えすえすゲー速報

アニメ ゲーム ラノベ等のSS及び雑談をまとめています。

悪魔のリドル

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1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/02(月) 21:21:34.87 ID:xwbkxyTpO.net[1/13]
鳰「あのっ!美味しいパン屋あるんスけど行かないッスか?」

伊介「伊介様はパスでぇ~」

春紀「じゃあパス」

晴「ごめんね!ちょっと用事が・・・」

兎角「おい 行くぞ」


【鳰「学校行きたくないッス・・・」】の続きを読む

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/24(水) 23:28:52.95 ID:K2JjDLa60
兎角「何してるんだ、一ノ瀬」


晴「あっ、兎角さん。クリスマス用に靴下を準備してるんですよ」


兎角「靴下?」


晴「はい。だって今日はクリスマス・イヴじゃないですか。プレゼントをもらうならちゃんと用意しておかないと!」


兎角「お前、まだサンタなんて信じてるのか」


晴「勿論です! えへへ、晴のところにもサンタさん、来てくれるといいなぁ……」


兎角「…………」

【兎角「12月24日、任務を開始する」】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/11(木) 20:38:12.09 ID:n+CFNZ7fo
しえな「ま、まさかボクとやりあう気か? 言っておくけどあまりボクを甘く見……」

乙哉「知ってるよ」

しえな「えっ、何が」

乙哉「しえなちゃんが強いってこと」

しえな「あ、あぁ……えっ?」

乙哉「隠してもわかるよ。たぶん黒組で一番だよね」

しえな「いや、まぁ……それは勝負の条件とかにもよるかな……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410435481

【乙哉「しえなちゃん、黒組の生徒同士は殺しあってもいいんだってね」】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/08(水) 06:39:13.00 ID:obM2yF8Yo
晴「兎角さーん!新しいカレーだよーーっ!」バッ

兎角「晴っ!」パクリ

兎角「うむ、美味い!」テーレッテレー♪

兎角「元気100倍、東兎角!」ババーン!

兎角「うおおおおおお兎角パーンチ!」バキッ

しえな「う、うわぁ~!おぼえてろーーっ!!」ぼがーん!

晴「やったね兎角さん!」

兎角「ああ、晴のカレーのおかげで今日もバッチリだ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412717942

【兎角「クッ…!カレーが切れて力が出ない…っ」ガクッ】の続きを読む

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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/01(金) 05:36:10.87 ID:bLn6SKM/0
ある日の夕方、仕事先で先輩を庇って怪我をした春紀

その連絡を受けた伊介様は病院にすっ飛んで行った

ダダダダダッ

バンッ!

伊介「春紀!」

春紀「・・・?」

伊介「あんた何怪我なんかしてんのよ!ドジ、バカ、マヌケ!」ギュ

春紀「・・・」

伊介「春紀?」

医者「あの、ご親族の方で?」

伊介「そうよ、春紀はどうなの?」

医者「傷は大したことはありません」

伊介「良かったー♥」

医者「ただ・・・」

春紀「ママ?」

伊介「へ?」

春紀「ママー!」抱きっ

医者「記憶障害と脳が幼児化してます」

伊介「何よそれ!」

医者「大体4才くらいの脳になってます」

伊介「どうすんのよ!」

医者「まあ、一時的なものですので長くても一週間ぐらいで治りますよ」

春紀「ママー」ギュ~

伊介「ホントに治るのよね?」

医者「ええ、それともう退院も出来ますのでお帰りになられますか?」

伊介「ええ・・・」

伊介(どうしよ・・・)

春紀「ママ?」

伊介(だけどメッチャ可愛い♥)

【春紀「ママ」】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/28(月) 23:24:00.80 ID:yd+nymcV0
晴(それは卒業式を終えた後での話だったのです…)


晴「兎角さーん!!」

兎角「ん?」

晴「卒業式無事終わりましたよー!待ったー?…え!?」

晴「うわっ…兎角さんの私服、ダサすぎ…」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406557430

