えすえすゲー速報

アニメ ゲーム ラノベ等のSS及び雑談をまとめています。

艦これ

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伊58「……う」

 身を硬く捩じらせて、やや下を向く伊58。

 彼女にとっては、この鎮守府は終の棲家のようなものだ。

 この居場所を失ったら、いよいよ居場所はなくなる。

 しかしここは最果ての鎮守府。不幸の行き着く掃き溜めだ。

 睦月や榛名のように、何の問題もなく海に出られるのだとしても、この鎮守府の艦娘をわざわざ迎えたがる提督は居ないだろう。

 或いは中央鎮守府の優しき司令官や、頭は良くないが情に厚い東鎮守府の同期
ならば引き受けてくれそうではあるが、その場合本部がそれを許さないだろう。

 この鎮守府の艦娘は皆壊れていて、触れてはならないガラスの破片だ。

 彼女たちがそう言う風に傷つき、どういう思いでいるのかなど興味がないだろうし、睦月や榛名などのように、自分の心を取り戻した者の存在など知る由もない。

 彼らにとっては、立ち直ろうがそうでなかろうが、皆一律に見捨てた存在だ。

 ゴミ箱に再度手を伸ばす事を良しとはしない。

 ましてや伊58──彼女は、現状、海に出る事さえままならない。

伊58「他の所、は行きたく、ない、よ」

提督「そうだな」

 一日の殆んどを自室で毛布に包まって過ごす彼女の、心の傷は未だに深い。

 たどたどしく、細かく刻むように言葉を零す。

伊58「捨てられ、る、のはいや、です」

提督「……ああ」

 椅子の上で、膝を抱える。顔の下半分を埋める様に隠した。

 彼女の場合は、浜風とは逆に、この居場所にしがみつくように縋っている。

 とはいえそれに前向きな要素は一つもない。

 ここで艦娘として生きていく、というものというよりは、単にこれ以上の波乱を望んでいない風だった。

 かつて道具のように扱われ、海で死に掛けた伊58。

 信じるべき指揮官は自分を捨てた。信じるべき艦娘は深海棲艦で、自分を殺そうとした。

 裏切られ、投げ捨てられ、打ち捨てられた彼女のたどり着いた場所がこの鎮守府だ。

 だからきっと彼女は、ここが最後の居場所なのだ。

 何かがしたいからこの場所にしがみついているのではなく。

 何もしなくていいからこの場所にしがみついているのだろう。

 あの部屋が、伊58にとってのサナトリウムだ。

【【艦これSS】提督「壊れた艦娘と過ごす日々」09【安価】】の続きを読む

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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/17(土) 16:28:55.79 ID:O2wJyLQc0
提督「よろしく、僕がこの鎮守府の提督だ……もっとも僕も昨日来たばかりなんだけどね」

提督「ここに来るまで見ただろう? 瓦礫の山に雑草ばかり、噂に聞いてるよりも数倍は劣悪だ」

提督「最近まで廃棄されていた場所だからね。今になって使おうとは、大本営にも困ったものだけど……」

提督「お互い貧乏くじだ。まだ二人きりだが頑張っていこう」

提督「それと、この鎮守府だが、金策と改築の一切は僕達に任されている。押し付けられているわけだ」

提督「多少の支度金はもらったけど……これからは自分たちで稼がないといけない」

提督「もちろん鎮守府として最低限防衛して、可能ならこっちからも深海棲艦を叩く必要がある」

提督「つまり金を稼ぎ、施設機能を向上させつつ戦うことが僕らの役目だね」

提督「しばらくは奴らも襲ってこないだろう。それまでにある程度施設を稼働させないと駄目だ」

提督「……なにせ、今は工廠すら稼働できないからね」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421479735

【【艦これ】提督「劣悪鎮守府にようこそ」【安価・コンマ】】の続きを読む

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1: ◆3XajO/Hvp6 2021/07/31(土) 18:55:52.94 ID:P245md5N0



このSSは史実を基にしたフィクションです。

「艦これ」のキャラクターたちを借りた、いわゆる「自衛艦これ」モノです。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1627725352




【【艦これ】曙「はじまりの場所」】の続きを読む

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1: ◆tr.t4dJfuU 2015/01/17(土) 08:46:18.17 ID:ElAJOW8e0
艦これss

艦娘
第二次世界大戦で活躍した艦艇(モチーフ)の記憶をある程度有しており
それにちなんだ人格やトラウマを有している者もいる
総合的に見て、モデルとなった艦が沈む瞬間までを記憶している場合が多い。
それぞれ沈んだ時期にばらつきがある事から、史実に対する認識にもばらつきがある。

ピクシブ百科事典より





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421451977




【時雨「ボクがボクの事ボクって呼ぶ理由?」】の続きを読む

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第9話『ブレイク・スルー』

《『滅びた世界』 廃墟街》


野分『目標はベースジャバー発進可能時間までの足止め、榛名さんは『クィン・マンサ』を止めてください!」

榛名「私が『クィン・マンサ』を… 了解です!」

野分『私と舞風は残りの機体を止めます!』

舞風『ってあれだけの数を!?』

野分『機動性の高いドム系、あとは対空能力の高い重装のモビルスーツを優先して撃破するように!あとの機体は無視しても構わないわ!』

舞風『それでもドム系と『ガルスK』とか『ザクキャノン』とかってかなりの数が居るのに…』

榛名「ッ!?来ます!」


3機の立って居る場所にクィン・マンサの胸部メガ粒子砲が放たれるが散開して回避した。


野分『舞風は上空からの牽制、私は白兵戦で仕留める!』

舞風『了解!』


舞風の駆るデルタプラスは変形してビル群の上空へと舞い上がり、野分のギャンはサーベルを展開しながら前へ踊り出る。


榛名「私も… バンシィ!」


榛名の声に呼応するようにバンシィ・ノルンの装甲がスライドし、露出されたサイコフレームが金色の光を発した!


