけで特にないとはずだ。
去年までと特に何も変わらない。変わるのは、クラスのメンバーとか担任とかその辺だけだろう。  
そのはずだったんだが…   


長門有希ちゃんの消失 第1巻 限定版 [Blu-ray]
KADOKAWA / 角川書店 (2015-06-26)
売り上げランキング: 1,645
【キョン「俺は朝倉がタイプだ」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/09/06(日) 13:48:03.88 ID:Hea89QEbO
キョン「これは困りましたね…ハハッ」

古泉「朝、起きたら知らない天井だ」

キョン「僕もびっくりしましたよ…朝いきなりあなたの妹さんにボディープレスを腹にくらったもので」

古泉「効いたろ」

キョン「はい、かなり…それよりどうするんですか?僕達?」

古泉「とりあえず授業はでないとマズい」
キョン「えぇ!?この姿でですか!?」

古泉「おい!俺の体を汚いものみたいに言うな」

キョン「ハハッ…ではまた放課後」

古泉「へまはするなよ、今はお前は俺なんだからな」

Figma 涼宮ハルヒの憂鬱 古泉一樹 制服ver.
Max Factory (2008-06-27)
売り上げランキング: 15,211
【古泉「なんてこった…」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/18(土) 22:27:50.59 ID:zTV1QIlCO
ハルヒ「!!」

キョン「最近よく聞くんだが。一体何なんだ?」

ハルヒ「…え、えーっと、確か、萌え要素の一種だったような気がするわ」

古泉「性格の事じゃないんですか?」

みくる「照れ隠しだって聞いてますけど」

長門「ロシアのシベリア地方などの一年中溶けることのない永久凍土が広がる降水量の少ない地域の事。凍原とも言われる」

キョン「長門、それはツンドラだ」

長門「……」

ハルヒ「で、それがどうしたのよ」

キョン「いや、ただちょっと知りたくなってな」

古泉「まあ朝比奈さんの捉え方であながち間違いではないんでしょうか」

キョン「照れ隠し?」

古泉「ええ。つまり、好意を抱いている人物を目の前にすると、それを悟られないようにきつく当たってしまう人、またはその性格の事ですね」

古泉「まあその定義は定かではないようですが」

キョン「成る程…」
涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 (10) (カドカワコミックス・エース)
ぷよ
KADOKAWA/角川書店 (2015-03-25)
売り上げランキング: 1,133
【キョン「ツンデレって何だ?」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/28(土) 20:43:17.31 ID:jVBRPo/YO

もし違う高校を選んでいたら、俺はどんな風にこの時間を過ごしていたのだろうか。

入学式という名のつまらん長話で構成された儀式で意識を鈍らせつつ、ふとそんなことを思った。

この世界のどこかの高校には、腹を抱えるほどトークの上手い校長先生がいたりするのかね。

そして今、この教室は至ってありふれた自己紹介タイムの真っ只中にあるのだが、

この世界のどこかのクラスには、頭を抱えるような電波話を発信し始める新入生がいたりするのだろうか。

まあ仮にそうだとしたら、この組ではこのまま平穏無事に終わることを願わずにはいられないが。

だが、それらは全て仮定の話で、俺はこの学校を選び、この組に選ばれた。思うに人生とは選択の連続だ。

選択肢の先は複雑に絡み合った根っこのように広がり、現在の選択が未来の選択肢にも影響するのだ。

ゲームだってそうだろう? マジシャンになったらその先の選択肢はウィザードやプリーストやヒーラーで、

決してナイトやスナイパーになったりはしない。マジックナイトにはなるかもしれないけどな。

逆に言えば何かを決めるということは、その他の可能性を消すということに等しいのかもしれない。

ま、二十歳にも満たない若造が何を知ったようなことを言ってるのか、と言われたらそれまでなんだがね。

そんなことを考えながら、俺は前の席に座っている顔なじみが泰然と立ちあがるのを眺めていた。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427542997

引用元: 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」 

 

涼宮ハルヒの憂鬱 -19 (カドカワコミックス・エース)
ツガノ ガク
角川書店 (2013-06-22)
売り上げランキング: 10,120
【佐々木「一つ、お願いがあるんだ」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/04(日) 23:24:43.23 ID:fAk0SCDS0

正月休みも終わり、新学期が開始して数日がたったある日の夜
眠りの世界に片足を踏み込んだ俺の携帯に見知らぬアドレスからメールが届いた



[7時50分起床
残り7日]





