えすえすゲー速報

アニメ ゲーム ラノベ等のSS及び雑談をまとめています。

一方通行

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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/28(月) 20:18:54.80 ID:eUJsdX4w0

打ち止め「さっきお店でもらった福引券があるでしょ?その福引の一等が温泉旅行なの、ってミサカはミサカは情報提供してみたり」

一方通行「福引ィ? ンなもの簡単に当てられるもンじゃねェだろ?」

打ち止め「へっへーん。あの福引はコンピュータを使ってるんだよ?ってミサカはミサカは自分の活躍の場が出来た事に喜んでみたり」

一方通行「はァ? 何言ってやがンだ?」

打ち止め「ちょっと待っててね、ってミサカはミサカは福引券を片手にスキップしてみたり」


「一等賞~! 四人一組温泉旅行~!」

一方通行「ま、マジで当てやがった……」




【一方通行「はァ? 温泉旅行だァ?」】の続きを読む

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           少年は求めた

       何者にも届かない無敵のチカラを


           少年は欲した

       失いたくない存在を護れるだけのチカラを

               
           少年は恐れた

       蹂躙や破滅の運命によって希望の炎が消えてしまうことを


           少年は抗った

       愛すべき者の未来 ただそれだけのために       





           少年は手に入れた


       それは何よりもかけがえの無い 比喩し難いほどに大切な――――――




【一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」 その1】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/18(土) 10:41:12.47 ID:Ctzj+JR50
一方通行「暇だ……。暇過ぎて地球の自転を逆回転にしちまいそォだぜ」

一方通行「そォだな……こんな時は>>3でもするか」

 

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1413596462 





【一方通行「暇だから>>3でもするか」】の続きを読む

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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/12(日) 02:41:53.36 ID:2ZJrlcSE0

 かつて彼と敵対したことのある人物がその光景を見たら、間違いなく目を疑うだろう。あるいは自分の脳を疑いか

ねない。
 そのくらいありえない光景だった。

(クソったれが、冗談じゃねェぞ!?)

 学園都市最強と名高い超能力者(レベル5)は今まさに絶体絶命の窮地にあった。
 ズキズキと痛む頭に加え、強烈な圧迫感で胸が詰まりそうになる。本来ならそれはありえないことだった。彼の能

力はあらゆる物から彼を守る。核爆発からも生還できる化物がこうも簡単に追い詰められるなどあってはならないこ

となのに。

(どォしろってんだこンなン……)

 銃弾をぶちまけたところで意味は無い。
 自慢のベクトル操作も全くの無意味。
 そもそもこれはそういう方法で倒せるような相手ではないのだ。
 けれど諦めるわけにはいかない。震える指先を必死で動かし喰らいつく。それがどんなに無様な姿であろうと、今

の一方通行には関係ない。
 頼まれたのだ。先ほどまで共に居た彼女の最後の言葉……自分の代わりにどうかと、この場を任されたのだ。
 しかし、それはあまりにも圧倒的で、

(どォしろって――――ッ!)

 学園都市第一位はその日、あまりにもあっさりと沈んだ。




【一方通行「佐天さんマジ天使!」佐天「……はい?」】の続きを読む

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1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/29(木) 17:13:44 ID:ZW/.wyno

打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカは営業スマイルでおねだりしてみたり!」グイグイ

一方「あァ?メンドクセェから芳川か番外個体と遊ンで来いよ…」ゴロン

打ち止め「ミサカはあなたと遊びたいのーってミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」グイグイグイグイ

一方「あァ…わかった、わかった…何がしてェンだ」

打ち止め「じゃあなぞなぞしよう!ってミサカはミサカは第一希望を述べてみる!」

引用元: 打ち止め「あそぼ!」一方「しょォがねェな」 

 

  【打ち止め「あそぼ!」一方「しょォがねェな」】の続きを読む

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・ここまでのあらすじ


ロシアから再び一方通行の抹殺のため学園都市に送り込まれた番外個体。
しかし、到着寸前で航空機を何者かに狙撃され墜落。番外個体はその事故で記憶障害を負ってしまう。
学園都市で平穏な生活を取り戻した一方通行と番外個体は病院で再会し、統括理事長の計らいで二人は
共同生活をするハメになる。
一方、その裏で軍用クローン『怨念個体《キハラゴースト》』として復活していた木原数多の復讐計画
も動き出していた。番外個体を排除しようと航空機の狙撃を差し向けた木原だが、逆に番外個体を利用
する作戦を企てる。