榛名「NT-D、リミットまで残り300秒… クィン・マンサを止めないと!」


その攻撃の意志を汲み取ったバンシィはアームド・アーマーDEを背部にマウントさせて加速し、一直線にクィン・マンサへと加速する!

そしてクィン・マンサに向かってポップミサイルを放つがバインダーで防がれてしまう。


榛名「堅い…!」

榛名(私の知識ではあのバインダーには粒子偏向装置を搭載してる筈、ならマグナムは効かない…!弾種をMGaAPに…)

ピキィンッ!

榛名「来るの!?」


クィン・マンサのテール・バインダーから20基近いファンネルが放たれ、バンシィ・ノルンへと迫る!

しかし榛名はバルカンやマグナムを放ち、接近したものはサーベルを使ってファンネルを一つ一つ破壊した。


榛名「装填は終わってる…!今です!」


リボルビング・ランチャーのMGaAPをクィン・マンサに向け、榛名はトリガーを引き絞る!

そして放たれたMGaAPは胸部へと命中し、眩い光を放つ!


榛名(これで…!)


そしてクィン・マンサは閃光と共に爆炎へと包まれた、が…

【榛名「艦プラビルドファイターズ・ブレイヴⅡ」 前編】の続きを読む

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提督「……」

 背もたれが軋む。一つ大きく息を吐いた。

提督「そうか……」

 文面こそ穏やかなものの、内容は願いを断る旨だった。

『当鎮守府では内外面共に今多忙で、十分な検討をする時間的余裕に乏しいため……』

 文面に目を滑らせながら、思考する。

 内面、というのはまだ分かる。雪風が退院し復帰することで、色々と考え直さなければいけないところもあるだろう。

 彼女を海に出ないよう説得する必要もあるし、もしかしたらこちらとの演習に参加しようとするかもしれない。

 あるいは、暗に雪風の面倒を見て欲しいと言うものを先に断ったのはこちらとも言える。それを受けての文面とも言えなくもないし、本当にそうだとしたら、それはこちらがとやかく言えることではない。

 文章の筆跡を見るに書いたのは司令官のようで、彼なりに雪風を慮っての結論であれば、確かに符合する。

提督「しかし、外面は何だ?」

 気になったのはその一文字。内面、の間に書かれた、外と言う文字。

 雪風の実情が鎮守府内の事情であれば、それ以外にも何か今回の結論に至った理由があるはずだ。

 しかもしれは雪風とは関係のない内容。もっと言えば、誰か特定の個人ではなく、鎮守府そのものとしての理由だ。

 また、同じく気になる点がある。それは、時間的余裕、というものだ。

 提案をしてから、おおよそ一ヶ月の期間は、回答に至るまでの時間的余裕に欠けるものだろうか。

 雪風に退院後、今の鎮守府に戻るよう勧めたのは、演習の提案をする前のことである。それが回答の時間を削る理由にはならない。

 であれば。

提督「何か、事情がある……?」

 雪風を理由としない、曖昧な理由で誤魔化さなければいけない理由。

提督「本部か?」

 そう考え、最初に浮かんだのはそれだった。

 本部からすれば、この鎮守府は邪魔な場所に違いない。わざわざ演習で鍛錬をする必要など感じないだろう。

 厄介者との交流を避けるために、本部がそうするように命じた可能性は、確かに考えられる。

提督「どこで知ったんだ?」

 しかしその場合、そもそもとして演習の申し出をどこで本部が知ったのか、という疑問が生じる。

 その提案をしたのは確か中央鎮守府の室内で、本部の人間は居なかった。

 あまり漏れるとは考えづらいが、大淀から話を聞かされた仲間たちが口にして、それを後日本部の人間が聞いた可能性も、ないわけではない。

 とはいえ、それはシンプルでもスマートでもない展開なので、やはり首を傾げざるを得ないのだが……。

提督「本部……」

 そういえば。

 司令官は、元々本部の人間だった、か。

提督「……」


【【艦これSS】提督「壊れた艦娘と過ごす日々」08【安価】】の続きを読む

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1: ◆Kxk36pjJsT2B 2017/02/12(日) 14:54:05.46 ID:DrOgjm7o0
じんつうりょく【神通力】

川内型軽巡洋艦二番艦である神通の振る舞いや表情を数値化したもの。

基本的に十段階で表され、数値が高いほど神通を愛でたい衝動に駆られやすくなる。

―『鎮守府用語辞典 第五版』より抜粋―

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1486878845

引用元: 【艦これ】提督「神通力」 


 

  【【艦これ】提督「神通力」】の続きを読む

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2: ◆d7WhZqATUs 2017/02/02(木) 20:44:54.33 ID:AEi7W7fX0



『 求人票 1枚目  』



引用元: 【艦これ】 鎮守府の裏方求人事情 


 