【晴「うわっ・・・兎角さんの私服、ダサすぎ・・・」】の続きを読む

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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/16(水) 22:33:35.95 ID:Tg6p6YRM0
ある日の金星寮5号室

しえな (題名間違ってスプラッタ映画借りちゃったよ)

テレビ「ぐえー」バタン

しえな (まあ勿体無いから見るけど・・・)

しえな (結構グロいな)

乙哉 「しえなちゃーん、何見てるの?」

しえな「映画だよ、間違えて借りちゃったやつだけど」

乙哉 「ふーん、あたしも見ていい?」

しえな「勝手にしろ」

乙哉 「しえなちゃん優しい」

【しえな「武智は何が苦手なんだ?」】の続きを読む

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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/16(水) 18:01:55.60 ID:Tg6p6YRM0
ある学校の体育館

女生徒A「ぎゃーーーーーーーー」

乙哉「うんうん、君可愛いよ」グサッ

女生徒A「な、なんでこんなことするの?」

しえな「ならお前は昨日、なんでクラスの子の荷物をズタズタにしたんだ?」

女生徒A「あ、あいつがウザいからよ!」

乙哉「喋っちゃイヤ、もっと悲鳴聞かせてよ」ザシュ

女生徒A「ヒギャーーーーーーー」

しえな「さっきの答えだけど、ボクもイジメをする奴らがウザいんだよ!」バキッ

女生徒A「ごふっ」

乙哉「邪魔しないでよしえなちゃん」

しえな「ああ、悪かった。続けていいぞ」

【しえな「イジメ撲滅キャンペーン」】の続きを読む

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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/13(日) 04:00:48.78 ID:e0T6C8dl0
犬飼家と寒河江家と春紀&伊介でそれぞれ三軒繋がった家で住んでます。

全部二階建て。春紀&伊介の家は一階はリビングと庭で2階に寝室と別々に春紀、伊介の部屋があります。

春紀母も退院済み。他にあんまり細かい設定は考えてません。





ある日、春紀&伊介宅の庭で

春紀「よーし、洗濯終わり!」

春紀「今日は天気良いなぁー」

春紀「そうだ、伊介さまとどっか行こうかな」

1階から

春紀「伊介さまー」

春紀「おーい」

春紀「伊介さまってばー」

トントントントン(2階に上がる)

春紀「居ないのー?」ギィ

春紀「なんだいるじゃん」

春紀「ねぇ伊介さまってば」

伊介「何よ」

春紀「寝てんの?」

伊介「別に」

春紀「伊介さま、折角天気良いからどっか行こうよ?」

伊介「暑いから嫌」

春紀「えー、行こうよ」

伊介「嫌」

春紀「じゃあ下でテレビ見よう」

伊介「いい」

春紀「そんなこと言わないでさぁ」袖クイクイッ

伊介「離して」バッ

春紀「・・・伊介さま」

伊介「何よ」

春紀「最近冷たいよ伊介さま、ここ何日かロクに喋ってもくんないし・・・」

伊介「・・・」

春紀「一緒に寝てもくんないし、もうあたしのこと嫌いになった?」グスッ

伊介「・・・」

春紀「何か言ってよ、伊介さま・・・」

伊介「ここ伊介の部屋だから出てって」

春紀「・・・分かった」パタン

トントントントン

伊介 (ごめんね、ほんとにごめんね春紀。)

【春紀「もしかして嫌われた?」】の続きを読む

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3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 23:50:46.17 ID:v8clR09p0
7月6日

晴「そういえば、明日は7月7日だね」

兎角「そうだな」

晴「7月7日といえば?」

兎角「…さらに7を二つ足して7777…パスワードか」

晴「ちがーう!!しかも、それ間違ってた奴でしょ!」

晴「七夕だよ兎角さん!忘れちゃったの?」

兎角「たなばた…なんだそれ?」

晴「え!?」

【兎角「星に願うは□□」】の続きを読む

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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/15(火) 03:56:42.69 ID:Nf98Ou230
金星寮2号室

