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アニメ ゲーム ラノベ等のSS及び雑談をまとめています。

めぐり

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俺たち奉仕部には先輩という存在はいない。だから、今まで卒業式というイベントに関してあまり意識はしてこなかった。

奉仕部云々を除いても、俺が知っている先輩はただめぐりさん一人だ。

だからこそ、そのめぐりさん自身から卒業するという事実を突きつけられると、途端に卒業式という言葉が重くのしかかってくる。

八幡「……別に、奉仕部にだったらいつでも遊びにきて頂いても」

寂しげな笑みを浮かべるめぐりさんにどう声を掛けて良いか分からず、なんとか搾り出した言葉がそれだった。

まるで社交辞令のようになってしまい、他に何か上手いフォローの仕方があったんじゃないかと、言ってから思い直す。

しかしそんな言葉でも一応めぐりさんの慰めにはなれたようで、こくんと頷いて笑った。

めぐり「あはっ、じゃあまだ比企谷くんと会うことも出来るね」

八幡「……ま、一色なんかも用もなく部室に来ることもあるし、別にめぐりさんが来ても平気なんじゃないですかね」

むしろあいつはなんでサッカー部のマネージャーの仕事やら生徒会の仕事やらを投げ出してこっちに来ているのか不明なのだが。あれか、今の俺のようにサボりか。奉仕部はサボり場を提供する所じゃねぇんだけどなぁ……。

めぐり「あはは、きっと奉仕部での居心地がいいんだよ」

八幡「そんなもんですかね」

めぐり「そんなもんだよ、私だっていいなぁって思うことあったもん」

イベントの会議などで奉仕部と一緒に活動していたことでも思い出したのか、くすりと笑うめぐりさん。

しかしこちらを見ているその眼差しはどこか真剣で、何か茶化す気にはなれなかった。

引用元: めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」 

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【めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」 後編】の続きを読む

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2: ◆//lmDzMOyo 2015/06/07(日) 13:37:32.02 ID:kRvT0Aa5o
二月、初週の日曜日。

冬に突入してからそれなりの時が過ぎたというのに、吹きすさぶ風の冷たさは未だに衰えようとしない。

びゅーと風が吹くと、その冷たさに思わず体をぶるっと震わせてしまう。

それなりに厚着をしてきたつもりなのだが、それでもまだ足りないほどに寒い。今度ニット帽でも買って被ろうかなんてことを本気で検討し始める。実に俺には似合わなさそうだ。

早く暖房のついたところへ入らないと、このままでは凍え死ぬ。

そう考えて歩く速度を少しだけ早めると、俺は目的地の本屋が入っている大型ショッピングモールを見上げた。

引用元: めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」 

 

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   ×  ×  ×


いろは「ちょっと先輩、どこ行ってたんですかー!」

体育館に戻ると、俺の姿を見つけた一色がむーっと顔をふくれさせながらそう言った。

ちなみにめぐりさんはお手洗いに寄っていくとかで一緒にはいない。さすがにそれを待つのもあれだったので、先にこちらに来たというわけだ。

八幡「ちょっと自販機でマッ缶買って飲んでただけだ」

いろは「もう、捜してたんですからね! もっと働いてもらおうと思ってたのに」

マジかよ、もしここに残ってたらどんだけ無駄に働かせられていたのだろうか。やはり労働からは逃げ得。将来もずっと労働からは逃げ続けようと決意を新たにした。

【めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」 後編】の続きを読む

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2: ◆//lmDzMOyo 2015/06/07(日) 13:37:32.02 ID:kRvT0Aa5o
二月、初週の日曜日。

冬に突入してからそれなりの時が過ぎたというのに、吹きすさぶ風の冷たさは未だに衰えようとしない。

びゅーと風が吹くと、その冷たさに思わず体をぶるっと震わせてしまう。

それなりに厚着をしてきたつもりなのだが、それでもまだ足りないほどに寒い。今度ニット帽でも買って被ろうかなんてことを本気で検討し始める。実に俺には似合わなさそうだ。

早く暖房のついたところへ入らないと、このままでは凍え死ぬ。

そう考えて歩く速度を少しだけ早めると、俺は目的地の本屋が入っている大型ショッピングモールを見上げた。

引用元: めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」 



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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/21(火) 11:53:18.50 ID:YMdcm1g70
 教室の窓辺から灰色の空を眺めていると、チャイムが鳴り、静謐な空気を打ち破る。

授業の終わり。一日の終了を告げる最後のベルでもある。

 後方座席の私に見えるのは、クラスみんなのきらびやかな顔。顔。顔。

「きょーうもがんばったー!」

 隣の矢田桃花の輝きは一段と眩しい。んーっと言いながら伸びをする彼女。大きな胸が冬服の上から強調された。

前に席にいた速水凜香にもそれが見えたらしく、

「桃花、無防備すぎ」とたしなめる。

 言われた本人は、なんで? と言いながら首を傾げていた。

「自覚ないみたいよ、めぐり」

「まぁ、誰にも見られてなかったみたいだし」

 教室をすばやく見渡す。こちらに視線が向いている男子はいない。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437447188

引用元: 城廻めぐり「真相の先には」 

 

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4: ◆lBfim5lafk 2013/12/09(月) 00:20:43.43 ID:jq87v1zX0
~~~奉仕部室~~~

いろは「うわ、なんですかこの紅茶。生徒会室のより断然美味しいですね」ゴクゴク

雪乃「それはどうも………」

八幡「…で、結局なんの用なんだ?」

いろは「あ、はい。生徒会のお仕事を手伝ってもらおうかと思ったんですよ」

雪乃「ごめんなさい、ここは問題解決の手助けを方針に活動している部であって何でも屋ではないの」

いろは「そうですかー………じゃあ、生徒会活動を成功させたい!これでいいですか?」

結衣「あ、それならいいかも!」

八幡「いいかも!じゃねぇよ……まぁ、確かにそれならOKかもな。どうだ雪ノ下?」

雪乃「……構わないわ。ここ最近重要な案件も回ってきてないし。それで、私達は何をすればいいのかしら?」

いろは「えーと、一人だけでも少しの期間生徒会室に行って手伝ってくれたらいいんです。既にめぐり先輩が手伝ってくれてますし」

八幡「お前、一人既に協力者がいるっていうのにまだ誰か使役する気か……そんなんじゃお前のイメージが落ちんぞ」

いろは「でも出来ないものは出来ないんですよ。だから誰かお願いします!」

八幡「開き直りやがったなこの野郎………んじゃ、俺行くわ」

雪乃「え?」

結衣「え?」

八幡「え?」

引用元: めぐり「先輩と?」いろは「後輩と!」八幡「勘弁してください」 




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1: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/25(土) 12:36:39.88 ID:16aR1I5R0
あの頃のわたしたちは、メインキャラになれなくても、無理矢理生徒会長にされても

一生懸命数を取り続けていました・・・・・・

わたしたちの伝説! カリスマ爆走族!

なんとなんと今夜はサブキャラたちにも数取現象が!

目立たない奴らだらけの数取祭り開催ィ! 

一人だけメインがいるけどそいつは存在感薄いから関係ねぇ!

わたしたちと行こうよ! 無限大の彼方へ!


♪千葉の名物 踊りと祭り 同じアホなら踊らにゃsing a song♪

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390620999

引用元: 城廻めぐり「単位上等だよ!」いろは「数を取りますよ先輩」八幡「なんでおれまで・・・」 


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