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2: ◆YRBTRyyFrA 2017/02/01(水) 22:45:09.70 ID:a+6zVpkL0

潮「それは…何ですか?」

提督「アメリカで開発されたゲームだよ。簡単に言うと村陣営と人狼陣営、妖狐陣営の3陣営に分かれて自分の陣営の勝利を目指す多人数参加型推理ゲームだ」

潮「推理ゲームですか?…何だか難しそうですね…」

提督「まあ、最初は皆の言ってることが訳わからなくてついて行くのがやっとかもな。でも、ルールを覚えると結構楽しいぞ」

潮「何で…そのことを私に?」

提督「俺たちは休みの日に仲間内で人狼ゲームをやっててな。今度お前も参加しないかって思ってさ」

潮「潮が…ですか?それは……」

提督「別に嫌なら断ってもいいぞ。無理にやらせるのも迷惑だからな」

潮「潮も…やってみたいです」

提督「そうか!なら1週間後に明石の工廠に来てくれ!」


引用元: 【艦これ】潮「汝は人狼なりや?」 


 

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【【艦これ】潮「汝は人狼なりや?」】の続きを読む

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提督「以前、君の司令官と話をした」

雪風「そうですか」

 戦線に戻る意思を持つ雪風と、それを憂う司令官。

提督「君を、こちらの鎮守府に異動させる事も考えた」

 今の鎮守府に戻って、身体と心を痛めたまま海に出るのであれば、こちらの鎮守府で少しずつ慣らしていくのも一つの案だと思った。

 だけれど。

提督「君は、やはり、今の鎮守府に戻るべきだ」

雪風「……」

 ぴくりと雪風の動きが止まる。

 しかしそれも一瞬のことで、すぐに先ほど通りの穏やかな表情に戻った。

提督「君の事は心配だ。これは嘘ではない」

 それでも、あの鎮守府で、あの夏の出来事に遭遇した艦娘は雪風以外にも多く居る。

 例えば金剛。彼女は、手足の代わりに声と感情を失った。

 例えば大淀。彼女は、俺の代わりにあの現場に出くわした。

 他にも阿賀野や曙、阿武隈達だって、見たくもない景色を見せ付けられた。

 そんな中で雪風一人を、選んでしまって良いのだろうか。

 彼女一人を選ぶことは、彼女以外を選ばない事にならないだろうか。

 俺に、そんな権利はあるのだろうか。

雪風「……そうですか」

 彼女が助けを望むか、あるいは手を差し伸べられる人が他に居ないのであれば、きっと俺は身を差し出す。

 だけれど、彼女はそれを望む素振りを見せていないし、今の司令官は優秀だ。

 俺が彼女の意思や、司令官の前を遮って手を差し伸べるのは、出すぎた真似なのではないだろうか。


【【艦これSS】提督「壊れた艦娘と過ごす日々」07【安価】】の続きを読む

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榛名「艦プラビルドファイターズ・ブレイヴ」 前編

460: ≫1 2015/04/11(土) 22:29:27.67 ID:GW5qWXAB0
《仙台市 瑞鳳実家》

現在の状況
・函館戦 勝者:チーム・どうでしょう班
・青森戦 勝者:チーム・W●●●●
・秋田戦 勝者:チーム・W●●●●
・岩手戦 勝者:どうでしょう班(なお浜風リバース)



瑞鳳「はい、現在我々は仙台市へと来ております。」

飛龍「まぁ、順序的にはそうなるよねぇ…」

蒼龍「それは良いけど… ここどこ?」

筑摩「ちょっとした武家屋敷みたいな… ここ、文化財では無いのですか?」

瑞鳳「大丈夫大丈夫。ここ、実家だから。」

飛龍「は?」

蒼龍「嘘でしょ…?」

瑞鳳「嘘じゃ無いですよ。だってほら…」

大鯨「ずいほ~!」ダキッ

瑞鳳「ね?」

浜風「本当に実家だったのですね…」

大鳳「私は一回来たから知ってるわよ。」

飛龍「じゃあ名家の出って事?」

瑞鳳「そうでもないような…?」

大鯨「旧華族の一つ、って考えてくれれば良いよ。」

蒼龍「あと実家は模型店って…」

瑞鳳「多経営です。模型店はお母さんの本業で副業で不動産や保育園を…」

浜風「私達、びっくり人間扱いされてますけど一番のびっくり人間って瑞鳳さんのお母様じゃないのでしょうか…」

瑞鳳「それは言わない約束だよ。それで、皆は?」

大鯨「ちょっとゲスト呼んで来てるわ。」

蒼龍「ゲスト、ですか?」


ゲストは? 直下
1.シェフ天城&onちゃん(in榛名)
2.トリオ・ザ・タイツ(青葉・古鷹・衣笠)
3.その他

【榛名「艦プラビルドファイターズ・ブレイヴ」 後編】の続きを読む

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51: ≫1 2015/02/13(金) 19:34:35.94 ID:eh3zoBaX0
プロローグ
『後悔と決意』


8月末…

「榛名ちゃん、こっちの牛乳陳列お願い。」

榛名「わかりました。」

榛名(榛名がこのお店で働き始めて3ヶ月。忙しいですが、皆さんが良くしてくれているので苦ではありません。)

