えすえすゲー速報

アニメ ゲーム ラノベ等のSS及び雑談をまとめています。

ウマ娘

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【安価とコンマ】或る無名のウマ娘 2 前編

472: ◆B8D2U7ksoo 2023/09/15(金) 00:50:20.12 ID:GDwPDAVY0
チケゾー「喧嘩はやめてよ!!」




ゴルトレとハヤヒデ達の間にチケゾーが割って入る。ハヤヒデ達が怒ってくれるのは嬉しいが喧嘩はして欲しくないと泣きそうな顔で訴える





チケゾー「凱旋門に勝てたらまた戻ろうって約束したから!」





だからチームをやめるつもりはないとチケゾーはハヤヒデとタイシンに宣言する




ゴルトレは勝手にそんなことをと言いたげな表情をしていたがそれに気付いたチケゾーが彼(彼女)を睨む




チケゾー「幼馴染君に別れろって言わせたのは一生許さない」




ウマ娘に恐怖を覚えることなどここ数年は無かったゴルトレだったがチケゾーの雰囲気に気押される

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ブルーはシリウスへの移籍は考えておらずキタルファで凱旋門を目指すと答える




ブルー「私ができることは勝つことだけ。それはトレーナーじゃないと意味がない」




シリウスで凱旋門を勝ったとしてもトレーナーの手柄にはならない。ブルーはキタルファで走ることに意味があるのだと言う




トレーナー「君というウマ娘のことを考えると良い選択じゃない。けどそこまで言ってくれることは凄く嬉しい」




ゴルシトレと自分では明らかに差がある。それなのにブルーは自分を頼ってくれることがトレーナーは嬉しかった




このことはチームメンバーでも共有しようと緊急の会議を開くことになった

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【安価とコンマ】或る無名のウマ娘 前編

497: ◆B8D2U7ksoo 2023/08/09(水) 23:17:53.26 ID:juH1FOMK0
それから更に数日後、ブルーの勝負服が完成し送られてきた。試作とはいえその早さにブルーは驚く




トレーナー「デザインがあったから早かったんだ」




ウマ娘によっては色だけをメーカーに送る場合もありその時は長引くものの、デザインさえあれば割と早くできるのだという




トレーナー「出来たとしても一発で納得することなんてほぼ無いからね」




何度もリテイクを重ねる前提なので早く仕上がってくるのだという




届いたのなら早速見てみようと勝負服を取り出すとトレーナーが考えたデザインがちゃんと反映された

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1: ◆B8D2U7ksoo 2023/07/30(日) 22:29:10.84 ID:kO3jxYPz0
ここは日本ウマ娘トレーニングセンター学園、通称トレセン学園。 トゥインクルシリーズのデビューを目指すため〈主人公〉はこのトレセン学園へとやって来た



〈主人公〉はトレセン学園に……



1 かなり優秀な成績で入学
2 地方からスカウトされた
3 なぜ入学できたか分からない
4 その他自由



とりあえず下3くらいで

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1690723750

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1: ◆rOtwZuuRn. 2022/10/22(土) 18:53:44.76 ID:zefAVL0E0
唯一抜きん出て並ぶ者なし


この学園の存在意義はこの校則に全て込められているといってもいいと思う



全国の中小あるトレセン学園の中でもこの中央の大きさは他の比にならない。そんなこのトレセン学園に『私』は合格することができた



どうせ試験がダメなのはわかっているから、中央が落ちたあとは地元のトレセン学園を受けるつもりだったのに……気が付いたらこの学園の生徒になっていた



慌ただしくも入学準備を終え、トレセン学園の制服に袖を通してから暫く経ちようやく慣れてきたところ



さて、今日も一日が始まる……



下1~3
『私』の特徴や性格など。全て採用するかはわかりません

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1666432424

【モブウマ娘とトレセン学園【安価】】の続きを読む

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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/10/29(土) 19:45:45.68 ID:8icxnpNz0

