えすえすゲー速報

アニメ ゲーム ラノベ等のSS及び雑談をまとめています。

涼宮ハルヒの憂鬱

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1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/28(日) 22:48:59.96 ID:o5jdpb4T0.net[1/15]
 とある休日、不思議探索は休みと団長様からお達しがあり、久々に惰眠を貪ることができるなどと俺は考えていた。
もはやお約束と言われても仕方がないのだが、ハルヒによってその快適な睡眠は妨げられることとなる。

 いや、薄々はわかってはいたのだ。ここのところ何かと忙しく、ハルヒと二人っきりになる時間がほとんど無かった。
それをハルヒがどう思っていたのかは、今日の行動を待たずとも明白であったわけだ。

 実際、俺としてもハルヒと一緒に過ごせないのは残念に思っていたわけで、本日の訪問は素直に嬉しく思う。

 しかし、一つだけ納得いかないのは、快適な惰眠を妨げられたことだ。
 

【キョン「休日の午後?」ハルヒ「休日の午後!」】の続きを読む

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1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/11/04(火) 23:18:21.00 ID:IDJyz5S30.net
古泉「それは本当ですか?」

キョン「ああ、授業中当てられても答えられないことが多いし、テストの点数でもよく教師に呼び出されてる」

古泉「それはもしかすると大変なことかもしれませんね」

キョン「なんでだ?ハルヒがサボっただけだろ?」

古泉「別に涼宮さんが成績優秀なのは彼女の努力でも頭のよさでもありません、願望実現能力のせいです。」

【キョン「そういえば最近ハルヒが勉強についていけないらしい」】の続きを読む

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1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/04/29(火) 22:25:05.20 ID:jXBfmrTP0.net[1/32]
 最近、何故かは知らんがハルヒの様子が少しおかしい。元々おかしいのは百も承知だが、
それに輪を掛けておかしいのだ。具体的な例を挙げると、とにかく処構わず俺にくっついてくる。
少々誤解を招きそうな言い方なのだが、事実だったりするわけで致し方ない。

 休み時間などはあまり動き回るということはないので、何時もと同じと言えばそれまでだが、
一度移動教室ともなると確実に俺と行動を伴にしようとする。その意図はまったくもって不明なのだが、
谷口が冷やかしてきたり、クラスメイトの生暖かい視線を感じるのは俺の精神衛生上よろしくない。
止めさそうとはするのだが、ハルヒは聞く耳を持たないから困ったもんだ。

 ハルヒの目を盗んで古泉にいろいろ原因を訊ねてみるのだが、上手くはぐらかされて結局はわからず仕舞い。
一つだけ言えるのは、古泉もクラスメイトと同じ生暖かい視線を投げ掛けてくるってことぐらいだ。

【キョン「犬?」】の続きを読む

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1 :名無しさん@おーぷん 2014/09/01(月)20:38:44 ID:1erMwMQdW

「ねぇ、ジョン。最近何か変わったことあった?」

ジョンって誰だ?俺だ。

ジョンと呼ばれ始めて早くも一年が経過しようとしていた。

ハルヒのやつが俺のことをジョンと呼んでくれたおかげで、俺のあだ名はキョンからジョンへと変化した。
ジョンもキョンも、正直なところあだ名としては勘弁してもらいたいと思っている。

しかしながら、一度定着してしまったモノをいまさら誰も変えようとはせず、俺はこのあだ名を受け入れねばならないのだ。
それもこれも、涼宮ハルヒに出会ってしまったのが運の尽きなのだろう。

やれやれだ。



【キョン「Am I Jhon?」ハルヒ[You Are John!]】の続きを読む

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1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/17(土) 22:09:35.94 ID:cSHh5PRH0
椅子を蹴っ飛ばして立ち上がったキョンは、あたしを睨んだ。
負けずに睨み返す。