「おーい。終わったら昼休憩して来て良いよ。」

榛名「え、でも…」

「休める時に休んでおきなさいって。その分、午後もキッチリ働いて貰うからさ!」

榛名「はい!」



「いらっしゃい!お、嬢ちゃんか。」

榛名「おじさん、いつもの定食を…」

「はいよ!コロッケ定食一つ!」

榛名(行きつけの定食屋で、いつも通りの注文。こうしていつも通りの榛名の日常は続く、と思っていた…)

『お台場は現在混乱状態にあり、脱出しようとする人々が渋滞を作り上げている状況です。』

榛名「お台場… 確か…」

「艦プラバトルだったかぁ?んな感じの大会がやってた筈だが…」

榛名「艦プラバトル世界選手権…」

「お、そんな感じの大会だったな。」

『臨時ニュースです。首都高でお台場から脱出していた車両同士が追突する事故が発生しました。』

榛名「うわぁ…」

「おいおい… これじゃ脱出出来なくなっちまうじゃねぇか。」

『この事故で二人が死亡、3人が重軽傷です。亡くなったのは…』

榛名「え…?」

「どうかしたか?」

榛名「お父さん、お母さん…」

榛名(ニュースから流れたのは、榛名の両親の名前… そう、喧嘩してそのまま音信不通になっていた両親の名前だった。)

榛名「ごめんなさい、おじさん。榛名、行きます!」

「ちょ、おい!」

榛名(こんなの偶然… 絶対に私のお父さんとお母さんじゃない、絶対お母さんとお父さんはあんな場所に居ない。

でも現実は残酷で、無慈悲だった…)


【榛名「艦プラビルドファイターズ・ブレイヴ」 前編】の続きを読む

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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 20:29:33.38 ID:foU1KJOC0
 凪である。

 しかし、この海原が静寂に包まれることはなかった。

 静けさを破るものは、無数の発砲音、スクリュー音、そして着弾音である。

 同時に巻き上がる膨大な水しぶきの中を、縫うように駆け抜ける影が一つ。

 よほど時勢に疎い人間でない限り、それを見て、ある一つの言葉を思い浮かべるだろう。

 ――すなわち、深海棲艦。突如として深海の彼方から姿を現した、人類共通の敵である。

 あるいは、それに加えて「駆逐イ級」という言葉を思い浮かべる者もいるかもしれない。

 そして、軍事知識に明るい者ならばすぐにその考えを打ち消すはずである。

 この影には、深海棲艦に共通の有機物と無機物が合わさったかのような奇怪さが存在しない。明らかに、人の手によって形作られたと分かるつるっとした外見をしているのだ。

 その正体は、連合海軍によって設計・製造された演習標的である。

 では、先程からこの標的に向けて何度も発砲し、それでいながら一向に有効打を与えられていないものとは、何か。

 それは、一人の少女である。

 いや、少女という形容が正しいのかどうか。

 何故ならば、普通の少女は14センチ単装砲と同等以上の威力を誇るサブマシンガン型の艤装をやすやすと扱いはしない。

 何故ならば、普通の少女は忙しく立ち働き、主をサポートする妖精たちをまとわりつかせていたりはしない。

 何よりも、普通の少女は海面を滑走しない。

 ――艦娘。

 かつての大戦を戦った艦艇たちは、今また人類未曾有の窮地に対し、自らの魂と戦力の全てを人間大の艤装へと変え、人類の元へ舞い戻って来た。

 そしてそれをまとい、自由自在に操り戦う少女たち……それを総称して、艦娘と呼ぶのである。

 この少女に与えられし名前と艤装は、五十鈴。

 かつて長良型軽巡洋艦2番艦として竣工された艦艇の、魂と戦力を受け継ぐ娘である。

 だが、与えられしその力が、今日は思うように振るえない。

 軽々と扱えていたはずの艤装が、妙に重く感じる。艤装を身にまとうやいなや、急激に拡大するはずの五感も平常時のそれと大差を感じなかった。

 自らをサポートするはずの妖精との同期も上手くとれていない。本来、妖精と艦娘とは一心同体のような存在であり、何も意識せずとも手足の延長のように立ち働いてくれるものなのだが、今は心に強く念じなければ、その姿さえ霞んで見えなくなりそうだった。

 腰部に装備された魚雷発射管など、起動できる気がしないありさまである。

「なぜだ……? どうして……?」

 自問自答するが、それで好転するはずもなく。

 母艦から演習終了を告げる通信が飛ばされ、それで、この日の演習は終了となった。

 撃墜数0。

 これは、軽巡洋艦クラスの艦娘では最強とも噂されている五十鈴にとって、ありえない数字であった。







 現在、我が国における海上防衛の一大基地として知られる横須賀鎮守府はしかし、その役割に対して、施設の規模はかなり小さなものである。

 これはこの施設が、艦娘の登場に合わせて建設され、かつての鎮守府の名を引き継いだことに由来している。

 本物の軍艦を多数扱うならばともかく、平時は人間と変わらぬ艦娘と、その艤装、それ


引用元: 【艦これ】五十鈴の調子が悪いようです【SS】 


 

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-Another story by Aktan:引越しは大変-


