1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/17(土) 22:09:35.94 ID:cSHh5PRH0
椅子を蹴っ飛ばして立ち上がったキョンは、あたしを睨んだ。
負けずに睨み返す。
「……俺はSOS団を辞める。いいな」
キョンの声は、僅かに震えていた。
いつもなら『団長の命令無しに辞めるなんて許さない』と言うところだけれど。
「勝手にしなさいよ」
これは本心。
「じゃあな。今まで世話になった」
キョンはドアを開け、足早に出て行った。
古泉君が言う。
「彼と話をしてきます」
あたしが何かを言う暇もなく、古泉君も出て行った。
団室には、あたし、みくるちゃん、有希の三人だけが残った。
【キョン「もうお前にはついていけない」】の続きを読む