「……俺はSOS団を辞める。いいな」

キョンの声は、僅かに震えていた。
いつもなら『団長の命令無しに辞めるなんて許さない』と言うところだけれど。

「勝手にしなさいよ」

これは本心。

「じゃあな。今まで世話になった」

キョンはドアを開け、足早に出て行った。
古泉君が言う。

「彼と話をしてきます」

あたしが何かを言う暇もなく、古泉君も出て行った。
団室には、あたし、みくるちゃん、有希の三人だけが残った。



【キョン「もうお前にはついていけない」】の続きを読む

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1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/31(金) 22:27:31.41 ID:z/28asry0.net[1/10]
ハルヒ「!?」

ガタッ
俺「玄界灘中出身、涼宮ひろし。ただの人間には興味はない」
 「この中に『組織』について有力な情報を持った奴がいたら俺のところに来てくれ・・・以上だ」

ハルヒ「」

~休み時間~

ハルヒ「ちょっとアンタ! さっきのどういうつもり!?」

俺「さっきの・・・俺の自己紹介のことか?」

ハルヒ「そうよ!組織がどうとか・・・説明しなさい!」

俺「アンタ、『組織』について何か知ってるのかい?」

ハルヒ「知らないから聞いてるんじゃないの!」

俺「(やれやれ・・・付き合ってられないな・・・)ほりゃっ」ブゥゥ~

ハルヒ「!? 屁!?」

シュゥゥゥゥ・・・

ハルヒ「ケホケホ・・・ちょ、ちょっとアンタ!一体どういう・・・」

ハルヒ「消えた!?」

【ハルヒ「東中出身、涼宮ハルヒ。ただの・・・」 俺「へぇ、アンタも涼宮っていうんだ」】の続きを読む

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1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/18(月) 22:51:49.69 ID:TNnnOefj0.net[1/22]
 この世の中の学生にとって、いや、世間一般人にとって最も憂鬱な瞬間とはなんであろう。

 言わずもがな、月曜日の朝である。

 土日という至福の休日の後にやってくるそいつは、誰にとっても平等に訪れる。
時間の流れはある意味残酷で、そんな残酷さをもって月曜日という憂鬱を加速させていく。

 とにかく、何が言いたいのかというと、憂鬱だってことだ。

 どこぞの団長様にとってみれば、退屈でなければそれで構わないのだろうが、生憎俺は平凡な一般人である。
日曜日の夕方6時頃になると、既に憂鬱である。
別に、そう感じるのは俺だけではなく、多くの人がそう感じているだろう。

 夏真っ盛りの今日この頃。朝からセミは働きもので、休むことなく鳴き続けている。少しはその元気さを分けてもらいたいものだ。
まぁ、どこぞの団長様には静かさを学んで欲しいとこではあるが。

【キョン「月曜日の朝?」佐々木「月曜日の朝だね」】の続きを読む

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13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 19:09:15.99 ID:jyIZ/BHV0
??「……ンくん、キョンくん!」

キョン「ん……ぅ……」

??「ほら、早く起きるっさ!」

キョン「……もうちょっとだけ、寝かせてくれ……って、え?」

??「そんなこと言ってたら遅刻しちゃうよっ? ほら、早く起きた起きた!」

キョン「な……!? つ、鶴屋さん……っ?」

鶴屋「ようやく起きたのかなっ? でも、その“鶴屋さん”って呼び方はいただけないねぇ」

キョン「え……?」

鶴屋「もぉ~、まだ寝ぼすけさんかいっ? “つるねぇ”って呼んでくれないと!」

キョン「つ、つるねぇ……?」

鶴屋「ほらっ、早く起きた起きた! おばさんが朝ごはん作って待ってるよっ!」

キョン「あ、はい……お、起きます……」

鶴屋「ん、よろしい! じゃあ、私はお先に下に降りてるにょろ! 早く来るんだよ~っ?」

キョン(な、何だこれは……朝起きたら鶴屋さんが目の前にいて……しかも、“つるねぇ”って何だ……?)

