えすえすゲー速報

アニメ ゲーム ラノベ等のSS及び雑談をまとめています。

キョン

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1: ◆4hkg/u3/Uo 2020/07/01(水) 03:46:11.64 ID:3fKuwVeh0
さよなら絶望先生と涼宮ハルヒの憂鬱のクロスオーバーSSです。ちょこっとPSYCHO-PASSの鹿矛囲桐斗も出ます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1593542771

引用元: キョン「絶望先生?」 



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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/06(月) 19:41:57.11 ID:qFtZ6YEJ0
佐々木「キョンは今まで異性と付き合ったことはあるかい?」

佐々木「まぁキョンくらい顔の造形が整っていれば、今まで数回は異性と付き合った経験があることは容易に想像できるが」

佐々木「つまり僕が聞きたい本心は、キョン、君がモテるのか?ということなんだが」

佐々木「まぁあれだけ男性的視点からみて美少女と言えるような子に囲まれていては、僕の想像をはるかに上回ることも想定しているんだが」

佐々木「どうなのかな?くっくっく」


キョン「ないが」

引用元: 佐々木「キョン、つかぬことをお伺いするんだが」 



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時は、十月の終わり。

秋の心地よい空気が、学校中から溢れ出し、街全体、広くはこの国全域を包み込んでいた。
開け放たれた窓の向こうから、部活動に勤しむ生徒たちや、野生を生きる鳥や虫
そんな無数の生命の営みが、ざわめきやせせらぎとなって、室内に流れ込んでくる。

その窓の辺に、分厚いハードカバーを抱え、刻まれた文面を几帳面そうに目で追っている、寡黙な少女が一人。
更に、部屋の中央あたりに位置する会議用の長机に向かい
こちらはいくらかカジュアルな体裁の文庫本のページを、気だるそうに目で攫っている、少女がもう一人。
その少女の向かいでは、日頃から笑顔を怠らない、俺に言わせてもらえば芯のない表情を年中浮かべている男が
机の上に広げられた碁盤を前に、珍しく難しい顔をしながら唸っている。
窓からもっとも遠い位置に置かれた小さなテーブルのそばには、こちらもまた難しい顔をしながら
手の中で、香り高い茶葉を混合する作業に没頭している少女が一人。

そして、主のいない団長席に腰をかけ、特に熱中するわけでもなく、ディスプレイに表示されたJ-POPのPVを眺めている、俺。

とある日の放課後。ご存知、SOS団の部室には、五つの色とりどりの沈黙が転がっていた。
五人それぞれが、お互いの行動に干渉することなく、ただ本能のおもむくままに、各々の興味の先に意識を集中させている。
平和。そんな言葉がもっともふさわしい、気だるく、温かな時間の中に、俺たち五人は居た。

「ね、なに観てるの?」

不意に。五人それぞれ別々の方角を示していた羅針盤のうちの一つが、何とはなしに俺とぶつかる。
先程まで文庫本のページを捲っていた少女……SOS団、団員その五、朝倉涼子が、手元の媒体に飽きたのか、興味の先を俺へとぶつけてきたのだ。

「PV。プロモーションビデオだよ」

耳に突っ込んだイヤホンの片方を外しながら、俺はなんとなく投げかけられた質問に対して、なんとなく返事をした。
俺の視線の向いていたディスプレイには、今年の頭、休止していた芸能活動に復帰したばかりの、若い、俺と同い年ほどのアイドルが、歌って踊る姿が映し出されている。

引用元: キョン「ペルソナァッ!!」 



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キョン「ペルソナ!」 

キョン「ペルソナ、レイズアップ!」 

キョン「ペルソナ!」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 16:18:53.46 ID:W39N/MaM0


「最初に気づいたのは、いつだったかしら。もう、随分ここに居るから、どれぐらい前だかわからなくなっちゃったわ」

漆黒のカーテンに開けられた巨大な穴のような満月が、俺たちの立つ、モナドの塔の屋上を、青白く照らしている。
その月光を背負うようにして、巨大な槍を片手にぶら下げたハルヒが、俺たちの前に立ちふさがっていた。

「影時間に初めて気が付いた日。私は、どうして良いか分からなくて、まず、真っ先に学校を目指したの。
 あの日の夢のように、学校に行けば、全てが元に戻るかもしれないと思って」

