それはありきたりの九月だった。
人々に立ち向かう勇気さえあれば……。
学園都市は『科学の発展』という題目の元、あらゆる非人道的な実験を行う実験場。
この街にそれを壊せる人間は存在しない。
統括理事会はそれを推し進め、警備員も、風紀委員もそれに感付いていながら放置している節さえある。
学生たちはこの街の『闇』に何も気付かずに、ただ科学という恩恵を享受し続けている。
それが破滅への選択なのに。
愚かさのつけを払うことになるだろう。
赦しを乞うには全てが遅すぎる。
運命が流れ始めた時、それを止めることは出来ないだろう。
誰にも―――……。
最後の九月が過ぎ去ろうとしている。
それを理解しているのは彼らだけだ……。
引用元: ・とある都市の生物災害 Day2
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