【キョン「あ、あの、鶴屋さん?」】の続きを読む

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1: ◆tr.t4dJfuU 2014/10/11(土) 00:47:51.97 ID:Kg1277h9o

衝撃的ではなかったものの、きっかけはただただ唐突だった。


ハルヒ「佐々木さん、ちょっと話があるんだけど」


怒ったような、機嫌の悪そうな目つきはそのままに、一抹の不安を隠した瞳。
只事ではなさそうな気配に気圧された私は、おずおずと返事をかえすことしかできなかった。


佐々木「私?」

ハルヒ「そうよ。・・・ちょっと明日の放課後、私の学校に来なさい」

佐々木「・・・わかったわ。明日の放課後ね。SOS団だっけ、部室でいいの?」

ハルヒ「ええ」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412956061

【佐々木「私、あなたのこと好きなのかもしれない」ハルヒ「・・・そう」】の続きを読む

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10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 00:57:30.04 ID:OCvjyTlLO
キョンの部屋

妹「キョンくんでんわ~!」バタン

キョン「勝手に扉を開けるな…全く…はいもしm…」ピッ

??「んふっ、さて私は誰でしょう」

キョン「切るぞ古泉」

古泉「申し訳ありませんが切らないで頂けますか。わざわざ貴方が帰っているであろう時間に電話したのにも関わらず用件も言えないのではこちらとしても貴方としても非常に不味いので」


【長門「私の体はあなたのためにあると気づいた」】の続きを読む

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1: ◆1a/nSLw7QflD 2014/10/06(月) 04:35:30.36 ID:fQ8D1M87O
放課後、俺たちはいつも通りダラダラと団室で過ごしていた
するとハルヒが突然意味のわからんことを言い出した

「古泉君をモスグリーンに染めるわよ!」

何がしたいんだこいつは
俺にとってはこいつの頭の中が一番の不思議だ

不思議を見つけたぞハルヒ、よかったな
灯台もと暗しとはまさにこのことだ
不思議探索はもう終了でいいんじゃないか
なんて思うだけで口には出せない
神様の逆鱗に触れたらどうなることやら分かったもんじゃないからな

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412537730

【ハルヒ「古泉君をモスグリーンに染めるわよ!」】の続きを読む

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1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/09/18(木) 22:01:51.36 ID:K+133+210.net
キョン「なんだ藪から棒に」

ハルヒ「あんたとバカ谷口が話してるの、聞いちゃったのよね」

キョン「ああ、あれか」

みくる「なんの話ですか?」

キョン「実は俺今日の数学の小テストで・・・」

ハルヒ「言わせないわよ!」
キョン「」

【ハルヒ「キョンの癖に生意気よ!」】の続きを読む

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1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/29(火) 00:31:53.73 ID:QLPnCkja0.net
 最近、ハルヒの様子が少しおかしい。いや、おかしいのはいつものことで、それにおかしいと言うといささか語弊がある。
率直に現状を述べるとするならば、どうやら俺はハルヒに嫌われたらしい。別にこれは、何の根拠も無い俺の被害妄想ということでは断じてない。
根拠というか……まあ、言葉にしてはっきりと嫌いと言われたわけなのだが、ショックだった。嫌いと言われたことではない。

 ハルヒに嫌いと言われたことにショックを受けている俺自身にショックを受けたのだ。ややこしいが、二重にショックだったわけだ。

 それにしても、いきなり面と向かって嫌いだなんて、いくら思っていても心の中でひっそりと言えばいいだろうに。

 そんなわけで、ここ数日はもやもやとした気分で過ごしている。仮病を使うことも考えたが、それはそれでなんとなく悔しいのでこうして学校に通っている。
長い長い坂道が憂鬱を加速させていく。

「やれやれ……」

 こうやって溜め息をこぼすのも果たして何度目やら。とにもかくにも、今日も嫌な日常が始まるのだった。
 

【キョン「ツンデレ?」】の続きを読む

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1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/05(火) 16:38:50.98 ID:PuSnD3Yo0
キョン「どうだ長門!捕まえたか?」

