――高峯のあは歌い、踊る。いつも通り、自らの全てをかけて観衆を魅了し、彼女は舞台を下りる。
のあ「ふう……」
真奈美「お疲れ様だったな。ほらタオルと飲み物」
のあ「……ありがとう。今日のステージはどうだったかしら? あなたから見て」
真奈美「さすがの一言だよ。熟練と言っていい域に達しつつあるんじゃないかな?」
のあ「……そう」
真奈美「またその顔だな」
のあ「……なに?」
真奈美「嬉しいというよりは、安心した顔だ」
のあ「おかしいかしら?」
真奈美「いや、やりきった後だから、理解はできる。だが、世間の人は、あの高峯のあが……と驚くことだろうな」
引用元: ・高峯のあ「あの人を嘘つきと」
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