「? 誰だ…これ?」

寝ぼけ眼で、その一文を確認する。
間違いメールか?
それともイタズラ?えぇいメンドくさい…


酷い睡魔もあって、その夜は深く考えるでもなく、そのまま眠りに落ちてしまった  

【キョン「俺。未来から来たって言ったら笑う?」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
3 : 【10円】 2010/01/01(金) 18:34:30.11 ID:IoN3XEke0
キョン「おはよーっす」

谷口「キョン!相変わらずテンション低いな」

キョン「うるせえ、ほっとけ」

谷口「それより今日の体育は持久走らしいぜ」

キョン「最悪じゃねえか…なんでお前はそんなにテンション高いんだよ」  


長門有希ちゃんの消失 (8) (カドカワコミックス・エース)
ぷよ
KADOKAWA/角川書店 (2015-03-25)
売り上げランキング: 480
【キョン「もう…消失の長門でいいや」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/26(木) 00:13:52.90 ID:8RqLCA8FO
ハルヒ「おっまたせー!」バン

キョン「そろそろドアが壊れるぞ…」

みくる「あ、涼宮さん…」

古泉「どうも」

ハルヒ「…あれ?有希は?」

キョン「長門なら、コンピ研に行ってるぞ?」

ハルヒ「そうなの?」

古泉「ええ。僕が、長門さんがコンピ研の部室に入るところを見ました」

ハルヒ「なんだ、そういう事ならいいわ!」

キョン(古泉が言うと簡単に信じやがる……)
【キョン「ハルヒは、笑顔が一番かな」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/10(火) 01:16:48.38 ID:IGp75ANGO
ハルヒ「!!」
古泉「!」
みくる「!」
長門「!」

ハルヒ「なっ…何よもしくはって!」

みくる(ツッコムところちがうんじゃ…)

キョン「(おかしい…)いや…なんでもない…気にしないでくれハルハル」

ハルヒ「!!!」
古泉「!!」
みくる「!!」
長門「!!」


キョン「あれ!!?」

涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 (10) (カドカワコミックス・エース)
ぷよ
KADOKAWA/角川書店 (2015-03-25)
売り上げランキング: 506
【キョン「おいハルハル。もしくはハルニャン」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/06(水) 19:02:36.08 ID:j7Cb4uBG0
古泉「ほう、長門さんの手作りクッキーですか」

みくる「きっとキョンくん喜びますね」

長門「コクリ」

ハルヒ「みんなお待たせ!」ドン

長門「あっ…!」

ボロッ


長門「そんな……」
【長門「彼のためにクッキーを焼いてみた…」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/23(土) 16:06:37.24 ID:oRp91wKV0

僕は涼宮さんを愛していた。
それは変わらない。
そして彼が憎かった。
それも変わらない。

―――某日の放課後

ハルヒ「…っ……もういいわ。」バタンッ

キョン「全く、何だってんだ…俺は、珍しく団活もない休日に佐々木と映画を見に行った。
    ただそれだけだってのになんであそこまで突っかかってきやがる。」

古泉「あなたは本当に鈍いお方ですね…。」
本当にお前は何も分かっていない。殺してやりたいぐらいにな。


キョン「できることならお前に変わってやりたいぜ。」

古泉「いえいえ、本当は涼宮さんのことはあなたが一番分かっているはずですし、
   遠慮しておきますよ」
どうせ変われるわけないことなんてわかっているだろうに。
僕が一番涼宮さんのことをわかってるんだ。お前の知らないところまで…

キョン「そうかい。まぁハルヒのお守りなんてお前も嫌だろうな。」

そうやって決めつけることしかできないからあなたは…
僕はあなたと同じ空気を吸ってることのほうが100倍嫌ですよ。

古泉「少し出てきます…」
僕は嫌悪感を少し表面に出して呟いた。
彼も少しは察したようだ。

キョン「お…おう。」

これまた、憎しみを込めドアを強めに閉める。

バタァァン

古泉「涼宮さん・・・何処へ・・・」
困り果てていた僕に鶴屋さんが近づいてきた。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1361603197

引用元: 古泉一樹の殺戮 

 

TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」新キャラクターソング Vol.04
古泉一樹(小野大輔)
ランティス (2009-11-18)
売り上げランキング: 142,145
【古泉一樹の殺戮】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/05/13(日) 05:58:35 ID:K2uTSIYU
古泉「それはマズいですね……」