伊介「ねぇ春紀ー、退屈~、テレビ付けて♥」

春紀「いや、伊介様のが近いじゃん」

伊介「めんどくさい♥」

春紀「はいはい、分かったよ」ポチッ

伊介「リモコンも♥」

春紀「ほらよ伊介様」ヒョイ

伊介「ありがと~♥」カチ、カチ

伊介「あ、映画やってる。伊介このシリーズ好きなのよね」

春紀「ん?どんな映画?」

伊介「ホラー映画」

春紀「そ、そうなんだ」

伊介「そうだ、春紀も見よ?♥」

春紀「え?い、いいよあたしは・・・」

伊介「いいから見るわよ」グイッ

春紀「いや、マジでいいって・・・」

伊介「黙れ♥」ズルズル

春紀「いや、ホント、マジで勘弁」ググッ

伊介「春紀、もしかして怖いの苦手?♥」

春紀「そ、そんなことは・・・」

伊介「じゃあ決定~♥」ズルズル

【春紀「怖いの無理」】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/12(土) 08:35:48.25 ID:s2/hcKDA0
一応すみまひしんみたいのです。完結です。

10話を見た時になんとなく思いついたやつを思い出しながら書きました。

多分ネタバレ有りですのでご注意ください。

初めて書いたので文章下手だったり設定メチャクチャだったり色々雑です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405121748

【純恋子「番場さんがいなくなって」】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/10(木) 11:10:14.63 ID:clDq+e0bO

カイバ「どーよ」

兎角「何が?」

カイバ「俺がマッサージしてやるっつってんの」

兎角「いらない」

カイバ「気持ちいいぞ~」

兎角「よくない」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404958214

【カイバ先生「マッサージしてやるよ」】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/08(日) 23:39:38.28 ID:oXr0Rlu0O
兎角「す、すまない一ノ瀬・・・だから、少しだけおこづかいを前借りさせてくれ」

晴「前借りって。兎角さんには食費とかお洋服とか、その他の必要経費は別で渡してるんだよ?」

兎角「そ、それはわかっているんだがっ」

晴「・・・何に使っちゃったの?」

兎角「・・・。」

晴「兎角さん。何に使っちゃったの?」

兎角「・・・カレーパン」

晴「またなの!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402238378

【晴「えっ?兎角さんもう今月のおこづかい使いきっちゃったの!?」】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/11(水) 00:07:13.64 ID:mnZnnAF1O
真昼「真夜には…すごく…すごく、助け…られてきた……けど……も…無理……」

真夜「真昼…っ」

真昼「……こ、これだけは……私も…ゆ、譲れない……の…!」

真夜「…チッ……あぁ、そうかよ!」

真昼「…っ」ビクッ

真夜「……お前がそんなに分からずやだと思わなかったぜ!…勝手にしな」

真昼「……真…夜…」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402412833

【真昼「い…今までずっと、真夜の言う事に従ってきたけど…」】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/09(金) 21:01:22.58 ID:3F+4LdWy0
K.O

伊介「あ」

春紀「ぷぷっ伊介様ゲーム弱いなー」

伊介「……別にこんなんできても仕方ないしー♪」

伊介「伊介やーめた」

春紀「拗ねんなよぉ」

伊介「うっさい!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399636872

【伊介「春紀の弱点を探す」】の続きを読む

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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/30(金) 19:57:36.21 ID:MO3kxeAZ0

ピピピピピ


涼「ん~、もう朝か。香子ちゃんおはよう」ゴシゴシ


シーン


涼「香子ちゃんや、おらんのか?」


香子「...私の....私の......」


涼「っど、どうしたんじゃ香子ちゃん..!!」


香子「わ、わたしの...眼鏡がない....」


涼「なんじゃ、たかが眼鏡か」ノビー


【香子「眼鏡が.....ない.....。」】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/04(水) 06:49:49.43 ID:q9Td3zODO
【ある日のこと】

溝呂木「この前やった小テストを返すぞー!」

兎角「!」
兎角(マズイ・・・あのテストは全然出来なかった奴じゃないか!)