逆光の所為で、ハルヒがどんな表情を浮かべているか、いまいち読み取ることが出来ない。
解読不可能の表情のまま、ハルヒは平坦な声で、言葉をつむぐ。

「そこでね、あいつに会ったのよ。あいつは、私に全てを教えてくれたわ。
 私の持つ力のことも、この影時間の正体も。
 私が望めば、手に入らないものなんてこの世にはない。
 あいつはそれを教えてくれたの」

俯いていたハルヒが、ゆらりと面を上げ、俺たちを見る。
笑っている。

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キョン「ペルソナ!」 

キョン「ペルソナ、レイズアップ!」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/15(水) 21:11:31.45 ID:VmDBicCh0

……

さて。かくして、職員室に現れた二体の満月シャドウを見事撃破した俺たちは
山岸さんの力によって中庭へと舞い戻り、改めて、無事に事が進んだことを伝えた。

「戦車って事は、あの、地下ん時の奴だな」

「ごめんなさい、私がちゃんとナビできていれば、もっと早く倒せたんですよね」

「いえ、気にしないでください」

通信が出来なくなってしまうのは仕方がないことであり、加えて、それ以外の面で、彼女は俺たちを的確に導いてくれているのだ。
むしろ、この上に不満を漏らすことなど、誰ができるだろうか。
さて。時刻は例によって、まもなく00分。新たな影時間の始まりであり、長門からの定期連絡が届く時間でもある。

「後四体か。どうせなら、一気に出てきちゃってほしいわね」

朝倉が、まるで他人事のように言ってくれる。最近戦闘してないからと言って、なんと無責任な奴か。

「……来たわね」

やがて。差し出された、朝倉の手の平に、折りたたまれたメモ用紙が現れる。
毎度思うが、こいつは一体どんな原理で、この場所に届けられているというのだろうか。

「……」

メモに視線を落とす朝倉の表情が、一瞬こわばったのを、俺は見逃さなかった。



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前回 キョン「ペルソナ!」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/12(日) 17:53:39.35 ID:8cf0fVxu0

……一瞬の出来事だった。
爆音と爆風が、俺を追い越すように、赤い空間を走り抜けて行く。
次に振り返った時、既にそこに、白い蛇の姿は無かった。跡形すらも残されてはいない。

「お迎えに上がりました」

呆然と虚空を見つめる俺に、再び、少女の透き通った声が掛かる。
振り向くと、少女は先ほどと同じ、天使になりかけたような微笑とともに、いまだしりもちをついた体制の俺に、手袋に包まれた手を差し出していた。
何がなにやら分からぬままに、その手に触れる。
冷たい。


「我が主人が、あなたを呼んでいらっしゃいます。あなたを、ベルベットルームへお連れいたします」



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7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/09(木) 17:54:14.66 ID:0DUjbOv60

キョン「……0時前か」

キョン「……」

キョン「ノートがねえ」

キョン「……学校か」

キョン「……明日はやばいよな」



妹「キョン君どっかいくのー?」

キョン「学校」

妹「……今、夜だよー?」

キョン「言われんでも分かっとる」

妹「へんなキョンくーん」 



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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/11(土) 01:50:45.06 ID:CNWsM++D0
ハルヒ「なによ。明日は不思議探索があるって前に言ってたでしょ?」

キョン『ああ。俺も予定を空けてはいたんだが…急用が入ってな』

ハルヒ「団活を抜けるほどの用ってなんなのかしら…?」

キョン『…すまんが、聞かないでくれるか?埋め合わせは必ずするから…』

ハルヒ「…並みなやり方じゃ済まさないわよ」

キョン『それでもいい』

ハルヒ「はぁ。ほんとに困ってるみたいだし、分かったわ。でも、今度やる時は必ず参加しなさい」

キョン『了解だ。…じゃあ、もう準備はじめないといけないから、これで』

ハルヒ「うん。」pi

ハルヒ「はあ…キョンが来ないと、味気ないのよね、探索は」

ハルヒ「でも、もう集合かけちゃったし、こんな時間だし…明日は予定通りやらなきゃ」

ハルヒ「にしても…こんな時間から明日の準備って…いったい何の用事なのかしら?」

引用元: キョン「すまん。明日は無理だ」 


 

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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/19(水) 22:02:25.29 ID:1+VdBsmm0
キョン「なっ!?」