アヤベさん卒業後にトレーナーと結婚してしばらく位の話
アヤベさんの話だけど視点はトレーナー

アヤベさん可愛いよアヤベさん


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1667040345

【【ウマ娘】アルコルはミザルに連れられて【SS】】の続きを読む

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1: 1 2022/08/17(水) 07:02:52.89 ID:CqF0mXdR0
※この作品は特定の馬を下げる目的のものではありません
※他サイトにも同時掲載しております。他者による盗作などではありません
※オリトレ、オリウマ娘注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1660687372

【【ウマ娘】深紅の背中】の続きを読む

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【ウマ娘】トレセン学園にて その4【安価・コンマ】 前編

510: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/07/07(木) 23:05:40.24 ID:wAtxL/+g0
深夜、学園内の部屋にて



ナリタブライアン(私では絶対にサイレンススズカに勝てない)



ナリタブライアン(勝てないとわかっていてレースに出る意味があるか?)



ナリタブライアン(勝つ為にトレーニングを続けてきた、その意味が全く無くなったんだ)



ナリタブライアン(私は明日からどう生きればいいんだ)



[だったらさ戻っちゃいなよ]



ナリタブライアン「……」



[マヤノトレがスズカの担当になる前まで戻ればいい。やり方は知ってるでしょ?]



ナリタブライアン「目覚まし時計…」



[そこまで戻ればアグネスタキオンの脚も完成しない。絶対に勝てない二人が居なくなるんだよ]

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トレーナー室にて



ブラトレ「ブライアンさっきはー」



ナリタブライアン「今から私はお前達に対しての不満を暴露する!!ウララ!キングを電話で呼び出せ!」



ハルウララ「う、うん……」



ナリタブライアン「今回のことはお前たちが思っている以上に私は頭にきている!それをわからせてやる!」



ブラトレ「ブライアンの気持ちを考えていない発言だった、すまない…」



ナリタブライアン「謝る前にお前達も私に対する不満を言え!」



ハルウララ「でもそんなことしたら喧嘩にならない…?」



ナリタブライアン「喧嘩になってチームが崩壊するなら私たちはそれまでだったんだ。そうなったら私は姉貴のとこに行かせて貰う!」



ブラトレ「わかった。ウララ、すまないがキングに電話をかけてくれ」



ハルウララ「本当にいいんだねトレーナーさん。キングちゃんを呼ぶからね」

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【ウマ娘】トレセン学園にて その3【安価・コンマ】 前編

483: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/20(月) 22:16:26.25 ID:cMx2o78Ko
その頃、トレセンではウララにレースで勝つまで禁欲を命じられたキングは血眼でトレーニングしていた

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【ウマ娘】トレセン学園にて【安価・コンマ】 前編 

【ウマ娘】トレセン学園にて【安価・コンマ】 後編 

【ウマ娘】トレセン学園にて その2【安価・コンマ】 前編 

【ウマ娘】トレセン学園にて その2【安価・コンマ】 後編

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/13(月) 16:20:23.08 ID:8N9zMKHj0
オークス当日、控室にて



ブラトレ「今日のレースはマヤノトップガンを始め強者が揃っている。もちろん油断はできない」



ハルウララ「昨日言ってた通り先行で走ればいいんだね!」



ブラトレ「マヤノトップガンが逃げる可能性もある、そうなればウララに有利だ」



ハルウララ「もし凄い勢いで逃げたら追いかけた方がいい?」



ブラトレ「そうだな…残り1000mで差が縮まっていないなら早めにスパートをかけていこう」



ハルウララ「また体力を使い切って倒れたりしないかな…」



ブラトレ「倒れるくらい走るのは悪いことじゃない。ライブのことは俺が頭を下げるから気にしなくていい」



ハルウララ「…うん!全力で頑張ってくるね!」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

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【ウマ娘】トレセン学園にて その2【安価・コンマ】 前編

492: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/06/05(日) 21:41:57.74 ID:cvRxNodZ0
寮にて