溝呂木「まずは東、15点だ。もう少しがんばろうな!」

兎角「・・・はい」
兎角(しかも点数を発表するだと!?くそっ!)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401832189

【兎角(この問題…真剣ゼミでやったところだ!)】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/23(金) 23:34:43.95 ID:O1yFFmcp0



春紀「伊介様、起きて。そろそろ時間」

伊介「……春紀ぃー…」

春紀「起きれば目の前にいるよ」

伊介「春紀ー♥︎」がばっ

春紀「はいはい、おはよう」ぎゅっ

伊介「♥︎」

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【伊介「春紀ー♥︎」】の続きを読む

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1: かきためあり 2014/06/01(日) 23:22:28.72 ID:LBcc1tTio
※ごく少量の南波と海鈴成分、百合っぽい描写を含む※

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


◆理事長室◇


鳰「お呼びですかー、理事長」

一「待っていたわよ、鳰さん」
 「今日はちょっとお願いがあってね」

鳰「お願いっスか?」

一「そう、とても簡単なことよ」スッ

鳰「……カプセル?」
 「なんスか? これ」

一「“NA73SU”……通称ナナミスよ」

鳰「……ナナ、ミス?」

一「面白いお薬なの」
 「身体にちょっとした変化をもたらすものよ」

一「ある研究機関が秘密裏に開発を進めていてね」
 「それはそのサンプル」

鳰「へぇ、秘密裏に……」
 「ちなみにちょっとした変化っていうのは?」

一「教えられません。というより」
 「実際に自分で見た方が早いと思うわ」

鳰「そっスか……」
 「……で。このナナミスを」

一「黒組の皆さんに飲ませてもらえるかしら」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401632548

【鳰「ナナミス……?」】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/28(水) 04:50:45.34 ID:dZCkTBmOo
しえな「弱点は熊」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401220245

【しえな「世界最強の暗殺者。それがボク、剣持しえなだ!」】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/28(水) 01:20:13.44 ID:OiyWTfoE0
乙しえだよー優しい世界だよー


乙哉「しえなちゃん切り刻みたい」

しえな「嫌だよ。一ノ瀬でも刻んでおけ」


乙哉「晴っちーちょっと切り刻ませてー」

晴「えっえっ!?」

兎角「お前わたしの前でよく言えたもんだな」ボキッボキッ

乙哉「あはは嫌な予感ー」

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【しえな「武智はいつもボクに絡んでくる」】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/31(土) 21:03:30.02 ID:i4QxwLbh0
春伊と兎晴と泣き虫な鳰ちゃんのお話
全く別次元の話になるよ


キーンコーンカーンコーン

鳰「(………終わったっす)」

鳰「(さぁて、帰りにクレープでも行……)」

ガラッ

春紀「伊介様ー!帰ろうぜー」

鳰「!」びくっ

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【鳰「泣き虫鳰と4人の大切な友達」】の続きを読む

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1: ◆PuRVBQGgME 2014/12/29(月) 22:47:31.80 ID:tuTe14gb0
※諸事情で建て直し

悪魔のリドルスレです。本編後のお話ですが、気を付けてほしいことがあり、

 

ルート分岐あるかもしれません。※決定じゃないので、作者次第で変わります


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1419860851

【春紀「暗殺者」【悪魔のリドル】】の続きを読む

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1: ◆UwPavr4O3k 2016/01/01(金) 06:13:25.09 ID:LlP1D8Wk0
春紀「暗殺者」の続きです。