キョン「やっぱりそうだよな?」

古泉「ええ。しかし涼宮さんは……あなたもご存知の通り、常識のあるお方ですから」

キョン「嘘松を真に受けることはない。……俺もそう願ってるよ」

古泉「ただひとつ懸念があるとすれば、彼女が嘘松を創作だと認識した上で、『それでもやっぱり面白い』と思い込んでしまうことでしょう」

キョン「なるほどね。たとえネタであっても、自分から進んでそういう類いのつぶやきをしないことを祈るばかりだぜ」

古泉「そういった意味では、涼宮さんがSNSを利用していないのは好都合でしたね。めっきり更新頻度が下がった公式HPへの書き込みにだけ注意しておきましょう」

キョン「…………あー」

古泉「?」

キョン「実はだな、古泉。お前には言ってなかったかもしれんが、ハルヒはツイッターを始めたんだよ」

古泉「ええっ! では嘘松も まとめサイト等を通してではなく、ツイッター上で直接 影響を受けているということですか?」

キョン「ああそうだ。純度100%のやつをな」

引用元: キョン「ハルヒが嘘松に興味を持ったらしい」 



涼宮ハルヒの完奏~コンプリートサウンドトラック~
TVサントラ アニメ・サントラ 涼宮ハルヒ(平野綾) 長門有希(茅原実里) 朝比奈みくる(後藤邑子)
ランティス (2016-07-07)
売り上げランキング: 3,771
【キョン「ハルヒが嘘松に興味を持ったらしい」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加

ハルヒ「スティール・ボール・ラン?」 前編

212: ◆2oxvcbSfnDfA 2017/05/27(土) 07:58:02.811 ID:d3LUbuSf0.net
「駄目ね」

 半ば凍り付いたマキナック海峡を行く手に臨みながら、ハルヒはため息混じりに、

「ここにあった私の『衣服』も、すでに誰かに取られてるわ」

 と、呟くほどの音量で、落胆の声を発した。それに倣うように、俺も一つため息を吐く。
 ミシガン湖で長門と別れてから、俺たちは豪雪と強風の中を、十日間かけて北上し続けた。いやはや、アリゾナ砂漠よりよっぽどキツかったよ。アリゾナにはたった二日しか居なかったというのもあるが。
 いくら、俺の愛車にとって、雪道が何でもないものだとしても、視界が霞むほどの雪と、強烈な向かい風に見舞われたら、移動力は普段の半分、いや、それ以下まで落ちてしまう。
 とは言え、天気と文字通り相談出来る朝比奈さんの能力のおかげで、キャンプの時などは、雪や風を弱めることができたのが救いだった。寒冷地用でないテントでも何とかやってこれたからな。
 そうして、町の少ないシックスステージのコースを八割方走破し、俺たちはシックスステージの難関―――ハルヒが感じ取った衣服のありかでもある、マキナック海峡までやってきたのだ。
 しかし―――今回も一手遅れちまっていたってか。原因は分かりきっている。俺が、ミシガン湖畔で熱を出し、数日そこでロスったことだ。

「すまん」

 と、俺が短く謝辞を述べると、ハルヒは首を横に振りながら、

「責めてもいないのに謝らないで。しょうがなかったと思ってるんだから」

 視線を水平線へと向け、すこし諦観の色が窺える声色でそう言った。
 しかし、本格的に首が回らなくなってきたぞ。ハルヒ曰く、残りの衣服で、まだ誰の手にも渡っていないのは、あと一つしかないらしい。もしその衣服までもが、誰かに取られてしまったら……

「……ここまで来たら一緒っていう気もするわね。どのみち、私たちの目的は、衣服を『すべて』取り戻すことだもの」

 そう―――もし、最後の衣服を手に入れることができても、結局は、他の衣服を手に入れるためには、他の所持者から奪い取らなくてはならないのだ。Dioやホット・パンツ、ジョニィだのジャイロだの、挙句の果てには大統領。
 そんな面々と交戦し、衣服を奪還する―――そんなことが、俺や朝比奈さんに可能だとは、正直言って思えない。と、なると―――頼みの綱となるのは、もう一つしかない。
 そう、長門有希だ。