榛名「ドナドナの替え歌のつもりですか?舐めてるんですか?」

提督「あ、いえ…あの、すいません…」

榛名「ピーコック達の引越しが決まったと仰ってたのは提督じゃないですか」

提督「ああ、うん。説得するのに苦労したわぁ。最初は四人とも即答で首横に振ってくれたからなぁ」

榛名「それについては、まぁ…」

提督「印象深いっていうか、なんか無駄に疲れたのはアクタンだったな」


アクタン「えーっ!ヤダヤダ!」プンプン

リコリス「私は別に構わないけど、この子が、ね?」

ポート「こうなると、アクタンは梃子でも首を縦に振らないわ」

ピーコック「まぁ、龍驤や瑞鳳と随分仲良くなってるのも起因してると思うけど…」

提督「な、何をどうすれば首を縦に振ってくれる…?」

アクタン「…りゅーじょー、連れてく」ボソッ…

提督「え゛…」

アクタン「づほも、連れてく」ボソッ…

提督「はいぃ…?」

アクタン「つーれーてーくー!」ジタバタ

提督「おい…おい!リコリス、ポート、お前等ねーちゃんだろ、なんとかしろ!」

リコリス「無理ね」

ポート「ええ、アクタンは私達が言うのもなんだけど、甘やかして育ったから」

提督「開き直んな!甘やかすな!そこらのゆとりと一緒にしちゃいかんだろ!現実を見ろ!これが現実だ!この
子をアホの子にしても良いと言うのか!?否!断じて否!!それは許されませんよ!?」

リコリス「誰の真似よ、それ…」

ポート「はぁ、煩い…」

ピーコック「…必死ね」クスッ…

提督「当然だろ!智謀さんとはもう話ついてんだから、移動させない訳には行かないんだよ。なぁ、アクタン」

アクタン「なぁに?」

提督「この通りだ。頼む…!可能な限りでお前の意見を取り入れるから…!な?」

アクタン「うぅー…じゃあ────」


【【艦これ】提督「暇暇ひ~ま~ひ~ま~」【番外】】の続きを読む

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提督「清霜、か」

清霜「う、うん」

 廊下を歩く清霜を見かけ、声を掛ける。

 思えばあの時は、榛名の問題と重なってしまい、彼女への対応がややおざなりになってしまった感が否めない。

 彼女は特定の鎮守府に着任してい訳ではないみたいなので、ここで引き取っても問題ないだろう。

 だとしたら、ちゃんと正式に迎えてあげなければならないな。

提督「今更になってすまないが、よろしく頼むな」

 こくりと頷いた。

 少しばかり距離を感じるのは、ほぼ初対面に近いからだろう。ぞんざいな扱いを受けたと思われてしまっているのかもしれない。

提督「他の子には全員会ったか?」

清霜「駆逐艦の子には」

 となると残りは四人か。

 榛名と加賀はまだ良いにしても、問題は鈴谷と伊58である。

 街……親友の墓に足しげく通う鈴谷とは物理的に会えない可能性があるし、反対に今もふさぎ込んでいる伊58とは精神的に会わせ辛い。

 伊58の場合は、特に。

 清霜が深海棲艦だとは思わないが、彼女にはそう思えて仕方ないだろう。

 とはいえ、しかし、何も説明もしない状態で二人が出くわしたら。

 伊58からしたら、深海棲艦が陸に上がって攻めてきたと思うに違いない。

 それがどれほどの恐怖と悲劇を生むのかを、俺は良く知っている。

 知っている。教えられた。

清霜「……ええと、司令官。清霜に何か?」

提督「ああ、すまない」

 やや考え込んだ俺に尋ねた清霜。

 そうだな、まずは……。


↓1

1.鈴谷から紹介するか

2.加賀と榛名から紹介するか

3.伊58から紹介するか


【【艦これSS】提督「壊れた艦娘と過ごす日々」06【安価】】の続きを読む

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/31(火) 21:45:44.45 ID:sWU6oP590
提督「青葉~いるか~?」

青葉「司令官?何ですか?」

提督「たすけて」

青葉「え?」

提督「たすけて」

青葉「いや…何から助ければいいんですか?」

提督「執務サボってる」

引用元: 提督の日常 


 

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【提督の日常】の続きを読む

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ルート・アンリミテッド
第25話『最後の勝利者』

飛龍「いよいよね…!」

瑞鳳「はい、これが私達の最後の…!」

イセ「4ヶ月、か… 長かったようで短かったわね。」

大鳳「まさか、今ここに私達が立ってるなんて想像出来なかったわ。」

浜風「そうですね… 私もこんな大舞台に立つなんて予想もしてませんでした…」

吹雪「うぅ… 緊張するなぁ…」

イク「でも、ここまで来たらやるべき事は一つだけなの。」

夕張「そうね。今までこのために戦って来たんだから。」

愛宕「わざわざこんな舞台に立ってまで負ける、なんて私は嫌よ?」

400「ええ。私も負けるつもりでここに居る訳ではありませんから。」

402「優勝、それしか無いだろう。」

ユキカゼ「私達はその為にここに居るのです。」

夕雲「敵は私達が以前倒した『マグアナック』です。しかしここまで来ている以上、相手も何かしらあるのでしょう。」

大鳳「ここでリーダー、一言どうぞっと。」

瑞鳳「ま、また!?」

402「その方が締りがある。」

瑞鳳「わかった… 皆、絶対に勝って… そして笑顔で皆帰りましょ!」

全員「了解!」


チーム編成
1人目 大鳳(固定)
2人目 浜風(固定)
3人目 直下
4人目 ↓2
5人目 ↓3
6人目 ↓4

出撃不可:瑞鳳、夕張、飛龍

【艦プラビルドファイターズⅤ】の続きを読む

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1: ◆EyREdFoqVQ 2017/02/11(土) 21:29:26.39 ID:s3L62JtUo