ハルヒ「だからダメって・・・こんなとこみくるちゃんや古泉君や有希に見られたら・・・!」

キョン「おい、ハルヒ!お前何言ってやがる!」

ハルヒ「もう、ダメよ。ダメなんだから・・・」

谷口「おいキョン、お前普段涼宮と何やってんだよー」

岡部「あーキョン、クラスメイト同士仲がいいのは大変結構だが、学内ではもう少し節度ある付き合いをな」

クラス「ハハハ」

キョン「いや、だから俺とこいつは何も・・・」

ハルヒ「あ、そんなところまで・・・イヤアアアアアアアア!!!!」

キョン「く・・・このやろっ!」ボカッ

ハルヒ「痛っ!ちょっとキョン何するのよ!せっかく人が良い夢見て・・・ん?」

キョン「・・・」

ハルヒ「ちょっとキョン、みんなこっち見てるわよ。何かあったの?」ヒソヒソ

キョン「・・・」

引用元: ハルヒ「キョンそこはダメよ・・・二人きりだからって、あ・・・」 




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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/02(日) 21:48:53.78 ID:QMorgZFA0


「わたしという個体はあなたに対して強い嫌悪感をいだいている。」



可能ならば2度とは思い出したくはない、あの出来事は、こんな長門の一言から始まった。それは、あまりに唐突で、残酷だった。

引用元: 長門「わたしという個体はあなたに対して強い嫌悪感をいだいている。」 




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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/22(木) 15:58:19.27 ID:gxzSuEWf0
キョン「なんでだ、いいじゃないか減るもんでもないだろ」

ハルヒ「減らなくても嫌なものは嫌なの。ていうか……」

ハルヒ「毎日毎日告白してくるな!」

キョン「いや、でも好きだからさ」

ハルヒ「あたしはきらい」

キョン「やれやれ」

ハルヒ「何呆れてんのよ!言っとくけど、あたしは本当にあんたのことなんかきらいなんだからね!」

キョン「はいはい、わかったわかった」

ハルヒ「何だその全然わかってない反応は!」


引用元: キョン「ハルヒ。好きだ付き合ってくれ」ハルヒ「嫌よ」 




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43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 19:32:59.75 ID:2+G7h/MAO
妹「キョ・・・兄貴ちょっと話があるんだけと」

キョン「兄弟とはいえノックもせずにいきなり部屋に入ってくるのは流石にデリカシーがな

妹「うっさい! 黙って聞け」
キョン「やれやれ、いったい何のようだ」

妹「SOS団…覚えてるでしょ?」
キョン「まぁ、少なくとも後1000年は忘れられないだろうな」
妹「復活させようと思うんだけど」









キョン「・・・ハァ!?」

引用元: キョン妹(15)「キョ…兄貴、ご飯できたってさ」 




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17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 17:40:58.54 ID:jdg9UroYP
橘「なるほど。おもしろいかもしれませんね」

佐々木「そうだろう? じゃあ明日さっそく実行してみるよ」

橘「うふ。がんばってください」

引用元: 佐々木「キョンと付き合って涼宮さんの出方を見るよ」 



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前回 キョン「ち、近寄るな! 化け物!」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 17:06:04.24 ID:oATazl1V0

───

ハルヒ「東中出身涼宮ハルヒ、ただの人間には興味ありません。」

ハルヒ「この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら」

ハルヒ「あたしのところに来なさい、以上。」


 ガタッ!

ハルヒ「っ!?」

クラスメイト「ひっ!?」

キョン「てことはお前も面白人間なのか!?」 クワッ

ハルヒ「は? は……?」

キョン「地底人とか!? 未来に蘇った古代人とか!?」

ハルヒ「い、いや……あたしは……普通の……人間、だけど……」

キョン「…………」

キョン「チッ………期待させやがって」 ガタ ストン

ハルヒ「………」

引用元: キョン「ほら来いよ!! 化け物!」 



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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/07(土) 14:45:00.97 ID:xzonTanS0
朝倉「あたしの負け。よかったね、延命できて」

キョン「あ……あ…………」

朝倉「いつかまたあたしみたいな急進派が来るかもしれない。それか長門さんの操り主が意見を変えるかもしれない」

キョン「うあ…………ああ……」

朝倉「それまで涼宮さんとお幸せに。じゃあね」


シュウウウウウウウウ・・・・・・


長門「……教室の再構成を開始…………完了」

長門「続いて肉体の再構成…………完了」ムクッ

キョン「うわ……あ……」

長門「……」スタスタ

キョン「ひっ!」ビクッ




キョン「ち、近寄るな! 化け物!」

引用元: キョン「ち、近寄るな! 化け物!」 


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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/27(金) 23:39:21.36 ID:L9YscmNU0
古泉「はい?」