引用元: ハルヒ「スティール・ボール・ラン?」 



【ハルヒ「スティール・ボール・ラン?」 後編】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
5: ◆2oxvcbSfnDfA 2017/05/26(金) 16:31:06.206 ID:uV5vYudV0.net
 俺が自転車に乗れるようになったのは、周りよりだいぶ遅く、小学四年生になったころだった。
 初めて通った塾が隣町にあったので、否応なしに足が必要となり、二週間ほどかけて練習したのを覚えている。
 それまでは徒歩圏内にとどまっていた生活は、自転車に乗れるようになったことでずいぶんと広がり、当時の俺は少しばかり興奮状態にあったよ。
 何しろ、友人と二人で隣の県まで出かけたこともあったくらいだ。
 そのちょっとした冒険の帰り道、土手の上から見た夕日がやたら綺麗で、ハルヒと出会ってからの出来事でだいぶ埋め尽くされちまっている俺の脳内メモリーの中でも、上位に食い込むほど印象的な光景と言っていい。
 多分俺は、一生自転車に乗り続けるのだろうと思っていた。なので、十六になってすぐ、ハルヒが俺に免許を取れと言い出すまで、バイクなんてものは俺の人生に全く関係のないものだと思っていた。

「ゆくゆくは自動車の免許も取ってもらうけど、とりあえずバイクね」

 ま、ハルヒが自分の思い付きや直感に任せてものを言うのは今に始まったことじゃない。俺はむしろ、ハルヒも年相応に、運転免許に憧れたりもするものなのかということを少し意外にさえ思ったが、何故そこで、自分でなく俺に矛先が向くんだかがわからない。

「運転は下々の者の仕事なのよ。自分から馬車馬にまたがるお姫様がいる?」

 ついにお姫様になっちまったのか、お前は。ハルヒはそんなこと言いながら、視線をバイクのカタログから、俺の顔面へと移し、

「私が後ろに乗ってあげるんだから感謝しなさい。雑用から、運転手への格上げよ」

 ハルヒの目論見を理解し、俺はため息をついた。以前、自転車の後ろに乗せたことで、味を占めちまったのかね。しかし、バイクの二人乗りと自転車の二人乗りでは全く訳が違う。
 詳しく知っているわけじゃないが、傘を差しながら自転車を漕ぐことにさえ罰則がある今時分、そもそもそんなの、許されるのか?

「原付は二種ならタンデムも可能ですよ。ただ、取得後一年経過が条件ですね」

 ああ、なんとなく、コイツはこういうことに詳しそうだと思っていた。古泉の発言に、ハルヒはつまらなそうに顔をしかめ、

「知ってるわよ。今すぐに乗せろとは言ってないわ。でも、免許を取るのは一秒でも早いほうがいいじゃない」

 そう言いながら、カタログを机の上に置き、代わりに教材と思われる、分厚い冊子を取り出し、俺に突きつけるようにして差し出してきた。

「いい? 必ず一回で合格しなさい」

 こいつが何かを思いつく度、俺のため息は深くなる。現時点で、東京湾くらいはあるんじゃないだろうか。

引用元: ハルヒ「スティール・ボール・ラン?」 



涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)
谷川 流
角川書店
売り上げランキング: 43,099
【ハルヒ「スティール・ボール・ラン?」 前編】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/24(金) 23:25:40.798 ID:I8eq8blQ0.net
キョン「なんだそれ? やっと俺を労ってくれる気にでもなったのか」


ハルヒ「全っ然違うわよ! 人労じゃなくて人狼! あんた流行り物に疎すぎるのも考え物よ」


キョン「ん? 流行っているのか? その人狼ゲームってやつは」


ハルヒ「そうよ! 言わばテーブルトークRPGってやつね! 心理戦が物を言う、頭脳派ゲーム。あたしたちにうってつけのゲームよ!」


古泉「んふ、確かに一時期流行っていましたね。村に狼が紛れ込んでいて、村人陣営と狼陣営で戦って生き残る、そんなルールでしたっけ」


キョン「ほー。なんだかよくわからんな」


古泉「僕も実際にやったことがあるわけではないのでそこまで詳しくはないのですが」


キョン「なんだ知ったかぶりか」


古泉「ふふ、すみません」

引用元: キョン「人労ゲーム……?」 



涼宮ハルヒの憂鬱 (20) (カドカワコミックス・エース)
ツガノ ガク
KADOKAWA/角川書店 (2013-12-24)
売り上げランキング: 45,261
【キョン「人労ゲーム……?」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/25(日) 02:54:25.668 ID:IMRXlS/M0XMAS.net
キョン「ああ。だからパーティーは参加できないんだスマン」