長門「……」コクッ

キョン「よし!開くなよ!まだ開くなよ!」

長門「……」コクッ

キョン「そいつを寝ているハルヒの顔の前まで持っていって…今だ!開け!」

長門「……」スッ

モワッ

ハルヒ「…ん…っ!んぁあ!?」

キョン「wwwwwwww」

ハルヒ「くさっ!えっ?なに?臭い!なんか臭いわ!!」

キョン「wwwwwwwwwwwwwwwwwww」


【キョン「いくぞ!ふん!」ブーッ!】の続きを読む

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1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/09/11(木) 20:26:57.50 ID:5+z9fTuN0
ハルヒ「有希とみくるちゃんのだけ食べるってどういうことよ!」


【ハルヒ「なんで私が握ったおにぎりだけ残ってるのよ!」】の続きを読む

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1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 21:26:17.92 ID:3ZRempku0
ハルヒ「そんなもんで喜んでいるなんてかわいそう」

キョン「ほっとけ」

ハルヒ「明日、あたしが本物の牛丼を食べさせてあげるわ」

ハルヒ「有希やみくるちゃんも来なさい。全員にご馳走してあげる」


【キョン「牛丼うめぇwwww」ハフハフ ハルヒ「かわいそう……」】の続きを読む

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1 :名無し:14/09/16(火) 13:51:21 ID:wXB1aM5d3主 

「かなり重要な話なんだ。が、あくまでこれは一高校生同士の話でもある。できれば誰にも聞かれたくないんだが」


「…ふむ、なるほど。では少し外に出ませんか?」

「ん」

【キョン「なあ古泉、少し話があるんだが」 古泉「なんでしょう」】の続きを読む

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1 :名無し:14/09/15(月) 01:23:26 ID:CK1DBV6wq主 
「なぁ、ハルヒ。話があるんだ」

「な、何よ突然?似合わない真面目な顔しちゃってさ」

「俺――ハルヒのことが好きだ」

「はぁ!?え、ちょ、ちょっと待ちなさいよ!何よ、そ、それは告白ってこと?」

「そうだ」

「い、いきなり過ぎるわよ!もうちょっとムードとかそういうの、ほら、いろいろあるでしょ!バカキョン!」

「……それで、どうなんだ?」

「……キョンは馬鹿だし、みくるちゃんにはすぐデレデレするし、あたしの言うこと全然聞いてくれないし、文句ばっかり。
そ、それなのに本当にあたしのこと好きなの?」

「ああ、好きだ」

「し、仕方ないわね!あ、あたしはキョンのことなんか全然まったくこれっぽっちも好きじゃないけど、
キョンが可哀想だから付き合ってあげるわ!感謝しなさいよ」

【キョン「声真似?」ハルヒ「声真似!」】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/08(月) 02:34:26.27 ID:HAdnIrEM0


今日は俺が進学した高校の入学式だ。

入学式も終わり、教室に向かった。

そしてお決まりの流れで自己紹介の時間。

俺の自己紹介も終わり、後ろの奴のが自己紹介を始めた。

「東中学出身、涼宮ハルヒ」

後ろの女生徒は続ける。

「ただの人間には興味ありません。
 この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」

さすがに振り向いたね。

長くて真っ直ぐな黒い髪を白い肌をした女は、喧嘩でも売るような目つきでゆっくりと教室中を見渡し、
にこりともせずに着席した。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410111256

【キョン「後ろの席の奴が気になる」ver2】の続きを読む

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1 :名無し:14/09/12(金) 16:17:19 ID:w9BCw1SFc主 
キョン「そういえば、佐々木。もう進路は決めたのか?」

佐々木「まだだよ、少し迷っていてね」

キョン「ふーん。まあ、おまえのことだからとてつもなく偏差値の高い高校に入学するんだろうな」

【佐々木「進路?」 キョン「ああ」】の続きを読む

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1 :名無し:14/09/11(木) 22:34:29 ID:lKNqVdq4V主 
佐々木「まだ少しだけ早いんじゃないかい」

キョン「そうか。いや、しかしなんだか無性に食べたくなってな」


佐々木「…それはつまり朝倉さんに会いたいということかな」

【キョン「そろそろおでんの美味い季節になってきたな」 佐々木「そうかな」】の続きを読む

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1 :名無し:14/09/11(木) 14:05:01 ID:eqUrZU3ad主 
佐々木「秋晴れの空は気持ちがいいね、キョン」