キョン「だーかーら、辞めるっつってんだよ」

古泉「…笑えない冗談はやめてください。この場に涼宮さんが居たら間違いなく
   閉鎖空間が…」

キョン「冗談じゃねえよ。マジで辞める」

みくる「…なんでですか?」

キョン「俺がハルヒに何かするとやれ閉鎖空間だ、世界の危機だって行動を制限されて」

キョン「未来人に小間使いされたり将来を決められ」

キョン「宇宙人に殺されかける…辞めたくもなりますよ」

長門「なら、なぜ今まで所属していたの?」

キョン「今までは耐えてたんだがな…もう限界だ」

キョン「という訳で、なんと言われようと俺は抜ける。じゃあな」バタン

引用元: キョン「SOS団を辞める」 


 

【キョン「SOS団を辞める」】の続きを読む

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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/30(土) 08:56:59.66 ID:3j++R3QrP
 
美琴「入っていいかい?」

キョン「……どなた様で?」

 美琴「親友の顔を見忘れるとは、キミもつれないな」
 
 黒子「(ボソッ)…佐々木さん、今そう言っても彼には通じないのです。

    ‥あの、SOS団のビラを見て、ここなら相談に乗ってもらえると思って来ました。

    ええと、あたし達は……」

 上条「左から白井、御坂、それから俺は上条と言います」

引用元: 美琴「やぁ、キョン」 


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15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/11(月) 10:10:15.96 ID:0Dy5aldC0
「キョンくん――、はやく――ないと――来ちゃうよ」

穏やかな目覚めだった。
目覚まし時計の甲高い金属音でも妹の喧しいあだ名の連呼でもない、
どこまでも優しいメゾソプラノの美声の持ち主が、俺の耳のすぐ傍で、何事かを囁いていた。

「う……ん……?」

微睡みと覚醒の微妙な中間地点で、眠気に抗い、薄く目を開けてみる。
眼と鼻の先3センチもないところに、真っ白な壁がそそり立っていた。
頭を動かすのも億劫で、視線だけを動かすと、
どうやらその白亜は豊かな曲線を描いているらしく、
視界の端には――これはなんだろう――桜桃色の突起がある。
ほぼ無意識で鼻先を押し付けると、得も言われぬ弾力に押し返された。
加えてこのすべすべとした絹のような肌触りのよさ。
これはきっと夢だ。間違いなく夢だ。
どうせあと数分もしないうちに、俺は無慈悲な目覚まし時計あるいは無遠慮な妹によって、現実世界に起床せしめられる。
今はこの感触を、楽しめるだけ楽しめばいいのさ。
本能的希求に従い、思い切り顔を埋める。
またしてもすぐ傍で、くすぐったそうな声がした。今度は明瞭に聞き取れた。

「キョンくん起きて、はやく服着ないと妹ちゃん来ちゃうよ」

その声を、俺はよく知っていた。
忘れるわけがない。忘れろという方が無理な話だ。
恥も外聞も捨ててベッドから転がり落ちる。
カーテンの隙間から差し込む朝日の中、豊満な裸体をシーツでくるんだ朝倉涼子が、無様に腰砕けた俺を見つめていた。

引用元: 朝倉「キョンくん起きて、はやく服着ないと妹ちゃん来ちゃうよ」 




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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 18:01:26.86 ID:HP6wTUsD0
ハルヒ「あいつ、あたしより先に教室出たはずでしょ」

ハルヒ「どこ行ったの?」

長門 「…」

みくる「ふえぇぇ」

古泉 「ああ、彼ならちょっと用事があるとかで帰りましたが」

ハルヒ「帰った!? キョンの奴、SOS団の活動をなんだと思ってる
    のかしら!」

ハルヒ「明日会ったらとっちめる必要がありそうね!」

引用元: ハルヒ「ねぇ、キョンは?」 



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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/09(水) 14:35:54.78 ID:AvFRVtME0
古泉「…貴方は朝比奈さんに御執心とばかり思っていましたが」

キョン「いやそりゃ朝比奈さんも可愛いさ。だが言うなれば憧れみたいなもんだ」

鶴屋(この声は…キョン君と古泉君かな?…ふふっすこーし盗み聴きするにょろ)


古泉「なるほど。となると鶴屋さんは…?」


引用元: キョン「鶴屋さん…可愛いと思わんか?」 



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【キョン「鶴屋さん…可愛いと思わんか?」】の続きを読む

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1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 00:04:11.03 ID:1+6izj7I0

佐々木「ん? 呼んだ覚えはない?

