1: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 2008/05/31(土) 23:58:26.50 ID:rB0btcp+0
真紅「あぁ……花びらがこんなにうるわしく。素敵よ翠星石。
あなたの指先はまるで美しい旋律を奏でるよう」
翠星石「真紅、もっとやってほしいですか? それとも自分でしますか?」
真紅「ええ。自分でするから見ていてくれる……?」
翠星石「もちろんです。さあやってみるですよ……」
翠星石「ちょっと真紅、また細かいところが雑です。そんな造花じゃ売り物にならねーですよ」
真紅「私には内職なんて向いていないのだわ。そもそもこれで時給いくらになるというの?
とんでもない労働者への搾取だわ。万国のプロレタリアートよ団結しなさい」
翠星石「姉妹の中でも一番貴族趣味のドールが言うことじゃねーですね」
真紅「庭師のあなたはいいわね。こういうことに疑問すら抱かなくて」
翠星石「はいはい。私たちに出来る仕事なんてこれぐらいなんだからしょうがねーです。
くっちゃべってる暇があったら手を動かしやがれです」
真紅「ふふ。あなたが私の姉らしくなるなんて、昔は思いもしなかったのだわ」
翠星石「だから、ここはこうするです」
背後からいつものように真紅と翠星石の会話が聞こえてくる。雛苺は柏葉の家へ
遊びに行っている。
かつて僕らが住んでいた家で、僕が真紅と出会ってから3年がすぎようとしていた。
あの頃は想像することもなかったが、木造の築30年以上のアパートの一角にある
6畳と4畳半の二部屋。ここが今の僕らの家だ。ここに引っ越してからもうすぐ
半年になる。
ということは僕、桜田ジュンが私立高校をやめてからやはり半年がたつのだ。
あなたの指先はまるで美しい旋律を奏でるよう」
翠星石「真紅、もっとやってほしいですか? それとも自分でしますか?」
真紅「ええ。自分でするから見ていてくれる……?」
翠星石「もちろんです。さあやってみるですよ……」
翠星石「ちょっと真紅、また細かいところが雑です。そんな造花じゃ売り物にならねーですよ」
真紅「私には内職なんて向いていないのだわ。そもそもこれで時給いくらになるというの?
とんでもない労働者への搾取だわ。万国のプロレタリアートよ団結しなさい」
翠星石「姉妹の中でも一番貴族趣味のドールが言うことじゃねーですね」
真紅「庭師のあなたはいいわね。こういうことに疑問すら抱かなくて」
翠星石「はいはい。私たちに出来る仕事なんてこれぐらいなんだからしょうがねーです。
くっちゃべってる暇があったら手を動かしやがれです」
真紅「ふふ。あなたが私の姉らしくなるなんて、昔は思いもしなかったのだわ」
翠星石「だから、ここはこうするです」
背後からいつものように真紅と翠星石の会話が聞こえてくる。雛苺は柏葉の家へ
遊びに行っている。
かつて僕らが住んでいた家で、僕が真紅と出会ってから3年がすぎようとしていた。
あの頃は想像することもなかったが、木造の築30年以上のアパートの一角にある
6畳と4畳半の二部屋。ここが今の僕らの家だ。ここに引っ越してからもうすぐ
半年になる。
ということは僕、桜田ジュンが私立高校をやめてからやはり半年がたつのだ。
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