日誌 ロールシャッハ記
1999年 9月 1日
この日の朝を迎えた。
俺は今、この街の頂点から真下を見下ろしている。
摩天楼の隙間に、朝と夜のあいだをうごめく者が見える。
それらをひとつひとつ眺めていると、
改めてこの街がニューヨークとよく似ていると感じる。
ニューヨークと同じく、この街も巨大な獣だ。
嘘と強欲と金がそのはらわたの中で渦巻いている。
二一時、セメタリービルにて地下競売が始まる。
悪の渦の中心部だ。罰すべき多くの者がそこにいる。
セメタリーか。
それこそ、奴らの魂を埋葬するべき地であるということに他ならない。
四人と再会するのは、そのあとのこととなるだろう。
今夜、狩りが始まる。
1999年 9月 1日
この日の朝を迎えた。
俺は今、この街の頂点から真下を見下ろしている。
摩天楼の隙間に、朝と夜のあいだをうごめく者が見える。
それらをひとつひとつ眺めていると、
改めてこの街がニューヨークとよく似ていると感じる。
ニューヨークと同じく、この街も巨大な獣だ。
嘘と強欲と金がそのはらわたの中で渦巻いている。
二一時、セメタリービルにて地下競売が始まる。
悪の渦の中心部だ。罰すべき多くの者がそこにいる。
セメタリーか。
それこそ、奴らの魂を埋葬するべき地であるということに他ならない。
四人と再会するのは、そのあとのこととなるだろう。
今夜、狩りが始まる。
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