ハルウララ「夢だ。またいつもの夢が私に語りかけてくる」



ハルウララ「私はそんなことしたくないのに、夢の中で私に命令してくる」



ハルウララ「壊せ殺せ妬め憎悪しろ。なんでそんなことを言ってくるの?」



ハルウララ「私を苦しめたいから?これが私への罰だっていうの?」え、違うけど



ハルウララ「……こんなことしてても意味ない。塞ぎ込んでてもしょうがない!」



ハルウララ「幸せになれるようにいっぱい努力しないと!その為にはトレーニング!」



ハルウララ「よし!マヤノちゃんに勝つ為にも頑張ろう!トレーナーさん達に迷惑かけてばっかりじゃいけない!」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

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【ウマ娘】トレセン学園にて【安価・コンマ】 前編 

【ウマ娘】トレセン学園にて【安価・コンマ】 後編

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/26(木) 15:03:15.76 ID:i3ZkcQh50
寮にて



ビワハヤヒデ「例の件ではうちのトレーナーが世話になったようだ」



ナリタブライアン「私がなにか言ったわけじゃない。トレーナーがやったことだ」



ビワハヤヒデ「何かしらのペナルティはあってもおかしくなかった。随分と器が大きいトレーナーだな」



ナリタブライアン「私が選んだんだから当然だ。奴となら私の夢を叶えられる」



ビワハヤヒデ「三冠ウマ娘への道は楽なものではない。ウマ娘だけではなくトレーナーの力も必須だ」



ビワハヤヒデ「ブライアンのトレーナーにその力があるのか。その走りで見せてもらうぞ」

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【ウマ娘】トレセン学園にて【安価・コンマ】 前編

439: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/19(木) 16:07:10.28 ID:jPox9PkL0
謎の倉庫にて



キングヘイロー「ブライアンさんとトレーナーさんは今日もお話しをなさってるみたいですわ」



ハルウララ「早く元気になって欲しいね」



キングヘイロー「トレーナーさんが居ないのならこの施設は使えません。しかしこれなら大丈夫というものを見つけました」



キングヘイロー「このカプセル型のトレーニング機器はVR装置とたづなさんが教えて下さいました」



ハルウララ「ウマネストと同じ仕組みらしいね!」



キングヘイロー「先日のレースの再現だけでなく、様々なレースシチュエーションを設定できる素晴らしいものだと聞きましたわ」



ハルウララ「これなら負荷もかからないし二人でもできる!」



キングヘイロー「万が一があれば緊急停止もできるので安心ですわね」

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/11(水) 20:08:47.18 ID:1fbqbMEj0





「運良くトレセン学園にトレーナーとして雇ってもらえた俺は毎日忙しく仕事をしている」



「自分の実力でトレセン学園への就職を勝ち取ったと思っていたが、この多忙な環境を考えるとそうとも言えない」



「休みはほとんど無くあっても半日だけ。十分に休めているとは言いがたい」



「しかしそれを苦痛とは思わない、担当のウマ娘の為なら休みは惜しくない」



「今日も授業が終わってこれからトレーニングの時間だ。俺が担当しているウマ娘は……」


下2 ウマ娘の名前。

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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/04/02(土) 23:07:28.29 ID:QLtqEEbF0
今日のレースの解説にマルゼンスキーが来ていることを担当の子から聞いた。

レース場へ向かう電車の中で、スマホを弄っていた彼女がいきなり声を上げて、私をちらりと見たのだ。

それで、SNS上で話題になっていることを教えてもらった。
事前に情報はなかったのだが、どうやら飛び入りで解説に参加を表明したとのことで、今日の出走者が阿鼻叫喚の状態らしい。無理もない。あのマルゼンスキーが自分たちの走りを解説するというのだから。

私は不思議に思って、言った。

「どうして地方のレースに?」

担当の子は、私を見て、首を傾げた。

「私が知りませんよ。なんか来てるらしいですけど…聞いてないんですか?」

「いや…別に」

「ふーん…」

電車がカーブを走り、車体が揺れて人がよろめく。
私はさりげなく担当の子を守るような形で、彼女に手を添えた。

「ごめんね。車、故障しちゃっててさ」

「いえ…」

彼女は私を見上げて、「たまにはいいんじゃないんですか」とぶっきらぼうに言った。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1648908447

【【ウマ娘】マルゼンスキーのトレーナー】の続きを読む

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1: ◆SbXzuGhlwpak 2022/02/19(土) 06:02:37.60 ID:1GGB012h0
「ですから、私のトモは触らないんですか?」

