1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 09:06:22.91 ID:0EjTu6Bi0
夕闇迫る放課後の教室。中学時代からの友人、折木奉太郎からいきなりの告白をされた。
「どうしたんだい急に? 高校デビューってやつかい?」
「そんなんじゃなくって…ちがくて…」
奉太郎は顔を赤らめてかぶりを振る。その仕草はちょっと…かわいかった。
「うんうん」
僕は、頷いて続きを待つ。
「お姉ちゃんがどうしても入れっていったから、かな」
思わず頬が緩む。なるほどそういうことだったのか。あまり積極的に人と交わろうとせず
しおらしい性格をしたホータローが部活なんて。どうもおかしいと思ったんだ。
まさかお姉さんに命令されたとはね。
はっきり言ってしまうと、ホータローはお姉さんが大好きなんだ。それゆえ、お姉さんには逆らえない。
と、一応念のために言っておくと変な意味ではない。誤解を招くかもしれないので念のため。
「笑いごとじゃないと、思うよ」
そう抗議してきたものの、これもまた遠慮がちだった。
もっと自信もって言ったほうがいいとおもうけどなあ。
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「どうしたんだい急に? 高校デビューってやつかい?」
「そんなんじゃなくって…ちがくて…」
奉太郎は顔を赤らめてかぶりを振る。その仕草はちょっと…かわいかった。
「うんうん」
僕は、頷いて続きを待つ。
「お姉ちゃんがどうしても入れっていったから、かな」
思わず頬が緩む。なるほどそういうことだったのか。あまり積極的に人と交わろうとせず
しおらしい性格をしたホータローが部活なんて。どうもおかしいと思ったんだ。
まさかお姉さんに命令されたとはね。
はっきり言ってしまうと、ホータローはお姉さんが大好きなんだ。それゆえ、お姉さんには逆らえない。
と、一応念のために言っておくと変な意味ではない。誤解を招くかもしれないので念のため。
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引用元: ・里志「え? 奉太郎が部活?」
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