    それはおかしいね。僕の携帯電話にはしっかりと君からのメールが届いているんだ。

    この事実さえも君は嘘だと言うのかい?

    ……俺に身に覚えはないって……それはないよ、キョン。

    一体僕がどれほど今日という日を待ち望んでいたか君には想像できないのかい?

    な、何を言っているんだ、キョン。そういう意味ではなくて、親友との久しぶりの再会だ。

    楽しみじゃない訳がないだろう?

    ……そうだよ。どうやら久しく会ってない間に、君も少し変ったみたいだね。

    …………鈍感なくせに、余計なところだけ察しがいいなんて、困ったものだよ。

    ん? いや、なんでもないんだ。気にしなくていい」



【佐々木「おや、僕を部屋に呼んでおいてその顔はなんだい?キョン」】の続きを読む

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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/11(火) 20:59:57.10 ID:IEJuNBz7O
「バレンタインデーなんて、くだらない」

俺がまだ中坊だった頃の話だ。
2月14日のバレンタインデーが近づき、教室内に甘ったるいチョコレートの香りが漂っているのではないかと思うほど浮ついた学友達を睨み、前の座席の女生徒は忌々しげに吐き捨てた。

「キョン、キミもそう思うだろう?」

まるでそれが世間一般の見解であるかのように同意を求めてくるが、凡庸たる俺には世の中の空気や流れに叛逆する気概など持ち合わせてはおらず、当たり障りのない返答で茶を濁した。

「そう邪険にしなくてもいいだろう。楽しんでいる奴らが居ることには違いないわけだしさ」
「おや。キミもそのひとりと言うわけかい? やれやれ、よもやキミが僕を裏切るとはね」

大仰な物言いで露骨に失望を露わにしてきた。
僕なんて一人称と、男みたいな口調であるが、こいつは歴とした女であり、女子中学生だ。
もう少し、この華やかなイベントを楽しんだとしてもバチは当たらないと思うがね。

「ふん。いいかい、キョン。少なくともこの日本においてはバレンタインデーなど菓子メーカーの企業戦略に過ぎないんだよ。クリスマスプレゼントと同様に、と言えばキミにもわかるかい? 僕の記憶が間違っていなければ、確かキミはサンタの存在を信じていなかったよね?」

たしかに俺はガキの頃からクリスマスにプレゼントを配る赤服のじいさんの存在をこれっぽっちも信じちゃいなかったが、それと聖ウァレンティヌス伝説はなんら関係ない。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1581422397

引用元: キョン「ほらよ」佐々木「ん? なんだい、この小包は?」 



【キョン「ほらよ」佐々木「ん? なんだい、この小包は?」】の続きを読む

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3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 22:03:17.62 ID:1LPTZNgh0
キョン「どういうことだ?」

古泉「とりあえず一緒に来ていただけませんか?」

古泉「あなたの協力が必要なのです」

キョン「何で俺?ていうか、どういうことなんだって聞いてるんだが?」

古泉「来ていただければ分かります。どうぞこちらへ…」

キョン「毎度おなじみ機関タクシーか…」


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【キョン「森さんの様子がおかしい?」古泉「ええ…」】の続きを読む

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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 21:34:25.50 ID:SXjlzqEF0
12/18

キョン「クラスにハルヒがいない。その上、古泉の九組もない」

キョン「どうやらまたあの世界に飛ばされたようだ…。」

キョン「やれやれ…。厄介ごとには極力関わりたくないんだがな…」

キョン「とりあえず>>5

引用元: キョン「安価で消失クリアする」 


 

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【キョン「安価で消失クリアする」】の続きを読む

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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/29(木) 22:26:21.88 ID:FYEeml9A0
「この中に、キタキタ踊りに興味がある人がいたら私のところにきなされー!」


流石に振り向いたね。

半裸で腰ミノ一丁、丸坊主の男。

禿げ上がった頭がキラキラと照明を反射してやけに眩しかったのを覚えている。とんでもないオヤジがそこにいた。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1422537981

引用元: キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ  キョン「!?」 

 