「何の……何の事だスズカ?」

 突然かつ衝撃の言葉に理解が追いつかず、待ってくれと片手をあげて制止する。しかしスズカはそんな俺の“逃げ”を許さずにすかさず“差し”た。

「スぺちゃんとマックイーンのトモを触りましたよね? 私のトモは触らないんですか?」

「お、おう……」

 いつも通りのスズカだった。静かで聞く者を落ち着かせるスズカの声音だ。粛然《しゅくぜん》とさえ言える。そんな彼女が不思議そうに俺を見上げていた。
 さて、どうしたものか。いつも通りの様子で尋常ならざる事を言い出した教え子に、俺はいったいどうすればいいのだろうか?

 頭を抱えたくなる気持ちをなんとかこらえていたら、気がつけば天を仰いでいた。

 天井付近に位置する小窓から、太陽の光が差し込んでいるのが見える。キレイ好きのスカーレットが号令をかけて定期的に清掃をしているが、太陽に当てられたホコリがチラホラと舞うのが確認できた。

 楽しそうだなと、間抜けな気持ちが芽生える。俺もそこに行きたいと、切実な想いを抱く。
 するとホコリと一緒に舞っていた相手が見えてきた。キラキラと光り輝くそれは、小さな小人だろうか。幼少の頃に誰もが想い描く妖精たちが、そっと手を差し出してくる。

――貴方も私たちと踊りましょう。

「ああ、待ってくれ。俺も今行くから」

 そして俺は日の光を浴びるために外へと駆け出し――

「私の方が足が速いです」

「うおっ!?」

――あっさりとスズカに回り込まれてしまった。

「くっ、ごまかせなかったか」

「あ、演技だったんですね。良かった。このまま行かせてしまったら、トレーナーさんの心がどうかなってしまうと思って止めたんですけど」

「ああ、心配してくれてありがとうスズカ」

 でも心配してくれるのなら、突然妙な事を真剣に言い出さないでほしいと言いたかった。

「ふふ」

 しかしお礼を言われて満足げなスズカを前にしたら言えるわけがない。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1645218157

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1: ◆kBqQfBrAQE 2021/12/26(日) 23:06:29.99 ID:4Xl2PJ5H0

ウマ娘SSです。
一応、地の文形式。



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1: ◆SbXzuGhlwpak 2022/01/09(日) 06:32:52.18 ID:7TLsjr9y0
「オグリ……怒らないから教えてくれないか。何故こんな事をしたのか」

 俺は怒っていなかった。
 本当に怒っていない。
 なぜなら驚きと戸惑いに支配されて、怒るどころではないからだ。

 目の前には耳を垂れさせたオグリが、申し訳なさそうに座っている。
 今でこそ落ち込んでいるが、つい先ほどまで意気揚々とした様子であった。

――おかしいと感じたのは一時間ほど前の事だったか。

 仮眠から目覚めると、いつから部屋で待っていたのかすぐ傍《そば》にオグリが立っていた。
 あくびを噛み殺しながらどうしたのかと尋ねてみると“キミの様子を見ていただけだ”といつになく落ち着かない様子で答える。

 寝ている俺の様子を見るなんて変わった事をするもんだとは思ったが、彼女の独特の好奇心には慣れている。そこまで不思議に思わない。
 違和感を覚えたのは、彼女がクリスマスプレゼントを前にした子どものように目を輝かせ、そわそわとしていたからだ。

 もう一度どうしたのかと尋ねたか、オグリは口を子どものようにつぐんで首を左右に振るだけ。
 気にはなったけど、今は教えてくれるつもりはないのだろう。気が変わるまで待とうといったん諦め、彼女と連れ立ってグラウンドへと向かった。

 グラウンドへと向かう最中に、様々な視線を受けた。
 ある者は二度見し、ある者は目を見開いて驚き、ある者はクスクスと笑い、そしてある者はオグリに親指をにこやかに立てる。