その計画に巻き込まれ、木原に突然拉致監禁されてしまった御坂美琴。

護衛を口実に始まった一方通行と番外個体の同居生活は思いのほか平和に過ぎていた。
だが、そこへ木原数多が見計らったように美琴の失踪を学園都市じゅうに知らしめる。報道を聴いた
一方通行は激怒し、番外個体から目を離して外へ飛び出してしまった。

離れ離れになった一方通行と番外個体の前に障害が現れる。一方通行には木原数多、番外個体には部下
の出雲傭兵。まんまと術中にはまってしまった二人は彼等に収容される。

それから続いた過酷な拷問。
御坂美琴、一方通行、番外個体。囚われの身となった彼女達の運命を弄ぶように時間は流れていく。

だが、また一方で動き出していた上条当麻率いる“御坂美琴捜索隊”は、土御門元春の活躍により有力な
情報を仕入れていた。
その後、初春飾利によるハッキング技術を駆使し、こちらに有利な状況を作りだして木原数多がボスを務
める地獄の猟犬《ケルベロス》のアジトへと突入した面々。学園都市で最大クラスの『裏世界』へと少年
たちは飛び込んでいった。全ては『仲間』救出のため。

このあまりに危険な要塞で抵抗を続ける小さな希望。しかし、その光は確実に輝きを増していく。

【番外個体「ってなワケで、今日からお世話になります!」 一方通行「……はァ?」 その4】の続きを読む

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――――


結局、単独で美琴の救出に乗り出そうとした上条は黒子と佐天からこっぴどく怒られてしまい、彼等はひとまず作戦を練る事
にした。
資料にはアジトの地図と住所。そして首謀者の木原数多についての詳細が記されていた。
土御門の暗躍成果に彼等はざっと目を通し、まず黒子が硬直する。


黒子「首謀者、木原数多……『木原』って……まさか!?」

上条「ん…? 白井……?」

初春「これって、偶然……なんですか……?」

佐天「………っっ」

上条「……???」

黒子「どうやら……『因縁』のある相手のようですわね……ッ!」

上条「……おい、みんなさっきからどうしたんだよ? この『木原数多』ってヤツのこと、知ってんのか?」

初春「いえ…実は―――」


~ポルターガイスト事件について簡単に説明中~


上条「―――そんな事が……それじゃ、この“木原”って!?」




【番外個体「ってなワケで、今日からお世話になります!」 一方通行「……はァ?」 その3】の続きを読む

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常盤台女子寮門前

黒子は、上を見上げたまま立ち尽くしていた後ろ姿に声を飛ばした。

「上条さんっ!」

「ん…?」

その声に反応した上条が、ついに振り向く。

「あっ、白井!」

そして、黒子の顔を見るなり上条もコチラへと駆け寄ってくる。
それはまるで別々に逃亡していた仲間同士が無事に落ち合ったかのような場面だった。

「ようやく見つけましたわ……」

「え?」

「貴方のことも捜してましたのよ! お姉様のことで…」

「いや、俺もお前に訊きたいことが……」

「え……」

これでようやく手掛かりが掴めるかもしれない。
黒子は気の緩んだ表情をすぐにキリッと戻して上条に尋問しようとするが、その前に上条が口を開いたのだ。




【番外個体「ってなワケで、今日からお世話になります!」 一方通行「……はァ?」 その2】の続きを読む

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2: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/09/10(金) 18:25:44.99 ID:7.2Lf8w0

《第三次世界大戦》終結―――




―――キィィィィ……ン





寒いロシアとは一転し、暖かく綺麗な夜景が映えた『学園都市』の上空を飛行する一機の小型旅客機。
機内の窓際では一人の少女がその風景を見下ろしていた……。



「……………」



少女の格好は全身真っ白に僅かな模様が入ったタイツのようなスーツ……。
何と言うか奇抜で、それこそアニメにでも出てきそうな戦闘服……そんな印象だった。




「久々の学園都市かぁ………夜だってのに相変わらず眩しいわね」




【番外個体「ってなワケで、今日からお世話になります!」 一方通行「……はァ?」 その1】の続きを読む

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1: ござるの人 ◆AOfoWrbTbe5x 2011/02/18(金) 21:43:20.04 ID:xFeiE/140
上条「閃いた」