ハルヒ「ふ、ふーん、まぁいいけどね」

キョン「すまんな」

ハルヒ「だれかとどっか遊びに行くの?」

キョン「まぁそんなとこだ」

ハルヒ「あっそ。ま、それなら仕方ないわね!でもSOS団の行事を蹴ってまで行くんだから、ちゃんと楽しんできなさいよ!」

キョン「ああ、わかってる。ありがとよ」

ハルヒ「はい、じゃあこの話おわり!みくるちゃん!古泉くん!パーティーの段取り決めるわよっ」

古泉「はい」prrrr prrrr prrrr prrrrr prrrrr

みくる「でしゅ」

引用元: ハルヒ「え?あんたクリスマス予定あるの?」 



涼宮ハルヒの完奏~コンプリートサウンドトラック~
TVサントラ アニメ・サントラ 涼宮ハルヒ(平野綾) 長門有希(茅原実里) 朝比奈みくる(後藤邑子)
ランティス (2016-07-07)
売り上げランキング: 11,976
【ハルヒ「え?あんたクリスマス予定あるの?」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/25(金) 00:13:25.751 ID:0UzlAmw80.net
~5月上旬 文芸部室~


キョン「もうすぐSOS団が始まって1年経つな」

古泉「そうですね」

キョン「俺が団長にプレゼントを用意せねばならんのは話した通りだが、一体何がいいんだ?」

古泉「涼宮さんに直接聞いてみては」

キョン「素直に答えるとも思えん。あいつは捻くれ者だからな」

古泉「そんなところも可愛らしいと思っているのでしょう?」

キョン「面倒臭いだけだ」

古泉「本当は?」

キョン「ツンデレ最高」

引用元: 古泉「本当は?」ハルヒ「キョンを愛してる」 


涼宮ハルヒの大成ーSuper Blu-ray BOXー 初回生産限定版
KADOKAWA / 角川書店 (2016-12-18)
売り上げランキング: 4,452
【古泉「本当は?」ハルヒ「キョンを愛してる」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/29(金) 01:28:26.273 ID:S5UUqbGX0.net
キョン「なんだそれは。意味がわからないし随分と失礼な奴だなおい」

ハルヒ「いーや!絶対あんたってなんか皆に隠してることあるでしょ」

ハルヒ「しかもすっごい黒いこと」

キョン「そんなもんねぇよ」

ハルヒ「みくるちゃんはどう思う?」

みくる「ふぇ?私はそんなことないと思いますけどぉ…」

古泉「僕も朝比奈さんと同意見です」

キョン「ほらな!俺はいたって普通だ!」

ハルヒ「そういう普通な人が犯罪を犯すのよ!」

キョン「どんな理屈だ!」

長門「……」

引用元: ハルヒ「キョンって絶対闇が深いわよねぇ…」 



涼宮ハルヒの大成ーSuper Blu-ray BOXー 初回生産限定版
KADOKAWA / 角川書店 (2016-12-18)
売り上げランキング: 1,460
【ハルヒ「キョンって絶対闇が深いわよねぇ…」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/23(火) 22:35:12.12 ID:MZi4Yo6f0

キョン「涼宮ハルヒの驚愕(前)279ページ」ボソッ

佐々木「えっ?」

キョン「2行目」

佐々木「キョン?」

キョン「読んでくれ」

佐々木「読むって……」

キョン「涼宮ハルヒの驚愕(前)279ページ2行目『キョンの望みであるなら~』から、はい」

佐々木「ええっ?」

キョン「早く」

佐々木「……キョン、どうしたんだい今日は? 君らしくな―――」

キョン「読んでくれ!!」

佐々木「っ!!?」ビックゥ!

