千歌「ダイヤさんの髪って綺麗だよね」
ダイヤ「……あ、あの」
千歌「ん?なにかな?」
たぶん、今千歌さんはニコニコしながら言ってるだろう
顔が見えないけど、手に取るようにわかる。
――え?何故、千歌さんの顔が見えないのかって?
それは……千歌さんに背を向けた状態で横になっているからですわ。
まあ、その……随分密着している……というかわたくしの左頬が千歌さんの柔らかい部分を堪能しているのですが……
ダイヤ「……ど、どうしてこのような状況になってますの……?」
――気付いたらわたくしは千歌さんに膝枕をされていましたわ。
千歌「えー?聞きたいー?」
ダイヤ「……」
千歌さんの朗らかな声が耳を撫でる。
正直、気にはなりますが理由はともかく、このまま愛しい彼女のお膝を堪能していたい気持ちもある。……というか、堪能していたい。
――ああ……だんだん思い出してきましたわ……
久しぶりに千歌さんのお家へお邪魔した今日。
千歌さんがお茶を取りに行っている間に……うつらうつらと船を漕ぎ出し――
ダイヤ「――わたくし……眠ってしまってたんですのね」
千歌「うん。ダイヤさんお疲れだったみたいだから」
ダイヤ「……そう」
ふぅ……と一息ついて、肩の力を抜く
引用元: ・千歌「初々しさを取り戻せっ」ダイヤ「......はぁ」
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