 何かが起きている事はわかった。だがそれが何であるか、俺にはわからない。
 隣を歩くオグリに尋ねても、彼女は“問題無い”と自信満々に言い張るのみ。

 もしここで彼女が笑いをこらえたり、申し訳なさそうな様子だったら俺の傷は浅くすんだだろう。
 しかし俺の質問に答えるオグリはどこか自慢げな――飼い主に褒められるのを待つ大型犬のようであったため“よくわかんないけどオグリが楽しそうだからいいや”と流してしまった。

 その結果、俺はひたいに油性ペン(極太)で“オグリ”と書かれたままグラウンドまで歩き、オグリと共にトレーニングに励むこととなる。

 ……いや、おかしいとは思ってたんだ。他の練習中のウマ娘が俺の横を走り過ぎたとたんにペースが乱れたり、戸惑いながら俺に話しかけようとする同僚を、その担当ウマ娘が慌てて止めに入ったり。

 結局俺がひたいの文字に気がつけたのは、トイレに行って何気なく鏡を確認したからだ。

 “オグリ”

 ひたい全てをキャンパスに、太さ1センチは超えよう力強い文字がデカデカと主張している。それは眉毛にかからない程度の俺の前髪ではとうてい隠し通せるモノではなく、一瞬にしてこれまでの奇妙な反応について合点がいった。

「お、おお……」

 合点はいくが――

「オグリイイイイイイイィィッ!!!」

――納得いくはずが無い。

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【トレーナー「ひたいに油性ペン(極太)で“オグリ”と書かれた」】の続きを読む

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1: ◆kBqQfBrAQE 2021/12/26(日) 23:06:29.99 ID:4Xl2PJ5H0

ウマ娘SSです。
一応、地の文形式。



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【ネイチャさんの商店街メシ】の続きを読む

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前回 【ウマ娘】頭文字U

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/03(金) 19:18:23.13 ID:DHW+01aoo
<ネイチャのお店>


『おい見たか、今のっ!』

『なんだあの走りはァ!?』

ワーワー…


イクノ「……」じっ

タンホイザ「あーっ、イクノってばまたその動画見てる」

イクノ「ええ。何度見ても驚きです……まさかウララさんがブライアンさんに勝つ日が来るとは」

タンホイザ「“榛名のウララ” 、ねぇ……ウララちゃん、いつの間にそんなに強くなったんだろうね?」

イクノ「断片的に投稿された動画で判断するしかありませんが、この走りは一朝一夕で身につくものではないでしょう。よほど榛名の峠を走り込んでいると見て間違いありません。もしかすると、彼女の走ることに対する情熱は、学園にいた頃より今の方が高いのかも……」


「ふっふっふ……でもこれって、チャンスだよね!!」

タンホイザ「おわっ、ターボ起きてたの?」

ターボ「寝てないよ! ずっと考えごとしてたんだもん!」

イクノ「チャンスとはどういうことですか? ターボさん」

ターボ「だってだって、ウララがナリタブライアンを倒したって言うんだったら……そのウララをターボが倒しちゃえば、ターボがブライアンに勝ったってことにもなるし、一気にさいきょーの走り屋ウマ娘になれるでしょ!?」

タンホイザ「……まあ、勝てばそういうことになるかもねぇ」

イクノ「ええ。勝てば、ですけどね」

ターボ「勝つもん! ターボ絶対勝つもん!」

「ほいよー、モツ煮込みお待ちー」ことん

タンホイザ「お?、ありがとーネイチャ」


ネイチャ「なになにー、さっきからちょいちょい聞いてれば……ターボ、ウララに挑戦するの?」

ターボ「あったりまえじゃん! ターボの強さをみんなに知らしめる絶好の機会だもん!」

ネイチャ「あはははっ、まったくいつまでたっても子どもみたいなんだから。まあ無茶できるうちに心ゆくまで走ってた方がいいのかもしれないけどさ」

タンホイザ「ってことはターボ、榛名山に乗り込む気?」はふはふ

イクノ「こちらから試合を申し込むとなると、レースは榛名で行う可能性が高いでしょうね」

ネイチャ「あちゃ?、ってことはかなりアウェーな状況下で走ることになりそうだねぇ……」

タンホイザ「?」

ネイチャ「いや、最近お客さん同士の会話でもウララの話題が出ることが多いんだけどさ、今榛名は本当にウララフィーバーが凄いらしいよ? そんなところに正面切って挑んでいく勇気、申し訳ないけど私にはないかな?……」