【上条「一方通行ってそこらの女より可愛いよな……」】の続きを読む

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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 10:24:18.85 ID:RMOhNsrH0
とあるファミレスにて


一方「あいつらと来たら毎日毎日ギャアギャアと飽きるって事を知らねェ……」

浜面「まだ実力行使されないだけ良いだろ、されたとしてもお前なら返り討ち楽勝だろうし。俺なんて人権すら危ういんだぞ?」

上条「いやいや、自分で言うのもなんだけど、上条さんの不幸に比べたらまだマシですよ。明日食う物にすら困り始めたし……」

一方「だいたいよォ、あいつらは集団で来るから始末に負えねェ、全部ブッとばしちまうわけにもしかねェし……」

浜面「集団なんて言ったら俺は元暗部組織丸ごと一つに虐められてるようなもんだぜ?」

上条「俺は知らない間にどんどん相手が増えてくるんだよな……」

一方「ンだよオマエら……なンなンですかァ!? 今日は俺が一番苦労してるっつー話だろうが!」

浜面「いや、苦労なら俺の方が上だって! 第一位なんだから苦労って言ったって無能力者から比べたらたいしたことないだろ?」

上条「苦労って言ってるうちはまだ良いんだよ、苦労が限界越えると不幸になるんだ……」





【一方通行「苦労が絶えねェ」浜面「俺なんかなぁ」上条「不幸だ……」】の続きを読む

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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/17(土) 22:20:02.26 ID:b5roQ/zoO
美琴「この問題について教えてほしいんだけど」

一方通行「お前にわからないような中二程度の問題があンのかよ」

美琴「いくら私でもそれくらいあるわよ!悔しいけど!」

一方通行「そォは見えねェがなァ」

美琴「そそ、そう?」

一方通行「……ったく、貸せ」

美琴「なんだかんだ言いつつもやってくれるのね、ありがとう!」

一方通行「……チッ」

美琴「あの……ところで」

一方通行「上条なら月詠に呼び出されて職員室だ」 




【美琴「せーんぱいっ」一方通行「あァ?」】の続きを読む

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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/12(土) 17:20:38.58 ID:njJ9E6/x0
では、何をやってるのでしょうか?

一方「新発売じゃねェか・・・買いだな」

まず・・・一日中コーヒーを飲んだり、

打ち止め「ねーねー、コレ甘い?ってミサカはミサカは首をかしげてみたり」

一方「微妙だなァ、ガキはやめとけ」

一日中コーヒーを飲んだり、

一方「ン・・・もうなくなっちまった。問屋で買ったがマシかもなァ」

一日中コーヒーを飲んだりして過ごしてます。





【一方通行は働いていません。】の続きを読む

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7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/21(水) 22:51:11.35 ID:Azit7TcgP
一方「正気か?どンなギャグだ?」

木原「いや、本気だぜ一方通行。俺も唐突に湧き上がる気持ちにわけが分からねぇが、この気持ちは本物だ」

木原「そもそもてめぇみたいなガキが、こんな暗部にいちゃいけねぇんだ。来い、子供は堅気の世界へ行くべきだ!!」

一方「…(誰だコイツ)」




【木原 「愛してる」  一方通行 「なン……だと……?」】の続きを読む

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1: 2014/10/15(水) 19:58:49.33 ID:i+I8mtG60
 

とある公園

御坂「ちょっとあんた」

上条「げえっ!!!ビリビリ!!!」

御坂「アンタなんで私の電撃が効かないのよ!」

上条「やれやれ…」

上条「不幸だ…」

御坂「勝負しなさい勝負!」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1413370719
 



【一方通行「……何やってンだ、俺」 美琴「なんで死んじゃったのよ・・・ バカ」】の続きを読む

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2: しいたけン 2012/06/05(火) 22:32:32.24 ID:E0A8qXL60
1.桃太郎