キョン「ああ、見事な晴天だ」

佐々木「この場合はどちらかといえば青天じゃないかな」

【キョン「もう九月だな」 佐々木「そうだね」】の続きを読む

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4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 07:44:49.80 ID:o5lrnm/KO
ハルヒ「いい加減にしなさいよ!」

キョン「どっちがだ。言わせてもらうが、今回も俺は断じて悪くない」

ハルヒ「どっからどう見てもアンタが悪いでしょうが!」

キョン「なに?おい、ちょっと待て」

ハルヒ「なによ!」

キョン「お前本当に自分が悪くないと思ってるのか」

ハルヒ「当然でしょ!ほら、早く謝りなさい」

キョン「……よし、よくわかった」


古泉「まあまあ、お二人ともそう熱くならずに。一体どうしたのです?」

【キョン「なんとかしてハルヒに謝らせる」】の続きを読む

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1 :名無し:14/08/30(土) 21:47:30 ID:touvjn9fQ主 
「ねぇ、ジョン。宇宙人とか超能力者に知り合いはいないの?」

 ジョンって誰だ?俺だ。

 まったく、どうしてこんなことになったんだろうね。北高に入学してまだほんの一週間程である。
それなのに、俺の後ろに席を陣取っている涼宮ハルヒはそんな電波な内容の話題を俺に振ってくる。

 そもそも、ジョンってなんだよジョンって。中学の時から使われているあだ名であるキョンなら判らないこともないが、
何故か涼宮ハルヒは俺のことをジョンと呼ぶ。

 その理由を訊ねたところ、

「ジョンが自分でそう名乗ったんでしょ」

 という御言葉が返ってきた。わけがわからん。

 俺がそう名乗ったと涼宮は言ったが、俺は涼宮とは北高に入ってから知り合ったわけであって、事実に矛盾する。
他人の空似ってオチだろう。涼宮みたいな頭のネジがぶっ飛んでいる、インパクトの強い奴に出会っていれば、きっと忘れようもないだろうさ。

【キョン「Are you John?」ハルヒ」You Are John!」】の続きを読む

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1 :名無し:14/08/26(火) 23:13:52 ID:4pmy7qVI0主 
 今日も今日とて涼宮ハルヒは憂鬱であった。

 窓際の一番後ろの自席でアンニュイなオーラを振りまきながら窓の外を眺めている。別段変わった光景ではない。
むしろ、涼宮ハルヒのこういう姿の方がクラスメイトにしてみれば見慣れたものである。

「……はぁ」

 ハルヒが溜め息を一つこぼす。

 その溜め息には何が詰められているのやら。希望やら幸せやらではないとここに断言しよう。何でそんなことがわかるんだって?
どこかの超能力者の言葉を借りるとするのなら、わかってしまうのだから仕方ない。

 まったく。その憂鬱のおかげで一体どれほどの人が迷惑を被っているんだろうね。
まぁ、その最たるが至近距離でそのオーラにあてられている俺だったりするのだろうが。
今回もあのニヤケ面の超能力者はしたり顔で涼宮さんを不機嫌にさせないようになんて言ってきやがるんだろうな。

 いい加減腹立つからハルヒの頭でもひっぱたいて特大の閉鎖空間でも発生させてやろうかとか思ってしまう。
あのふざけたニヤケ面が引きつる様はさぞかし痛快であるだろう。

【キョン「涼宮ハルヒは憂鬱?」ハルヒ「涼宮ハルヒは憂鬱!」】の続きを読む

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1 :名無し:14/08/21(木) 22:20:21 ID:xz2m5FWt7主 
 クリスマスも間近に迫り、世間が浮き足だっている今日この頃。俺は飽きることなく文芸部の部室へ足を運んでいた。
ひんやりと冷たい廊下を流れる水のごとく歩いて辿り着いた部室の扉をノックする。これも毎度お馴染みなった行為の一連の流れに組み込まれている。