ターボ「そんなこと全然かんけーないもんっ。ターボが勝てばみーんなターボのファンになるでしょ? 」

タンホイザ「そうだといいけどねぇ」

ターボ「それにターボはウララに勝つ秘策をもう思いついちゃったんだから!」

ネイチャ「秘策?……?」

ターボ「イクノはわかるよね? ターボが考えてること!」

イクノ「……ええ、確かに今のターボさんなら、作戦次第でウララさんに勝つことは充分可能だと思います」

タンホイザ「え、ほんと!?」

ターボ「ふふんっ。この勝負、完全にもらった……!」くっくっく

――――――
――――
――

【【ウマ娘】頭文字U Second Corner】の続きを読む

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1: ◆SbXzuGhlwpak 2021/11/28(日) 06:49:56.39 ID:vPGydQ4T0
 トレーナーの好みはアタシだった。

 何もおかしいコトじゃない。
 アタシは何でも一番なんだから。

 強いウマ娘はたくさんいる。
 美しいウマ娘、可憐なウマ娘、可愛らしいウマ娘もたくさんいる。

 けどアタシが一番強い。
 それでもアタシが一番魅力的。
 そして――アイツのコトを一番好きなのはアタシ。誰よりも愛している。

 そんなアタシがいつも隣りにいて、アタシに惚れないわけがない。
 教え子に恋慕するなんて仕方のない奴。そう思っているのに鏡を見なくてもわかるほど、自分の頬がニヤけているのがわかる。

 でも仕方ない、だって仕方ない、何もかもアイツが悪い。





 トレーナーの好みは、このアタシなんだから。





「フンッフフ~ン♪」

 トレーナーの好みは自分だという自信はあった。アタシと出会う前の好みがアタシからかけ離れていても、このアタシと毎日顔を合わせているんだ。

 年上や同年代、あるいは幼いタイプが好みであっても。

 控えめな、もしくは自由奔放、あるいは捉えどころがない幻想的な性格が好みであっても。

 そんなもの全て捻じ曲げて、ダイワスカーレットこそが好みだと矯正する自信があった。

 けど今は違う。単なる自信ではなく、証言を伴う確信だ。思わず鼻歌が漏れてしまうのもしょうがない。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1638049796

【確信を得てしまったダイワスカーレット】の続きを読む

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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/10/09(土) 20:52:20.56 ID:FPN2dwtU0
<トレセン学園・理事長室>

コンコン

たづな「失礼致します」

やよい「む、たづなか。どうした?」

たづな「理事長にお客様がお見えですよ」

やよい「来客? 誰だ?」


「お久しぶりです、理事長」


やよい「おお、君は!」

キング「キングヘイロー、ただいま異邦の地より戻って参りました」

やよい「歓迎ッ! 帰ってくるとは聞いていたが、わざわざ顔を出してくれたのか!」

キング「ええ。理事長とこの学園には今でもお世話になっていますもの」

たづな「懐かしいですね……キングさんがトゥインクルシリーズを走っていた頃のことは、まだ昨日のことのように思い出せます」

やよい「回顧っ! 黄金世代の一角として様々なレースに出場し、最後には新設されたばかりのURAファイナルズ短距離で優勝したんだったな」

たづな「本当に感動しました、私!」

キング「ま、まあまだ引退から数年しか経っていないですし、そんな昔のことのように言わなくても……」

やよい「そして引退後は、母君と同じ道を歩んでみようと、わざわざ私に報告してくれたな」

たづな「キングさんが手掛けた勝負服は、うちの生徒たちからも好評の声が聞こえてますよ。お仕事は順調なようで何よりです」

キング「ええ……まだまだデザイナーとしては未熟ですけど、いずれお母様をも超えてこの世界の頂点に立ってみせますわ!」

たづな「はい、がんばってくださいね♪」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1633780340