明石「し、下着をですか!?」

提督「そうだ」

明石(て、提督が私の下着を買う……!?)モンモン



※明石が勘違いしながら提督といちゃつくSSです。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1486816166

引用元: 【艦これ】提督「明石、下着を買いたいんだが」明石「へっ!?」 


 

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【【艦これ】提督「明石、下着を買いたいんだが」明石「へっ!?」】の続きを読む

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睦月「提督、睦月負けちゃったのです……およよ」

提督「僅差だったんだ、そう落ち込むな」

 同じ駆逐艦同士での戦闘という事もあってか、目まぐるしく動き回りながらの撃ち合いとなった睦月だったわけだが、惜しくも優勢をとられてしまった。

 撃ち合い、とは言ったもののその弾薬─ペイント弾ではあるが─が実を結んだのは両者僅かなものである。

 制服の右肩の部分をオレンジ色のペイントで濡らしながら口を尖らせる睦月。

 睦月のダメージ……もとい、ペイント跡はほぼその部分のみで、後は被弾の際に散った飛沫が点々と白い制服についている程度だ。

 恐らく実際の実際の戦闘であってもせいぜいかすり傷程度だろう。

 そういう意味では、駆逐艦である彼女の出来うる限りの善戦であるといえる。

 少なくともただ闇雲に突っ込んだ夕立に比べれば正しい戦い方だ。

睦月「夕立ちゃんの辞書にブレーキと言う言葉はないのかな」

 酷く端的に夕立を表した言葉である。

 恐怖心を持たないことは凄いことだ。

 だけれどそれは、素晴らしいことにはならない。

睦月「睦月にはあんな戦い方出来ないのです」

提督「しなくて良いと思うぞ」

 睦月まで何も考えずに敵陣に突っ込むような事をされたらたまったものではない。

 現状一番夕立に目を向けているのは睦月なのだ。

 その睦月まで夕立のようになられたら、恐ろしいにも程がある。

睦月「でも、夕立ちゃんは勝ったし」

提督「勝てばいいと言う訳ではない」

 あんな刺し違えるような戦い方はして欲しくない。

 あれではまるで、自分の命について全く考えていないように見えて仕方ないのだ。

睦月「……」

 睦月が少し口を小さく開ける。

提督「どうした、睦月」

睦月「……そうです」

 悲しそうな声で頷いた。

睦月「夕立ちゃんが変だって思って、でもどこが変なのか上手く分からなかったけど。分かった気がします」

提督「……」

 かつて自分がそうであったように。

 そんな睦月だからこそ、夕立の異常にいち早く気付けたのかもしれない。

睦月「夕立ちゃんは、前の睦月に似ています……」


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セルゲイ「キミ達、良いバトルだったよ。」

アンドレイ「まさか私達が敗れることになろうとは…」

瑞鳳「セルゲイさん、アンドレイさん…」

マリー「今度はリベンジしたいわね。ほら、ヴェルも。」

ヴェル「次は… 次こそは負けない…!」

吹雪「望む所だよ!」

瑞鳳「マリーさん、ヴェールヌイちゃん…」

アレルヤ「僕達の分まで頑張って欲しいね。」

瑞鳳「誰ですか?」

アレルヤ「」

大鳳「ほ、ホラ!アレルヤさんでしょ!面識ないけど!」

アレルヤ「」グサッ

愛宕「あ、突っ込んで自爆した人ね。」

アレルヤ「」グサッ

ユキカゼ「普通予測されてるって考えないんですかね?」

アレルヤ「」グサッ

マリー「あ、アレルヤ?」

アレルヤ「あぁ、世界の悪意が見えるようだよ… 
第一僕がロシアからこっち着いたのだって一番遅いから温泉行ってたなんて知らなかったし、パーティの参加だって忘れられるし、色々ハブられるし…」ブツブツ

夕張「命名:ハブラレルヤ。」

400「プッ」

浜風「ププッ…」

アレルヤ「僕の名前で遊ぶの止めてもらえないかな!?」

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第20話『Power Resonance』


瑞鳳「今日が世界選手権の予選一回戦ね…!」

飛龍「私達の準備は出来てるわ。あとは組み合わせ発表ね。」

イセ『今回のバトルは4隻×4チームのチームロワイヤルよ。』

大鳳「編成は自由らしいわね。」

浜風「なら今回は前衛に3隻、後方の空母で1隻の編成で行きます。」

吹雪「攻撃的な編成だね。」

愛宕「攻撃は最大の防御、ってことね。」

イク「攻めを重視するのね!」

夕張「こちらの能力を晒すのはまだ早いし防御重視になるとどうしてもその必要性が出てくるからねぇ…」

夕雲「そこまで考えているんですか、浜風さんは…」

浜風「ただ油断は出来ません。世界が相手だとすれば何が来てもおかしくはありませんから。」

ユキカゼ「お待たせしました。」

402「これが組み合わせ抽選会の結果だ。」

400「私達は午前の3番目、Eブロックに出場が決定しています。」

浜風「一覧を見せてください。」

402「ああ、これだ。」


対戦相手
・サイクロプス隊(ロシア)
・マグアナック隊(サウジアラビア)
・フェントム・スイープ隊(アメリカ)