昔、昔あるところに

お爺さんと

上条「は?、不幸じゃ?」

お婆さんがいました

白井「役人ですの!」

ある日、お爺さんは山へ芝刈りにお婆さんは川へ洗濯に行きました。

白井「洗濯物が多いですの」

すると、どんぶらこどんぶらこと



ゼブラ柄の桃が流れて来ました

白井「お持ち帰りですの!」

お婆さんは家に持ち帰りお爺さんに見せました。

上条「こ、これは…」

白井「?どうかしましたの?」

上条「イイぜ。お前がまだ桃の中にこもるって言うなら…」

上条「まずは、そのふざけた幻想をぶち殺す!!」

そう言いながらお爺さんが桃を叩くと、桃が二つに割れて中からセロリがd

一方通行「おい、誰がセロリだ」



【一方通行「日本昔話だとォ…」】の続きを読む

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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/09(火) 22:03:12.62 ID:Ubd5IPTsO
一方通行「テメェらを皆殺しにすりゃオレは完全体……すなわちレベル6になれるとコンピュータは弾き出した」

御坂妹「それはすでに承知の上です、……とミサカは応えます」

一方通行「だったら話は早ェ、早速ぶち壊させてもらうぜ、人形さンよ!」バッ

御坂「……ふん」ベキィ!

一方通行「が…がはぁ…!」ドサッ

御坂妹「おや、もしかしてこの程度ですか?…とミサカは落胆の色を隠せません」

一方通行「バ…バカいうンじゃねェよ、まだウォーミングアップだってンだ…」




【一方通行「超えてやンよ、レベル5の壁ってヤツをな…」】の続きを読む

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黄泉川「ハァ……ハァ……ゼェ…」

鉄装「ゼェ……ハッ……ハァ…」

追っ手を引き付ける囮となるため、通りを逆走していた黄泉川と鉄装は前方100mほど先に武装兵たちの姿を視認すると、通りの脇に停車されていた軽自動車のバンパーの陰に咄嗟に身を隠した。

ダカカカカカカカカカカカカカカカカカ!!!!!!!

それに気付いた武装兵たちが発砲し、銃弾が車体に降り注ぐ。
黄泉川と鉄装は、着弾によって発生した微振動を車体越しに感じ取った。

黄泉川「先遣隊、ってところじゃん。恐らくこの後メインの勢力が追いついて来るじゃん」

鉄装「でも、主力部隊どころか先遣隊も通す気はないんですけどね」

黄泉川「あったり前じゃん」

2人はニヤッと笑みを交わすと、バンパーに上半身を乗り出し、SIG 550アサルトライフルの折りたたみ式銃床を肩にガッチリ固定した。そして、狙いを定めると思いっきり引き金を引いた。

ダララララララララララララララララ!!!!!!

2つ分の斉射が武装兵たちに振るわれる。武装兵たちは物陰に身を隠した。

ダカカカカカ!!!!!! ダカカカカ!!!! ダカカカカカカカカカカカカカ!!!!!!!

次いで、反撃が行われる。

黄泉川「チッ」

黄泉川と鉄装は咄嗟に車体に身を隠し、ものの数秒で弾倉を切り替え遊底を引く。

鉄装「敵兵の数は7、8名といったところでしょうか」

黄泉川「ああ。数の上では不利じゃん。問題は、どれだけ時間を稼げるか、じゃん」

鉄装「もちろんそのつもりですよ!」

敵の銃弾が止んだ隙をつき、再び黄泉川と鉄装は射撃を開始する。

ダララ!!! ダラララララララ!!!! ダララララララララララララララ!!!!