【【ウマ娘】頭文字U】の続きを読む

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1: ◆cD6OmCVVGk 2021/09/23(木) 22:48:12.35 ID:seJkD7g90
1年振りの有馬記念二臨むトウカイテイオー。本気で勝利を掴み取るための秘策を懸命に考える。

ターボのオールカマーでの勝利がフロックではなく、巧妙な作戦勝ちだった。それがストーリーの背景にあるのではないか…と考えたSS。

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【【ウマ娘】一生に一度の作戦【トウカイテイオー、ツインターボ】】の続きを読む

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【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」スペ「2スレ目です!」【安価】 前編

453: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/15(日) 23:44:25.34 ID:kzYO0z5T0
ネイチャを併走トレーニングに誘ってみよう

【【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」スペ「2スレ目です!」【安価】 後編】の続きを読む

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1: ◆FaqptSLluw 2021/07/21(水) 01:04:50.27 ID:lgWUywaw0
【簡単なあらすじ】

――目標を達成できないとループが始まってしまう。

憧れのトレセン学園のトレーナーとなった主人公は、数奇な運命に囚われる。
ときに喜び、悲しみ、絶望し、挫折しながらも、主人公は進んでいく。
夢のURAファイナルズ、その頂点へと担当ウマ娘を導くために――。



第一ループ:スペシャルウィーク(メイクデビューで敗退、ループ)
第二ループ:ツインターボ(メイクデビューで敗退、ループ)
第三ループ:マヤノトップガン(現行)

――――――
【注意】
・ウマ娘公式が定めたガイドラインに違反しない程度に書きます。

>モチーフとなる競走馬のファンの皆さまや、馬主さまおよび関係者の方々が不快に思われる表現
>ならびに競走馬またはキャラクターのイメージを著しく損なう表現は行わないよう
>ご配慮くださいますようお願いいたします。
(ウマ娘公式サイトより引用)

・新人トレーナーなので、キャラ性を網羅していません。ご容赦を。

・SS初心者です。不作法などあったらすみません。何かありましたらご指摘いただけると幸いです。

・安価は1~3くらい先に飛ばす予定です。

・仮に安価が一日待っても来なかった場合、ある程度勝手に進行します。

・ウマ娘本編との設定に相違点が発生する場合があります。

―――

▼前スレ

【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」【安価】 前編 

【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」【安価】 後編

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1626797090

【【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」スペ「2スレ目です!」【安価】 前編】の続きを読む

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1: ◆Nsqe9nXw7g 2021/08/07(土) 23:02:40.11 ID:H/R4DuwY0
【注意】
・「ウマ娘プリティダービー」と「みどりのマキバオー」のクロスSSです。
・誤字脱字、または設定が甘い等々あるかとは思いますが、何卒ご容赦をいただければ幸いです。

暇つぶしにご一読頂ければ幸いでございます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1628344959

【【ウマ娘】小さなトレーナーと白い奇跡【みどりのマキバオー 】】の続きを読む

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3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/04(水) 08:16:59.48 ID:PZ7EU2Po0
私にはトレーナーがいない



昔はいた



優しいトレーナーだった



私がわがままを言っても怒らなかった



間違ったことをしたら流石に怒ってくれた



まるで父親のような人だった

【[ウマ娘]勝てないダイワスカーレット】の続きを読む

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前回 ダイワスカーレットから1番を奪ってみた結果

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/01(日) 20:39:14.92 ID:hYEA20te0
私はみじめだった



1番を捨て、実家に帰り半年が過ぎた



今日はその半年の間を書き記そうと思う



○月×日 ダイワスカーレット

【【ウマ娘】ダイワスカーレットから1番を奪ってみた結果[別編]】の続きを読む

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2: Terry311 2021/07/31(土) 17:48:59.60 ID:2cdHDW6u0

私の名前はダイワスカーレット。



ウマ娘として生を受け、常に一番を目指して頑張って、努力してきた。



学校でも常に1番を目指し、優等生を演じてきた。



友人もいた、ライバルもいた、私の中で最高のトレーナーもいた。



だけど…



その1番は霧のように消えてしまった。

【ダイワスカーレットから1番を奪ってみた結果】の続きを読む

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