 朝比奈さんが先に着ているならマイナスイオンが出ているに違いないお声で返事が返ってくるはずで、まだ来ていないようなら長門の沈黙による返事がある。
しかしながら、今日はそのどちらでもなく「開いてるわよ」という素っ気ないものであった。

「ハルヒだけか?」

 見れば判るような状況ではあるのだが、何となくそう尋ねる。

 もしかすると、古泉辺りが掃除用具の入ったロッカーからこんにちはってことも考えられるからな。

【キョン「夢の中へ?」ハルヒ「夢の中へ!」】の続きを読む

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1 :名無し:14/08/24(日) 22:02:42 ID:Np3to3O9W主 
 冬も終わり、桜が咲き始めた今日この頃。気温も高くなり、花粉のことを考えなければ過ごしやすい季節になった。
とはいえ、やはり夜はまだまだ寒く、温かいものを食べたくなる。

「お待たせ」

 炬燵に入り待つこと約30分。ポニテエプロン姿の朝倉が鍋をもって部屋に戻って来た。

 なんのことはない。朝倉に鍋に誘われた。それ以上でもそれ以下でもない。
俺を殺そうとしていた人物の家に、鍋に誘われほいほいついてきたわけではあるのだが、長門が「心配ない」と言っていたので、おそらく大丈夫だろう。

「今日は長門さんがいなくて寂しかったから、キョン君がいてくれて良かった」

 そうにっこりと微笑む朝倉に、思わず見惚れてしまいそうになる。谷口のランク付けでは確かAA+であったか。

 そのランクに恥じない可憐さである。

【キョン「鍋?」朝倉「鍋ね」】の続きを読む

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4: 名無し:14/08/18(月) 00:25:52 ID:LyN77jBIc 
 台風が通過するかの如くの被害は避けられない上に、台風一過やフェーン現象によって過ぎ去った後にも爪痕を残していくことになるだろう。
で、その後片付けをやらされるのは主に俺であったり、古泉の所属する機関であったり、長門であったりと、迷惑なことこの上ない。
そうならないためにも古泉なんぞがいろいろと画策するのだが、あまり効果を為さない。

 結局、ハルヒの手綱は俺が握るように古泉に頼まれて肩を竦める羽目になるのだが……。
まったく、どうしたもんだろうな。

 そんな俺の心配を余所に、長門が読んでいた本をぱたんと閉じて本日の活動は終了。

 夏至を過ぎてから徐々に日は短くなっているはずなのだが、窓から射し込む西日をまるでそれを感じさせない。
日中に比べていくらかは気温も下がり涼しくはなっているのだが、まだまだ暑い。

【キョン「吸血鬼?」ハルヒ「吸血鬼!」】の続きを読む

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1 :名無し:14/08/19(火) 22:09:20 ID:9AGokT3om主 
 憂鬱な月曜日を過ごし、なんとなく迎える火曜日。

 まだまだ休日のだるさは抜け切らず、すでに次の休日が待ち遠しく感じる。

 さて、そんな火曜日ではあるのだが、特筆する事もなく1日が終わってしまった。授業はいつもの通り睡眠学習で乗り切り、SOS団の活動へ。
とは言ってもSOS団の活動も、ハルヒが大人しかったせいか、古泉と将棋をしているうちに終了。

 伸びをして凝り固まった身体をほぐす。さて、帰りますか。

 団員はそれぞれ予定があるらしく、校門辺りで解散。

 1人寂しく帰路に着く。

【キョン「火曜日の放課後?」佐々木「火曜日の放課後だね」】の続きを読む

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1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 21:54:27.56 ID:Ek8UG7C80
古泉「バイトですか?」

キョン「ああ、心配しなくてもSOS団の活動に支障をきたさないやつだ」

古泉「ならいいのですが……ちなみにどのようなアルバイトかうかがっても?」

キョン「朝比奈さんの胸を支えるバイトだ」

古泉「はい?」


【キョン「バイトをしようと思うんだ」】の続きを読む

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