キョン「ほら」

佐々木「……『キョンの望みであるならなんでも言うことをきくつもりでいるよ』……?」

キョン「……」コクリ

佐々木「……これは?」

キョン「もう一回読んでくれ」

佐々木「えっ? 待ってくれキョン。少しぐらい事情を言ってくれても」

キョン「もう一回」

佐々木「……『キョンの望みであるならなんでも―――」

キョン「ん?」

佐々木「いうことを』……え?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495546512

引用元: キョン「涼宮ハルヒの驚愕(前)279ページ」 佐々木「えっ?」 



涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)
谷川 流
角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-05-25)
売り上げランキング: 200,210
【キョン「涼宮ハルヒの驚愕(前)279ページ」 佐々木「えっ?」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/04(木) 01:51:23.56 ID:TBJQl9S80
「オラのかあちゃん○○でかい~♪」
 
「おらのとうちゃん足くさい~♪」




「お?」


・・・・・・・



「おぉ?何か見えるゾ?」


「女の人の絵…もしかして○○○なほん!?」


「ほっほほぉ~い!」








SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1349283083

引用元: しんのすけ「ねぇねぇおねいさぁんピーマン食べれる~?」長門「……」 

 

【しんのすけ「ねぇねぇおねいさぁんピーマン食べれる~?」長門「……」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/05(火) 20:19:41.90 ID:AUZ+8NX70.net
古泉「房総半島の生態系を破壊するほどの繁殖力を見せつけているとか」

古泉「去年の時点では17000頭でしたが、今年でついに20000頭を越したらしいです」

ハルヒ「キョンが2万!? そんなに!?」

古泉「噂の東京マガジンでやってました」

ハルヒ「待って、検索してみる……!」

カタカタ

ハルヒ「……なにこれ、ただの鹿じゃない」

古泉「ええ。もとは台湾に生息している鹿の一種です。輸入され、野生化したようですね」

ハルヒ「なーんだ。いや、まあそうよね。一瞬だけ、あのキョンだと思ったわよ」

古泉「それを狙って言いましたから」

ハルヒ「古泉くんにしては大胆な洒落ね。ちょっとだけ面白かったわ」

古泉「お褒め頂き光栄です」

ハルヒ「それにしても、こいつも難儀ね~。あんな無味乾燥なあだ名みたいな名前つけられちゃって」

ハルヒ「……キョン大量発生か……ふ~ん……ふふっ」

引用元: 古泉「キョンが大量発生してるらしいですよ」ハルヒ「キョンが!?」 



涼宮ハルヒの憂鬱 文庫 1-11巻セット (角川スニーカー文庫 )
谷川 流
角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-06-15)
売り上げランキング: 26,833
【古泉「キョンが大量発生してるらしいですよ」ハルヒ「キョンが!?」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
1: ◆7I768BCHo. 2012/09/26(水) 22:02:15.62 ID:245MMAsZ0
妹 「キョン君大丈夫?」

キョン「大丈夫だ。移るといけないから早く学校行け」ゴホッ

妹 「うん…。早く元気になってね?」

キョン「ああ…」ズズズ



パタン

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1348664535

引用元: キョン「風邪ひいた…」 
 

【キョン「風邪ひいた…」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
1: ◆7I768BCHo. 2012/09/08(土) 21:17:03.08 ID:P9F0wCP20
キョン「そんなわけないだろう」

朝倉 「付き合ってないわよ?」

ハルヒ「そうよね」

朝倉 「おかしな涼宮さん。で、キョン君今日も来る?」

キョン「ああ、そうだな。お邪魔するとしようか」

朝倉 「よかった。じゃあ晩御飯作って待ってるわね」

キョン「おう、いつも悪いな」

ハルヒ「アンタら付き合ってんでしょ!!」バンッ

朝倉 「付き合ってないわよ?」

キョン「付き合ってないぞ?」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1347106622

引用元: ハルヒ「あんた達付き合ってるわけ?」 

 

【ハルヒ「あんた達付き合ってるわけ?」】の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 02:00:36.06 ID:vDqQrqYN0
その日の朝のHR前、何時にもましてテンションの高いハルヒの相手をしているキョンは落ち着かない気持ちだった。

その原因は下駄箱に入っていたノートの切れ端である。

『放課後、誰もいないくなったら教室にくるのよ』

そこには、只それだけのことが書いてあった。

キョンは朝倉の再襲来かと恐怖しつつも文字の違いに一縷の望みをつないだ。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418576426

引用元: 「キョンと付き合ってみんなの出方をみるわよ!」 

 

フィーバー 涼宮ハルヒの憂鬱 ~Haruhi On Stage!!!~ 涼宮ハルヒの憂鬱 (ムック)

KADOKAWA/角川書店 (2014-08-04)
売り上げランキング: 25,941
【「キョンと付き合ってみんなの出方をみるわよ!」】の続きを読む

このページのトップヘ