瑞鳳「うっわぁ… どれも大会上位ランキング入りじゃない…」

浜風「しかし各個の弱点が存在しています。サイクロプス隊は各個の技量は高いが連携に不向き、マグアナックは連携を断てば勝てる相手です。ファントム・スイープはどちらの能力が高い強襲型ですが一度流してしまえば追い込めます。」

飛龍「お~… なかなかの戦術眼。」

浜風「では今回の編成を決めます。」


メインファイター選択 ↓4まで

編成条件:瑞鳳、大鳳、夕張から一人だけ強制選択。飛龍orイセ強制選択(一方のみ)。

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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/09(木) 23:51:26.48 ID:hxL7aTQK0
叢雲「今日の夕飯はハンバーグにしようかしら」

提督「叢雲ー、叢雲ー」

叢雲「なによ、朝っぱらからうるさいわね」

提督「今日の夕飯は魚が食べたいぞ!アジの南蛮漬けとか食べたいぞ!」

叢雲「今まさにハンバーグにしようと思ったのに……ひねりつぶされたいの?」

提督「魚が食べたいんだ」

叢雲「うるさい!さっさと仕事に行きなさい!」

提督「さかな、魚だからなー!行ってきます!!」

叢雲「まったく…………あの子なんで司令官なのにサラリーマンやってるのかしら?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1486651886

引用元: 【艦これ】叢雲「フィッシング?」 曙「フィッシング!」 


 

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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/12(月) 19:34:39.92 ID:LKBPUxmno

【艦これSS】です
 ハッピーエンドではないので、嫌な人はそっ閉じ願います

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421058879




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睦月「およ」

提督「ん」

 食堂に足を運ぶと、そこには睦月がいた。

 榛名が電灯を取り替えてくれたおかげで、ここもすっかり明るい。

 その、同じく明るくなった厨房でなにやら動いていたのが、睦月だ。

睦月「なにやらとは失礼なのです」

 まぁ、厨房ですることといえば調理なのだから、睦月の言い分も尤もである。

提督「あぁ、いや、すまない。料理をしていたのか」

 睦月に料理が出来るのかどうかは知らないことではあるが、しかし浜風の睦月を評する言葉を鑑みれば、別段意外と言うほどでもない。

 世話を焼きたがる、いわゆるお節介というのは、きっと食事にも反映されていたに違いない。

 彼女たちの元居た鎮守府の事情は知らないが、睦月のことだから事あるごとに浜風に口うるさく構っていたのだろう。

睦月「提督も朝食ですか。だったら睦月が作りましょう」

提督「あ、ああ」

 ……、それが俺に向きそうな気がしないではないのだけれど、果たして喜ぶべきことなのだろうか。


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-岩礁海域 昼戦-

浜風「これが『岩礁海域』…」

イセ(砲撃に気を取られていたら岩礁に衝突してダウン、って事態になりそう。)

イク「こんなに岩礁があったら魚雷も撃てないのね…」

イセ『あまり手間をかけると夜になるわよ。』

イク「夜になったら見えないから危ないのね。」

浜風「どうしよう…」



行動選択 直下
1.索敵を行う
2.相手の動きを伺う
3.散開して個別に動く

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第15話『死中の活路』

402「瑞鳳、少し話がある。」

瑞鳳「対戦相手についてね?」

402「そうだ。どう見る、この相手?」

瑞鳳「『蒼き艦隊』… 貴女達の世界の人達よね。」

402「ああ。そして我が姉妹艦イ401とイセの同型艦が居る。」

瑞鳳「そのメンタルモデルが出てくる確率は?」

402「100%だな。特に401、そしてもう1隻の霧の艦であるタカオはマークするべきだ。」

瑞鳳「『タカオ』?」

402「コイツも中々経験値を重ねている。データは必要か?」

瑞鳳「今回は要らないわ。けど高い経験値を持ってるってことは…」

402「厄介な敵、ということだ。現にタカオはハンデを持ちながらも敵対する『緋色の艦隊』のU-2501を撃沈しかけている。敵の戦略を悉く破壊して一時的に圧倒したが『想定外のお事態』のせいで敗れたけど。」

瑞鳳「U-2501… 群狼戦術を使う敵だっけ?それを単艦でハンデを持ちながら圧倒することが出来たのも高い経験値のおかげってわけね。」

402「その海域の付近には私も居てタカオのサポートをしたが想定した以上に善戦してたよ。結局は敗れたけど。」

瑞鳳「402ちゃんがそんなに他の人を評価するなんて珍しいね。」

402「恐らくメンタルモデル単体での戦闘能力は上位を争う経験値の持ち主だからな。それに一時的とは言え行動を共にしていたからね。」

瑞鳳「貴女の姉妹艦は?」

402「…恐らく戦闘能力ではタカオ以上と考えて貰って良い。霧の重巡4隻と大戦艦1隻相手を圧倒したからそのくらいの警戒は必要だ。」

瑞鳳「こっちのチームで言うと?」

402「飛龍かイセを最低でもぶつける必要がある、と考えてくれ。」

瑞鳳「そこまでの相手…」

402「そして一番厄介なのが『千早群像』だ。恐らく指揮をするのはヤツだろう。」

瑞鳳「『千早群像』…」

402「千早群像のせいで『霧の艦隊』は何度も苦汁をなめさせられた。ありとあらゆる搦手を使ってくるだろう。」

瑞鳳「そんなのが私たちの対戦相手…」

402「そういうことだ。奴らが我々が突破するべき最大の壁だ。」

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2: ◆ATK1PCranA 2015/01/12(月) 19:40:39.58 ID:2E/SHPjR0
提督「なんでそんなに嫌がるんだよ。前は夜戦したいってうるさかったじゃないか」