黄泉川はダットサイトを覗き、アンチスキルで得た射撃テクニックを駆使して敵兵を薙ぎ払っていく。
鉄装もまた同様に、容赦なく武装兵たちに銃弾を浴びせていた。 



【美琴黒子佐天初春「貴方たちを全力で倒す!」 vs 上条一方通行「……やってみろ」3 完結】の続きを読む

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美琴黒子佐天初春「貴方たちを全力で倒す!」 vs 上条一方通行「……やってみろ」2 前編

634: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/07/06(火) 23:21:44.39 ID:HYcJdkc0
3日後・上条たちのアジト――。

上条「言った通り、黄泉川先生の部下の1個小隊が陽動で敵の主力を引き付けてくれる。その間に、俺たちは敵の一拠点を潰すぞ」

メインルームで作戦会議を行う上条と一方通行と御坂妹。
彼らは今、手元の資料に注目している。

上条「能力を持った科学者、魔術師、あるいは武装した兵士。何が出て来るか分からないが、十分気を付けてくれ」

一方通行「数あるうちの1つとは言え、敵の拠点に攻撃を仕掛けるンだ。こりゃァ、かなり危険な仕事かもなァ……」

頭をかきながら資料を眺めていた一方通行が一言呟いた。

御坂妹「表の陽動との連携が上手くいけば、我々もスムーズに行えるでしょう、とミサカは推測します」

一方通行「ま、やってみる価値はあるかもなァ」

上条「そういうことだ。御坂妹……」

御坂妹「はい?」

と、そこで上条が御坂妹に視線を向けた。

上条「さっきも言ったが、別に無理して付いて来る必要は無いんだぞ? 破壊工作ぐらいなら俺たち2人でも出来るんだから」

御坂妹「いえ。ただでさえ人数が不足しているのです。援護は多い方が合理的でしょう、とミサカは主張してみます」

上条「なら、無理して止めないがな……」

含みのあるようにそう言う上条。
御坂妹は何も返さず、ただ黙っていた。

御坂妹「…………………」 



【美琴黒子佐天初春「貴方たちを全力で倒す!」 vs 上条一方通行「……やってみろ」2 後編】の続きを読む

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とある部屋――。

狭く、窓も無い部屋の下、上条と一方通行は紙束の資料を読む作業に追われていた。
傍らでは、無言の御坂妹が行儀よく椅子に腰を掛けたまま、2人の様子を眺めている。

一方通行「大事の前の再確認だからしょうがねェが、目の疲れが半端ねェな」

上条「そう言うなよ。もうあと数日で全てが始まるんだから」

一方通行「にしても、アイツはあのまま放っておいていいのかねェ?」

上条「あいつって? 御坂たちのことか?」

上条は顔を資料に向けたまま、視線だけチラッと一方通行に寄せる。

一方通行「“22匹目の養殖魚”のことだよ」

上条「ああ……」

一方通行「何でもアイツ、外の週刊誌の記者と接触してペラペラ話してるそうじゃねェか。こっちは楽園だの、もう心配する必要も無いだの……。危機感というもンがまるでねェ。恩を仇で返すとはこのことだろ」

上条「別に匿名で取材受けてんなら大丈夫だろ。あの連中だってそっちに構ってるだけの余裕は無い。それにあいつはもう海にいるから“養殖魚”じゃないぞ」

一方通行「ンなこたァ、どうでもいい。アイツのせいでこっちの活動に支障きたされても困るンじゃねェか?」

上条「その活動にしたって、もうほぼ終わってる。後は本番の大事が控えてるだけ……。本番が失敗すりゃ、当初の予定通り、御坂たちをターゲットにするだけ。ま、今のところその可能性が高いけどな……」

至極簡単に、上条は言う。

一方通行「フー…まァ、オマエが気にしてないなら、別にいいンだけどよ……」

上条「で、他に心配事は?」

一方通行「あァ? いや、特にこれといったことはな…。懸念材料も、もうねェだろうし……」

御坂妹「そのことについですが……」

ずっと2人の会話を聞いていた御坂妹が、呟くような声で小さく手を上げた。

上条「ん?」

一方通行「あン?」

上条と一方通行は姿勢はそのままに、視線だけ御坂妹の方へ向ける。

御坂妹「お姉さまたちのことはもう放っておいてよいのですか? とミサカは訊ねてみます」

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美琴黒子佐天初春「貴方たちを全力で倒す!」 vs 上条一方通行「……やってみろ」 前編

523: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/06/17(木) 22:13:26.57 ID:KfRKkG20
とある寮――。