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【キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ  キョン「!?」】の続きを読む

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キョン「例えば」前編
 

409: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 21:57:29.95 ID:TdJ+GECy0


キョン「例えば」

キョン「俺ら兄弟の名前がDQNネームだったらどうする?」

佐々木「……そもそも、キョン、君名前なんだっけ?」

キョン「……どこの世界に名前をしらない親友がいるんだよ」

キョン「お前に至っては本名当てたくせに……」

佐々木「キョン、冗談だよ、親友の僕が君の名前を知らないわけないだろう?」

キョン「佐々木……!」

佐々木「[ピーーー]だろ?」

キョン「…………ん?」

キョン「もう一回言って?」

佐々木「[ピーーー]」

キョン「……あれ?」

佐々木「えっ、えっ……ま、間違ってる、かい?」オロオロ

キョン「いや、合ってる……?」

佐々木「キョン……自分の名前だよね?」

佐々木「そんな自分の名前を忘れるなんて、記憶喪失のラブコメ主人公じゃあるまいし」

キョン「もう一回頼む」

佐々木「(……あれ?さっきまで普通にキョンの下の名前言ってたけど……)」

佐々木「……」スゥ

佐々木「…………キ、キュヌ!」

キョン「誰!?ついに誰!!?キョンは名前じゃないし、キュヌって何!?」

佐々木「あ、ああすまない、キ、キェメ!!」

キョン「だから誰!!?」

佐々木「(うぅ……意識すると恥ずかしい……//////)」

キョン「[ピーーー]……合ってる、な?」




引用元: キョン「例えば」


 

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【キョン「例えば」後編】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 16:56:12.93 ID:UCAOqidW0

キョン「例えば」

キョン「俺とハルヒが付き合ってたらどうなると思う?」

ハルヒ「…………は?」

キョン「例えばの話だ」

ハルヒ「なんであたしとアンタがつ、付き合わなきゃいけないわけ!?」

キョン「だから例えばだよ、例えば」

ハルヒ「あ、ああ! 例えばね、例えば!」

ハルヒ「そうね……キョンはあたしの奴隷みたいになってるんじゃないかしら?」

キョン「それ、付き合ってるっていうのか?」

ハルヒ「例えば、でしょ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377417372

引用元: キョン「例えば」

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1: ◆2LEFd5iAoc 2014/05/18(日) 22:00:50.19 ID:CxCidRcW0

キョン「どう、したんだ……?こんな―――時間に」

ハルヒ「別に、ただ忘れ物―――あんたの被っているその水着を忘れたの思い出して取りに来たのよ」

キョン「そ、そうか……」

ハルヒ「―――で、なんでアンタは、私の水着を被って―――」

ハルヒ「―――私の机でブリッジして―――」

ハルヒ「―――その、 間のモノを触ってるのかしら―――?」

キョン「―――――――――これは、」

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引用元: キョン「よ、よう、ハルヒ……」ハルヒ「…………」 



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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/29(火) 03:55:44.28 ID:GoxtFYqH0
ハルヒ「そりゃあるわよ」

キョン「そうなのか」

ハルヒ「過去のあたしはバカだったわ。まったく、我ながら呆れるわよ」ハァ

キョン「なんでだよ」

ハルヒ「そりゃあたしはあたしである以前に一人の女よ?誰かを好きになることくらいあるわ」

ハルヒ「でもそれによって得られたものは何もない。皆つまんないやつばかり」

ハルヒ「その人を知ってしまったら一気につまらなくなってしまう」

ハルヒ「そしてあたしが別れを切り出したら泣いてすがりついてくるのよ?」

ハルヒ「恋愛は精神病の一種なんてよく言ったものだわ」

キョン「言ったのはお前だろうが」

ハルヒ「ええ、そうよ。だからあたしはそれに気がついたあたしを褒めてるのよ」

引用元: ・キョン「なあ、ハルヒ。お前は誰かに恋愛感情を抱いたことあるのか」 




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1: ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY 2010/06/12(土) 01:21:32.66 ID:WD1DyRtW0
キョン「いかないんだ」

長門「……?」

キョン「ずるい。おまえらずるいぞ」

古泉「どうしたんですか急に」

キョン「お前には言ってない」

古泉「いや、今おまえらって」

キョン「言ってない」

古泉「なんという」

引用元: ・キョン「俺だけ一般人ってのは納得がいかない」 



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