 春紀「じゃあ、行ってくるな」

 冬香「うん、行ってらっしゃいお姉ちゃん」


年明けの騒がしい空気も終わり、各々が通勤・通学していく世間の中。

一連の事件から一か月が経った寒河江家は、一先ずの落ち着きを見せていた。

記憶を失ったニオを"抱える"と決めたアタシの決断は、あの後面会に来た犬飼恵介や百合目一にも話した。

片や呆れたように肩を竦め、最後は背中を押し。

片や複雑な表情を浮かべ、『愚か者』を横目で眺め、静かに去って行った。


あれからもう一か月も経ったという事実に、未だに慣れないのはアタシ自信だ。


 春紀「………」

 ニオ「大丈夫、ですか? ぼーっとしてますよ?」


ふと隣からニオが顔を覗き込むようにして声をかけてきた。

待っていた筈の信号は青になり、周囲の人々が交差点を渡り続けていく中、やっと意識の帰ってきたアタシは苦笑いをしながら後ろ髪を掻いた。

 
 春紀「あぁ、大丈夫大丈夫。ちょっと考え事しててさ」

 ニオ「考え事、ですか」

 春紀「恵介さんと、理事長の事でね。」

 ニオ「やっぱり、直接会うべきでしょうか」

 春紀「いや、それはやめておこう。多分……(どっちも、"走り鳰"を赦しはしない)」


ニオには、直接二人に顔を合わせない様に調整してもらっている。

事件の経緯や理事長とどういう関係なのかという事は話だけはしたものの、流石に会わせるのには躊躇いがある。

………それでも、いずれは決着をつけなきゃいけない時は来るだろうな。


 春紀「っと、ごめんごめん。仕事遅れちまうな」
 
 ニオ「ふふ、しっかりしてくださいね?春紀さん。ぼっとしすぎですよ」


だけど、今のこの日常に満足しているのは事実だ。

全てを忘れてしまったニオには、走り鳰の面影は殆ど見受けられない。

それどころか、家族の一員の様な優しい存在になっている。

面倒見の良いお姉さん、といったところだろうか。

ガサツなアタシと違って細かいところにも目を配るし、実際デリケートな幼い妹や弟の扱い方はとても上手い。

アタシは、姉妹達が屈託のない笑顔を見せた時、ニオを引き取って良かったと思った。





この時までは、そう確かに思えた。

アタシは、何時までも弱い存在だと気付かされる時までは。







SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1451596404

【【悪魔のリドル】春紀「あれから」】の続きを読む

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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/07(木) 12:44:56.13 ID:Mkc5osO20
乙哉が兎角、晴、しえな、香子ちゃんとTRPG"ソード・ワールド2.0"をやるSSです
時系列はアニメ3話前で

プレイヤーのほとんどがTRPG初心者の設定なので、ルールの説明や判定の方法などクドイところがあります…
TRPGを未プレイの方にもなるべくルールやソードワールド2,0のキャラ作成の手順は分かる様にしました

ルールブックは改訂版Ⅰのみの使用を前提にしています
判定やデータにミス等があるとは思いますが、どうかよろしくお願いします


※一度スレタイをミスして立て直しました、申し訳ありません



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467863095

【【悪魔のリドル】乙哉「ソード・ワールド2.0をやろっ!」【TRPG】】の続きを読む

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あたしの名前は寒河江春紀。昔、ミョウジョウ学園というところの生徒だった。

と言っても数ヶ月前の話なんだけど。



とにかくあたしは学園内の仕事に失敗して退学になった。

そこでクラスメートとして関わった連中がいる。

きっともう二度と会うことはないだろうと思っていた。

あたしの前に退学になった二人、武智と神長を見送るときだってそう思っていた。



はずなのに。



「兎角さんが来るってのは予想外だったね」

「私だってこんな汚い家に来ることになるとは思ってもいなかったさ」

「よしわかった、お前ら出てけ」

「なんで!?今のはあたし悪くないじゃん!?」



あたしと会話をしているのは一番に学園を退学になった変 女と、

あたしの暗殺を阻止して退学にまで追い込んだ張本人だったりする。



【春紀「暗殺者だけど喧嘩を売られたからみんなで買うことにした」】の続きを読む

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あたしの名前は寒河江春紀。ミョウジョウ学園、十年黒組の元生徒だ。
ここまでの経緯を知っている人も多いかもしれないが、事の発端は数ヶ月前。
暗殺に失敗して帰ってみると、あたしの家にはかつてのクラスメートがいた。