初春「はぁ……佐天さんたち、どうしてるかな?」

そう言って初春は覗き窓を覗く。警備員が2人、背中を見せて立っているのが見えた。

初春「……この謹慎処分って、いつまで続くんだろう?」
初春「ケータイも没収されちゃったし、電話も使えなくされちゃったし、パソコンも取り上げられちゃった……」
初春「おまけに、監視もされちゃってるんだよね……」

チラッと初春は部屋の一角を見る。取り付けられたばかりの監視カメラが初春をジッと見つめていた。

初春「落ち着くことも出来ないや……」

ベッドに腰を降ろすと、彼女は本棚に置いてあるネットワークセキュリティ関係の本を読み出した。




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3: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/06/07(月) 18:30:21.48 ID:/WCxYmg0
学園都市――。


美琴「喉乾いたわね……」

美琴は、とある食堂に入る――。
食堂、と言っても実際は内装が洋風の洒落た店内だ。メニューも、女の子向けばかりの軽食が揃っており、学園都市の女子学生たちに人気だった。

美琴「黒子も初春さんもジャッジメントの仕事だし、佐天さんは学校で補習。暇なのは私だけか……」

美琴はカウンターに向かい、レモンティーとサンドイッチを注文する。グラスの乗ったお盆を受け取ると、彼女は窓際の席に座った。

美琴「何よみんなして。暗い顔しちゃって…」

見渡した所、店内にはある程度女子学生たちが来客していたが、みな、あまり明るい顔をしているとも言えず、どちらかと言うと暗い表情を浮かべて会話をしていた。

美琴「以前4人で来たときは、店内は黄色い声で溢れかえってたって言うのに…。本当に今時の女子学生っ?って思うほどテンション暗いわね……。まあ、仕方ないけど…」
美琴「長居したってつまんないわね。帰ろうっと」

席を立ち上がり、グラスをカウンターに返そうとしたところ、美琴は誰かと衝突した。
相手が持っていたお盆が床に落ちる。

美琴「あ、ごめんなさい!」

女の子「大丈夫大丈夫。もう食べ終わったところだから」

美琴「そう、でも手伝うわ」

美琴は床に落ちた紙くずを拾い、ゴミ箱に捨てる。

女の子「ありがとう。いい人ね。みんなが疑心暗鬼になってる今では、ちょっとした気遣いが胸に響くわ」

美琴「どういたしまして」

ニコッと笑顔を見せる美琴。女の子も笑顔で返した。

女の子「あ」

美琴「どうしたの?」

女の子「席にケータイ忘れちゃったわ」

美琴「そう。じゃあ、私はもう帰るから」

女の子「うん、またね。元気でね」

美琴「貴女もね」

【美琴黒子佐天初春「貴方たちを全力で倒す!」 vs 上条一方通行「……やってみろ」 前編】の続きを読む

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6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 18:01:30.16 ID:QjKxDA1M0
美鈴「ごめん、いきなり何を言っているのかよくわからないんだけど」

一方「だからだ、打ち止めが妹が欲しいって言ってンだよ」

美鈴「打ち止め?」

一方「そうだ」

美鈴「誰?」

一方「はァ?」

美鈴「えっ?」

一方「打ち止めだけじゃねェ、番外固体もそう言ってンだよ」

美鈴「はあ・・・」

一方「だから●●りしようぜ」

美鈴「はあ!!??」 



【一方通行「打ち止めが妹が欲しいってよ」美鈴「えっ?」】の続きを読む

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2: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 13:05:20.90 ID:HvQspYQo
――夜の学園都市を、一人の少年が歩いていた。
その少年の手には大量の缶コーヒーが入ったコンビニのビニール袋が握られている。

「……チッ」

月の光がその少年を怪しく映し出す。
どこまでも白く透き通った髪、どこまでも白く透き通った肌、
その少年は少女と間違えそうになるほど華奢な体をしていた。

若干俯き加減に歩いているため顔が見えず、
その華奢な体つきのため一目見ただけでは性別がわからない。


少年はどこまでも白く澄んでいて、そのまま向こう側が見えるのでは無いかと錯覚するほどに透き通っていて、
まるで自己主張しないように、その白い体は夜の闇に溶け込んでいた。