川内「一ヵ月連続で夜戦ばっかりやらされたら、そりゃ嫌にもなるよ!」

提督「だって夜戦したいって言ってたし」

川内「言ったけど、言ったけどもだよ!」

川内「せめて日常生活に支障をきたさないレベルに抑えようよ!」

提督「日常生活に何か問題でも起きたのか?」

川内「むしろ問題しかない!」




【提督「さあ川内、夜戦行くぞ!」 川内「やだやだ夜戦やーだー!」】の続きを読む

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/27(金) 21:54:14.83 ID:cpCMTaI40

私、五航戦。正規空母瑞鶴は日夜暗躍に勤しむ艦娘である。

標的は、戦艦上がりの一航戦。憎き朴念仁の加賀。

あの加賀めをギャフンと言わせる為、私はどんな手段を用いても孤軍奮闘せねばならない。

だがしかし、そんな私にも流儀はある。盗賊ににも義賊の一派があるように。信念を忘れてはならないのだ。

1に、加賀以外に迷惑をかけないこと。

2に、悪戯の度を超えてイジメの域に達しないこと。

この2カ条を絶対とし私はあの加賀めに仕掛けるのだ。

さぁ、今日の私は>>3をするとしよう。

引用元: 五航戦瑞鶴の暗躍 


 

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【艦これ】提督「壊れた娘と過ごす日々」【安価・コンマ】 

【艦これSS】提督「壊れた娘と過ごす日々」 02【安価】

10: ◆oeBS4v7bwY 2015/01/10(土) 23:33:31.83 ID:OfdmEPE+o

提督「……、そうか。あの時の」

 大和達が襲われた日。

 あの夏の雨の日に、演習を行った相手の中に、榛名が居た。

 こちらを見る彼女の目は、どこか寂しそうだったのを、今更になって思い出す。

 何故今になるまで思い出せなかったのだろう。

榛名「……はい。そして榛名は、深海棲艦に襲われました」

提督「深海棲艦に?」

 今の話だと、仲間と合流したのではなかったのか。

榛名「……仲間、でした」

 痛いほどに瞼を強く瞑る榛名。

 記憶に棘があるのなら、きっと今の榛名は全身から血を流しているに違いない。

 まるで涙を流すように、全身からとめどなく。

 だけれど榛名は、泣かなかった。

榛名「……仲間で、そして、深海棲艦でした」

提督「……」

 枯れ果てるほどに泣き続けたのか、それともあるいは、睦月のように壊れてしまったのか。

 或いは。

 或いは単に、堪えているのだろうか。

 自分には泣く事も許されないと、

 自分には泣く資格も持たないと、

 そうやって自分を責め続けているのだろうか。

榛名「深海棲艦は、艦娘を食べます」

提督「……ああ。それは知ってる」

 血にまみれながら生還した雪風の姿が浮かぶ。

 榛名もまた、雪風と同じ様に深海棲艦の恐怖に襲われたのだ。
 
榛名「そして深海棲艦は、」

 ぎゅっと服を強く握りしめる。 

提督「……深海棲艦は?」

榛名「……」

榛名「……食べた艦娘の姿を、模するんです」

 それはきっと、地獄のような光景だった。


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《翌朝》

瑞鳳「んぁ…そのまま寝ちゃったのか。ってH44は!?」

ピカピカ

瑞鳳「な、直ってる!?」

402「なんだ、騒がしいぞ。」

瑞鳳「え、えとプラモ弄った?」

402「私は何も?瑞鳳が夜中までゴソゴソやってなかったか?」

瑞鳳「直した記憶が無いんだけど…」

402「私は知らないな。自分で寝ながらやったんじゃないのか?」

瑞鳳「そうなのかな… まぁ良いか… 朝ごはん作っちゃうから早めに顔洗ってね?」

402「わかった。」

パタン

402「さて、約束は果たしたぞ?とっととキャラメル買ってこい、アルバイト。」





イセ『今日はお店お休みだから少しショッピングモールに行ってくるわ。』

飛龍「確か北海道の物産展やってたわね。そこに行くの?」

イセ『ええ。それと瑞鳳、昨日のことはごめんなさい。』

瑞鳳「いえ、私も正直やりすぎたと思いますし…」

イセ『けど貴女の大切なプラモデルをボロボロにしてしまった原因は私にあるわ。そこだけはケジメを付けないと。』

瑞鳳「自分を律することが出来なかった私にも問題はありましたから謝る必要は…」

飛龍「…あぁもう面倒臭いなぁ。もう二人で出かけてきたら?それで今回のことは仲直りにしてナシ!それで良いわね!」

イセ『え?』

瑞鳳「イセさんがそれでも良いなら…」

イセ『私は構わないけど。』

飛龍「と言うことでさっさと行く!他の子たちは私が見ておくから。」

瑞鳳「は、はい。」

イセ『ええ。』


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