そいつの名前は武智乙哉。
シリアルキラーとして生きてきた武智は、シリアルキラーらしい動機と目的の為
黒組の暗殺ルールに則りトップバッターを務め、そして学園を去っていった。
その後、警察の目から逃れるためにあたしの家に転がり込んだというワケだ。

そう、武智があたしの家に来た辺りからあたしの受難が始まる。
神長、剣持、首藤。そして先ほど暗殺の仕事を終えたあたし達を出迎えたのは番場と伊介様だった。
逆に言うともうあの教室には英と鳰、兎角サンと晴ちゃんしか残っていないということか。
そこまで考えて、あたしの家の人口密度の濃さに改めてぞっとする。

「ねぇ、アンタ寝ないの?」
「寝るよ。ただもうちょっと起きてる」

同じ布団の中、あたしは伊介様と対峙していた。
ちなみに番場はまだ帰ってきていない武智の布団で剣持と寝ている。

「なんで?」
「……別に?」

これといった理由は無い。ただ仕事から帰ってきて目が冴えているだけだ。
終えたばかりの仕事は長期戦になると踏んでいた為、前日にいつもより多く睡眠を取ったのも無関係ではないだろう。

暗がりだけど目はとっくに慣れている。
あたしは明らかに不機嫌な伊介様を不思議に思いながらも、理由を聞く事はなかった。

「寝なさいよ。疲れてるんでしょ」
「疲れてるけど、いいって。寝れないから」
「……」

あたしの返答のどの辺りが気に食わなかったのかはわからないが、
伊介様は更に険しい表情をして寝返りを打った。
どうやらあたしの顔も見たくないらしい。
放っておこうか迷ったが、これを無視すると翌朝まで引き摺るだろう。
なんて声をかけようか迷っていると、伊介様の方が先に口を開いた。

「そんなに武智乙哉が大事なの」
「………………は?」

なんでそうなるのか、あたしには全くわからない。
は?武智?今そんな話してたか?

「何言ってんだ?伊介様」
「……アイツが帰ってくるまで寝ないつもりなんでしょ?ムカつく……」
「ちょっと、何言って」

あたしの発言はあることによって強制的に中断させられた。
そして心臓が止まるほど驚いたあたしはそのまま言葉を失ったんだ。

【春紀「暗殺者だらけで家の中がすごいことになってきた」】の続きを読む

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2: ◆NruVuccdgE 2014/08/23(土) 23:29:19.75 ID:Zt+M/7o6o

~17学園 兎角のクラス~



鳰「ミョウジョウ学園から17学園に転校してきました、走り鳰っス!」

鳰「みなさん気軽に鳰ちゃんって呼んでくださいっス!」

兎角「!?」

鳰「あっ、兎角~♪」

カイバ「なんだ、東の知り合いか?」

鳰「はいっス、親友っス」

兎角「は!?」

カイバ「おぉ、じゃあ東、おまえが走りの面倒みてやれ」

兎角「はあ!?」

カイバ「走りの席は、東の隣りな」

鳰「よろしくっス~兎角~♪」

級友A「あ、あの東さんを呼び捨て……?」

級友B「どんな関係なのかしら……?」

鳰「あははっ、兎角の初めてをもらっちゃったというか~」

級友A「」

級友B「」

兎角「ふざけるな!!」

鳰「え~、どうしたんスか兎角~」

兎角「なにを企んでるんだ!?」

鳰「企むって、なんスか~、あんなに激しい時間を過ごした仲じゃないっスか~」

カイバ「お前ら黙れ、特に東な。授業終わってからやれよ?」

鳰「あはは、怒られちゃいましたね~♪」

兎角「……」

黒組が終わって2ヶ月ほど経ったその日、わたしの日常は崩壊した。

【鳰「17学園に転校してきた走り鳰っス!」】の続きを読む

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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/10(火) 21:24:30.94 ID:FEBWVFSeo

【春紀「暗殺の依頼が舞い込んできたけど正直それどころじゃない」】の続きを読む

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