「……なァオイ?」

少年がふいに歩く足を止め、空を見上げる。
少年の後ろで、ひとつだけ足音がした。

「今夜はやけに月が眩しいよなァ?」 




【一方通行「ガキはガキらしく、素直に笑ってりゃいいンだよ」】の続きを読む

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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 01:23:14.65 ID:4Y0zaYSt0
一方「もォがンばるしィかなァいさァ♪」フンフン

上条「懐かしいな!」

一方「昨日打ち止めが家で見てたンだよ」

上条「あーなるほど。でもああいうのってテレビ点けてやってるとつい見ちゃうよなー」

一方「だろォ?だけどなァ……」

上条「どした?」

一方「歌ってンのが光GENJIじゃなかった」

上条「あー………」

引用元: 一方通行「そォさァ100%勇気ィ♪」 



【一方通行「そォさァ100%勇気ィ♪」】の続きを読む

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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 21:30:25.35 ID:IGYHyb230


 その日一方通行は、ここぞとばかりにニートのような一日を味わっていた。


 保護者たちはそれぞれの用事でおらず、打ち止めも近所の子供達と一緒に、傍の公園へ遊びに行っている。 
 久々に完全な一人だ。
 正直最近は色々と出ずっぱりだったり、無理矢理連れ出されたりでゆっくりした記憶がない。
 それ故何予定のない今日この日は、とことん寝つくしてやろうと惰眠を貪っていた。

 (…ああくっそォ、なーンなンですかァァ!?!!)

 しかし、先ほどからそれを邪魔する不届き者がいる。
 インターホンを、押す。押す押す押す。連打の嵐。まるで一種の音楽です、とでも言うかのように主張するそれに、
 シカトを決め込みまどろんでいた一方通行も、たまらずにブランケットを跳ね上げた。

引用元: 御坂妹「花見しようぜ!とミサカは(ry」一方通行「…………」 




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前作 垣根「全力で一方通行倒す」



1: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/15(日) 23:31:33.66 ID:n5dqlavAO

@コンビニ

御坂「」ペラペラ

御坂「」ペラペラ

垣根「」ペラペラ

御坂「…………」

御坂(ん!?)チラッ

垣根「」ペラペラ

御坂(と、となりに垣根がいる……) 


 
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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 23:18:33.25 ID:5+ccjOWAO

――――某ファミレス

垣根「……という訳だ、とりあえず力貸してくれよ」

上条「……」

浜面「……」



上条・浜面((誰だよ!?)) 


 
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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/05(金) 00:11:49.71 ID:pjYrVYMB0
 
とある病院の一室

一方通行「おいっ!!!」

打ち止め「…ん、あ、あー、ごめんごめん、呼ばれてたのに
     気づかなかった、ってミサカはミサカは軽-く謝罪
をしてみたり」

一方通行「ったく、さっきから何度も呼ンでたのによォ…ずっ
と、ぼーーっとした顔しやがって…一体何考えてい
やがったンだァ?」

打ち止め「うん、実は、さっきからずっと他のミサカ達とネット
ワーク上でお話してたの、ってミサカはミサカは事情
を説明する」

一方通行「あン?他のミサカ達だと?」

引用元: 一方通行「おい……おい!!」打ち止め「………」 




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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/10(水) 22:11:15.99 ID:jEXki82g0

「お姉さま~ってミサカはミサカは抱きついてみる!きゃー♪」

「あら、打ち止めじゃない!久しぶりね、元気にしてた?」

「うん!ってミサカはミサカはすりすりしつつ、元気よく頷いてみる!」

「そう、なら良かったわ。あのモヤシロリコンとはどうなの?上手くやってる?」

「酷い、お姉さま!せめてエノキにしてあげて!ってミサカはミサカは自分の好きな具でお願いしてみる」

「まぁ本当あいつの事は心底どうでもいいんだけど。…あんたが良いなら、それでね」

「えへへ、仲良しだよ!って報告しつつ、ミサカはミサカはあの人に関してちょっとお願いがあるのー、
 ってお姉さまを見上げてみる」

「ん?なに?」


「えっとね…、とミサカはミサカは、お姉さまに耳打ちを…」

引用元: 打ち止め「とっもだち百人でっきるかな~」一方通行「アァ!?」 




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